プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

月別アーカイブ
リンク

ユッカリーナのヨガ的雑記帳


--/--/-- --:-- yuccalina

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2013/07/06 09:41 yuccalina

ブリティッシュ・ロックに愛された歌姫、P.P.アーノルドの話

この何か月、音楽のエントリーと言えば「ビートクラブ」の話だったのですが、ここいらでちょっと小休止。とは言え、「ビートクラブ」と全く関係無い訳でもないです。

DVDを見ながらずっと思ってたのは、イギリスと言う国がR&Bやソウルといった黒人音楽を愛したからこそ、ブリティッシュロックは豊かに育まれてきたんじゃないかしらということ。私はモータウンを中心にソウルは結構聴いてきたつもりなんですが、ビートクラブには名前も知らなかったアーティストが多数出てきました。つまりアメリカから渡ってきて、イギリスを拠点に活躍していた黒人アーティストが沢山いたということなんですよね。

そんな訳で、どうしてもこの女性アーティストについて、書いておきたくなりました。P.P.(パット)アーノルドです。

<ロングよりもこのショートヘアの方が私好みです>
FIRST CUTFIRST CUT
(2008/03/12)
P.P. ARNOLD

商品詳細を見る


アメリカはロサンゼルス出身の彼女が、イギリスに渡ってきたのは1966年で20歳の頃。アイク&ティナ・テーナー・レヴューのバックコーラスの一員となり、ローリング・ストーンズの前座としてツアーに参加します。ちなみに彼女は15歳で結婚し既に2人の子供を抱えていました。DV夫から逃れ、子供を実家に預けて、単身渡英したそうです。そこで、ミック・ジャガー(ってかストーンズのマネージャーか?)の目に留まり、当時発足したばかりのイミディエイト・レコードと契約。以後、彼女と関わってきたイギリスのアーティストの名前をざっとあげてみましょうか。大体年代順になってます。

ローリング・ストーンズ、スモール・フェイセズ、キース・エマーソン(ナイス)、フー、キンクス、ブラインド・フェイス、デヴィッド・ボウイー、ビー・ジーズ、スティール・パルス、ケーン・ギャング、ビートマスターズ、KLF、ロジャー・ウォータース、ボーイ・ジョージ、ポール・ウェラー(スタイル・カウンシル)、オーシャン・カラー・シーン、プライマル・スクリーム、ドクター・ロバート(ブロウ・モンキーズ)、オアシス

とまー、そうそうたる顔ぶれですね。ナイスがP.P.アーノルドのバックバンドからスタートしたのは、プログレファンには有名な話なのかは知りませんが、とりわけ、同じイミディエイト所属のスモール・フェイセズとの関係が一番知られてそうです。彼等のバックコーラスをつとめたり、逆に彼らを従えてのソロシングルをリリースしたり、スティーヴ・マリオットとのロマンスもあったそうな。当時のビデオを見ると、彼女は2児の母とは思えないくらいチャーミングですもんね。マリオット&レーン作「Groovey」のPVではマリオットとの関係がなんとなく匂ってきて良いですわ~。



青春してるって感じ?ちなみにこのビデオを撮ったのはピンクフロイドの「星空のドライヴ」と同じピーター・ホワイトヘッドであります。

そんで、フェイセズの「Tin Soldier」に、バックコーラスで参加してる映像見てたら、何かね、スタイル・カウンシルを思い出しちゃいました。音楽性云々ではなく、この2人の関係性が、後のポール・ウエラーとDC・リーに重なってきちゃったのです。私の想像ですが、もし、この二人のロマンスがなかったら、ウェラーとリーも無かったかも?とか。マリオットを敬愛してたウェラーが、恋人選びも影響された可能性はゼロでないなと。



しかし、この動画、1968年に放送されたフランスのテレビ番組らしいんですが、カラー放送なんですね。ドイツのビートクラブが1969年現在でもモノクロなので、ちょっと衝撃を受けました。これが戦勝国と敗戦国の差なのでしょうか?

なんつー、話は置いといて、60年代の彼女の作品をもう1曲。キャット・スティーヴンスの曲で「The First Cut Is The Deepest」。



これは1967年ビートクラブの映像!ってことは、「DVD BOX 1」に入っているのか~!ムムッ、BOX 2をまだ見終えてないと言うのに、早くも1が欲しくなってきました。困るわ~。しかし、私は、力強くても少し擦れた感じの声が好きなんだな~、と最近分かってきました。P.P.アーノルドもかなり好みな歌声ですが、若いのに艶っぽいのは、人生の経験値が高いからかも?とか想像するのもまた楽し哉。

さて、70年代に入ると彼女はミュージカルに出演したり、フレディ・キングのアルバムに参加したり、ロスに戻って再婚し、息子をもうけたりと、公私ともに充実していたようですが、娘さんを交通事故で失うという悲劇もありました。1978年にビージーズのバリー・ギブと再び共演。彼の弟アンディ・ギブとのデュエット「Will You Still Love Me Tomorrow」を発表。80年代はハリウッドに移り、TVドラマに出演の後イギリスに戻ります。そこで、スティール・パルス、ケーン・ギャングとコラボ。私がP.P.アーノルドの歌声をリアルタイムで聴いたのはそのケーン・ギャングとの「Respect Yourself」(オリジナルはステイプル・シンガーズ)なのですが、当時はエレクトロポップやダンス系がイマイチ好きでなくて、余り注目していませんでした。

しかし、その後60年代ロックにハマった90年代あたりから、彼女の名を再び耳にするようになります。プライマルスクリームと共演した「Understanding」が収録されたスモール・フェイセズのトリビュートアルバムはお気に入りで、今でも愛聴しております。

ア・トリビュート・トゥ・ザ・スモール・フェイセス~ロング・アゴウズ・アンド・ワールド・アパートア・トリビュート・トゥ・ザ・スモール・フェイセス~ロング・アゴウズ・アンド・ワールド・アパート
(1997/01/22)
オムニバス、ホワイトアウト 他

商品詳細を見る




そのプライマルスクリームとの共演のきっかけをつくったのは、オーシャン・カラー・シーンで、彼等もマリオットチルドレンだそうですね。トップ・オブ・ザ・ポップスでの共演映像を見ると、益々貫禄が付いた彼女の歌声に、更にしびれました~。



ポール・ウェラーは言わずもがなですが、オアシスまでいくとチルドレンと言うより孫の世代って感じでしょうか?2000年のアルバム「Standing On The Shoulder Of Giants」にP.P.アーノルドと、同じくUKソウルのレジェンド、リンダ・ルイスを同時にバックコーラスで使ってるんですよね。使い方がちょっと贅沢過ぎやしないか気になります。ま、そんだけオアシスって、ビッグなバンドなんでしょうけど。

スタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツスタンディング・オン・ザ・ショルダー・オブ・ジャイアンツ
(2000/02/23)
オアシス

商品詳細を見る


その後、ロジャー・ウォータースのアルバムやツアーに参加。2007年にブロウ・モンキーズのドクター・ロバートとデュエットアルバム「Five In The Afternoon」を発表。TV特番があったようで、デブデブになったドクター・ロバートにショックは受けつつも、2人のソウルフルなデュエットには大満足です。



と、年代順にざっくりと紹介してきましたが、今回私が一番驚いたと言いましょうか、見直してしまったのはビージーズでした。彼等って、ホントはブルーアイドソウルだったんですよね。私はどうしてもサタデー・ナイト・フィーヴァーのイメージが強すぎて、軽薄なディスコ音楽、と低く見てしまっていたのですが、かつてバリー・ギブが彼女のアルバムをプロデュースしてたとか。残念なことに未完成のまま終わってしまったそうですが、彼女が歌うビージーズの「Love Somebody」を聴くと、きっと素敵なアルバムになってたんではないかと思ったのでした。



とまー、あまり深いとこまでは行けませんでしたが、彼女の長年のお仕事を、軽ーーく追ってみただけでも、色んな事が見えて来ました。これから先も、英国ロックに愛され続けて、色んなアーティストと共演してくれたら嬉しいです。


お読み頂きありがとうございました。
↓良かったらどれか1つポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

タグ: イギリス 60年代 ソウル

テーマ:ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク - ジャンル:音楽

ハマカーンのお仕事記録(20) (7月1日~7月7日)~ドッキリと「ハマ3」で認定漫才師カウントダウン | ホーム | 手作りおやつチーズスティック
Comment
今まで注目してみたことがありませんでしたが、凄いアーティスト達と共演してるんですね。PPアーノルド、興味がわいてきました。
> PPアーノルド、興味がわいてきました。
活動の割に音源は多くないと思いますが、是非聴いてみて下さい。YouTubeにも色々ありますよ。


Trackback
この記事のトラックバックURL
http://notarinotariyoga.blog.fc2.com/tb.php/635-74cc6679
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ご訪問ありがとうございます
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
最新トラックバック
ユーザータグ
フリーエリア
RSSリンクの表示
Web page translation
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。