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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2014/09/06 13:10 yuccalina

淡々と明るく前向きな人間ドラマ「グレートデイズ~夢に挑んだ父と子」

一昨日、ダンナと2人で映画を見てきました。「グレート・デイズ~夢に挑んだ父と子」(原題De Toutes Nos Forces 2013年 フランス)は、車椅子の息子と父がアイアンマン・レース(トライアスロン)に挑戦する物語。ダンナの方から見に行きたいと、休みを取ってくれたんです。



上の予告編を見て頂ければ、大体の内容は分かります。これという仕掛けも凝った演出もなく、淡々と描かれる親子とそれを囲む人々。それが逆にリアリティを醸しだしていたのですが、なるほどニルス・タヴェルニエ監督はドキュメンタリー映画を撮っていたそうで、パリオペラ座のダンサー達を追った「エトワール」は私も見ました。「グレート・デイズ」はフィクションでありながら、どこかドキュメンタリーを見ているようでした。

特にアイアンマンレースのスタートシーンは圧巻で、ニースの海岸に集結したアイアンマン候補達(完走したら認定)の姿はまるで、コロニーのペンギンのようでもあり、泳ぐ姿は魚の群れのようでもあり、ってどちらも余り強そうな例えではありませんが、とにかく引きの絵を見た時に、ちょっとトリハダが立ったんです。

んで、父親役の俳優ジャック・ガンプランですが、どこかで見た事あるなと思ったら、去年岩波ホールで見た「最初の人間」(記事はコチラ)の方だったのですね。

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こちらでは物静かな作家カミュの役でしたが、「グレートデイズ」では息子をサポートしながら、トライアスロンに挑戦する細マッチョなお父さん。いやー、とにかくカッコ良かったです。48キロの息子を抱っこして歩く姿見ながら、「腰大丈夫かしら?」と心配してしまうワタクシ。ついつい隣の出っ張った腹のダンナには絶対無理だな、30キロのトモローをおんぶしただけでヒーヒー言ってるし~!と比べてしまって、どーもスミマセ~ン。欧米の俳優さんで萌え~っとなったのは久しぶりです。

一方、息子ジュリアン役のファビアン・エローは、フランス中の施設を訪ねて探していた監督がオーデションで見つけたそうです。彼自身も運転免許取得し、障がい者が自身で車の運転するための支援協会"ハンディキャップ・モバイル"を立ち上げるなど、活動的な青年みたいですね。映画の中ではとにかく表情が生き生きしていて、笑顔がとてもチャーミングでした。

そしてローヌアルプ地方やニースの風景も美しく、癒しもある映画。美しい風景に淡々としたストーリー。フランス映画と言うとやたら長台詞で心理描写に時間を割く作品が多いですが、そこはドキュメンタリー出身監督のセンスでしょうか。余計なものは削って、自然の美しさと人間ドラマを見事に調和させていた気がします。

上の予告編でも使用されているシガーロスの「ホッピポッラ」はエンディングで挿入されていて、いかにもな選曲でしたがニースの風景にもあってました。久しぶりに聴きたくなったので動画を貼っておきます。



まー、フランス映画なのに、なじぇにアイスランドのアーティスト?と突っ込みたくなったのも事実ですが、、。

最後に、この映画が生まれるまでのヨガ的要素を紹介して終わりたいと思います。詳しくは下記映画の公式サイト(プロダクションノート)で紹介されています。

「グレート・デイズ~夢に挑んだ父と子」公式サイト

ドキュメンタリー作品の製作のためにネッケル病院の神経内科を訪れたニルス・タヴェルニエ監督は、そこで重度の障がいを抱えた子供たちと出会う。生きるエネルギーを信じられないほど輝かせ、周囲や家族をも照らしている彼らの姿に感動したタヴェルニエ監督は、車いすの青年を主人公にした物語を作ろうと決意する。その時のことを監督は「彼らを見ると、最初は自分たちとの違いを感じたけれど、たちまちそのパワーに圧倒された。だから希望に溢れる映画を作りたかった」と語る。

ジャック・ガンブランは、タヴェルニエ監督が考えていた父ポールの体型と年齢にぴったりだった。ガンブランは、スポーツによって再結束した父と息子の本を書いていた。それは自身と父親についての物語だ。タヴェルニエ監督はオファーした後にそれを知り、運命を感じたと言う。ガンブランも、「僕自身、運動を通じて自分の父親と"出会えた"経験があったから、個人的にもこの物語にとても共鳴している」と語る。一方、母クレール役のアレクサンドラ・ラミーは、障がいのある子供を持つ家族の姿を追った「Envoyé Spécial」というドキュメンタリー番組を製作していた。製作スタッフは、俳優としてだけでなく、人柄も役にぴったりのキャストを探しあてたのだ。



この映画が生まれた背景には、様々な出会いとそれぞれの人生があったんですね。それと、映画の中で車椅子でトライアスロンを完走したアメリカ人父子の話が出てきますが、これは実話で私もテレビで見た事がありますので、物語のヒントになっているのは確かだと思います。また、映画の中では、無理に決まってると突っぱねる父を説得するジュリアンの台詞「完走できなくたっていいんだ」には、先に結果云々を考えて挑戦しようとしないことへの批判が込められていましたね。ヨガでは「結果よりもプロセスを見つめよう」と言われていますから。

そんな訳で、私にとっては色々と得るものが多い作品でした。障害の有無にかかわらず、色んな人に見て頂きたいです。


お読み頂きありがとうございました。
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タグ: フランス ヨガ

テーマ:ヒューマン・人間ドラマ - ジャンル:映画

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Comment
シガーロスのホッピポッラは、他の映画でも使われていたような。
同じ親子ものだったと思いますが。
こんばんは この映画私もちょっと気になってました 感動ものの映画ですよねー

トライアスロンのマッサージブースでボランティアしたことあるので 次々と倒れ込んでくる参加者の人達みてすごいなーと やりながら感動してたこと思い出しました
抹茶アイスさんへ
そうでしたね。「幸せへのキセキ」でしたか。
動物園を作る夢を実現する父子の話は確か実話だったような、、。
どちらも曲の持つポジティヴな雰囲気がストーリーと合ってるんでしょうね。
ふぁる代さんへ
おはようございます。

> こんばんは この映画私もちょっと気になってました 感動ものの映画ですよねー


凄くオススメです。

> トライアスロンのマッサージブースでボランティアしたことあるので 次々と倒れ込んでくる参加者の人達みてすごいなーと やりながら感動してたこと思い出しました

そうなんですか。アイアンマン・レースのシーンは本物に加わって撮影しているので、凄い迫力でした。ボランティアさんの活躍や、沿道で応援する人々なども映し出されていて、臨場感に溢れていましたよ。


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