プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2014/11/14 09:15 yuccalina

タップダンスと私(1)~グレゴリー・ハインズのCMとジーン・ケリーをバカにしてスマンかった話

以前からタップダンスのことはちょこちょこ書いてきたんですが、ここらでちょっとシリーズ化しちゃおうかと思います。自分とタップの関わり合いを語りつつ、大好きなパフォーマンスを紹介していきたいな、と。

私がタップダンスを習い始めたのは20年以上前、25才の秋でした。それまでその他の踊りも全く経験なかったのですが、キッカケは24才の夏に見た、ブレイヴ・コンボのコンサートです。ブレイヴ・コンボの詳細については、また別の機会に書こうと思ってますが、世界各国のダンスミュージックを独自のアレンジで聴かせるバンドです。そのライヴで踊りまくった私は、ふと「私は何かダンスを習うべきだ!」と思い込んじゃった。そして、その時何故タップを選んだのかに関係してるのが、このCM。



グレゴリー・ハインズ(1946 ~2003)が出演した宝焼酎の「Shot You!」、正に撃ち抜かれたと言って良いでしょう。

とは、言うものの、最初に入ったのはカルチャースクールの緩~いクラスだったので、グレゴリー・ハインズの世界からはほど遠かったですけどね。それでも踊ることの楽しさは十分にありました。

カルチャースクールを3年続けた後、そこで知り合ったH子さんと一緒に、代々木の本格的なダンススクールにあったHIDEBOH先生のクラスに通うようになりました。それは、腕の振りは殆ど使わずに、音を重視するリズムタップで、使用する音楽もファンキーなものが多かった。そのハイレベルなレッスンに着いていくのはとても大変でしたが、実り多く充実した日々でした。

時を同じくして、ニコラス・ブラザーズのドキュメンタリーがTV放送され、どうやらそれがリズムタップの源流であると知った私は、私は益々タップにのめり込んで行きました。ちなみにリズムタップの第一人者、セヴィアン・グローヴァ―のパフォーマンスはこちら。



ヒップホップやブレイクダンスに近いのは一目瞭然。黒人音楽への傾倒が深まったのも、丁度この頃だったワタクシは、そこで、若気の到りとでも申しましょうか、いわゆるブロードウェイミュージカル的なものは、型通り踊ってるだけのつまんないタップダンスだと、差別的に見るようになりました。つまりそれは、ジーン・ケリーやフレッド・アステアのことですね。

特にジーン・ケリーはニコラス・ブラザーズと共演した『踊る海賊』のダンスを見て、ダサいと思ってましたし、弟のハロルドがケリーと喧嘩した話を、先のドキュメンタリーで見たりして、何か勝手にケリーに反感を抱いていたのもありましたし。

しかし、その後私も様々な価値観を受け入れられるようになり、この歳になって改めて見直してみたんです。ブロードウェー系とリズムタップ系、パッと見は違っていても、根っこは同じ筈。ケリーは華のあるタップダンサーですし、その歴史においての偉大さを認めなくてはいかんと思ったのです。



実は『踊る海賊』での共演は、ケリーが望んで実現したそうです。同じタップダンサーとして彼等を認めていたってことですよね。まあ、それが黒人差別のジム・クロウ法に触れて、その後ニコラス兄弟はヨーロッパに渡るのですが。

それと、後のダンサーに与えた影響として、元ロイヤルバレエのプリンシパル、アダム・クーパーの存在が私にとっては大きいのかもしれません。クーパーが尊敬するケリーを下げる訳にはいかん?という、とても単純な理由ですけど。

クーパーがタップをするのを知ったのは『On Your Toes』という舞台でだったのですが、タップは元々バレエと同時に始めていて、ケリーは彼のヒーローだったんですね。



で、あの有名な『Singin’ In The Rain』に繋がって行くと。この舞台は現在来日中だそうですが、残念ながら見には行けませんでした。



しかし、クーパーは何て品の良い、美しいタップを踏むのでしょうか。これはやはりジーン・ケリーから受け継がれたものなんでしょうかね。私も若い頃はセヴィアンのパワフルで荒々しいタップーそれはアフロ・アメリカンの歴史と繋がるメッセージでもあったのですがー以外の価値を排除しようとしていたのですが、こう言った美しさも認められるようになったのです。

とか言いつつも、やっぱYouTubeで漁ってる動画は、圧倒的にアフロ・アメリカン物が多かったりするんですが。先のドキュメンタリーでも紹介されていたニコラス兄弟の『Lucky Number』は、まだ幼い2人、弟ハロルドの歌が可愛いです。



う~ん、結局ニコラス兄弟の方が好き、って話に収まっちゃってスミマセン。時代的には、ニコラス兄弟もまだリズムタップの領域ではないんでしょうけど、やっぱ、根本的にノリが違うんでしょうねえ。


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タグ: タップダンス HIDEBOH

テーマ:タップダンス - ジャンル:学問・文化・芸術

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Comment
セヴィアングローバー、初めて見ました。かっこいいですね。こんなタップがあるとは知りませんでした。
以前、ノリの違いを体感しているダンサーは、それだけで音楽のことは良く分かってるはず、みたいなことをブログで書いたことあるんですけど、なるほどユッカリーナさんの音楽理解の奥深さはそういうことだったんですね。ダンサーでもありましたか^^
こんばんは。

yuccalina様はお若い頃からタップダンスをされていたのですね!カッコイイです~~
タップダンスのカッコよさには、ワタクシもとても惹かれるところがあります。ですがあまり詳しくはありません・・汗
時々見ては、目を奪われ・・という感じでしょうか(≧▽≦)
これを機にyuccalina様の記事からいろいろ勉強させていただきたいと思いますvv
yuccalina様 こんばんは

タップダンスの源流や進化を意識したことが無かったので
興味深く読めました。

どれも楽しいですが
特にセヴィアン・グローヴァ―のパフォーマンスが気に入りました。
村祭りの踊りみたいでいいですね。
抹茶アイスさんへ

> セヴィアングローバー、初めて見ました。かっこいいですね。こんなタップがあるとは知りませんでした。

そうなんです。ラップやHIPHOP好きな人とかにも是非見てもらいたいですが、どれくらい知名度があるのかも、正直よく分かりません(^^;)
ジオヤーさんへ

> 以前、ノリの違いを体感しているダンサーは、それだけで音楽のことは良く分かってるはず、みたいなことをブログで書いたことあるんですけど、なるほどユッカリーナさんの音楽理解の奥深さはそういうことだったんですね。ダンサーでもありましたか^^


そうですね。私はダンサーとしてかなり下手くそだったのは自覚してるんですが、確かに音楽を聴いてて、ノリの違いには、結構敏感かもしれません。
まーさんへ

> yuccalina様はお若い頃からタップダンスをされていたのですね!カッコイイです~~
> タップダンスのカッコよさには、ワタクシもとても惹かれるところがあります。ですがあまり詳しくはありません・・汗
> 時々見ては、目を奪われ・・という感じでしょうか(≧▽≦)
> これを機にyuccalina様の記事からいろいろ勉強させていただきたいと思いますvv


若い時からと言うか、正確には若い時しかやってないんですが、、。
タップダンスはダンスの中でもかなりマイナーでして、中々世間に広く認識されてないようです。これからカッコいいパフォーマンスを、色々と紹介していきたいと思っています。
GAOHEWGIIさんへ

> タップダンスの源流や進化を意識したことが無かったので
> 興味深く読めました。
>
> どれも楽しいですが
> 特にセヴィアン・グローヴァ―のパフォーマンスが気に入りました。
> 村祭りの踊りみたいでいいですね。


タップにも色んなタイプがあり、YouTubeでも素晴らしいパフォーマンスが沢山アップされてますので、これから色々と紹介していきたいと思っています。

セヴィアンを村の祭り、と表現されてるのが、私には新鮮でしたが、アフリカの村の祭りって感じでしょうか。ヒップホップやラップは都会的なイメージが強いですけど、元を辿れば村の祭りと繋がってるかもしれませんね。
最近はホントに人の名前がすぐ思い出せなくて困っていますが(^_^;)、
今回もサミー・デイヴィスJr.の名前が出てこなくてコメントできずに
いました。

僕にとってグレゴリー・ハインズというと、サミー・デイヴィスJr.と
セットのようになっていて(というわりには思いだせなかったのですが)、
昔アカデミー賞かグラミー賞で、サミーが名誉賞みたいなものをもらえる
ことになった時、ハインズがプレゼンターを務めました。

ハインズにとってサミーはダンスの神様のような人だったらしく、ハインズは
スピーチが済むと、サミーの足元にひれ伏し靴に口づけをしたのです。
これは結構感動的でした。

いやそれだけの話ですけど・・・(笑)。
ハインズの名前を聞くと、その場面を思い出します。
バニーマンさんへ

> 最近はホントに人の名前がすぐ思い出せなくて困っていますが(^_^;)、
> 今回もサミー・デイヴィスJr.の名前が出てこなくてコメントできずに
> いました。

サミー・デイヴィスJr.!正にニコラス兄弟と同時代のスターですね。皮肉にも、彼等が大成出来なかったのはサミー・デイヴィスJr.がいたからでは?と言われています。当時は黒人のスターは一人しかいらない、そんな時代だったようです。サミー・デイヴィスJr.が黒人ダンサーやアーティストにとって誇りであり、希望の星だったのは、そう言う時代背景もありそうてます。

ちなみに、グレゴリー・ハインズは映画「コットン・クラブ」で、タップダンサーの兄弟を演じてますが、あれは、明らかにニコラス兄弟をモデルにしています。


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