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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2013/05/09 08:20 yuccalina

ビートクラブdeロックな話(3)~The EqualsとGeno Washington

DVD BOX「The Story of BEAT CLUB 2」から気になるアーティストをピックアップして紹介するシリーズの第3回です。今回の第38回放送分収録内容は以下の通り。

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(2011/10/12)
オムニバス

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Disc 1-3 : Beat Club No.38(1968年)
Artist : Title

The Foundations : Built Me Up Buttercup
Simon Dupree & The Big Sound : Thinking About My Life
Heinz Edekmann
The Equals : Softly Softly
Julie Driscoll, Brian Auger & The Trinity
Tiny Tim : Tip-Toe Thru' The Tulips
Bonzo Dog Doo-Dah Band : I'm The Urban Spaceman
Gene Pitney : Billy You're My Friend
Manfred Mann : Fox On The Run
The Bee Gees : I've Gotta Get A Message To You
Geno Wathington & The Ram Jam Band : Bring It To Me Baby
Bilie Davis : I Want You To Be My Baby
Joe Cocker : With A Little Help From My Friends
The Marmalade : Ob-La-Di, Ob-La-Da
The Beach Boys : Bluebirds Over The Mountain
The Flirtations : Nothin But A Heartache
(タイトル無しのアーティストはインタヴューまたは紹介VTR)


今回は興味深いアーティストが目白押しで、何を書こうかチョイスに悩みましたよ~。The Foundationはジャマイカ等のカリブ諸国やセイロン(現スリランカ)出身のメンバーからなる多国籍バンド。後のプログレ界で異彩を放つGentle Giantの前身となったSimon Dupree & The Big Soundとか。ポール・マッカートニーのプロデュースでビートルズファンにも知られるBonzo Dog Doo-Dah Bandは、映画「マジカルミステリーツアー」に出演したり、中心メンバーのニール・イネスが後にパロディバンド、The Ruttlesを結成したりと、ビートルズとの縁が深いです。モンティ・パイソン好きな私にもツボなバンドです。ちなみに、3番目のHeinz Edekmannは映画「イエロー・サブマリン」のアートディレクターしてたイラストレーターの方だそうですよ。その他、ブルーズ色が残っていたManfred Mannとか、アメリカからイギリスに渡ってきて活躍した女性ソウルグループThe Flirtations等々を差し置いて、紹介したいのがThe EqualsとGeno Wathington & The Ram Jam Bandです。

The Equalsって初めて聴きました。カリブ系黒人と白人のツートーンバンドですね。冒頭のThe Foundationsも多国籍の編成でしたが、つまりこれは80年代のツートーンブーム以前から、こーゆーのがあったのね!と新鮮な驚き。



そんで、The Equalsの名前は知らなくても、Eddy Grantなら知ってましたよ。80年代に「Electric Avenue 」って曲がヒット。

<いかにも80年代エレクトロポップ風なEddy GrantのElectric Avenue>


まー、当時の私はレゲエに余り入り込めなかったんで、Eddy Grantのどこが良いんだか分からなかったんですけどね。60年代から活躍してたアーティストとは露知らず、どこぞの馬の骨のジャマイカ人?位にしか思っていなかった訳です。無知とは怖いものですな。しかし、もしもThe Clashをもっとまともに聴いてたら、彼を軽んじたりしなかったかもしれません。と言うのも、「Police on my Back」ってThe Equalsのカヴァーなんだってさー。

<日本語の字幕入ってます>


この曲が収められた「サンディニスタ!」ってアルバム、当時はちゃんと聴いてませんでしたから。タイトルだけみても政治色強すぎで、引いてたと言いましょうか。何か自分の言い訳代わりみたいで申し訳ないのですが、ここでもフレさんのブログから、レヴューを貼らせて頂きます。

・・・自分がザ・クラッシュを聴き始めてからもう20年近く経つが、彼等がやってることの意味が分かるのに15年はかかってると思う。言い方を変えると「London Calling」や「Sandinista!」という作品を理解するのに15年はかかったと云うことだね。・・・
The Clash - Sandinista! 「ロック好きの行き着く先は・・・」より



「サンディニスタ!」やっぱり取っつきににくいアルバムだったようで、、、。

ちなみにEddy Grantは、ジャマイカ人じゃなくて、英国領ガイアナ(当時)出身ということで、ここでも私的ガイアナの謎が明らかになったので、ついでに書いておきます。

それは、ジュリアン・コープという私の大好きなアーティストが、アルバム「My Nation Underground」で、ガイアナで集団自殺したカルト教団「人民寺院」の教祖ジム・ジョーンズをモチーフにしていたことです。アメリカ人が中南米の国で起こした事件を、イギリス人のジュリアンが何故大きく取り上げたのか、イマイチピンと来なかったんですよね。かつてイギリス領だったことで、身近な話題だったのかもしれませんね。さらに余談ですけど、私が初めてガイアナという地名を耳にしたのは、ビートたけしのオールナイトニッポンです。たけしが「教祖様今晩は」という葉書を読みながら「教祖様って、おまえガイアナで死ぬぞ」と一言。

あと、思い出したのは、シン・リジィのフィル・ライノットの父親が、確かガイアナ出身だった筈です。バンドはハードロックを代表するくらいの音楽性でしたが、彼のソロアルバムでは、レゲエもやっていて、自身のルーツを意識していたんでしょうね。ジャマイカにしろ、ガイアナにしろ旧宗主国のイギリスにおいて、支配していた植民地の音楽は、かなり前から親しまれていたのでしょう。70~80年代イギリスのアーティストがスカやレゲエを積極的にを取り入れたのって、若しかしたら、政治的立場を表明する意味合いがあったのかもしれません。コンサバティブだったら、敢えてやらないでしょうから。パンクロックとの融合は、そういう背景から生まれたのかな。

と、まー話がかなり脱線してしまいましたが、若き日のEddy Grantの顔が、ナインティナイン岡村隆史のように愛嬌良く見えるのは、私だけでしょうか?それと、黒人で金髪というファッションがこの頃からあったっつーのも、興味深かったですが、まー、曲調はレゲエと言うよりストレートなロックンロールだと思いますけど。レゲエバンドと思って聴いたら、ちょっと???ですね。

そして、Geno Washington & The Ram Jam Bandも初めて見たのですが、こちらも多国籍編成のツートンバンド?とは言え、Geno Washingtonはカリビアンでなくアフリカ系アメリカ人。軍人として配属されたイギリスに留まって、ミュージシャンとして活躍したそうです。ブルースロックにも多大な影響を与えてたかもしれませんね。「Bring It To Me Baby」はイントロからして、何かSly & The Family Stoneみたいにファンキーでカッコ良いのですが、残念ながらがYouTubeで見つからなかったので、別の曲を貼っておきます。



んで、そんなGenoに影響を受けたアーティストに、80年代「カモン・アイリーン」のヒットで知られるDexys Midnight Runnersがありました。この曲を含むセカンドアルバムは、アイリッシュトラッドを全面に押し出していて、Van Morrisonの「Jackie Wilson Said」のカヴァーが秀逸だったのですが、彼等の1981年のシングル「Geno」(ファーストアルバムに収録)が彼に捧げられた曲と知り、また感慨深いものがありましたよ。



あー、確かにDexysのこのビデオ見てるとブルーズのビッグバンドみたいですよね。これがGeno Washington & The Ram Jam Bandへのリスペクトなのでありましょう。

しかし、前回The DamnedがカヴァーしてたBarry Ryanの話したばかりで、今度はThe ClashにDexys Midnight Runnersですよ。それに、カリブ音楽はボブ・マーリー以前からイギリスで親しまれていて、レゲエが受け入れられる下地が出来ていたことも分かりました。ワールドミュージック以前から、ロックの世界ではミクスチャーが当たり前だったのでしょうし、音楽ってどこかで繋がってるのね、と実感出来るビートクラブは、やっぱり見ていて楽しいです。それではまた。


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タグ: イギリス パンク ワールドミュージック ジュリアン・コープ

テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽

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Comment
こんにちは! 前回も思ったのですが、
『ビート・クラブ』を実際に買って視聴するとはすごいことです。
ロックバンドの伝記などを読んでいると「ビート・クラブに出演」などとあるんですね。
なのでビート・クラブという言葉だけは知っていましたが、実態は知らなかったです。

出演者を見ると、ジュリー・ドリスコール&ブライアン・オーガーとか、
マンフレッド・マンなど、聴いてみたいなあと思っていたのが出ていますね。
ビーチ・ボーイズとかビー・ジーズと、
ヨーロッパ系のあまり知られていないバンドが混ざっているのがすごい!
私もジュリー・ドリスコールは興味あったんですが、歌がちゃんと入ってなくてインタヴュー映像でした。しかも、英語の音にドイツ語通訳が被さっちゃって、何言ってるのかさっぱり分からないんですよ。な訳で、スルーさせてもらいました。

ビートクラブは90年頃にレーザーディスクでダイジェスト版が日本でも出てて、当時友人からダビングしてもらって見ていましたので、既に見たことあるVTRもありますが、番組として完全に残ってるのが凄いなと思います。MCの女性やスタジオ観覧の若者達のファッションなどからも、時代の空気が伝わってきて、高い買い物でしたが、購入して良かったと思っています。
クラッシュをはじめイギリスのアーティストって、日本人よりも大人な感じしてました。サンディニスタ=サンディーノって、チェ・ゲバラやエミリアノ・サパタとかと同列のヒーローなんでしょうかね。
ニカラグアで思い出したんですが、ケン・ローチの「カルラの歌」の題材にもなってましたから、イギリス人には身近な存在だったのかもしれませんね。
なんで英国ってこんなにレゲエやスカみたいなのが大きく影響及ぼしているんだろう、とか黒人が普通に共存している国ってのとか、背景に流れる紛争の影とかロックから英国の歴史の裏面までかじったくらいですけど、そうしないと英国ロックがわからなくて…。同じく文学もなんだけど…、まぁ、結局全部知ることは無理だってことに落ち着いたんですけど(笑)。

今一度ビートクラブを見て発見する、って良い試みだな〜と。なかなかあのヘンの音ってきちんと聞き直さないんですよね。
私は昔は何の疑問もなく、スカ、レゲエ、ダブを取り入れたポストパンクを聴いてました。歴史や社会を学んでから、そうだったのか、と今更気付いたって感じですね。


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