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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2014/04/11 08:38 yuccalina

さらばチェコのアゴ王子、プラハの思い出と映画「ひなぎく」

またもやフィギュアのお話を少々。浅田真央&羽生結弦の金メダルで大いに盛り上がった世界フィギュアでしたが、ファンのハートを揺さぶったのは、日本の選手だけではございません。この試合を最後に引退を決めていたベテラン選手の中に、かつて「勇名トラ」という謎の日本語入り衣装を着て、全身ニッポン大好きアピールをした、ちょっとアゴの大きな王子様がおりました。使ってた曲が「グリーンディスティニー」だったので、中国とゴッチャになってたのはご愛嬌でしたが、彼の名はトマシュ・ベルネル。後輩のミハル・ブレジナと共にチェコ男子の二枚看板だったベルネル選手がリンクを去るのは、日本のファンにもとっても悲しいことだったのです。

<Wikipediaより勇名トラ衣装のベルネル>
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ベルネルの世界フィギュアでの最高は4位(2007と2009年)。ブレジナも今のところ2010と2011年に4位になってまして、あと一歩で表彰台に届かなかったのは、チェコという国のフィギュアにおける政治力不足だったのかも、と思えなくもないです。勿論ブレジナ選手には、まだこれからチャンスは十分にあるとは思いますが、これだけ4位止まりが多いのは、やっぱ大国の思惑で振り回される小国の運命のようにも思えたりして、胸が痛むこともありました。

さて、最後の舞台でのベルネル選手、フリーではジャンプの抜けが山ほどあって、散々ではありましたが、ショートで4位に入り、フリーは堂々の最終組に残ったのは嬉しかったです。

ってな訳で、会心の出来だったショートプログラム「脱出」を紹介します。



冒頭の4回転トウループが綺麗に決まった時、神演技の予感がありました。まっちーの「エデンの東完全版」に続いて、「脱出完全版」も、ワタクシへのバースデープレゼンとかに?と。そしたら、全てのジャンプを鮮やかに決めて、90点に近いパーソナルベストだったんです。

ジョン・ボイト(アンジェリーナ・ジョリーの父ちゃんと言った方が早いのかしら?)主演のこのアメリカ映画、私は見た事ないのですが、ラストのステップで曲がブルーグラス調に変わり、俄然弾けまくるトマシュ王子がカッコ良かったです。チェックのシャツに身を包んだカウボーイ?最後はリンクに倒れこんで、喜びを爆発させました。いやー、ホント、爽快でしたよ、これは。

それと、もう一つ好きなプロを紹介しておきますね。2007-2008シーズンのショートはジャンゴ・ラインハルトの曲「ジプシー・スイング」でした。



若いっ!そして、やっぱりアゴはデカかったなー。しかし、この時もショートで4位発進だったのに、フリーで崩れちゃったんですよね。

と言ったところで、ここから先はチェコのカルチャーについても少々。チェコと言えば私の好物が結構多いなー、と言うことに気が付きます。これまでブログで紹介してきたものの中にも、チェコ産があるぞ。それは例えば、

カレル・チャペックのキュートな絵本「ダーシェンカ」(記事はこちら)だったり

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繊細で美しいカットグラスだったり、

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ちょっぴりアバンギャルドな映画「ひなぎく」(記事はこちら)だったり、



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ちなみに主役の女の子が、髪にお花を飾ってたのを、つい最近思い出させてくれたのは浅田姉妹でありましたが、

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その隣にトマシュ・ベルネル(右端とその隣はデニス・テンくん)の姿があったのにも、何やら縁を感じますね。

そして、これまで紹介するチャンスがありませんでしたが、アルフォンス・ミュシャ(ムハ)の絵も好きです。

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どうやら「可愛い」もので溢れた国、というイメージがチェコにはありますね。

実はワタクシ、一度だけプラハを旅行したことがあります。一人でブダペシュトから鉄道でプラハに着き、普通の一軒家を改造したような、小さなホテルに泊まりました。こちらはその時にお土産で買ったボヘミアンガーネットのネックレスとピアスです。

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これを買った時は選ぶのが本当に大変でした。「もしお金があったら店ごと買いてーーー!」と店のおねーさん達の前で、頭を抱えてしまうくらい、可愛いデザインのもので溢れていたからです。

そして、街並みもまた、おとぎの国みたいでしたね。建物のファサード(正面)の装飾が、どれも美しいものばかりで、ミュシャの絵にも通じるちょっと少女漫画ちっくな絵が施されてることもありました。パリ・ホテル(パジージュ)なんかその典型ですね。

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中にミュシャの天井画がある市民会館もこんな感じだし。

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入口アーチ部分の装飾も、アールヌーボーっぽくて素敵。

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兎に角、街のそこかしこに美意識がヒシヒシと感じられたのでありました。

チェコの美意識と日本のそれは、昔から相思相愛だったらしく、ミュシャは明治の時代から洋画家藤島武郎がスタイルを真似てたとか、有名になる前のミュシャの絵を集めてた日本のコレクターがいたとか、地味ながらも結構深く関わってきたのが、日本とチェコのカルチャーなんです。そう言えばミハル・ブレジナ選手も和太鼓グループ鼓童の曲をショートプログラムで使用してましたっけ。私の勝手な思い込みですが、チェコの皆さまは伝統と前衛のバランスがとても良いのではないのでしょうか?少なくとも私はそーゆーとこに魅力を感じております。

最後に、「ひなぎく」の動画探しててビックリしたことが。もうすぐ日本でまた公開されるみたいですが、残念なことに監督のヴェラ・ヒティロヴァさんが3月15日に他界され、その追悼であるようです。私がこの映画を知ったのは90年代の始めですから、20代半ばでした。そうそう、私的にファッションも音楽も60年代のムードだった頃ですから、映画の世界ともリンクしてたんですよね。電波少年的コラージュとキュビズム絵画のマリアージュとか、今見ても新鮮です。いわゆる一つの、おとぎ話的アバンギャルド映画でございますが、トマシュ&ミハルファンの皆様にも是非、ご覧いただきたい映画です。


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タグ: 東欧

テーマ:フィギュアスケート - ジャンル:スポーツ

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Comment
こんにちは。
私はビデオで見たことあるんですが、大きいスクリーンで見てみたいです。
今でも古さを感じさせないですね。
抹茶アイスさんへ
確かに今見ても新鮮に感じます。
60年代ファッションが定着してるせいもあるかもしれませんね。

こんにちは。

世界選手権のSP、神がかっていましたよね。
会場で涙ぐんでいる人をたくさんみました。
彼がソチで引退するはずだったのに、世界選手権までのばしてくれたと聞きました。
ありがとう!!勇名トラ!!!
こばくるみさんへ
最後の舞台に日本を選んでくれたのは嬉しいですよね。
ショートが神がかってたので、そこで満足しちゃったのかなー?という感じで、フリーで抜けてしまったのは残念でしたが。
トマシュ選手、会場がすごく盛り上がってましたよね。
日本人ファンとのつながりが感じられました!
ガラも面白かったし~。

チェコ、私もだーいすきです、ミュシャもめっちゃ好きです!
ミュシャ博物館とかヤン・シュヴァンクマイエルさんのアトリエを訪ねたりしました。
お金がなかったのでクルテクの小さいぬいぐるみとミュシャの絵葉書やヤンさんのポスターとかそういうものしか買えなかったですが。
ネックレスとピアス素敵ですね。
ちょしっちさんへ
> チェコ、私もだーいすきです、ミュシャもめっちゃ好きです!
> ミュシャ博物館とかヤン・シュヴァンクマイエルさんのアトリエを訪ねたりしました。
シュヴァンクマイエルもアバンギャルドだけど何気にキュートな世界観がありますよね。
確かにチェコには魅力的なアーティストが沢山いますね。


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