プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

月別アーカイブ
リンク

ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2013/11/21 08:20 yuccalina

人が絵を描く理由~障害者アートと愛犬の思い出

わが家では、家のカレンダーは障害者アートもの2種類を、毎年購入して貼っています。1つは自治体の特別支援連盟で発行している「ふれあいカレンダー」で、特別支援学校及び学級の小中学生の絵を使用したもの。そして、もう1つはきょうされんの「働く仲間たちのうた」。きょうされんについては、以前こちらの記事で、障害者アートのグッズを紹介しておりますので、興味のある方は、合わせてご覧いただけると嬉しいです。

冬の訪れが近くなってきたところで、秋を思わせる各々の11月の絵を紹介しておこうかと思います。「ふれあい」の方は食欲の秋にちなんでか、「バイキングおいしかったよ」です。中央に存在感タップリの美味しい顔がドドーンと配置され、周りには食べ物が描かれるシンプルな構図ですが、元気で素直で分かりやすくて、それでいて色使いがちょっぴりしゃれおつじゃありませんか?

calender1.jpg

一方の「働く仲間カレンダー」ですが、ズバリ紅葉ですね。タイトルは「こうえん」で、作者は秋田の方のようです。私は一度だけ秋田の紅葉を見たことがあるのですが、それはそれは美しかったのを覚えています。あのような美しい光景を見て育った方ならではの色使いではないかと思います。

calender2.jpg

規則正しく描かれた葉っぱ達は、作者の性格を表していそうですね。言葉で自分を上手く表現出来ない人が、絵を描くと雄弁に自己表現が出来るのは、障害者に限った話ではないのかもしれません。私も子供の頃は絵を描くのが大好きでした。今回、人は何故絵を描くのか、と大仰なタイトルをつけてしまいましたが、ここから先は、自分がなんとなく思っていることを書いておきたいと思います。

以前、今はなきタカトシの番組「ほこたて」で、「写真そっくりに描く画家と、どんなニセ写真でも見破る達人の対決」というのがあって、ゲストの伊勢谷友介がいきなりこんな事を言いました。

写真ソックリに描く理由ことに何の意味があるの?写真があればすむことじゃない。

そんなこと言ったら、番組が成り立たない、と司会のトシが慌てていましたが、実は私、伊勢谷友介と全く同じ意見でした。何故かと言えば、それは以前早川義夫の話で書いたので(こちら)、ここでは簡単に言っときますが、絵にしろ、歌にしろ、はたまた漫才にしろ、単に「上手い」と思わせるだけのものは、物足りない、ってことですね。私は別に写実的であることを否定してるんじゃないです。ただ、写実主義は手段であって目的ではないと思うんですよね。実物とそっくりに描こうとすることの先にあるのが、「見る人が写真かと思って驚く」だけでは、絵としてどうなんだろう?「写真ソックリで凄い」絵とは、「技術的に上手い」以上に感じるものがない。私はあまり興味が持てなくて、もっと描いた対象への思いとかを、感じたいのです。

さて、ここからは私の思い出話を。小さい頃からお絵描きは好きでしたが、小学校の高学年になると、美術室で専任教師が教えるようになり、益々好きになりました。顎にヒゲをたくわえ、いかにもゲージツ家っぽい風貌の先生は体が弱かったらしいのですが、いつも課題を伝えるとサッサと準備室に引っ込んでしまい、読書しているような人でした。出来上がった子から順次作品を見せに準備室へ行きます。そこで、先生は何を描いたのかとか、生徒に説明は求めるものの、手を加えたり、あーしこーしろとの指図は一切しませんでした。要するに子供の自由に描かせていたのです。

多分私の絵は先生のシュミに合ったのでしょう。小学校時代はずっと良い成績を貰いました。お勉強があまり好きでなかったので、余計に絵が好きになったと思います。喋りもイマイチ、読み書きも得意でなかったので、自然の成り行きだったと思います。

ところが、中学から状況は一変しました。美術教師はヒステリー気味の中年女性で、人の描いた絵にバンバン手直しを入れてきて、愕然としました。段々と気持ちが絵から離れていきました。それでも、プライベートでは時々イラストを描いたりしていて、雑誌の読者欄に好きなアーティストのイラストを描いて送り、ちょっとした謝礼を貰うのを趣味みたいにしていました。

しかし、決定的に離れたのは、文章を書くことに目覚めてからです。今では毎日活字を読んだり、ブログの文章を書くのは日課のようになってしまいました。思っていること感じていることを文章で表現できるようになった現在では、絵を描く必要性がなくなってしまったのかもしれません。

ここで、話がちょっと逸れますが、先日、昔の写真を整理していた折、実家で買っていたビーグル犬、ホルガーの写真も沢山出てきました。ホルガーと言う名前の由来は既に(こちら)書きました。生後4ヶ月から15歳で亡くなるまでです。

<生後4ヵ月のイタズラ盛り>
holger4.jpg

<4歳頃。外で飼ってたのですが、時々家に上げていました。>
holger3.jpg

<6歳頃、シクラメンの花と>
holger1.jpg

おバカだったけど愛嬌があって、沢山の人から可愛がられたホルガーは、もしかしたらトモローの前世かもね、と思うことがあります。そんなホルガーを画いた油彩の写真も残っていました。1991年、姉が嫁に出る時にプレゼントして、今でも姉宅の玄関に飾ってもらっています。

holger2.jpg

只々、可愛いホルガーを描きたくて、描いた絵です。初めての油彩であり、もしかしたら最後であるかもしれませんが、この先の人生で再び筆を持ちたくなる日がくるかどうか、それは分かりません。


最後に、先の早川義夫の話の中に出てきた、熊谷守一画伯の言葉をここで再び紹介します。

下品な人は下品な絵をかきなさい。
ばかな人はばかな絵をかきなさい。
下手な人は下手な絵をかきなさい。


絵を描くことは人格を描くことであり、ブラックマヨネーズ吉田が漫才で出したいのは人間性、と言ったのとも符号する、ってな事を、かつて私は書いてたんですね。

今もやってるか分かりませんが「ぷっすま」という番組の企画で、「絵心クイズ」と言うのがあって、私は草剪剛くんの描く絵が大好きだったんです。お世辞にも上手とは言えないのですが、味があると言いましょうか、何を描いても草剪くんのだなと分かる。私もそういう絵を、いつか描いてみたいですわ。


お読み頂きありがとうございました。
↓良かったらどれか1つポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

タグ: 犬好き ブラックマヨネーズ

テーマ:わんことの生活 - ジャンル:ペット

ジョン・ケイルのChild's Christmas In Walesとルー・リードの話 | ホーム | ビートクラブdeロックな話(16)~Juicy Lucy, RenaissanceとJohn Mayall
Comment
シクラメンとワンちゃんのショット良いですね。
小さい頃に比べると顔もキリリとしてますね。
ホルガーくんかわいいし かしこそう、、油絵となって今でもお姉さんのおうちに 皆といるんですね、、、

絵は自分の個性 自分がもろにでるものですよね、、写真どおりにかくなら あまり意味がないですもんね、、友達もずっと描いていますが 大病をしても絵を描くことを支えに 頑張っているので 絵にはそんな力もあるんですね
顔の変化は人間も犬も同じですね。大人っぽくなります。
ホルガーくんの絵、ステキじゃないですか!!!背景の色味も素敵。初めての作品ってビックリです。愛情のなせる技だったのでしょうか!?
ホルガーが生きてるときは、ホントにおバカで困ると思ってましたが、彼の個性をちゃんと理解してたのかな?と今では考えるようになりました。

絵は描きたい気持ちが出てきますね。人目を気にしたりとか雑念が入ると濁ってしまう気がします。、
ありがとうございます。
好きなことをしてる時のエネルギーって、後になって凄いなーと感じる事があります。子供の頃から好きな課題とそうでないものでは、取り組み方が全く違って、ムラが強かったです。
ただ、気合い入れたものがそのまま良い出来になるとも限らないので、難しいとこなんですが、これは上手くかみ合ってたかな?
ホルガー君の写真を見て、ワタクシの実家で飼っていた同じくビーグルのハル(男の子)を思い出しました。幼犬の時の表情、大きくなってからの表情、ハルとホントにそっくりで、いろんな思い出が一気によみがえってまいりました。今は天国で楽しく暮らしているのかな?それとももう、生まれ変わっちゃったのかな?

熊谷守一画伯の言葉、すごく心に残りました。ワタクシもうまくはないけれど、絵を描くことが好きです。いつからか、絵を描かなくなってしまいましたが、もう一度やってみようかな、という気持ちになりました。
ビーグルのハルくんて、名前も似てるし偶然ですね~。
一緒に暮らしてるだけで、沢山のものを受け取っていたんだなー、って後になって気がついたものでした。


Trackback
この記事のトラックバックURL
http://notarinotariyoga.blog.fc2.com/tb.php/760-a96ab9da
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ご訪問ありがとうございます
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
最新トラックバック
ユーザータグ
フリーエリア
RSSリンクの表示
Web page translation
QRコード
QR