プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2011/06/09 18:33 yuccalina

『たけしアート☆ビート』―たけしmeets辻井伸行

NHK BSプレミアムの『たけしアート☆ビート』(水曜・夜8時)を見た。ビートたけしがピアニスト辻井伸行くんに会いに行く。レコーディングに立ち会ったり、二人でピアノを連弾したりの楽しい一時。正直、『芸人報道』やら『ロンハー』やらの薄汚い記事と並べるのは申し訳ない、と思いつつも、最後に辻井くんが、「たけしさんをイメージして作った」という曲には、「シャイな感じ」と「映画の暴力的なイメージ」が盛り込まれてて、そういう部分もちゃんと受け入れてる子なら、許されるだろう、と自分に都合よく解釈する事にした。

この記事を書くことにしたのは、何はともあれ、この絵を載せたかったからだ。たけしが以前辻井くんにあった後で描いたという。ピアノを弾く辻井くんの額には、大きく見開かれた目がある。たけし曰く「心の目で弾いている」。彼は目が見える我々よりも、もっと多くの光を、心の目で受け取っている、と。

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いずれは名前を出さねばと思っていた。単純に好きな芸人なら山ほどいる私だが、影響を受けたのは、ビートたけしただ一人と言っても良い。元々読書なんて大嫌いだった私が、10代後半から、貪るように本を読み始めたのも、ゴダール映画に興味を持ったのも、総てたけしのお陰である。ついでに言っとくと、私がタップダンスを習っていたのは、『座頭市』の火口HIDEBOH先生だった。

ツービート時代から言われてきたのは、「たけしの毒舌にはハートがある」って事だ。心のままにボケたり、突っ込んだりするたけしは、辻井くんのピアノもハートで聞いているようだ。「こんな情景が浮かぶよ」と語りだした。

番組の中で辻井くんは、自分のアルバムを見せてくれた。水泳やスキー、自転車に乗っている姿を見て、驚くたけし。彼はずっと部屋にこもって、ピアノだけ弾いてきた訳ではないのだ。実は彼のそうした音楽以外の活動が、彼の感じる力をより豊かに育み、演奏に多大な影響を与えてる事は、想像に難くない。彼は聴覚以外の感覚を、例えば体に感じる風や、匂いさえも、音にして表現が出来るのだ。彼自身も「沢山の経験をさせてくれた両親に感謝してます」と語った。「目が見えなくても、絵の展覧会にも連れていってもらいました」と。そうした幾多の経験が、クラッシックのビアニストだけでなく、作曲家としての彼の可能性をも広げているに違いない。

彼はクラッシックの枠に囚われず、様々な音楽に触れてきたそうだ。「ハワイアンなんてどうですか?」「日本舞踊みたいな」「ジャズっぽく」等々、たけしのリクエストに次々と答えて、即興で曲を弾いてくれた辻井くんは、カラオケでよく歌うという、『津軽海峡冬景色』を弾き語りし、最後は全く架空のイメージとして「恋人達が海を散歩してるような」音を表現し、たけしは「参ったなー」と両手を上げたのだった。

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蛇足ながら私事を付け加えると、この放送の翌日(昨日)は、トモちんを連れて、児童相談所へいく日だった。前日にこの番組を見ておいて、本当に良かったと思う。児童相談所には、トモちんの障害の程度を判定する為、2年に一度通っている。テストや聞き取り調査をした上で、「何才程度の能力か」を判定される。トモちんにとっては、長時間部屋に閉じ込められ、あまり楽しくない日である為、私はほんの少しでも楽しみを作ってあげたくて、2人で電車に乗って行くことにしている。普段は殆ど車での移動なので、トモちんもかなりハイになっていた。これが私なりの、「子供に出来るだけ沢山の経験をさせてあげたい」という、細やかだけど大切な事の一つなのだ。


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