プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

月別アーカイブ
リンク

ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2012/10/13 08:00 yuccalina

Szaszcsavas Band(サースチャバシュ・バンド)の思ひ出

最近、ロマ音楽の話を書きながら、鮮明に思い出したことがありました。以前3Mustaphas3(スリームスタファズスリー)というバンドの話で、一度写真だけ載せたことがあるのですが、その名はSzaszcsavas Band(サースチャバシュ・バンド)、トランシルヴァニア(現在のルーマニア北部)のロマ音楽を代表する彼等は、海外でも公演を行っているようで、YouTubeで沢山動画を発見しました。

erdely2.jpg

1995年の訪問時、私は現地に住んでいる日本人の知り合いに、演奏会へ連れていってもらいました。ロマ音楽やクレズマーが人生を歌う、人間を感じさせる音楽だと常々思っているのですが、当時まだ世間知らずで自分勝手な未熟者だった私の胸にも、彼等の音はしっかりと響き渡ってきたのでした。言葉も通じない土地の音楽に惹かれるのは、やはり人として共有出来るものを描いているから、と思えるのは極々自然なことだとも思っています。

楽器もロクに弾けず譜面も読めない私が、音楽の技術的な面を語ることは出来ませんが、やはり音の核を担っているのは、バイオリンではないでしょうか。正に「泣いている」ように聴こえる音です。弦楽器のみのアンサンブルで、打楽器を使用してなくても、独特の疾走感とビートを感じます。微妙に変化していくリフレインが心地よく、いつまでもずっと聴いていたくなります。



私が見たときは上の写真の通り、バイオリン、ビオラとベース(コントラバス)のトリオでしたが、こちらの動画はバイオリン3本、ビオラ2本に、ツィンバロムとベースという編成。写真の3人もしっかり写っています。真ん中のバイオリンのIstvan(イシュトヴァーン)おじさんがバンマスだそうです。3本のバイオリンのユニゾンにゾクゾクし、目眩がしてしてしまいます。

ところで、タイトルにcsardas(チャルダーシュ)とありますが、これはハンガリーの踊りの種類の一つであり、こちらはSzatmar(ソトマル)地方のものです。実は先日紹介したクレズマーバンドDi Naye KapelyeがSzatmarの曲として発表している下の曲が、聴き比べても全然似たところがありません。同じ地方でもユダヤの音楽はまた違ったテイストを持っていると言うことなのでしょうね。



この曲はハンガリーのSebestyen Marta(セベシュチェーン・マールタ)とMuzsikas(ムジュカーシュ)というバンドのCDで聴いたことが合って、英語のタイトルがThe Rooster is Crowingでした。「Szol Kakas Mar」と歌っているのが聞きとれるので、イディッシュ語でなくハンガリー語で歌っているようです。

次の動画は、ロマの女性ダンサーが楽士と踊るシーンがあるので、選んでみました。打楽器の代わりに男性達が床を強くスタンプする(足裏全体で踏む)音が加わると、そこでまた別のビートが生まれる、コラボレーションの妙が楽しめます。



と言うか、逆にこれを見ると、楽団に打楽器が無くても良い理由が分かります。ここには写真の伊達なベーシストの方だけ、姿がありません。もしかして辞めてしまったのかしら?と気になるところです。

IMG_convert_20121012141522.jpg

そして、最後にブラームスの「ハンガリアン・ラプソディ」を紹介して終わりましょう。ブラームスはドイツ人ですから、あくまでもハンガリー風の曲ってことなのでしょうが、かの地でロマの音楽に直接触れて影響を受けたとのことです。トランシルヴァニア各地方のダンス音楽とは、ちょっと違いますが、Szaszcsavas Bandは、素敵にアレンジしています。

<2009年の映像ですが、ベースはやはり別の方ですね。>


この動画、手ブレが気になるものの、かなり近付いて撮っているので、ビオラがリズムを刻んでいるのが良く分かりますね。クラッシック楽団との雰囲気の違いから、ロマ音楽のテイストがちょっとでも感じられたら良いかなと思って、選んでみました。

一枚の写真から、記憶が蘇ってきたSzaszcsavas Bandですが、当時の思い出とはまた別に、現在の自分に響いてくる音色があり、懐かしいと同時に新鮮な空気が、胸一杯に入ってくるのを感じています。


お読み頂きありがとうございました。
↓良かったらどれか1つポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

タグ: ロマ ワールドミュージック トランシルヴァニア クレズマー 東欧

テーマ:ワールドミュージック - ジャンル:音楽

ゲイリー・ムーアとドアーズ~羽生結弦選手の今季プログラム選曲について | ホーム | エスニック好きな主婦のお昼ご飯にお勧め!「鶏肉のバジル炒め」と「ツナタイカレー」
Comment


Trackback
この記事のトラックバックURL
http://notarinotariyoga.blog.fc2.com/tb.php/467-439a5b12
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ご訪問ありがとうございます
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
最新トラックバック
ユーザータグ
フリーエリア
RSSリンクの表示
Web page translation
QRコード
QR