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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2013/02/22 08:10 yuccalina

至極私的60年代の愉しみ~その(5) ラヴィン・スプーンフルとジョン・セバスチャンそしてブルーズ

65年生まれのブログ主が語る60年代カルチャーの話も、今回で最後にしようかと思います。私は20代の半ば、80年代の終わりあたりから、ワールドミュージックと共にR&Bやソウルなどの黒人音楽を聴くようになったのですが、ラヴィン・スプーンフルとジョン・セバスチャンはとても重要な存在でした。ビートルズやローリング・ストーンズといったイギリスのバンドがアメリカを席巻した(この現象をブリティッシュ・インヴェイジョンと言います)60年代に、ニューヨークで生まれたバンドがラヴィン・スプーンフルで、ジョン・セバスチャンはオリジナルの大半を作詞作曲し、ヴォーカルをとるフロントマンでした。当時のアメリカは黒人差別が激しく、ブラックミュージックを流すラジオ局も限られ、多くのブルーズマン達が海を渡りました。イギリスの若者達に受け入れられ、そこからブルーズ・ロックが生まれたと言われています。多感な少年時代にブルーズに夢中になったエリック・クラプトンやら、ミック・ジャガーやらが真似から始めてって生みだされたロックが、逆輸入される様にアメリカでウケたのというのが、ブリティッシュ・インヴェイジョンという皮肉。そんな中、アメリカにも元々ブルーズ好きの若者はいた訳で、ラヴィン・スプーンフルというバンドは、その代表と言えましょう。グループ名はミシシッピ・ジョン・ハートの「Coffee Blues」の一節から取ったそうです。ローリング・ストーンズがマディ・ウォーターズの曲名から取ったのと似たようなものですね。ちなみに私は最初、ウイリー・ディクソンの「Spoonful」という曲があったので、それが好きという意味かなと思っていましたが、、。

<コーヒーブランドMaxwellの為に書かれた歌だそうです>


<こちらは勘違いしてた方の「スプーンフル」ハウリン・ウルフ版>


ともあれ、私にとってこのラヴィン・スプーンフルは、初めてロックとブルーズとの繋がりを感じたアーティストでした。それと言うのも、リーダーのジョン・セバスチャンのペンによる「Good Time Music」という曲は、同じ60年代のガレージバンド、ボー・ブラメルズのカヴァーを先に聴いたのですが、ラヴィン・スプーンフル版の入った「What's Shakin'」を買ってみると、中身は見事にブルーズのカヴァーだらけだったのです。

<オムニバスですが写真もロゴもクローズアップされてますね>
What's ShakinWhat's Shakin
(2006/02/21)
Various Artists

商品詳細を見る


Side one
1."Good Time Music" (J. Sebastian) – The Lovin' Spoonful
2."Almost Grown" (C. Berry) – The Lovin' Spoonful
3."Spoonful" (W. Dixon) – The Paul Butterfield Blues Band
4."Off the Wall" (W. Jacobs) – The Paul Butterfield Blues Band
5."Can't Keep From Crying Sometimes" (A. Kooper) – Al Kooper
6."I Want to Know" (S. McLeod) – Eric Clapton and the Powerhouse
7."Crossroads" (R. Johnson) – Eric Clapton and the Powerhouse

Side two
1."Lovin' Cup" (P. Butterfield) – The Paul Butterfield Blues Band
2."Good Morning Little Schoolgirl" (S. Williamson) – The Paul Butterfield Blues Band
3."Steppin' Out" (M. Slim) – Eric Clapton and the Powerhouse
4."I'm In Love Again" (D. Bartholomew, F. Domino) – Tom Rush
5."Don't Bank on it Baby" – The Lovin' Spoonful
6."Searchin'" – The Lovin' Spoonful
7."One More Mile" (J. Cotton) – The Paul Butterfield Blues Band


上の曲名リストから分かる通り(A面3曲目)、私が「Spoonful」という曲名と勘違いしたのは、このアルバムのせいですが、ポール・バターフィールドやらエリック・クラプトンの代表曲「Crossroads」も入ってて、ブルーズの名曲カヴァー集という感じですね。

ラヴィン・スプーンフルで一番お馴染みの曲は、多分「Do You Believe in Magic」(下記動画の1曲目)か「Daydream」(7曲目)ではないかと思います。特にDaydreamは90年代、「午後の紅茶」のCMで使用されていたのを良く覚えていますから。しかし、当時から私のお気に入りだったのは、カントリーブルーズのカヴァー「Fishi' Blues」やオリジナル曲でもブルーズ色の濃い「Lovin' You」(13曲目)でした。

<ベスト盤フルアルバム、音量低めです。>


1. Do You Believe in Magic? 0:07
2. You Didn't Have to be So Nice 2:05
3. Rain on the Roof 4:33
4. Darling be Home Soon 6:46
5. Summer in the City 10:19
6. Did You Ever Have to Make Up Your Mind? 13:00
7. Daydream 15:00
8. Younger Girl 17:20
9. Six O' Clock 19:40
10. Nashville Cats 22:24
11. She is Still a Mystery 25:00
12. Didn't Want to Have to Do it 27:59
13. Lovin' You 30:37
14. Let the Boy Rock & Roll 33:08


<こちらが「Fishin' Blues」、映像はバンドと無関係です。>


さて、フロントマンだったジョン・セバスチャンは1968年にバンドを脱退し、ソロ活動に入ります。前回(こちら)1969年ウッドストックの話題で、彼の曲を紹介しましたが、「Rainbows All Over Your Blues」はファーストソロに収められた曲。私は彼のソロワークでもまたブルーズの名曲にハマりました。それが「Well Well Well」という、トラッド曲でジョシュ・ホワイトのバージョンをお手本にしたそうです。ちなみにこの曲は「In My Time of Dying」というタイトルの方が馴染みがあるでしょう。かのレッド・ツェッペリンやボブ・ディラン等のカヴァーもあります。



<こちらも音量低めです>


I can die easy, well, well, well.「そう、俺は簡単に死ねる」と連呼する、そのシンプルな力強さに圧倒されてしまった私なのですが、今聴き比べてみると、アコースティックギターのみで、サラッと力の抜けたように弾き語っているジョシュ・ホワイト版の方が、不思議な事にパワーを感じグッと胸にきます。ジョン・セバスチャン版はイキッてる感じがしちゃうんですよね。私も年を重ね、ブルーズの良さが少しは分かって来たのかしら?

そして、ジョン・セバスチャンのソロ活動で、一番のヒットとなった曲が「Welcome Back」でしょう。私もこのキャッチ―でハートフルなメロディが大好きです。



しかし、「Well Well Well」を収録したアルバム「Four of Us」が1971年、「Welcome Back」が1976年、既に60年代から外れてしまいまいsた。そんな訳で、今後は70年代の音楽で、お気に入りのものを紹介していきたいな、と。ひとまずこのシリーズはこれにて幕を引くことにします。


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タグ: 60年代 R&B イギリス

テーマ:R&B - ジャンル:音楽

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