プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2014/04/16 08:10 yuccalina

ジョニー・ジョンソンと80年代英国ニューウェイヴとソウルの関係

以前「ビートクラブ」日本盤に付いていたブックレットをマジメに読んでいた時に気が付いたのですが、ソウル系の黒人アーティストの中には、本国アメリカよりもイギリスやヨーロッパでの人気を誇った方々が、結構多くいたそうです。かつて単独で紹介したPPアーノルド(記事はこちら)も、正にその類な訳ですが、ビートクラブDVD BOX2の中で、私が一番気になったのは、Johnny Johnson & The Bandwagonでした。ちなみにこのジョニー・ジョンソンはチャック・ベリーのバックでピアノを弾いてた方とは別人。バンドはアルバム2枚を残してますが、ジョンソンは1979年に癌で他界しています。

ビートクラブBOX2のDisk 2、Beat Club No.39に入っていた彼等の映像は、スタジオでのパフォーマンスではなく、ロンドンのレボリューションクラブを紹介するニュース映像に、インタビューとライヴの様子が織り込まれておりました。短いものでしたが、中々インパクトがあったんですよね。ライヴで演奏されてたのが、「Breakin' Down The Walls Of Heartache」、全英4位のヒット曲です。



ライヴでのダンスパフォーマンスが何気にカッコイイな~!と思ったんですが、残念ながら音のみで、スミマセン。北部出身で曲調はモータウンを意識してる感じですが、踊りはもっとワイルドな雰囲気。制止画像で伝わるかどうか分かりませんが、ちょっくらキャプチャーしてみました。

4人編成のコーラスグループで、多分右から二人目がジョニー・ジョンソン?
soul3.jpg

と思ったのは、この人がリードヴォーカルだったから。間違ってたらごめんなさいm(__)m
soul4.jpg

右後ろにピアノ奏者が見えますが、バックバンドが全て白人ってのも、興味深かったです。

で、コーラス隊3人の踊りがまた格好いいのよねっ!モータウン好きな人なら想像がつくと思うのですが、手を振り上げたり、
soul1.jpg

腕をクロスしたり、
soul2.jpg

はたまた、そっち系(おネエ)?みたいなポーズですら、スタイリッシュに見えるのです。
soul5.jpg

んで、カメラさんも分かってらっしゃる。華麗なステップの足元や、手のアップなんかも入ってる訳です。
soul6.jpg
soul7.jpg

ところが、そんな彼等もセカンドアルバムでは一転、スライ・ストーン風にファンキーになってしまったそうです。このジャケ写真みても変化が分かり易いっすね~。



んで、話を「Breakin' Down The Walls Of Heartache」に戻すんですが、どーも聞き覚えがある曲だなあ、と思ってたら、80年代にDexys Midnight Runners(以下DMR)がカバーしてたんです。DMRはその後「Come On Eileen」などがアメリカでもヒットして、アイリッシュトラッドのイメージが強いですけど、ソウルのカバーもしてたんですね。また、DMRは同じくビートクラブで紹介されていた英国で活躍したソウル系アーティスト、ジーノ・ワシントンに捧げた曲「Geno」なんてのもあって、丁度この「Breakin' Down~」とシングルでカップリングしてたんですわ。

<Breakin' Down~は3:30あたりからです>


そんな訳で、やっぱり私の中ではソウルミュージックと、80年代イギリスのニューウェイヴって、切り離せないものがあるんだなー、と再確認しました。

そこで、もうこの2曲はこれまでに何度も紹介してきたんですけど、ワタクシがソウルミュージックに接近したキッカケとして、どーしても外せません。ザ・レインコーツの「ランニング・アウェイ」(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)と



ザ・スリッツの「悲しいうわさ」(マーヴィン・ゲイ)。



どちらも80年代を代表するインディーズ・レーベル、ラフトレードのガールズ・バンドです。セックス・ピストルズの時代が終わりポストパンクと呼ばれたこの頃、パンクはジャマイカ音楽のレゲエやスカに接近します。ザ・クラッシュはそこに活路を見出したわけですな。私的理解では、パンクではメロディの縛りが解かれて、ポストパンクではリズムの解放があったと思うのですが、この2曲はヴォーカルもリズムもかなり自由な感じがしますよね。時はロックが産業として巨大化した時代。主流となったのは、キャッチーなメロディにあれこれ作り込んだ重厚なサウンドでしたから、ラフトレードのアーティスト達の、スカスカだけど何処か弾けるような、若さに溢れたサウンドが、矢鱈と新鮮に感じたんだと思います。


それと、こちらも以前紹介しましたが、ソフト・セルのカバーでヒットしたグロリア・ジョーンズの「汚れなき愛」(Tainted Love)。オリジナルのPVは貼り付け不可になっておりまして、こちらの動画は未発表デモと映像を編集ものの様です。



マーク・ボランのファンのマーク・アーモンドが、ボランの恋人だったジョーンズの持ち歌に命を吹き込んだ名作。ジョーンズのオリジナルはアメリカで全くヒットしなかったそうですが、アーモンドはこの曲を全米ヒットチャートにも乗せるお手柄でした。

思うに、イギリスでは60年代から、いかにアメリカの音楽が好きであっても、全米チャートをそのまんま受け入れてた訳でなかったんでしょうね。別にアメリカで売れてなくても、興味を持って色んな音楽を聴いてる人が沢山いたのでは?と想像出来ます。そんな英国的こだわりを持った音楽ファンがいた結果が、PPアーノルドだったり、ソフト・セルのヒット曲を生んだのかもしれませんね。


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タグ: イギリス 80年代 ソウル

テーマ:80年代洋楽 - ジャンル:音楽

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Comment
こんにちは。
DMRのケヴィン・ローランド、久し振りに歌声聴きましたが、結構高音ですね。
確かにトラッドのイメージ強いですが、ヴァン・モリソンのカバーもしてたし、元々ブルースとか好きなんでしょうね。
抹茶アイスさんへ
私はケヴィン・ローランドの高音が、結構裏返ってのが気になりますね。
何か、アルバム毎にテイストが違うので、ヒットしたのが偶々トラッドっぽかっただけなんでしょうね。
こんばんは

 藤田嗣治からソウル、ポストパンク等yuccalinaさんの幅広い世界に驚き、それを文章化するタフな作業に感動すら覚えます。
mikitaka08さんへ
学校の勉強を真面目にしてこなかった結果です。代わりに知らないことが沢山あります。ユーミンとかサザンとか、超有名なヒット曲くらいしか知りませんし、アイドルは全く無知。好きなものを追いかけてるだけで、物事に正解を求めない質なので、ジャンルの枠にも、余りこだわりがないのだと思います。


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