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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


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2014/06/12 00:38 yuccalina

千鳥・大悟を好きな理由~かくも悲哀に満ちた切なき笑い

最近お笑いを余り見ていない(あくまで本人比ですが)ブログ主です。元々漫才が好きなんで、年末年始のネタ番組とか、漫才、コントなどの賞レース(THE MANZAIやキング・オブ・コント)以外は、それほど熱を入れて見てた訳ではないんです。ハマカーン以降、ご贔屓の漫才師も特にない上、朝はラジオで音楽聴く事が増えたせいもありますね。一応「アメトーク」と「ブラマヨと仲間たち」は毎週録画してるし、気になるバラエティも時々撮って見てますが、「ブログで是非この話がしたいっ!」というのが中々無かったんです。

とグダグダ言い訳してますけど、そんな中で、アメトークで見た千鳥の大悟がずっと気になってました。千鳥の漫才って、メッチャ好きという訳でもないのに、大悟は何となく気になる存在でした。既に1ヵ月以上前4月24日にオンエアされた「立ちトーク」での話です。時が経ってもなお、書いておきたいと思ったんです。

「立ちトーク」は特にテーマを設けない、芸人さん達のフリートークですが、その中で大悟は「子供の頃の恥ずかしい体験」を話して、芸人達の泣き笑いを誘いました。大悟の表情は余り変り栄えしませんが、テロップが沢山出てたので、キャプチャーしてみましたよ。

<大悟の父~序章>
まずは、彼の育った環境と父親について。

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岡山の離島で生まれ育った大悟。島の産業は石屋が殆どで、島民は石屋の経営者ファミリーと、従業員のそれとに2分される。彼の父親は雇われる側で、腰が低く、か細い声の気弱な男であった。

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社長の息子である同級生とケンカして、父と2人で謝りに行き、社長にメチャクチャ怒られる。その帰り道、父曰く
「あののう、わしは何もできんが、頭だけじゃったらいくらでも下げちゃるけんのう」

ケンカした息子を叱らずに、「いくらでも頭下げちゃる」というのは、もしかしたらお父さんは「息子よ、よくやった」という気持ちがあったんでしょうかね?この時点で、トークメンバーの何人かはうつむいたり、顔を覆うリアクション。追い打ちをかけるように、さらに父の言葉。大悟が小6の時、こう言ったそうです。

「おまえはわしが出来んかったことを全部やった。だから、お前は(いつかは)この島を出ていくんじゃ」
そこで、会場も含め大きな笑いが起き、話は本編に移って行きます。

<大悟の父~釣り船編>

ペンキで「幸福丸」と書かれた安いボロボロの船で父と釣りに出かけるが、2人の前に、父親より若い島の金持ちがデカいクルーザーで走ってきて、父のボロ船の錨をおろしたロープを切断。父を呼び捨てで、散々罵倒して去って行く。「こんなとこで何釣りしてんじゃボケ」云々。(余りに酷かったので、内容はかなり割愛しました。)

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愕然としている父を後ろから見つめていた大悟は、その後の父の一言が、自分の人生を決めるのではないかと思ったそうです。金持ちの船が去った後、遠くからでも「なんじゃうりゃー!」とくらいは言うて欲しかったのに、父の口から出たのは、、、

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「おまえはああなれよ」とは、イコール、自分のような男にはなるなよ、と言った訳ですね。その時の父がどれだけ自分を情けなく思ったのか、そして幼い息子大悟がどんだけ悲しかったかを思うと、切なくて泣けてきたのはお茶の間だけではありません。テロップの文字もいつの間にやら、「恥ずかしい」から「辛い」体験に変わってました。

MCの宮迫&蛍原も

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こーんな感じで、ちょっと変な盛り上がりとなりました。その後のトークにも影響して、波が引くのに少々時間がかかったようです。

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ツッチーと中川家礼二も、ちょっと脱力感を示してましたね。

で、間に別の話題が入りつつも、ゴルフの話で、大悟がまた割って入ってきました。

<大悟の父~ゴルフ編>

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ゴルフはしない!と言う大悟。その理由は「子どもの頃に、、」

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と言った途端に、メンバーがざわつきました。博多華丸(左)さんは頭をガックリ下げ、麒麟川島(右)も渋い顔をしてます。

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また哀しい話で泣かされるんではないかと、ドキドキしちゃってる訳ですね。

で、島の金持ちが海に向かってゴルフボールを打ってると、、

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大悟の父親がモーターボートに乗って、網でボールを拾ってた。

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と言う、こちらもかなりハードなエピソードでした。ワイプに写ってる蛍ちゃんが、また泣きそうな顔をしております。

これは、父と息子をめぐる切ない笑いの中に、島社会の暗部を曝け出した問題作と言えなくもないです。私は島の生活と言うと、のどかで良いイメージしかなかったんですけど、親の主従関係で縛られ、人として尊厳が脅かされるような、息苦しい世界があったと?大悟の子供時代なら30年前くらいでしょうか。聞いてたら、一体いつの時代?私の母親世代の話みたいに思いましたし、実際、ザキヤマさんも「島の金持ちって一体なんなの?」と、信じられないと言う様子でした。自分の目の前で親が罵倒されるというのは、これまで芸人のエピソードにありがちな、見た目や運動神経が悪いとかでイケてなかった子供時代の話とか、貧乏エピソードとかとは全く違った衝撃度だったんです。

さて、「立ちトーク」の回でオンエアされたのはここまでで、後日庫出しの回で、もう一つ放送されました。

<大悟の父~グラタン編>

オサレなレストランなぞ無い島にあって、父がある日「大悟、グラタンを食いに行くぞ」と本土へ連れて行ってくれます。

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レストランに入り、料理が運ばれてくる間に、父はグラタンについて息子に話します。「大悟、グラタンてのは作るのに時間がかかるんじゃ」

その一言だけでも、何故か嬉しい息子。父親がグラタンという、自分が知らないものを知ってるんだ、只それだけで子供は何か誇らしく感じるんでしょうねえ。

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やがて料理が運ばれてくるのですが、実はグラタンを知ってたけど食べた事はなかったらしい父は、一口目をいきなりパクッとやって大ヤケド。

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「その後はよう食えんかった」というエンディング。メンバーからは「なんやそれ~!」「もうやめて~!」の声が飛びました。

先の釣りとゴルフのエピソードに比べたらライトな感じでしたけど、大悟は子供の頃の気持ちを、とても上手に伝えていたなー、と思いました。

私がこの手の切ない笑いを好む話は、かつて、アメトークの「中学イケてない芸人」の話とか、アキ・カウリスマキの映画とか、ロッチ(with ジャルジャル後藤)のコント「こんにちは根岸」という、子供の前でリアクションを強要される芸人のネタを紹介しましたけど、その中でも今回の大悟の話は最強だなー、と思って、どうしても紹介しておきたかったんです。

いつにも増して長ーーい記事になってしまいましたが、私が大悟に惹かれる理由が、何となく分かったんです。彼は人間の本質を知っている。不運にも幼くして、人間の卑劣さとか、弱さとか、嫌な部分を沢山知ってしまっていた。辛かったこと、恥ずかしかったこと、情けなかったこと等を、笑いとして消化出来る芸人さん特有の、懐の深さを感じるんですよね。大悟は番組内で、「気は弱いけど、優しくて大好きな父親」と言っていました。でも、きっと子供の頃はそうでなかった筈で、受け入れるまでに色々と葛藤があったのではないか、と想像できるのです。一見強面だけど、本当は心根の優しい彼の人間性は、こうした子供時代から生まれたんでしょう。

今後、立ちトークで父親ネタがシリーズ化するかどうかは分かりませんが、私はストーリーテラーとしての大悟にも、これからは注目して行きたいと思っています。


お読み頂きありがとうございました。
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タグ: アメトーク

テーマ:アメトーーク - ジャンル:お笑い

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Comment
そうなんです。
悲しくもどこか哀愁のある、島を愛する大吾は
関西ローカル番組でも人気者
ちょっぴりどこかさみしい気持ちもしています。
売れるのも大事やけど、漫才もね。
京都のおばちゃんさんへ
ありがとうございます。
大悟のお父さんの話、関東の人間にも伝わってくるものがありました。
売れっ子になってもブレを感じないところも良いですね。
うわーなんかせつない、、もうやめて、、ってなんかわかりますね次に お笑い話に戻すの大変そう、、他の人より 深い話が出来る人かもですね 顔しか知らなかった お笑いやってるとこしげしげみたことなかったから、、今度みてみます
ふぁる代さんへ
一応これもお笑いとして成立してたとは思います。宮迫の父が船から海に落ちた話等をして、フォローしてましたし。ただ、大悟の笑いのベースには、人間の悲哀があり、哀しいけど笑える、みたいな話を色々してほしいなと思いました。
番組見ました!そういう見方もあったんですねぇ。
切ないなぁと思いながらも大笑いしてました^^
大吾の島ネタ、ほんわかしてて大好きです。
大吾って悪そうに見えて、気が弱いけど良いお父さんに育てられたんだなぁとちょっとほろっときました。
千鳥の漫才のネタは自分の中ですごーく当たりはずれがでかいのですが、やっぱりおもしろいなぁと。

芸人さんの貧乏ネタ大好きなんです。自分も苦労したことがあるので笑えると同時に泣けるし、テレビに出れるまでよくがんばったね~って思って母の気持ちにもなって。
辛い思いででも笑いに変えれるって素敵だなぁと思います。
いっぱいお気に入りのネタはありますけど、メッセンジャー黒田の貧乏ネタとバッドボーイズの清人の親戚のおっちゃんのネタが自分的にはテッパンです。
見たことありますか?
ちょしっちさんへ
TVで話せるくらいですから、大悟には既に恨み辛みはなく、客観視してると思います。そっから先は受け取る側の問題かもしれませんね。町育ちの人間には衝撃的でしたが、そういう世界もあるんだな、と思ったんです。

> いっぱいお気に入りのネタはありますけど、メッセンジャー黒田の貧乏ネタとバッドボーイズの清人の親戚のおっちゃんのネタが自分的にはテッパンです。
> 見たことありますか?
黒田のはネズミに耳かじられたとか、養子に出されそうになったとかでしたっけ?清人のおっちゃんは多分見たことあるはずですが、ちょっと思い出せません。彼は確か母親に捨てられたとか?
私はテレビを観ないので、今まで知らない芸人さんでしたが、ちょっと興味が湧いて、YouTube で探してみました。
面白かったです。
悲哀を笑いに転じられれば、救いですね。
お父さんの事を大好きだと言っているとのこと、情けない思いをしながらも、楽しい家族だったのかな、と思いました。
Arianeさんへ
興味を持っていただいて嬉しいです。
こう言った話を笑いに出来るのは、素晴らしいことだと思いますし、大悟にしか出せない味だと思っています。

はじめまして♪ 千鳥の大吾さんを検索していてこちらにたどり着いちゃいました(*^_^*)
お父さんが折角なけなしのお金を叩いて買ったポンポン船を傷つけておきながら、何て非礼な若造なんでしょう(>_<)
だけど「お前は、ああなれよ」っていうのは正直どうかなぁと思います。
ああいった能無しのボンボンは人望が無く、道楽の限りを尽くして先祖代々受け継がれてきた会社を自分の代で潰してしまうのが世の常ですからねぇ(^^;
あんな風になっちゃったらいけないのではないでしょうか!?
でも今では大吾さんも出世して、その金持ちの親よりも遥かに立派になってるはずですから、
充分にお父さんと船の敵は取れましたよねp(^-^)q
8月20日付コメントへのお返事

> お父さんが折角なけなしのお金を叩いて買ったポンポン船を傷つけておきながら、何て非礼な若造なんでしょう(>_<)
> だけど「お前は、ああなれよ」っていうのは正直どうかなぁと思います。
> ああいった能無しのボンボンは人望が無く、道楽の限りを尽くして先祖代々受け継がれてきた会社を自分の代で潰してしまうのが世の常ですからねぇ(^^;
> あんな風になっちゃったらいけないのではないでしょうか!?

「お前はああなれよ」って、本気でああなって欲しいんじゃなくて、「こんな父ちゃんでゴメンな」って意味に私は取りました。大悟自身がああならなかったのは、ちゃんと伝わってたから?と思いたいです^^;)

> でも今では大吾さんも出世して、その金持ちの親よりも遥かに立派になってるはずですから、
> 充分にお父さんと船の敵は取れましたよねp(^-^)q

今では島のヒーローみたいですからね、そのボンボンが大悟にへいこらしてたら笑えますよね。


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