プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2013/08/14 08:26 yuccalina

ビートクラブdeロックな話(10)~Thunderclap NewmanとPlastic Ono Band

伝説のロックTV「ビート・クラブ」(ドイツ・ラジオブレーメン製作)のDVD BOX2から、数曲チョイスして紹介しているシリーズの10回目です。第45回放送分(1969年)の収録内容は以下の通り。

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(2011/10/12)
オムニバス

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Disc 4-1 : Beat Club No.45(1969年)
Artist : Title

The Dave Clark Five : Live In The Sky
Steppenwolf : Sookie Sookie
Paul Revere & The Raiders : Out On That Road
Chuck Berry
The Who
The Marmalade : Baby Make It Soon
Rainbow People : Living In A Dreamworld
Robin Gibb : Saved By The Bell
The Rolling Stones(Brian Jones)
Zager & Evans : In The Year 2525
Clodogh Rodgers : Goodnight Midnight
The Beach Boys : Surfin' USA
Thunderclap Newman : Something In The Air*
Plastic Ono Band : Give Peace A Chance*
(*印は今回紹介する曲。タイトル無しのアーティストはインタヴューまたは紹介VTR等。)


今回も注目すべきアーティスト目白押しです。「Born To Be Wild」以外の曲もカッコイイんだなーと確認できるSteppenwolfとか、全然サーフィンとは無縁のルックスでサーフ音楽を奏でるThe Beach Boysとか。Chuck BerryとThe Whoのニュース映像は、ロイヤルアルバートホールで初めて行われた「ポッププロムス」の模様。The Whoの「The Hawker」がイントロからムチャクチャカッコイイんですが、後で「Tommy特集」があるのが分かってますので、今回はスルーです。元々プロムスはかのロイヤルアルバートで行われてる伝統あるクラッシック音楽の祭典ですが、そのポップス版という試み。このあたりからロックやポップス音楽のコンサートも行うようになったんでしょうね。ホールの歴史もかいま見れた一コマ。そして、The Rolling Stonesは変死したブライアン・ジョーンズ追悼式の模様が。ハイドパークで行われ、ミック・ジャガーがシェリーの詩を朗読していました。前回が新加入のミック・テイラーのインタヴューだったんで、ホント立て続けにあった出来事だったんですね。

と言ったところで、紹介する楽曲は、先ずはThunderclap Newmanの「Something In The Air」です。1969年全英シングルチャート1位になりました。以前「The Moveが見たくてビートクラブを買った」と書いたことがありますが、実は、この曲も買った目的の1つであります。初めて聴いたのは20数年前、多分映画「いちご白書」の中だったと思いますが、その後にレーザーディスクで発売されたビートクラブのセレクト版を持っていた友人に、見せてもらったことがあったからです。



このバンドはフーのピート・タウンゼンドのテコ入れでデビューしたそうなので、フーのファンには良く知られた存在かもしれません。ヴォーカルとギターを担当し作曲もするスピーディー・キーン(1945~2002)は、ピートのお抱え運転手をしていたそうで、フーの「Armenia City In The Sky」という曲の作者でもあります。



グループを解散後はジョニー・サンダース&ハートブレイカーズ(名盤「L.A.M.F.」の12曲中6曲)やモーターヘッドのプロデュースでも名を残しました。

グループ名の“Thunderclap”はピアノのアンディー・ニューマンの愛称から取ったものらしく、間奏での彼のピアノソロは中々カッコ良いです。彼のピアノが音作りの核だったのでしょうか。髭面にメガネと帽子というルックスは、ロックアーティストと言うよりはクレズマー音楽家の風情ですが、ニューマンという姓からしてユダヤ系の可能性アリですね。

そして、もう1人注目すべくはスピーディー・キーンとアンディー・ニューマンの間にいる中学生みたいな少年。リードギタリストのジミー・マカロック(1953~1979)は、当時16歳です。ニューマンと並ぶと親子に見えますね。彼は後にポール・マッカートニー&ウイングスに加入し、「Medicine Jar」や「Wino Junko」の作曲と自身の歌声も残していますが、26歳の若さでヘロイン過剰摂取により他界。



フーのバックアップに、タレント揃いのThunderclap Newmanでしたが、グループ自体はこの「Something~」のヒット以外には特に業績もないので、いわゆる「一発屋」で終わりました。そんな儚さを知った上で聴くとまた、感慨深いものがありますが、後にトム・ペティがほぼオリジナルに忠実なカバーを残していることから、一発屋であっても、ロック界に残したものは決して小さくないのでは?と思うのでありました。



さて、ジョンとヨーコのプラスティック・オノ・バンド「平和を我らに」は、今やプロテストソングの定番ですね。モントリオールでのレコーディング風景です。



私は以前ビートルズに余り興味がないと書きましたが、ヨーコと出会ってからのジョン・レノンは別。彼等が当時の社会に与えた影響の大きさが、どれほどのものだったのか、当時4歳の私が知る由もないのですが、2人は音楽のみならずあらゆる活動において、時代の先を行ってたのかもしれません。カップルでのオールヌードから、ベッドイン、ラヴ&ピース狂想曲から覚めた後、音楽から距離をおくと、ビジネスにも長けたヨーコが家計を支え、ジョンは元祖イクメンとしてショーンの育児という、性差を越えた隠居生活をしてましたよね。

で、ヨーコについての私の記憶は、中学生の頃にビートルズファンのクラスメートが「ヨーコのせいでビートルズが解散したから嫌いだ」という言葉から始まります。その後、高校時代にはリアルタイムで「ダブル・ファンタジー」を聴き、ジョンの暗殺ニュース。当時の大学生の知人は「ダブルファンタジー」について、「ヨーコの声なんて聴きたくないから、ジョンのところしか聴かん」と言っていました。

どうやらヨーコを嫌う日本人って意外と多い?と思いつつ、高校生で既にパンクロックを経験していた私にとってのヨーコは「何やらカッコイイおばさん」。スージー・スーだの、スリッツだの、ニナ・ハーゲンを聴いてたので、ヨーコの声に拒否反応は全くありませんでした。こうして現在、昔の映像を見て見ても、彼女はやはりカッコイイ女性です。パティ・スミスもヨーコを尊敬していると言ってましたが、それはジョンの妻としてだけでなく、一アーティストとしての彼女への評価だと思っています。

ジャンキー教授ティモシー・リアリー夫妻も参加していたこの映像には、間に「ベッドイン」の模様が挿入されていますが、当時のマスコミは2人が公開セックスしてくるのを期待したとか?結構笑っちゃいますけど、その理由として下記のような全裸のアルバムジャケットがあったりするのですね。

Unfinished Music 1: Two VirginsUnfinished Music 1: Two Virgins
(1997/06/03)
John Lennon

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ここで話がちょっと逸れるのですが、以前アメトークの「下ネタ大好き芸人」で徳井義実が言ってた言葉を思い出しました。曰く「下ネタは人を傷つけない、平和なもの」それってジョンとヨーコがやってた事に当らずとも遠からずかな、って思っていたのです。時代的には自然回帰の一つとして裸を提唱してたんでしょうけど、肉体的に裸になるのと、下ネタを言って己のエロ心を裸にすることは、まあまあ似てなくないかと。

そう言えば、この頃からロックのアルバムジャケットにヌードが使われる頻度が、高くなったような気がします。自然回帰運動やら、性の解放という時代の空気が、ヌードと言う表現になったんでしょう。前回紹介したBlind Faithのアルバムは、モデル少女が未成年ということで、差し換えになった国もあったそうな。

スーパー・ジャイアンツスーパー・ジャイアンツ
(2010/11/24)
ブラインド・フェイス

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ともあれ、「平和を我らに」のビデオは「ウッドストック」とかと同様、ヨガとヒッピー文化の融合など、時代の空気が感じられる点も、自分がヨガを学ぶ身となって見ると、また一段と興味深いものがあります。バッグコーラスの中には、ヨギー、ヨギーニが沢山いそう。

ちなみにサディスティック・ミカ・バンドというネーミングは、プラスティック・オノ・バンドの響きを意識して付けたそうですね。そんなセンスの1つにしても、影響力があったってことですが、その根底には、彼等が見かけのカッコ良さだけでなく、中に一本筋の通った存在で、常に強い意志を表現し続けていたことの結果でもあるのだと思います。

ところで、これまでもこの時代(1968~1970)のファッションについて、時々言及してきましたが、そのうち1つの記事に纏められたらな、と思っています。丁度60年代70年代の狭間にある時期。私が思うに、その違いとは60年代はシンプルで小綺麗、70年代はごちゃごちゃして小汚ない感じですね。ちょっと乱暴な表現ですが、60年代はスーツ着てたフーのロジャー・ダルトリーが、髪を伸ばしてフリンジピラピラの服を着てますし、マッシュルームカットだったジョン・レノンも先のビデオの通りですもん。ただビートクラブを見ていたら、60年代が急に終わって70年代に入れ換わった訳で無いことが分かります。それと、ヒッピー文化についてもちょっと思うところがあったりするんですよ。自分が子供の頃に流行ってたものとかの意味が分かってきて、ちょっとした驚きもあったんですよね。

と言う訳で、取り合えずまた次回に。


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タグ: イギリス 60年代 70年代 ヨガ アメトーク

テーマ:60年代から70年代のPOPs & ROCK - ジャンル:音楽

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Comment
こんにちは。
「ビートルズは興味がない」というのは意外でした。
かなりいい楽曲があるんですが……まあ好みですものね。
一人になってからのジョン、オノ・ヨーコと活動するジョンもいいですね。
あっ、ブラインド・フェイスのジャケットが!
この中身、渋い曲が多いですね。
ソロがほとんどないのが不思議なくらいです。
ビートルズが嫌いとか全然ないんですけど、きっと夢中になるタイミングがなかっただけだと思います。やはり10~20代で夢中になった音楽って、特別な思い入れがあるんですよ。高校生の時に初めてSteve Winwoodの歌声を聴いた時の衝撃とか、その類のものがビートルズに関してはゼロであると。

後に60年代のガレージロックにハマった時も、今更ビートルズは聴かなくても良いかな、でもストーンズは押さえておこうかな、みたいな感じで、ビートルズはオリジナルアルバムを通して聴いたことがなかったんですよね。
yuccalinaさん、コメントどうもです。
70年代後半は秀逸なカヴァー曲多かったですね。
ストラングラーズのはその中でも一際好きなカヴァーです。
パクリの連鎖?で思い出しましたが、スタイル・カウンシルをパクった佐野元春、スイートをパクった布袋寅泰なんてのもありましたね。問題にはなりませんでしたが。
yuccalinaさん
おはようございます。まだまだ暑いですね。お元気でしょうか。

yuccalinaさん、洋楽のいろんなこと随分造詣が深いですね。
ジョンとヨーコは僕も大好きで、自分のブログでもたくさん書きました。
ジョンが亡くなったのは僕が23歳の時です。ジョンの主夫時代の考え方とか、いろんなことをジョンから影響を受けた僕の人生です。
> ジョンとヨーコは僕も大好きで、自分のブログでもたくさん書きました。
今度じっくり読ませて頂きますね。

> ジョンが亡くなったのは僕が23歳の時です。ジョンの主夫時代の考え方とか、いろんなことをジョンから影響を受けた僕の人生です。
色々な面で常識にとらわれない生き方をしてきた2人なんでしょうね。多分これからも影響を与え続けて行くと思います。


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