プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2012/09/15 08:01 yuccalina

もっとボブ・マーリーが好きになる映画~ルーツ・オブ・レジェンド

去年の夏にボブ・マーリーの記事を書いた時に、没後30周年での公開が待たれていた彼の伝記映画「ルーツ・オブ・レジェンド」を見てきました。

前夜にトモローが超夜更かししてくれた為、睡眠不足で体調はイマイチ。寝ちゃったらどうしようと怖れていましたが、そんな心配は全く無用でした。のっけから映画に入り込んでしまいましたよ。ボブの家族や友人は勿論のこと、愛人(6人いたそうです)に、音楽関係者のみならず、政治闘争絡みで関わった男、交流のなかったイギリス人の父方の異母姉妹や親戚(結構羽振りが良くて、ボブがレコードの資金援助を頼むが拒否される)、等々といった人達にもインタヴューし、様々なつながりを通してボブの人間像を描いている点に、とても好感が持てました。

勿論ボブの音楽もふんだんに盛り込まれていますが、ここでも、スティーヴィー・ワンダーとデュエットした「I Shot The Sheriff」とか、スカ・バージョンの「One Love」、ゴスペル調の「No Woman No Cry」と言った、彼の音楽の多様性、音楽的な繋がりを感じさせる選曲が多かったかもしれません。

<ピーター・トッシュのピアノをバックにゴスペル調>


<自由の歌Redemption Songは音だけ後半挿入されてました>


ボブは音楽で世界を繋ごうとしていたと思います。世界をツアーし、アフリカのジンバブエ独立の記念に歌を残し、アメリカの黒人に訴えたいが為に、既に大スターでありながらコモドアーズの前座までして、全米ツアーを行ったという話からも、十分に伝わってきました。黒人からの指示に拘ったのには、幼少の頃肌の色が薄い故に、周囲から拒否されたトラウマが起因しているかもしれません。彼の生まれながらに持たざるを得なかった孤独感故に、繋がりを求めていたとも考えられます。ラスタファリスムという思想を軸に、ボブは理想も現実も音楽で表現していたと思います。

「ボブの歌はいじらしいから、彼を信じたくなる」という、プロデューサー、リー・ペリーの発言もありました。その「いじらしさ」とは、回りから拒絶されながらも、音楽によって救われたボブが、今度は自分の歌で人々を救いたかったからなのかしら?と私は思って少し胸がキューンとしました。そういったひたむきで人を引き付ける力があるからこそ、私達はボブの音楽を聴くと何かと繋がってる幸福感を得られるのかもしれません。

映画はそうしたボブ・マーリーで繋がっている人々の映像で締めくくられます。チュニジア、ケニア(ソマリアとの国境付近か?)、そしてチベットといった紛争地で、ボブの「Get Up Stand Up」を歌う人々の姿。袈裟姿で歌い踊るチベット仏教の僧侶は特に印象深いものがありました。

起きろ
立ち上がれ
権利の為に立ち上がれ

起きろ
立ち上がれ
闘いを諦めるな


ボブの歌が世界中の人々に希望の火を灯し、力を与えていると実感出来ますが、本当はこの「権利を持ってない人々の歌」を歌わずに済むのが一番良いのかな、と少し複雑な思いもします。そして、その後は日本も含め、アメリカ、ブラジル、インドなどでボブの音楽を愛する人々が映し出されてのエンディングでした。幼少期の辛い経験により、黒人から認められたいと努力したボブが、最後は白人に多く見られる病気、悪性黒色腫(メラノーマ)が原因で死に至ったのには因縁めいたものを感じてしまいますが、今や彼は白も黒も黄色も関係なく、世界から愛される存在となったと表現しているのでしょうね。

画面もそうですが、やはり音響が映画館で見ると迫力が違うと思いますので、機会があれば是非足を運んで頂きたいと思います。ボブを余りよく知らなかった人も、結構詳しく知っている人でも、見た後にきっと「もっとボブが好きになる」と思える、素敵な映画でした。



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