プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2012/12/25 14:35 yuccalina

THE MANZAIについて書き残したこと~磁石&もっとハマカーン

ハマカーンの優勝に酔いしれたTHE MANZAI 2012から既に1週間が過ぎました。優勝はゴールでなく、彼等の漫才師としての新たなスタートです。これからも熱烈応援しますけど、今回の優勝で、初めてネットニュースのコメントなるものを覗いてみて、ちょっとビックリ。ヤラセだの、出来レースだの、ハマカーン面白くないだの、否定的なコメント書く人がまー多かったこと。でも大会全体までをもつまらんゆーてる人は単純にお笑いが好きじゃないだけだと思います。本当に漫才を愛する人々は、純粋に漫才を楽しみたい、笑いたいと思ってる、と私は信じて疑わないからです。もし、仮に漫才を愛するがゆえの苦言ならば、どこをどうしたら良いか、具体的な提案が欲しいですよね。

私は去年より全体のレベルアップを感じました。明らかにすべってるコンビもなく、1票も入らなくても、トレンディエンジェル、スーパーマラドーナそして磁石(彼等についてはこの後詳しく)など、何れも印象深かったです。オジンオズボーンは、ボケの人が2008年M-1でブレイクした時のオードリー春日の再来を見るようでしたが、審査員にはあまりハマらなかったんかな?あのしょーもないダジャレを連呼する「スベリンゾウ」さんは、中高生あたりから支持されそうな予感。

私がハマカーンの次に応援していたのがB組の磁石でした。昔、日本テレビ「ラジカる」のレギュラーしてたころから好きで、「爆笑レッドカーペット」にも結構出てましたよね?ボケの永沢たかしが秋田県出身ということで、東北系日本人の私としては気になる存在でした。これまではやはり永沢のオトボケ感ばかりに注目していたのですが、今回のTHE MANZAIでちょっと認識が変わりましたね。兎に角ツッコミの佐々木が激アツだったのが印象的でした。ツッコミは汗をかいて一生懸命仕事しろ!と言ったのは有吉弘行だったと思いますが、本当に汗ビッショリでした。男前の面立ちなのに、年々太ってきてデブキャラ解禁も目前でしょうか?スーツの後ろ姿が、パツパツ(殆どゾウのケツ状態)でしたが、それがさらに暑苦しさに拍車をかけてて、中々良かったですよー。佐々木のノリ突っ込み、例えば、「免許証はおもち(御餅)じゃないです」の永沢に対して、「免許書が御餅だったら食っちまうじゃないかー!、、、、って食わねえよ!」。いやー、見ててホント気持ち良かったです。

「まだ1回もエッチしてない」とか「ブスは待つ」等のクズな発言には、会場の女性客が引いてる感がありました。「知名度上げる前に好感度下げてんじゃねーよ」と突っ込みたくもなりましたが、ウーマンラッシュアワーが好感度気にしてネタのハードル下げた感じがあったので、逆に「磁石、攻めてるなー」とも思いましたよ。ビートたけしだって昔は「ブス」だの「やらせろ」だの連発してましたもんね。

オール巨人師匠も「素晴らしかった」と磁石を褒めたたえてました。そして「やめたらアカン」とも。エンディングでの永沢たかしの涙の理由は、やっぱ師匠の言葉による部分が大きかったかもしれません。勿論ハマカーンとも仲良しな磁石ですから、彼等の優勝を祝福してたとも思います。

そう思える場面を発見しました。ファイナルの審査結果中、ワイプ(左上の四角)で抜かれたハマカーンの後ろに寄り添う永沢は、神ちゃんと一緒になって、1票が入る度に表情を変えていました。

<開票中、永沢(真ん中)が「おーっ!」という顔してるとこ>
hamakaan3_convert_20121221124858.jpg

<神ちゃん(中央)に負けないくらい大泣きしてる永沢(右)>
hamakaan4_convert_20121221124921.jpg

そしてフィナーレでは佐々木が空かさず「後ろで似たようなのが泣いてて紛らわしい」と突っ込んでいました。これでかなり印象を残したと思えます。

さて、ハマカーンの漫才が面白くない人には、「そりゃまたお可哀想に~」と思いますが、常日頃から様々な価値観を肯定して生きている私なので、勿論批判はしません。ただ、これまでハマカーンの漫才を単なる「キレ芸」と見ていた人達は、きっと今度は神ちゃんのおネエキャラという表面的なとこしか見てないんだろうなー、それって、勿体ないなーと思うだけです。

今回改めて気が付いたんですが、ハマカーンの漫才には、ボケの常套手段であるダジャレ、言い間違い、勘違いの類がほとんどありません。強いてあげれば、セボンと入浴剤を間違えた所くらいです。また、ボケることで話が全然進まないNON STYELや、はたまたウーマンラッシュアワーの例題のようにボケを並べる手法、に比べたら、笑いの量も少ないし、とても地味に映ったことでしょう。では何で笑わせているのかというと、それは会話を成立させつつ、価値観のズレをひたすら強調することなのです。それを際立たせる為の、ストレートで単純な男浜谷と、おネエっぽく面倒くさい神田の特徴をデフォルメしてるのでしょう。因みに、私はハマカーンのレギュラー番組「テイバンtv」(BS朝日 金曜夜11時~)を毎週見てますので、神ちゃんが無理にキャラ作ったとは思いませんでした。釣りのロケで、エサは付けられない、釣った魚も触れないテイタラクでしたから。

世の中は殆ど絶対的価値観でなく、相対的なそれで成り立っています。それがゆえに生じる価値観のズレは、人間の普遍的なテーマと言っても良いでしょう。それを面白いと思うのが大人なのかな、と最近私はうっすらと思っています。大人とは勿論単純に年齢的な問題ではなく、いかに世の中の様々な矛盾を引き受けられるかどうかと言うこと。それらを抱えて生きてる人間には、堪らなく面白い漫才なんですよ。2人の意見が対立した時、どちらが絶対的に正しいとも、間違っているとも言い切れない、そんな会話の応酬。ですから、時々ボケとツッコミがどちらか分からなくなるのも、非常に自然な流れだと思うのです。

加えて言えば、ハマカーンは以前のスタイルのネタでも、「違った価値観の提示」をしていたと思います。それは常に擬人化によって表現されていました。例えば「熱湯地獄に耐えるラーメンの気持ち」とか「回転寿司で選ばれずに回り続ける寿司の気持ち」といったものです。これまではどれも「なるほど」と感情移入はし難いものばかりでしたが、今年のテレビで披露された(レッドカーペット&笑点)新しいネタの「カブトムシ」はちょっと違いました。内容は大体こんな感じです。

神田「カブトムシ捕まえても、メスだったら残念なんですよね」
浜谷「メスだったら残念なんて、オマエは男女差別の偏見主義者だな」
神田「だってメスは角が無いから。角って武器なんですよ。カッコイイじゃないですか」
浜谷「オマエなあ、本当にカッコイイのは、勇気を持って武器を捨てたメスのカブトムシなんだよ!武器がカッコイイなんて、オマエみたいな人間がいるから戦争が無くならないんだよっ!」


ネタ終了後、レッドカーペットMCの今田耕司が「今回はちょっと良いこと言ってましたね」とコメントしてました。以前はありえないだろと突っ込まれるだけのボケばかりでしたが、この「ちょっとアリかも?」と思えるラインのボケは、中々情緒があって良いなと思いますので、これからも作り続けて欲しいですね。

ところで、ファイナルのネタ(クリケット&ハーブティー)が6月に浅草花月で見たのと同じだったことは既に書きましたが、今回、見た時の記憶をもう少し辿ってみました。その時の神ちゃんはまだおネエっぽさが薄くて、浜谷の「下衆の極み」もまだ力んでいました。今回の「地獄の鬼すらヘド吐く所業」の脱力バージョンや「下衆の極み」ポイ捨てバージョンは、ライブを積み重ねるうちに生まれたものに違いありません。また、浜谷が「クソ商品つかまされた」と腰砕けになったり、「ハーブティー飲んで俺が全部外に出ちゃう」ってとこの動きは、以前よりかなりシャープになっていたと思います。ちなみに、ハーブティーは花月では「ビワの葉茶」と言ってたんですが、分かりやすい言葉に代えたんでしょうね。

浅草花月でも十分に笑いを取ってはいましたが、THE MANZAIでのパフォーマンスにはこの様にきめ細かい改良の後があったのです。浜谷がVTRで言ってた「1ミリのミスも許されない!」の意味がやっと分かってきた気がしました。そう、1ミリ単位で丁寧に手を加えながら、大切に育ててきたネタだったんだろうなって。

最後に、昔からハマカーンの漫才を見てきた人間には、今回の神ちゃんの変貌振り?に驚いている向きもあるようですが、私は思い出しましたよ。前にも一度紹介したことあるんですが、かつてのレギュラー番組「エンタの味方」で、流れ星ちゅうえいとのコラボ漫才した時の神ちゃんを。一応ツッコミのポジションみたいですが、かなり自由にボケをいれつつやってる感じです。彼はお坊ちゃま特有の、天然ボケなとこありそうなんですよね。もしかすると、やたらと叩かれることの多いうの姉さんも、ホントは同じタイプなのかもしれません。神ちゃんの活躍で、お姉さんの好感度も上がると良いですね。



やっぱり、ボケに向いてるかもしれない?まー、この動画が削除されないうちに見ておいてくださいませ。と言ったところで、ハマカーン談義に長々とおつきあい有難うございました。



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タグ: ハマカーン 東北

テーマ:THE MANZAI - ジャンル:お笑い

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Comment
はじめまして。
ハマカーン、すっごいおもしろかったと思います。
優々kakaさん、コメントありがとうございました。シンブルに、面白かったですよね。
私はお笑いは詳しくないんですが、神田うのが天然ボケは頷けます。彼女の言動に悪意を感じたことないです。将来は中村玉緒や朝丘雪路みたいになりそうです。
私もTHE MANZAI 2012見てましたよーまーでも私はお笑いはたまたまつけたらやってたから見た程度のお笑いライトファンなのですが でもハマカーンはよかったですね みてて 浜谷さんのぐいぐい来る感じが この人勝ちにいってるなーやってやるーって感じが伝わってきました 二人共ぎんぎんだと暑苦しいけど神田さんのほんわかさが中和されてて、、
優勝おめでとうございます お正月とかまたいっぱい見る機会あるでしょうね 楽しみですね



初めまして
ハマカーンと高校講座で検索してお邪魔しました。
大阪出身の京都育ちのおばちゃんですが、素直にハマカーン 面白いです。
ダカラ大事にとってあった THE MANZAIの録画を旦那に消されてしまった。悔しい

浅草で鍛えたはんのかな?
是非関西にもどんどんきて欲しいし是非 祇園花月にきて欲しいです。
また優勝したからと甘んじて漫才をおろそかにしてタレントにならないよう頑張って欲しいです。
すごくテンポもいいし、惹きつけられるし、力のある漫才師になってくれそうな気がします。

また先日偶然高校講座生物でエエエエとハマカーンを見つけビックリ。昔の高校講座とは随分かわってて⁇ でもあんな風にチャチャが入りながらも神田くんがしっかりまとめられるところが恰好いい
私はやっぱり漫才をきちっとする中川家、メッセンジャー、テイーアップ、海原やすよ、ともこ、NON STYLE 、うーんど忘れ、、構わんよっていう片方アフロの二人が好きです。その中の間違いなくハマカーン入りそうです。
またいろいろ漫才分析読ませてくださいね。
抹茶アイスさん、意外なエントリーでのコメントありがとうございます。
確かに、うのちゃんも色々人生経験を積んだら、中村玉緒みたいな味が出てくるかもしれませんね。
ふぁる代さん、またまたハマカーンネタにコメント有難うございます。

神ちゃんは「下の者」とか結構キツイこと言ってても、憎めない感じがやはり育ちのよさなんでしょうね。年末年始はネタ番組が多いので、まだ安心?なのですが、彼等がテレビに定着出来るか、本当の勝負はトーク番組だと思っています。その上で神ちゃんの女子力が武器になってくれたら良いなと思っています。多分それによって浜谷の男気も引き立って相乗効果あるかな?と。
京都のおばちゃんさん、コメントありがとうございます。そして!「高校講座」のハマカーンも見て頂いているとは、嬉しい限りです。私も40過ぎで矢鱈と生物に詳しくなっています。

> 大阪出身の京都育ちのおばちゃんですが、素直にハマカーン 面白いです。

関西の方から認められると何だか嬉しいです。ハマカーンは吉本のライヴによくゲスト出演してるみたいです。私はヨシモト友の会に入っているので、時々チェックしてますが、ハマカーンはNGKにも出たことあるみたいです。機会があったら是非生の漫才を見て頂きたいです。

> 私はやっぱり漫才をきちっとする中川家、メッセンジャー、テイーアップ、海原やすよ、ともこ、NON STYLE 、うーんど忘れ、、構わんよっていう片方アフロの二人が好きです。

私も中川家大好きなんですよー!日常の中に潜む面白さを見せてくれるところ、剛兄ちゃんのボケも、礼二のタクシー運転手とか「市井の人々を描くモノマネシリーズ」が大好きなんです。えーと片方アフロはトータルテンボスですね?彼等も良いですよね。しのびねえー!そーいえば、ハマカーンが好きになったのは、時代がかった古臭い言い回しも結構好きなんで、トータルテンボスともちょっとかぶってたんですよね。
少しずつYouTubeでハマカーンの漫才を観ています。
観てると ついつい時間を忘れてしまいます。
浜谷さんを観てると色んな場面がすぐに見えてきますね。

実は私は、何の小道具もなく、台詞もずーっと長年受け継がれて 決まっているけれども そこに情景が浮かんで見えてくる狂言が大好きです。
ハマカーンの漫才もマイク一本の世界。
狂言と通じるところがあります。

もしなにかの機会に見ることができれば、是非お勧めしますよ。

いいものはズーッと愛されます。
彼等を私も応援していきたいです。
京都のおばちゃんさん、ありがとうございます。
偶然にも?去年、ハマカーン浜谷の所作が狂言っぽいって話を書いていたので、大変驚き&嬉しく思いました。
http://notarinotariyoga.blog.fc2.com/blog-entry-246.html

今は「にほんごであそぼ」での萬斎さんを見てるだけなんですが、いつか生の舞台を見てみたいものです。そして浜谷に「にほんごであそぼ」に出てもらいたいなー、と思っています。


にほんごであそぼ計画 いいと思います。
老若男女に愛される漫才師であって欲しいので、そのキッカケとしてはgoodデスね。
浜谷さんは言葉が とてもはっきり分かりやすいので狂言師としてもむいている⁈かも。
狂言は特に生が一番です。身体に感じるあの声、臨場感は最高です。
京都にいると大蔵流の茂山家の演目を観る機会が多いのですが、とても温かい感じの流派です。
是非とも生を体験してくださいね。

今日も下衆の極みをyoutubeで探しています。
京都のおばちゃんさん、どーもです。

浜谷はフリートークでは結構甘噛みすることが多く、滑舌は余り良い方ではないみたいですが、漫才やコントネタの時は、かなり努力してハッキリと喋っているのが分かります。そういったマジメさも彼の魅力の一つだと思っています。

それと、下衆の極み以前(オンバト時代)のオーソドックスな漫才も是非見てくださいね。


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