2012.10/17 [Wed]
ビートたけしのお笑い愛に溢れた北野演芸館(4)
先週末は13(土)に「爆生レッドカーペット」があり、キングオブコント王者のバイきんぐや、同大会で活躍した「イタトン」さらば青春の光、「泣き虫コント」のうしろシティ等が早速出てたのが嬉しかった。とは言え、ショートネタはやっぱ繰返し見たいとは思えなくて、ここはひとつ翌14(日)にあった北野演芸館の話を。
既に4回目だが、毎度トップバッターのナイツは、いつも「これでもか」と新しいパターンを出してくる。土屋曰く「塙さんで笑い死にする人がでるかも」はただの大ボラではなさそう。「○○と言えば」というツナギで話がドンドン転回される。例えば「全国をマタにかけて活躍」で、話はスギちゃんから塩谷瞬に変わる。空かさず「マタにかけてるのは女だけだろ」と突っ込む土屋。「言いにくいといえば」で、小林幸子からきゃりーぱみゅぱみゅ、には「言いにくいって意味違うだろ」。等々といった土屋の活躍を、たけしがちゃんと讃えてたのも良かったよ。
今回はコント枠も豪華。初出演はドランクドラゴンにロッチ。彼等のDVDのネタがどうだとか、CSの番組までチェックしているたけし。FUJIWARAの「エアロビコント」は何度も見たネタだけど、今までで一番面白かったかもしれない。そして、次長課長がやる前には、「ワケあり商品」と敢えて河本の生活保護騒動を臭わせるコメントをするたけし。彼なりの優しさを感じたわ。あれで河本もかなり気が楽になったんじゃないかしら。とまあ、芸人を含めお笑いそのものへの、たけしの愛情がそこかしこ見栄隠れする内容だった。
オードリーの漫才は新ネタ。「ホントはこんなピンクのベストなんて着たくなーい」という春日の雄叫びに、会場は盛り上がる。前回たけしをして「キュビズムみたいな漫才」を言わしめたオードリー。多方向からの視点で同時に話が同時進行するところが、キュビズムっぽいんだろうけど、相変わらずとゆーか益々磨きがかかってきたね。実は、先日の「THE MANZAI 2012認定漫才師」のネタ披露番組の中でMCの岡村が、「新しいスタイルを模索して漫才の型を崩しにかかってる」とジャルジャルを皮肉っていたんだが、オードリーは世に出てきた時点で既に崩されてたってことなんかな、と思う。
しかし、オードリーの春日と中川家の兄剛は特に、たけしから愛されてる感じがするね。「上手くなくても面白いやつが好き」って。お笑いの教科書通りに上手く出来たからって、それが面白い訳じゃないのは、結局のところブラックマヨネーズ吉田敬の言う、「漫才でもトークでも人間性を出す」とか「自分の中に無いものは出来ない」に行きつくと思う。お笑いの世界でも、やはり自分らしさを抜きにしては考えられんね。春日の春日らしい馬鹿馬鹿しいまでの異様さ、インパルス板倉の陰湿なオタク的笑いを愛するたけしは、ちゃんと各々の「らしさ」を見てくれてるんだと思ったよ。
ひとつ気になったのは、トリのケーシー高峰&友近のエロ漫才かな、観覧客がドン引きしてそうで、ちょっと心配しながら見ちゃった。たけしの「オールナイトニッポン・ケーシー高峰コーナー」を聞いて育った私には、さもありなんなネタだったけどね。勿論たけしは大喜びだったけど、ゴールデンタイムのお茶の間との温度差が気になるエンディングだった。
ともあれこの時間帯、日曜の夜10時に「日10演芸パレード」というネタ番組が出来るのは目出度いね。MCは伊東四郎と今田耕司か。もしや、あの「花王名人劇場」と同じ枠かな?
お読み頂きありがとうございました。
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既に4回目だが、毎度トップバッターのナイツは、いつも「これでもか」と新しいパターンを出してくる。土屋曰く「塙さんで笑い死にする人がでるかも」はただの大ボラではなさそう。「○○と言えば」というツナギで話がドンドン転回される。例えば「全国をマタにかけて活躍」で、話はスギちゃんから塩谷瞬に変わる。空かさず「マタにかけてるのは女だけだろ」と突っ込む土屋。「言いにくいといえば」で、小林幸子からきゃりーぱみゅぱみゅ、には「言いにくいって意味違うだろ」。等々といった土屋の活躍を、たけしがちゃんと讃えてたのも良かったよ。
今回はコント枠も豪華。初出演はドランクドラゴンにロッチ。彼等のDVDのネタがどうだとか、CSの番組までチェックしているたけし。FUJIWARAの「エアロビコント」は何度も見たネタだけど、今までで一番面白かったかもしれない。そして、次長課長がやる前には、「ワケあり商品」と敢えて河本の生活保護騒動を臭わせるコメントをするたけし。彼なりの優しさを感じたわ。あれで河本もかなり気が楽になったんじゃないかしら。とまあ、芸人を含めお笑いそのものへの、たけしの愛情がそこかしこ見栄隠れする内容だった。
オードリーの漫才は新ネタ。「ホントはこんなピンクのベストなんて着たくなーい」という春日の雄叫びに、会場は盛り上がる。前回たけしをして「キュビズムみたいな漫才」を言わしめたオードリー。多方向からの視点で同時に話が同時進行するところが、キュビズムっぽいんだろうけど、相変わらずとゆーか益々磨きがかかってきたね。実は、先日の「THE MANZAI 2012認定漫才師」のネタ披露番組の中でMCの岡村が、「新しいスタイルを模索して漫才の型を崩しにかかってる」とジャルジャルを皮肉っていたんだが、オードリーは世に出てきた時点で既に崩されてたってことなんかな、と思う。
しかし、オードリーの春日と中川家の兄剛は特に、たけしから愛されてる感じがするね。「上手くなくても面白いやつが好き」って。お笑いの教科書通りに上手く出来たからって、それが面白い訳じゃないのは、結局のところブラックマヨネーズ吉田敬の言う、「漫才でもトークでも人間性を出す」とか「自分の中に無いものは出来ない」に行きつくと思う。お笑いの世界でも、やはり自分らしさを抜きにしては考えられんね。春日の春日らしい馬鹿馬鹿しいまでの異様さ、インパルス板倉の陰湿なオタク的笑いを愛するたけしは、ちゃんと各々の「らしさ」を見てくれてるんだと思ったよ。
ひとつ気になったのは、トリのケーシー高峰&友近のエロ漫才かな、観覧客がドン引きしてそうで、ちょっと心配しながら見ちゃった。たけしの「オールナイトニッポン・ケーシー高峰コーナー」を聞いて育った私には、さもありなんなネタだったけどね。勿論たけしは大喜びだったけど、ゴールデンタイムのお茶の間との温度差が気になるエンディングだった。
ともあれこの時間帯、日曜の夜10時に「日10演芸パレード」というネタ番組が出来るのは目出度いね。MCは伊東四郎と今田耕司か。もしや、あの「花王名人劇場」と同じ枠かな?
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