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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2014/01/30 08:02 yuccalina

ヨガの約束事サウチャ(清浄)とトランシルヴァニアの「清潔の部屋」

年末にもちょっと書きましたが、今年はもっとヨガやアーユルヴェーダについて書きたいなーと思っています。でも余り専門的にならず、ヨガをしてない人達にも、もっと身近に感じてもらえる話題を提供したいなーと。何故って、ヨガもアーユルヴェーダも、その教えは昔から言われてること、とても当たり前なことが多いからです。

ヨガには8つの決まり事があり、八支則(はっしそく)、サンスクリット語でアシュタンガと言います。それは「自己コントロールの習得法でして、要するにヨガのポーズ(アサナ)は、体をコントロールすることで、心のコントロールをすることなのです。ポーズ(アーサナ)と呼吸法(プラナヤマ)はその習得法の3番目と4番目に位置していますが、つまりそれ以前にすべきことが2つあると言うわけです。それは日常的におこなうべく戒律とゆーか、道徳みたいなもの。便宜上、サンスクリット語もカッコ内に併記しておきますが、肝心なのはその名称より内容です。

1. 禁戒、してはいけないこと(ヤマ)
  ①暴力・暴言をふるわない(アヒンサー)
  ②ウソをつかない(サティヤ)
  ③盗まない(アステーヤ)
  ④性欲に溺れない(ブラフマチャリヤ)
  ⑤貪らない、集めたり貯めることにとらわれない(アパリグラハ)

2. ニヤマ=勧戒、したほうが良いこと
  ①体と心を清浄に保つ(サウチャ)
  ②知足、満足すること(サントーシャ)
  ③熱心、厳しさ、苦行(タパス)
  ④自己の探求、教育(スワディヤーヤ)
  ⑤神への献身(イシュワラ・プランダーナ)


全部で10項目あります。どんなにポーズがキレイでも、暴言を吐く人はヨギ、ヨギーニではありません!ってことですね。つー意味では私もまだまだ、ヨギーニを自称できる身分ではございませんが、要するにそれだけ、分かってても実行するのが難しいことが多いのです。例えば、1の③の「盗まない」とは窃盗に限ったことではなく、陰口を言うことは人の評判を盗む事とか、時間を守らないのは他人の時間を盗む事、と捉えたり出来ますので、日常的にやってしまってることは結構あるかも、、。また、2の⑤は特定の信仰がなくても問題ありません。元々全ての事象に神が宿るという教えのバラモン教と関わりが深いので、例えば自然を崇拝することに置き換えても大丈夫だと思います。

で、今回取り上げたいのが2の①、サウチャ=清浄です。先日、息子トモローの話で「今年はお掃除頑張るぞ宣言」をした背景について書こうかなと。以前どこぞのテレビ番組でIKKOさんが「部屋をキレイに出来ない女がいくら着飾ったところで、美しくない」みたいなお話をされてて、確かに~!と思ったのです。部屋や家といった自分を育んでいる環境を清潔に美しく保つことは、心を清らかに保つことに繋がると思うのです。

確か「ホンマでっかTV」でも、散らかった部屋にいると夫婦喧嘩が増える話をしてましたが、やはり汚い環境は精神に影響するようです。心理学の植木先生が言ってましたが、メンタル疾患にはカウンセリングよりも掃除の方が効くとまで言われているそうですし、掃除はお寺での大切な修行の1つです。集中することで瞑想状態が得られるかもしれません。

なーんて、年末にトモローと床に雑巾掛けをしながら、ふと思ったのです。磨かれて綺麗になった床を見ながら、気持ちもどこかスッキリとした自分がいました。アサナの練習も良いけど、お掃除することもヨガなんだなーと。

<拭き掃除をするトモロー>
tomoro321.jpg
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先の10項目は、各々が深く関わっていると思うのですが、サウチャを実践するのに私が大切にしたいのが、1の⑤貪らないと2の②知足。この二つは常にセットで考えていて、足るを知ってれば、自然と貪らなくなりますが、それが日常で実践できてれば、余計なものを買ってしまい、部屋が散らかったりしないのではないかと。本当に自分に必要なものを考えて購入し、そしてそれらを大切に用いることを意識していきたいなーと思うのです。

そこでふと思い出したのです。私が20代で出会ったトランシルヴァニアのカロタセグ地方にある素敵なお部屋を。それが「清潔の部屋(tisztaszoba)」と呼ばれているとは、つい最近、谷崎聖子さんの本で知りました。カロタセグ地方の村にホームステイさせて頂いた時、どこも木造の質素なつくりのお家の中に、煌びやかな調度品で飾られたお部屋がありました。

カロタセグのきらめく伝統刺繍: 受け継がれる、ハンガリー民族のきらびやかな手仕事カロタセグのきらめく伝統刺繍: 受け継がれる、ハンガリー民族のきらびやかな手仕事
(2013/09/23)
谷崎 聖子

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右の棚には、民族衣装がしまわれていて、左上段に緑色の男子の帽子とビーズの飾りが見られます。「清潔の部屋」は普段は使わずに、特別なお客様をもてなす為の空間だそうです。

tisztaszoba2.jpg

飾りベッドにうず高く積まれた枕や布団のカバーは、全て手で刺繍されたもの。それらは子供の為に母親が手作りする民族衣装と同様に、暖かい心と美意識が込められた品々です。

<民族衣装を着せてもらったところ。飾りベッドの前で>
tisztaszoba1.jpg

さて、心と体の清潔を保つ為に必要なのは、部屋を綺麗にすることだけではありません。食事がとても重要です。アーユルヴェーダでは身土不二と言って、地元で採れた旬の食物を取る事をすすめていますが、トランシルヴァニアでステイしたお家で頂いた食事が、正にそうでした。家の畑で採れた野菜と、育てていた鶏を使った、見た目は地味でも手間暇をかけてダシをきかせたような、シンプルでも深い味わいの煮込み料理。そして、地酒の赤ワインとパーリンカというプラムの蒸留酒。それらをテレビもないお部屋で、ゆっくりと感謝しながら味わいました。私は当時何故あれほどトランシルヴァニアに惹かれたのか、自分でも良く分かってなかったのが、段々と謎が解けてきたような気がします。情報にまみれて薄汚れた生活をしていた私には、とても清らかに写ったのでしょうね。ヨガを学びはじめてから、トランシルヴァニアへの思いが深くなったのは、そんな理由なのかもしれません。

ヨガを学んでいると、様々なことが繋がって見えてくるのですが、例えば、漫才やコントを見て笑うことも、私にとってはサウチャの1つです。ハーブティーを飲んで体の中の悪いものを排出するのと同じように、私にとってお笑いはストレス解消し、心のデトックスには欠かせないものなのです。でも、貪るようにテレビばっか見まくらないようにしなくちゃね。アイアンガー師の「ハタヨガの真髄」によると、ヨガとは、、、

とらわれず、偏らず、バランスのとれた生き方をしなさいとの教えである。バランスのとれた生き方の工夫と努力をするとき、アンバランスと不自然の産物である苦痛と哀しみを追い払うとこができる。

ハタヨガの真髄―600の写真による実技事典ハタヨガの真髄―600の写真による実技事典
(2004/12)
B.K.S. アイアンガー

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とあります。何事もバランス良くでございますね。それまでロック・カルチャー一辺倒だった私が、トランシルヴァニアと出会ったことで、ちょっとバランス良くなったのかな?とも思えたりします。そして、様々な繋がりに気付かせてくれるヨガのお話は、これからも色んな話題の中で伝えて行きたいなと思っております。


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タグ: ホンマでっかTV トランシルヴァニア

テーマ:ルーマニア - ジャンル:海外情報

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Comment
綺麗なお部屋ですね。清潔の部屋なんて名前がついてたら、綺麗に保たないと格好がつきませんよね。
トランシルヴァニアの「清潔の部屋」、素晴らしいですね!私も若くて自由な時間があった頃、東欧を旅行してみれば良かったと思いました。わずかにプラハだけは行ったことがありましたが、都会のプラハでも、街の清潔な雰囲気が西欧と大分違っているのが印象的でした。

ヨガって、「つながり」という意味があるのですね。一見関係がなく、意味がないように思われていた事が、自分の中で繋がってきて、その意味に気づくということは、ありますね。自分の人生で起こることに、あまり無意味な事はなく、どれも必要があって起こってきているような気もしてきます。

苦痛や哀しみは、アンバランスと不自然の産物なんですね。自分で、どこがアンバランスなのかとか、不自然なのかとか分かりにくいから、ヨガを学ぶと良いのでしょうね。また、ヨガのお話を楽しみにしています。ありがとうございました。
抹茶アイスさんへ
この部屋だけ特別に色彩豊かに飾っていますが、他のお部屋も常に清潔に、キレイにしているお家ばかりでした。日本のように物があふれている環境でないせいもあるでしょうが、やはり美意識のモンダイもありそうな気がします。
Arianeさんへ
プラハは私もちょっと訪れたことありますが、素敵な街ですよね。古き良きものを大切にして美しく保つことが、清浄さに繋がってる気がします。富士山もキレイにしてあげないといけませんね。
ヨガを学ぶようになってから、気付いたことは沢山ありまして、小難しくならない程度に話に絡めていきたいなと思っています。
ヨガの10項目、日常生活に意識的に取り入れたく思います。とても参考になりました。ありがとうございます!!

「お掃除をすると気持ちがすっきりする」と言うのは、ワタクシも日々実感していて、よく分かります。
何だかもやもやしているなあと思う時、窓を全開にして部屋のお掃除をすると、とっても清々しい気分になりますね~~
時々ですが、昔の日本家屋やお寺のように、家具・調度品がほとんどなく、がらんとすっきりした家に住みたいなあ、と思うことがあります。ホウキとはたきと雑巾だけで掃除できるような・・(笑)

ユッカリーナ様、カロタセグ地方の村にホームステイされたことがあるのですね!!「清潔の部屋」の素晴らしさ、シンプルな暮らしの美しさ――ワタクシもすごく行ってみたくなりました。

ヨガのご紹介の記事、とても参考になりました。また楽しみにしております^^
まーさんへ
当たり前だけど、全てを実行するのは中々難しいヨガの10項目ですが、日本人にはとても理解しやすい内容だと思います。ヨガやアーユルヴェーダの思想的部分は、聖徳太子の時代に日本にやってきたと言われてまして、この10項目は「和を以って尊し」根幹にあるのでは?と思っています。
このコメントは管理者の承認待ちです
谷崎聖子さんへ
ありがとうございます。

> 家畜を飼い、畑仕事をする暮らしの中で、
> ほとんど立ち入ることのない空間。
> それが「清潔の部屋」ですので、特別な場所であるということ。
> 日本で言えば、床の間のある部屋でしょうか。
> 聖なる空間という意味合いもあるようです。

ヨガにおける清浄(というか10項目すべてだそうですが)も、宇宙と繋がって神に近づく為にすると捉えられているようです。日本における床の間が神聖な場所であるのも、イスラム教徒がお祈りをする時にキレイな絨毯を用いるのも、全ては神聖を表しているんでしょうね。農村の暮らしでそういった場所を必要としたのは、やはり信仰と深く関わっているのですね。


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