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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/02/14 10:15 yuccalina

The BLUES Movie Projectその(3)~『レッド・ホワイト&ブルース』~ブルーズからブリティッシュロックを生み出した人々のお話

この記事は2014年10月10日に初掲載したものです。今回2015年2月14日付、青字で加筆しております。

元々、本作とクリント・イーストウッド監督の『ピアノ・ブルース』をWOWOWで録画していて、それを長期に渡って愛好していたのがキッカケとなり、The BLUES Movie ProjectのDVD BOX購入に至ったのですが、折角なので、また見直して、気が付いた事を書いておこうかと思います。


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(2011/12/21)
マディ・ウォーターズ、BBキング 他

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以前、クリント・イーストウッド監督の『ピアノ・ブルース』(コチラ)を紹介した時から、こっちも書かないかん、と思ってましたの『レッド・ホワイト&ブルース』です。今回も映画のカテゴリーにしましたが、当然、話題は音楽につきます。

これまで(1)(2)と音楽カテゴリーにしてましたので、コチラも音楽に変更しました。元々劇場用映画ではなく、テレビ放送用に制作されたものだそうですし。

レッド、ホワイト &ブルース [DVD]レッド、ホワイト &ブルース [DVD]
(2005/03/04)
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック 他

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マーティン・スコセッシが総指揮した7枚組DVD BOX『The Blues Movie Project』の中で、最もロック寄りというか、イギリス(勿論スコットランド、アイルランド含む)のロックレジェンドが大集合って感じ。エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ヴァン・モリソン、トム・ジョーンズ、ジョン・メイオール、スティーヴ・ウインウッド、ピーター・グリーン、エリック・バードン、アルバート・リー、、、えーっと全部挙げてたらキリが無いのです。

彼等がどのようにブルーズと出合って、誰に憧れて、最初に買ったレコードは何だったとか、イギリスにやってきたブルーズメンのバッキングをしながら、何を学んだとか、熱く語ってくれるのです。勿論、マディ・ウォーターズのモノクロ映像なぞも挿入され、ヴァン・モリソン&フレンズの豪華なスタジオライヴも。



先に紹介した『ピアノ・ブルース』と同様、私にとってはブルーズの教科書的映画でして、こちらも何度見たか分かりません。イギリスのロックがどのように出来上がったのかも分かります。ジャズや英国の民族音楽(スキッフル)の影響なども紹介していました。

スキッフルの話のとこで、ランブリン・ジャック・エリオットが、ロニー・ドネガンの悪口を言うくだりは、不要じゃないかと思いました。2人の仲がよろしくなかったのは、ブルーズとは関係ない話ではないかと。また、当時ブルーズと同時進行で、スカ等西インド諸島の音楽が流行っていた話が出てきたのが興味を惹きました。ローリング・ストーンズの『悪魔を憐れむ歌』にはカリブ音楽の要素があると言われてますので、その裏付けとも言えますよね。

ピアニストのジョン・クリアリーがプロフェッサー・ロングヘアーの「ビッグ・チーフ」を演奏するシーンがあったり、スキッフルのロニー・ドネガンがドクター・ジョンに「音楽をやるきっかけだった」と讃えられた話とか、『ピアノ・ブルース』と内容がシンクロしてたりして、とても面白いです。そうそう、『ピアノ・ブルース』ではマディ・ウォーターズの映像が入ってて、「俺をブルーにするのは空腹と女」と語るシーンが印象的だったのですが、こちらでは、BBキングがこう語っておりました。

今我々が生きてる人生
過去に生きた人生
これから生きるだろう人生
それを歌ってる
だから惹かれる
人生を歌ってるからだ


そして、BBキングはブルーズを広めてくれたイギリスに、感謝の言葉を述べるのでした。

最後に、何度も書いてることですが、私はビートルズに全く詳しくないです。なので、全然知らなかったのですが、「レディ・マドンナ」のイントロのピアノは、ハンフリー・リトルトンの「バッド・ペニー・ブルース」の影響を受けてるそうですね。



この曲を映画のエンディングに使っているところが、心憎いなと思いました。ポール・マッカートニーは出てきませんけど、イギリスの象徴であるビートルズも、ブルーズとは無関係でないってことを表わしてるのかなと。この「バッド・ペニー・ブルース」は、イギリスで初めて「〇〇ブルース」というタイトルで発表された曲なんだそうです。

と言ったところで、『ソウル・オブ・ア・マン』『フィール・ライク・ゴーイング・ホーム』を見た後では、また違った感覚を得ました。以前と見どころが全く違うと言いましょうか。ロック・レジェンド達が、若かりし日に憧れのブルーズメン達を間近で見たり、共演までした夢のような日々も、そのブルーズメン達の凄さを実感出来てないと、余りピンとは来なかったりするものです。スティーヴ・ウインウッド、ジョン・メイオールとジョージー・フェイムが、「ジョン・リー・フッカーとの共演が一番難しかった」というのも、スコセッシの『フィール・ライク~』を見てからですと、分かるような気がしてきたんです。案内役のコーリー・ハリスがJLフッカーを「曾祖母が、裏木戸を叩く様な悪魔の音楽」と呼んでいた、と語るシーンがあったからです。

今回はブルーズメン達の古い映像の尺が短めなのが気になって、「うう~、もっと見せろや~!」となってしまいました。そして挿入の仕方もあまり纏まりが無くて、前の2作品と比べたら、ちょっと散漫な気もしてきたんです。こりゃあ、完全に頭がブルーズ脳になってるかもしれん?まあ、これはあくまでロック側から見た作品なので、仕方ないんですよね。



お読み頂きありがとうございました。
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Comment
“ピアノ・ブルース”観ました!

この作品も近日中(来月かな・・・)にレンタルする予定です。

良い情報ありがとうございました!
お早うございます♪
この一連のブルースシリーズは、よくぞって思ったし、今でもバイブルです♪
特にこれはブルースロックとの相関性が目からウロコでした!
バニーマンさんへ

> “ピアノ・ブルース”観ました!
>
> この作品も近日中(来月かな・・・)にレンタルする予定です。
>
> 良い情報ありがとうございました!


いえいえ、気に入って頂けて良かったです。「レッド~」も良いですよ。
リュウさんへ

> この一連のブルースシリーズは、よくぞって思ったし、今でもバイブルです♪
> 特にこれはブルースロックとの相関性が目からウロコでした!

そうですよね。音楽好きなら一家に一箱揃えておきたい品だと思います。
ワタクシも近々ボックスセットを購入する予定です。

レッド・ホワイトってユニオンジャックのこと?、だとしたら、日の丸もそうじゃね、みたいなバカなことを考えてしまったり、イギリスに渡ってロックとして花開き、またアメリカへと逆輸入されたブルース、それを楽しむ日本人ってどうなの?、とかいろいろ思いを巡らせて面白いですが、つくづくブルースって不思議な音楽だなぁと思います。まぁ、一つ言えるのは、音楽ってステキってことですかね^^
ジオヤーさんへ

> レッド・ホワイトってユニオンジャックのこと?、だとしたら、日の丸もそうじゃね、みたいなバカなことを考えてしまったり、

ええとですね、レッド、ホワイト、ブルーの3色でユニオンジャックですね。日本は関係ないですが、フランスやロシアを含め、この3色の国旗は沢山ありそうです。

イギリスに渡ってロックとして花開き、またアメリカへと逆輸入されたブルース、それを楽しむ日本人ってどうなの?、とかいろいろ思いを巡らせて面白いですが、つくづくブルースって不思議な音楽だなぁと思います。まぁ、一つ言えるのは、音楽ってステキってことですかね^^

イギリスのアーティスト達は、アメリカの白人よりも先にブルーズの素晴らしさを発見したことを、誇りに思っているようですね。勿論アメリカ国内にも動きはあったんでしょうけど。
yuccalina様 こんばんは

ハンフリー・リトルトンのエピソードは全く知りませんでした。
ためになります!

週末のパブの演奏って感じでいいですね。
ビートルズも好きだったかも、と思うと
ロマンもあり。
GAOHEWGIIさんへ

> 週末のパブの演奏って感じでいいですね。
> ビートルズも好きだったかも、と思うと
> ロマンもあり。


まさにそんな感じですね。クラプトンやウインウッド等が刺激的な音楽を求めて、クラブに入り浸ってた話をしてました。ジャズを含め、アメリカの音は当時のイギリス青年達の憧れの的だったようです。
ハンフリー・リトルトン

レディ・マドンナのイントロは何かの影響を受けている、とまでは知ってましたが
この人、この曲とは知りませんでした。

ポールが好きそうでイイ感じです。
驚きでした。
レディマドンナのイントロ大好きなので、こんな曲があったとは!
リピで聞かせて頂きました。
ありがとうございます。
mikaidouさんへ

> 驚きでした。
> レディマドンナのイントロ大好きなので、こんな曲があったとは!
> リピで聞かせて頂きました。
> ありがとうございます。

ビートルズの曲にも、様々な音楽からの影響があるんですよね。私もこの曲はビデオで見て初めてしりました。
最近のユッカリーナさんは、黒人側の視点でロックを見るようになってるってことですかね~。
私も、ロックの後にブルースを知ったのですが、似たような傾向あるように思います。
ジオヤーさんへ

> 最近のユッカリーナさんは、黒人側の視点でロックを見るようになってるってことですかね~。
> 私も、ロックの後にブルースを知ったのですが、似たような傾向あるように思います。


そうですね。黒人の視点かどうかは分からないですが、常にブルーズの臭いを探してるとこはあるかもしれません。


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☆レッド、ホワイト&ブルース(2003)  RED, WHITE AND BLUES 上映時間 : 93分 製作国 : アメリカ 監督:マイク・フィギス 製作総指揮:マーティン・スコセッシ 撮影:バリー・アクロイド 出演: エリック・クラプトン ジェフ・ベック トム・ジョーンズ ヴァン・モリソン ルル B・B・キング ビッグ・...
  • posted by バニーマン日記
  • 2014/12/04 19:32
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