プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

月別アーカイブ
リンク

ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2013/02/08 08:25 yuccalina

「中原淳一展」と「美と抒情」と「1920年代の光と影」と

このブログを始めてから、結構「間が良い」事が度々あります。鈴木常吉さんの演奏会が実現したのも、かなり間が良かったのですが、ある音楽の記事を書いていた流れで、常吉さんのアルバムを聴いて、演奏会のオファーから実現まで、半年程の話でした。勿論その奥には20年前に彼のライヴを見ていた事とか、様々な要素が絡み合ってはいるのですが、、、。

そんな間の良い常吉さん絡みで、もう1つトピックを。彼の「さみしい時には」と言う歌の話は、今年の初エントリー(こちら)に敢えてしました。それは、作詞をされた中原蒼二さんが中原淳一のご子息と知って、とても興味を持ったからでした。私は丁寧な暮らしに憧れるガサツ女ですので、これを機会に中原淳一の本、何か一冊買ってみようかな、と思ってた矢先、今年が生誕100周年のメモリアルな年と知ったのでありました。

先週の日曜日の朝日新聞は、本の広告、展覧会のお知らせ等に、1ページを割いていましたよ。中でもファッションデザイナー、丸山敬太さんのお話がとても面白かったです。小学生の頃、図書館でいつも中原淳一の絵本「七人のお姫さま」を眺めていたとか。見出しには「美しさとは何かを伝えた作品は、憧れであり生きる希望だった」とあります。戦中戦後の不自由な暮らしをしていた女性達に「生きる希望」を与える存在だったのです。勿論、それはただ過去の話でなく、現代にも通じる力を持っていると、敬太さんは語っております。

また「美しくありたいという精神を持ち、一つひとつ丁寧に生きることの大切さを繰り返し語られた」言う一文には、とても頷けました。見た目の美しさだけでなく、中身も清浄に美しく保つために丁寧さは必須ですから。中原先生の本は、自分なりの美意識を確立するための、手引き書の様なものだったのでしょう。

一方、展覧会開幕前の朝日新聞夕刊には、ご覧の通り美輪明宏さんのコメント。先日三島由紀夫との関係にちょこっと触れた矢先ですが、中原淳一とも交流があったのですね。

<2月5日付朝日新聞夕刊の紙面>
nakajun2_convert_20130207175214.jpg

と言う訳で、6日から日本橋三越で始まった「中原淳一展」、昨日友人と二人で行って参りました。

目映いくらい、鮮やかな色彩で飾られたイラストを、皆溜息まじりに鑑賞するような、そんな一時を味わってきました。その女性像は、若き日の麻丘ルリ子とか加賀まり子を思わせる可愛らしさとでもいいましょうか。雑誌「それいゆ」「ひまわり」等の表紙絵から、服のデザイン画に人形まで、多岐にわたる作品と共に、イラストから再現されたワンピースやドレスが展示され、こちらは撮影OKでしたので、写メ撮ってきました。

nakajun3_convert_20130207175239.jpg

<デザイナー丸山敬太が再現した「7人のお姫様」ドレス>
nakajun5_convert_20130207175324.jpg
nakajun4_convert_20130207175303.jpg

布の色や質感に若干疑問が無きにしもあらずでしたが、この辺は予算の都合上かもしれませんね。

ご遺族のインタヴューを、交えた9分程のドキュメンタリーVTRも上映され、若葉マークの私にも分かりやすい展覧会でした。今夏(6月1日~7月15日)には、横浜そごうであるそうですので、お近くで興味のある方は是非ご覧頂きたいと思います。

展覧会後のミュージアムショップは、結構な混み具合でありましたが、これは「どんな状況でも美意識を失わずにいられるか、試されてるのでは?」と思えるくらい、皆さん譲り合いながら乱れずお買い物。そりゃあそうですよね。バーゲンセールの如き様相だったら、淳一先生に申し訳ないですもの。

<お土産に買ったポストカード>
nakajun7_convert_20130208081910.jpg


さて、話は戻って、本について。評伝の決定版と名高い「美と抒情」を買ってみましたよ。ご遺族や親交の深かった方達に、丁寧な取材をしていると、朝日新聞日曜日の書評欄にありました。今後、これはと言うエピソードがあれば、折に触れ紹介していきたいと思っております。

中原淳一 美と抒情中原淳一 美と抒情
(2012/11/13)
高橋 洋一

商品詳細を見る


と言ったところで、もう1冊この機会に本を紹介しておこうかと思います。中原淳一と直接関係はありませんが、現代思想の別冊「1920年代の光と影」。

1913年生まれの中原淳一は、物心付いた時期から思春期が、丁度1920年代にあたります。クリスチャンで母親が宣教師のハウスキーパーをしていたそうですから、欧米の文化に触れて育ったのでしょう。展示されていた初期のイラストには、ジャズエイジの香りがするものもありました。第一次世界大戦の影で文化が花開いたこの時代について、私の興味が始まったのは、フィッツジェラルドの小説からだったかと思います。この本は多分その時、20歳過ぎの頃に買った本だと思うのですが、これを機にまた読み直してみようかと思っています。

nakajun6_convert_20130208080248.jpg

当時は余り興味なかった1920年代の映画(故・淀川長治が寄稿)の話、ディアギレフ(バレエ・リュス)やモスクワの演劇の話とか、今読んだら面白いかもしれないです。マヤコフスキーとブルガコフはパティ・スミスと縁が深い作家で、彼女の最新作「バンガ」はブルガコフの本に出てくる犬の名前だそうです。

それでは、最後に再び中原淳一に話を戻します。展覧会で清楚なワンピースやブラウス姿のイラストを見ていて思ったのは、現在の日本でこんな服が似合いそうなのは、やっぱり浅田真央ちゃんじゃないでしょうか?彼女のあの透明感はやっぱり内面の美しさからも滲み出てると思うんですよね。淳一先生は、外見だけどんなに着飾っても内側が美しくなければいかんと仰ってましたが、真央ちゃんって中原淳一的美意識を体現してる気がしますね。本日から始まる四大陸フィギュアで、数日間その美しさに浸りたいと思います。あ、それと高橋大輔選手の新SP「月光」も楽しみです。それでは、四大陸フィギュア後にまたお会いしませう。



お読み頂きありがとうございました。
↓良かったらどれか1つポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

タグ: 鈴木常吉 浅田真央

テーマ:人生を豊かに生きる - ジャンル:心と身体

フィギュアスケート四大陸選手権 | ホーム | トモローの鼻歌も出た鈴木常吉さん演奏会
Comment


Trackback
この記事のトラックバックURL
http://notarinotariyoga.blog.fc2.com/tb.php/556-1fcedc73
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ご訪問ありがとうございます
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
最新トラックバック
ユーザータグ
フリーエリア
RSSリンクの表示
Web page translation
QRコード
QR