プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2013/10/22 11:17 yuccalina

イーラーショシュ3作目と「カロタセグのきらめく伝統刺繍」

ハンドメイドのエントリーは、ほぼ月一更新になってきました。前回「良い瞑想になりますね」とのコメントを頂き、確かにその通りだなー、と思う今日この頃。手先を使って何かを作る時間は、今後も少しずつ取って、地道に続けていきたいなと思っています。

トランシルヴァニアの伝統刺繍、イーラーショシュにハマって早3ヶ月が過ぎましたが、ちょっと前に3作目が完成しました。今回も柄物のファブリックに施してみましたが、東欧雑貨ICIRI*PICIRI(右のリンク欄を参照)にて購入しました、古着のエプロンです。ウエストのギャザーと、ストライプに配置された小花柄が、フォークロアな味わい。これだけで既に可愛い感じなので、余り邪魔にならないよう、同系色の白刺繍糸を使用。前回のチェックのスカートと同様、DMC社製です。

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イーラーショシュ トランシルヴァニアの伝統刺繍イーラーショシュ トランシルヴァニアの伝統刺繍
(2013/05/31)
谷崎 聖子

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折角のフォークロア調ですので、刺繍のモチーフもトラディッショナルなチューリップにしてみましたよ。谷崎聖子さんのイーラーショシュの本にも、様々なチューリップの形が紹介されてまして、どんなのにしようか迷っちゃいましたけど、ちょっとだけ、アレンジを加えてみました。

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また、横に1本渡したラインは、丁度裾上げの部分に刺繍することで補強にもなり、実用も兼ねてる感じですね。出来映えには大変満足しておりますが、このエプロンに合うロングのスカート(又はワンピース)を持ってないのが、目下の悩みでして、この秋冬で買うかどうか考え中でございます。

さて、今回は自分とハンドメイドとの関わりについても、書いておきたいと思います。振り返ってみるキッカケになったのは、前回紹介したハート模様のスカートです。実は、いかにも自分でデザインしました的書き方をしてしまった後で、ちょっと焦ってしまうことがあったからです。

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チカップ美恵子さんのアイヌ刺繍の本に、似たような図案がありまして、無茶苦茶影響されてるやーん!と己れを突っ込む私でした。

チカップ美恵子の世界―アイヌ文様刺繍と詩作品集チカップ美恵子の世界―アイヌ文様刺繍と詩作品集
(2011/09/07)
チカップ 美恵子、植村 佳弘 他

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<「チカップ美恵子の世界」より刺繍作品とスケッチ>
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ちなみに、アイヌ刺繍は、水の流れと植物の刺から発想されたものだそうで、石などによって水の流れが変化するところを写し取って、組み合わせているみたいです。なるほど、2枚目のスケッチはそのように見えますもんね。

ま、アイヌ刺繍に限らず、私はこれまでに手で触れてきたものや、見てきたものから、デザインを考えたりしてる訳ですから、純粋に自分のオリジナルなんてやつは無いのかもしれません。その中でも、やはり90年代に訪れたトランシルヴァニア文化の影響は大きくて、上のエプロンとか、現在の自分の服装には似つかわしくないイメージもありますが、確かに自分の中にある要素なんですよね。あの頃はこのエプロンのも似た花柄のスカートを愛用しておりました。

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ホームステイ先のカティお婆ちゃんが、自分のエプロンと似てる!と私を見たときに大喜びしてたのを、よく覚えています。また同じ村の教会で見た少女たちの煌びやかな民族衣装とか、

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トランシルヴァニアの知人の家の壁に飾られていた、イーラーショシュのロングクロスのこととか、

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結構、色んなものを見てきたんですよね。ちなみに、90年代半ば、私はお花の図案を考えるのに凝っていたらしく、先日、片付けものをしていたら、こんな絵が出てきました。

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この頃は、刺繍は全くやっていませんでしたが、代わりにこんなものを作っていたようで、

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コルク製のコースターに、アクリル絵の具でお絵かきしたものが残っていました。多分、フォークロアに触発されて、自分でも何か作ってみたかったんだと思います。

で、こんな拙い作品の後は、トランシルヴァニアの美意識や伝統的手仕事を紹介した素敵な本で、目を保養して頂きましょうか。イーラーショシュの本と同じく谷崎聖子さんによる新刊が届きました。

カロタセグのきらめく伝統刺繍: 受け継がれる、ハンガリー民族のきらびやかな手仕事カロタセグのきらめく伝統刺繍: 受け継がれる、ハンガリー民族のきらびやかな手仕事
(2013/09/23)
谷崎 聖子

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トランシルヴァニアの中でも、カロタセグ地方の煌びやかな衣装や装飾品が、カラー写真と共に紹介されています。枕カバーやクロス類にされる刺繍イーラーショシュだけでなく、民族衣装のディテールを、歴史や地域での差にも言及しつつ、丁寧に解説されています。私も見たことのないアイテムや色彩があったり、とても新鮮に感じました。

例えば、下の写真は1992年に私が撮ってきた、ビーズと刺繍で飾られたエプロンですが、全く雰囲気の違うものが、この本の中に登場します。

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<「カロタセグのきらめく伝統刺繍」より女性のエプロン>
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そして、エプロンを作っているお婆さん達への取材もされていて、作り方の解説もされています。

また、刺繍もの以外で気になったのは、女性が頭に被るスカーフのこと。スカーフは時代によって流行りがあるみたいですが、チェコやオーストリアからの輸入品が主だったというのが意外でした。私の手元にあるのはどこの製品なのか、気になるところです。

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全てのアイテムについて、ここで取り上げられませんが、どこを捲っても、美しい写真に目が奪われて、心が癒されます。そして、その文章は、著者のカロタゼグ文化への細やかな愛情で溢れていることが、十文に伝わってきました。それは、ビーズや刺繍等によって美意識と気持ちが込められた、丁寧な手仕事と同じではないでしょうか。

表紙の写真なんかは、まるでおとぎの国のお姫様のようですね。物と情報の海で疲弊した日本人の心をも癒してくれそうで、是非とも色んな人に一度見ていただきたい一冊です。


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タグ: トランシルヴァニア 刺繍 古着

テーマ:ハンドメイド - ジャンル:趣味・実用

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Comment
こんばんはー

すてきなエプロンができましたね チューリップが可愛い、、むかーしから 刺繍とかお好きなんですね

細かいこと苦手な連続する作業が苦手な私には絶対無理ですが こういうことなさる方は尊敬します、、飽きちゃうとかないんですよね お好きだからもちろん、、気がついたら何時間もたって、、って感じですか?

したから二番目のエプロンとてもゴージャスですね、、とても凝ってて、、嫁入り道具とかになりそう、、
> したから二番目のエプロンとてもゴージャスですね、、とても凝ってて、、嫁入り道具とかになりそう、、
正に、民族衣装はその嫁入り道具の一つです。村の女性は女の子が生まれると、自分で準備するそうです。日本で娘に着物を誂えたりするのと一緒ですね。
Yucchalinaさん、今回もご紹介をくださってどうもありがとうございます!
ヴィンテージエプロンの柄と、イーラーショシュのチューリップがとてもよく合いますね!こちらでは手織り布、ブラウスでは薄手の白いコットンにしか通常は刺繍されないのですが、こういう使い方もあっていいなと思いました。ご自身の中で吸収されたさまざまなものが、こんな風な形になって表現されて素晴らしいことだと思います。

スカーフお持ちなんですね。
これはプリントされた時代によって微妙に質が違うみたいで、お値段もそれによって大幅に変わります。現代でもリプリントされていますが、素材が違いますのでまったく発色も変わります。お持ちのもの、いつの時代のものか気になりますね。
沢山の色をバランスよく組合せた、素敵な衣装ですね。
色彩感覚とかも、代々受け継がれてきた美意識なのかもしれません。
だからこそ、地域によって差が生まれているのかも、とか思ったりします。
お忙しい中、コメントありがとうございます。

私はカロタセグの伝統を受け継ぐべく人間ではないとは思いますが、この素晴らしい美的感覚を、どこかにミックスしたりして、紹介出来たら良いなと思っています。でも、それには、もっともっと本物を見ておかなくては、とも感じていますので、今度の展示会は本当に楽しみにしています。


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