2013.07/23 [Tue]
トランシルヴァニアの伝統刺繍「イーラーショシュ」
- ジャンル:[趣味・実用]
- テーマ:[ハンドメイドの作品たち]
久々にハンドメイド関係の更新です。この1ヵ月は刺繍に没頭しておりました。私はこれまで刺繍と言えば簡単なチェーンステッチのみで、イラストや子供の名前を入れたりする程度で、本格的なものに取り組んだことは無かったのですが、今回どハマりしたのはこちら。
私が20代でルーマニアのトランシルヴァニア地方を訪れたことが縁で、交流させて頂いている手芸研究家・谷崎聖子さんの著書が先月発売されました。トランシルヴァニアの中でもカロタセグ地方の伝統刺繍「イーラーショシュ」の刺し方や図案とともに、地方の手仕事の歴史についても、美しい写真と共に紹介されている、とても素敵な本です。
私はフォークロア調の服にしろ、自分で何か手芸で作るにしても、余り甘過ぎないものが好きです。単色使いの糸で、デフォルメされた花や鳥が描かれているイーラーショシュのテイストは、とても私の好みに合います。特にこの線描画のような黒のチューリップや葉にとても魅かれました。
そんな訳で、イーラーショシュのモチーフ、花、葉っぱ、鳥、蝶々などの中から、何か自分の好きなものを刺繍してみたいと。そこで、思いついたのがベージュのリネンのワンピースの裾に、何か入れて見ようかと。かなり着込んだ服なので、失敗した時に困らないように保険として、やってみることにしました。取りあえず、本に載っている図案の中から、少しアレンジを加えてお花を3つ。
基本の刺し方は本に分かりやすく載ってますが、幅の広いクロスステッチを細かく刺す感じですね。ちなみに花の中心部分だけアウトラインステッチです。
まあまあ上手くいったかな?そして、これだけではちょっと寂しいかな?と葉っぱを足すことにしました。
<下絵は2本線で描いています>
<ひとまずこれで完成>
若葉マークの割にはまあまあ良く出来たような気がします。少しずつ刺し進めながら、約1ヵ月で終了。前側しかしていないので、夏が終わった頃、後ろの面に別のモチーフを刺繍してみようかなと考え中でもあります。
ところで本を見ると、下絵は厚紙で出来た型紙を定規の様に使い、色んな形を組み合わせて、正確に描かれているようです。今回私はお花の中心部分だけ、等間隔になるよう定規で計り、缶のフタを使って〇を描いた以外はフリーハンドで描いてしまいましたので、葉っぱの形や大きさがかなりまばらになっています。まー、これもいかにも手描きっぽくて、私的にはそんなに悪くないかと思ってますが、針を刺す位置がハッキリ分かるように、しっかりと描いておかないと、ステッチが迷子になってしまいますので、お気をつけください。イーラーショシュの「イール」は線を描くことを意味しているそうで、キレイに仕上げるためには、先ずは下絵をしっかり描いておかなくてはいけないのでした。
それと、材料について。布は針が刺しやすく、ある程度厚みと張りがあるものが良さそうですね。太い糸で引っ張られるので、布が弱いと歪んでしまいそうです。一方の刺繍糸ですが、私は刺し子用の糸(合太)を使用してみました。手芸店に久し振りに行ったら、色んな色があり楽しくて、つい沢山買ってしまいましたが、本来イーラーショシュの糸は、白、黒、赤、青の4色だそうです。ちなみに今回使用したのは、左端の黒で、右側の2本は色が混じってて何か楽しそうなんで、つい買ってしまいました。何か面白い物が出来たら紹介したいと思います。
普通の刺繍糸でも出来るようですが、イーラーショシュ用の糸や布地は谷崎聖子さんの下記サイトで購入できます。またイーラーショシュの刺繍作品を含め、トランシルヴァニアで作られたハンドメイド品を多数扱っています。
トランシルヴァニアの手仕事、手芸本、手芸用品
FOLK ART Transylvania(フォークアート・トランシルヴァニア)
また、トランシルヴァニアの文化に興味のある方は、是非、谷崎聖子さんのブログの方も合わせてご覧ください。季節の花々等の美しい風景と、トランシルヴァニアの人々の丁寧な暮らし振りを伝えてくれます。
手芸研究家・谷崎聖子さんのブログ
トランシルヴァニアへの扉~Erdely kapuja
暫くは買い込んでしまった刺し子糸で、あれこれ作ってみて、ステップアップしたら是非とも本場の専用糸を使ってみたいものです。きっとまた違った風合いのものが出来るんでしょうね。
お読み頂きありがとうございました。
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イーラーショシュ トランシルヴァニアの伝統刺繍 (2013/05/31) 谷崎 聖子 商品詳細を見る |
私が20代でルーマニアのトランシルヴァニア地方を訪れたことが縁で、交流させて頂いている手芸研究家・谷崎聖子さんの著書が先月発売されました。トランシルヴァニアの中でもカロタセグ地方の伝統刺繍「イーラーショシュ」の刺し方や図案とともに、地方の手仕事の歴史についても、美しい写真と共に紹介されている、とても素敵な本です。
私はフォークロア調の服にしろ、自分で何か手芸で作るにしても、余り甘過ぎないものが好きです。単色使いの糸で、デフォルメされた花や鳥が描かれているイーラーショシュのテイストは、とても私の好みに合います。特にこの線描画のような黒のチューリップや葉にとても魅かれました。
そんな訳で、イーラーショシュのモチーフ、花、葉っぱ、鳥、蝶々などの中から、何か自分の好きなものを刺繍してみたいと。そこで、思いついたのがベージュのリネンのワンピースの裾に、何か入れて見ようかと。かなり着込んだ服なので、失敗した時に困らないように保険として、やってみることにしました。取りあえず、本に載っている図案の中から、少しアレンジを加えてお花を3つ。
基本の刺し方は本に分かりやすく載ってますが、幅の広いクロスステッチを細かく刺す感じですね。ちなみに花の中心部分だけアウトラインステッチです。
まあまあ上手くいったかな?そして、これだけではちょっと寂しいかな?と葉っぱを足すことにしました。
<下絵は2本線で描いています>
<ひとまずこれで完成>
若葉マークの割にはまあまあ良く出来たような気がします。少しずつ刺し進めながら、約1ヵ月で終了。前側しかしていないので、夏が終わった頃、後ろの面に別のモチーフを刺繍してみようかなと考え中でもあります。
ところで本を見ると、下絵は厚紙で出来た型紙を定規の様に使い、色んな形を組み合わせて、正確に描かれているようです。今回私はお花の中心部分だけ、等間隔になるよう定規で計り、缶のフタを使って〇を描いた以外はフリーハンドで描いてしまいましたので、葉っぱの形や大きさがかなりまばらになっています。まー、これもいかにも手描きっぽくて、私的にはそんなに悪くないかと思ってますが、針を刺す位置がハッキリ分かるように、しっかりと描いておかないと、ステッチが迷子になってしまいますので、お気をつけください。イーラーショシュの「イール」は線を描くことを意味しているそうで、キレイに仕上げるためには、先ずは下絵をしっかり描いておかなくてはいけないのでした。
それと、材料について。布は針が刺しやすく、ある程度厚みと張りがあるものが良さそうですね。太い糸で引っ張られるので、布が弱いと歪んでしまいそうです。一方の刺繍糸ですが、私は刺し子用の糸(合太)を使用してみました。手芸店に久し振りに行ったら、色んな色があり楽しくて、つい沢山買ってしまいましたが、本来イーラーショシュの糸は、白、黒、赤、青の4色だそうです。ちなみに今回使用したのは、左端の黒で、右側の2本は色が混じってて何か楽しそうなんで、つい買ってしまいました。何か面白い物が出来たら紹介したいと思います。
普通の刺繍糸でも出来るようですが、イーラーショシュ用の糸や布地は谷崎聖子さんの下記サイトで購入できます。またイーラーショシュの刺繍作品を含め、トランシルヴァニアで作られたハンドメイド品を多数扱っています。
トランシルヴァニアの手仕事、手芸本、手芸用品
FOLK ART Transylvania(フォークアート・トランシルヴァニア)
また、トランシルヴァニアの文化に興味のある方は、是非、谷崎聖子さんのブログの方も合わせてご覧ください。季節の花々等の美しい風景と、トランシルヴァニアの人々の丁寧な暮らし振りを伝えてくれます。
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トランシルヴァニアへの扉~Erdely kapuja
暫くは買い込んでしまった刺し子糸で、あれこれ作ってみて、ステップアップしたら是非とも本場の専用糸を使ってみたいものです。きっとまた違った風合いのものが出来るんでしょうね。
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yuccalinaさんの出来上がりは初心者とは思えないくらいきれいです。
なにかにハマるっていいですよね。
楽しみが増えましたね。