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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2014/09/05 09:56 yuccalina

フローリン・ニクレスクから「ギター弾きの恋」とパリ・ミュゼット~まだまだ見えないロマ音楽沼の底

ルーマニア出身でフランス在住のヴァイオリニスト、フローリン・ニクレスク(Florin Niculesc)を初めて聴いたのは、一昨日の「バラカン・モーニング」でのことです。ギタリストと2人でゲスト出演されていて、生演奏も聴かせてくれました。

先日はイギリス出身のバーバレラズ・バン・バンとルーマニアのタラフ・ド・ハイデュークス及びファンファーレ・チョカリーアの話(記事はコチラ)書いたばかりでして、こういう時って何やら連鎖するんでしょうか、ラジオから「ルーマニアの、、、」というバラカンさんの声にとっさに反応してしまいました。

以前にも書きましたがジャズには不案内はワタクシ。ジプシージャズとかジプシースイングとか、はたまたジャズ・マヌーシュと言われても、なんのこっちゃ認識はなく、ジャンゴ・ラインハルトがロマだったことすら、ずっと知らなかったんです。ステファン・グラッペリも名前くらいなら聞いたことある、まあ、その程度の知識だったんです。しかし、ギターとのデュオで聴いたニクレスクのヴァイオリンが、何と生き生きと伸びやかだったことか。早速YouTubeで探してみました。

生演奏した2曲ともジャンゴ・ラインハルトの作品で、最初が「Mélodie au Crépuscule」でしたが、こちらの動画ではオーケストラと共演しています。



名前だけでは分からなかったのですが、お顔を見るとやはりロマ(ジプシー)の方でした。インタヴューで元々クラッシックを学んだと言っていたので、何となくロマではないかも?と勝手に思ってしまったのは、私の偏見かもしれませんね。ロマと言えば、学校にも行かず、自己流でボロボロの楽器を奏でてるイメージが強かったんです。Wikipediaによれば彼はブカレストの音楽一家の育ちで、父がヴァイオリニスト、母はピアニスト。音楽学校でクラッシックを学び、ジプシー・ジャズに目覚めたのは、ラジオで聴いたステファン・グラッペリがキッカケだった、というのは新鮮に感じました。で、こちらは生演奏の2曲目だった”Daphne”のオリジナル、ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリ版。



ここで思い出したのは、ウディ・アレンの映画「ギター弾きの恋」です。主演のショーン・ペンはジャンゴ・ラインハルトの良きライバルであった?名ギタリスト(ホントは架空の人物)、エメット・レイのお話でした。あの映画で流れてた音楽もジプシー・ジャズだったんですね。

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この映画は音楽だけでなくお話も大好き。エメットが恋した相手、ちょっとおバカでピュアな女の子を演じたサマンサ・モートンが可愛かったんです。

そして、もう一つはこちらのアルバム「パリ・ミュゼット」で、ワールドミュージックにハマってた90年代から愛聴していました。しかし、これをジプシー・ジャズと思って聴いたことはなかったんです。

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全曲アコーディオンを前面に出した演奏で、ヴァイオリンとは印象が違ってたんですが、最初の曲「Mélodie au Crépuscule」が収録されてたんですね。

<余談ですが、ゲンズブールの曲も入ってますよ>
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他にも「Mazurka Tzigane」(Tzigane=ツィガーヌはフランス語でジプシー、ロマのこと)なんて曲もあったりして、そうかこの辺りの音楽もロマと繋がっていたんだと、今更ながら気付いたのでした。



ついでにもう1曲。このアルバムで一番好きな「Flambée Montalbanaise」



また、パリミュゼットの収録曲を見ると、ワルツを中心にタンゴ、パソ・ドブレ、マズルカ等が並んでいて、元々は民俗舞踊から発生した大衆的なダンスの音楽。それらは現在では社交ダンスの世界でポピュラーなのが面白いですね。社交ダンスを見た目だけで、摩訶不思議な理解不能な世界と判断してはいかんのかも?

とか踊りの話になるとまた長くなるので、最後にまた話をフローリン・ニクレスクに戻します。彼の動画を漁っていて、オーケストラよりも少人数でもっとリラックスした感じ(ラジオの生演奏がそうでしたから)のが見たい、と思ってたらこんなのがありました。



今年の4月、ローマのGregory's Jazz Clubでの映像だそうです。お客さんもリラックスして、アットホームなライヴですね。共演のRadical Gipsyは地元イタリアのバンドなのかしら?曲はデューク・エリントンの「キャラバン」です。 このライヴ動画は他にも数曲上がっていますので、興味のある方YouTubeでどうぞ。

ニクレスクはパリ在住ですが、ルーマニアを離れたのは革命後の1991年だそうです。ルーマニア語がラテン系でフランス語との共通点が多く習得しやすい、と聞いたことがありますが、それ以前にステファン・グラッペリに憧れてのパリ移住だったんでしょうか。ロマのアーティストにも様々な音楽性があるんですね。私が知らない音楽はまだまだ底なしにありそうです。


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タグ: ロマ ワールドミュージック フランス

テーマ:ワールドミュージック - ジャンル:音楽

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Comment
ウディ・アレンも音楽のセンスがある監督ですね。ギター弾きの恋、見てみようと思います。
抹茶アイスさんへ
ギター弾きの恋、オススメです。音楽だけでなく30年代のレトロなファッションとかも素敵でした。
yuccalina様、ばんしお!
昨日で記事は読んだニダが、ウリのPCの調子が悪くて動画が見れませんでした。

最初の動画、オーケストラとの競演は新鮮ニダね。ギターの人たちのリラックス具合がオーケストラの真面目さを和らげてる感じで。

ウッディ・アレンは結構好きですが、「ギター弾きの恋」はまだ見たことがないんで機会があったら見てみます。ウッディ・アレンは昔、スタンド・アップ・コメディをやってたころのカセットテープを聴いて好きになったニダ。喋りが上手いし、台本作りも上手いですね。CGに頼らず、良作品を生める稀有な監督だと思います。
Mansikka様おはしお~!

> ウッディ・アレンは結構好きですが、「ギター弾きの恋」はまだ見たことがないんで機会があったら見てみます。ウッディ・アレンは昔、スタンド・アップ・コメディをやってたころのカセットテープを聴いて好きになったニダ。喋りが上手いし、台本作りも上手いですね。CGに頼らず、良作品を生める稀有な監督だと思います。

ギター弾きの恋は、ショーン・ペン演じる愛すべきクズ男が良いです。ウディ・アレンも私生活ではクズっぽいので、重なるものがあるのかな?サマンサも可愛いし、ユマ・サーマンもカッコ良かったんです。30年代のファッションも素敵でしたし、じぇひ見てみてください。

あ、でもアレンがCG使ったらどんなものを作るのか、逆に興味はありますけど。



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