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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2012/08/06 09:50 yuccalina

ロンドン五輪開会式で見た思い出のマイク・オールドフィールド

今朝もボルトが100mで2連覇だとか、内村航平が種目別ゆかで銀、フェンシング団体男子フルーレで銀、室伏が銅と、ロンドン・オリンピックはニュースだけでお腹一杯の状況が続いております。しかし、パティ・スミスの「バンガ」以来、音楽のエントリーがなかったので、今回はロンドン五輪絡みで英国ロックのお話を。

開会式でのスター登場で、ベッカムやミスター・ビーン(ローワン・アトキンソン)、ジェームス・ボンド(ダニエル・クレイグ)にポール・マッカートニーといった日本での一般的知名度は無くとも、ロックファンをどよめかせたのはマイク・オールドフィールドだったと思う。演奏された彼の代表的作品「チューブラー・ベルズ」は開会式後に売上が急上昇しているそうだ。ちなみに「ジョジョの奇妙な冒険」とは全く関係無い話ですので、悪しからず。

チューブラー・ベルズ(紙ジャケット仕様)チューブラー・ベルズ(紙ジャケット仕様)
(2004/07/22)
マイク・オールドフィールド

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例によって音楽的なことは余り語らないので、アルバムレビューはいつものように、ロックマニア・フレさんのブログからどうぞ。
Mike Oldfield - Tubular Bells 「ロック好きの行き着く先は・・・」

普段から音楽の話題では「プログレが苦手」と言ってる私だけど、マイクには特別な思い入れがある。高校時代は既にイギリスのインディーズ(ラフ・トレード、ファクトリー、4AD等)にも手を染めていた私だが、同時にプログレも聴いてた時期があった。それは、高校2年から3年にかけて、思いを寄せていた男子がプログレ好きだったとゆー、ヒッジョーに軟弱な理由からである。彼にマイク・オールドフィールドの当時のアルバム「ファイヴ・マイルズ・アウト」(1982年)をカセットテープにダビングしてもらったところ、彼が来日公演でこっそり録音(違法なので、良い子は真似しないように!)した「チューブラー・ベルズ」と「プラチナム」のテープもオマケで付けてくれたのだった。こうして、私はその後マイクの旧作も聴き、姉のサリー・オールドフィールドの「Water Bearer」や「Easy」も好きになり、その昔サリーとマイクのオールドフィールド姉弟が組んでいたデュオ、サリアンジーまでを聴くに至った。そー言えば、私が初めて行ったロキシー・ミュージックのコンサートも、その男子と一緒だったんだよなー。但し二人でじゃなかったけどね。結局、その子に告白する前に彼女が出来ちゃったんで、私は人知れず失恋し、以来「もうプログレなんて聴かないから~」と、疎遠になってったのだった。

ムムッ、そーか!それがプログレ嫌いの原因だったかも?って、笑っちゃうわー。と五輪でのマイクの演奏を見ながら、高校時代の1ページが脳裏を駆け巡って、懐かしいやら小っ恥ずかしいやら。

<ロンドン五輪開会式でのマイク>


<1973年のレコードはAB面で各1曲だった>


で、くだんの「チューブラー・ベルズ」だけど、映画「エクソシスト」に使用されてたのは、私は後で知った。映画はテレビでやってた気がするが、怖くて見てなかったんだな。そのお陰で「チューブラー・ベルズ」=怖い音楽というイメージは全く無いし、私にとってあのリフレインは曲の序章に過ぎないと思っている。トラッド色の強い部分も多いし、約26分という長尺の中で、緊張と弛緩が順に訪れる作りになっている気がする。つまり、あのリフレインで緊張感を高めていく前半はその後展開していく為のタメに感じるのだな。

1982年の来日公演は、東京でたった1回だけだったらしい。確か同じヴァージン・レコード所属で当時売り出し中だった男女混成バンド、ヒューマン・リーグのコンサートをさせる為の交換条件で、何とか1度だけコンサートをやってもらったんじゃないか、とか噂されていた気がする。それくらい、マイクのライヴは希少価値だったと。

今や巨大グループ企業となったヴァージンも、この「チューブラー・ベルズ」のヒットが無ければ今日の繁栄はなかったかもしれない。と思えば、この曲は歴史的にも深い意味を持つ。ビートルズと並んで、オリンピック開会式で披露されるに相応しい曲だと思う。

さて、ここで、サリー・オールドフィールドとサリアンジーの曲も紹介しておこ。今思うと「Water Bearer」というアルバムは、サリーの美しい歌声と共に音作りもヒーリング音楽的であり、後のワールドミュージックにも通じる世界だと思う。フレさんのレヴューはこちら、
Sally Oldfield - Water Bearer 「ロック好きの行き着く先は・・・」

<サリーのアルバム「Water Bearer」の曲は全部好き>


それもその筈と言おうか、オールドフィールド姉弟のデビューだったサリアンジーが、ブリティッシュトラッドをベースとした音楽であり、唯一のアルバム「Children of the Sun」はワールドミュージックの流れでブリティッシュトラッドが再評価される中、日本でCD化されたと記憶する。後年殆ど歌わなくなったマイクのヴォーカルが聴けるのも嬉しいが、私は彼のアコースティックギターの音色にグッとくるのだわ~。んで、こちらもフレさんのレヴューを貼らせて頂きます。
Sallyangie - Children of the Sun 「ロック好きの行き着く先は・・・」



そして、最後にオマケ。私はその後1990年頃に「チューブラー・ベルズ」と再会することになる。偶然にも?ワールドミュージック華やかなりし頃に、アメリカはテキサス出身のテックス・メックスバンド、ブレイヴコンボによるカバー「チューブラー・ジャグス」だ。「チューブラー・ベルズ」の有名な15拍子フレーズとグレンミラーで有名な「茶色の小瓶(リトル・ブラウン・ジャグ)」を組み合わせた、ズッコケだけどオシャレなショティッシュ・ダンス音楽に仕上がっておる。おふざけでなく、常に真面目に楽しいダンス音楽を生み出す彼等は、他にもドアーズの「ピープル・アー・ストレンジ」のポルカ・バージョンなど秀逸なカバー曲が多いが、この「チューブラー・ジャグズ」も私は好意的に迎えたのであった。振り返ってみれば、プログレは苦手と言いつつワールドミュージックとプログレってかなり接点があったんだなあ、と思う。ブレイヴコンボと同時期に頭角を現した3Mustaphas3(スリー・ムスタファズ・スリー)というグループの中心人物がキャメルのメンバーだと知ったのも大分後だったけど、結局先入観持たずになんでも聴いてみるのが一番ってことね。



こうして、今では音楽の中に繋がりを探すのが大好きな私も、高校時代はトンガッてて常に人と違うものを追い求めてたかもね。くだんの私が好いていた男子は、5才年上の大学生で、私は彼の聴いてる音楽を理解出来る自分は凄いと思ってる、超カンチガイ女子高生だった。ま、それが若さと言えなくもないが、学校なんて大嫌いで、しょっ中授業をサボって全然楽しくなかった時代も、音楽を通してみれば、そんなに悪くなかったかも、と思えるから不思議だ。やっぱり音楽には力があるんだなー、と再確認した。私は毎晩の様に「チューブラー・ベルズ」を聴きながら、眠りに落ちていた時期を思い出し、YouTubeにあるマイクの動画をそっとお気に入りに加えたのだった。


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タグ: イギリス ワールドミュージック ブレイヴコンボ

テーマ:'70年から'80年の洋楽 - ジャンル:音楽

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Comment
引用頂いて恐縮です。
しかしまぁ、なんとも甘酸っぱい思い出話で良いねぇ〜。
音楽って元来そういうもんだもんね。
ほんのりしちゃいました(笑)。
ま、しかし、かなりヘンな女子だったってことがわかりました〜。
> ま、しかし、かなりヘンな女子だったってことがわかりました〜。

↑お褒めの言葉、有り難く頂戴致します(^^;)
これを機に改めてプログレを聴いてみようかと思っています。サリーの作品もちゃんと日本でCD化されてたんですね。「Water Bearer」なんかはヨガのレッスンでも使えそう。
マイク・オールドフィールド、あまり得意分野ではありませんが、ムーンライト・シャドウやファミリーマンは聞き覚えあります。長い曲だと寝ちゃいそうなんですが、チューブラーベルズ、BGMで流しても悪くない気がしました。
抹茶アイスさん、お久しぶりです。音楽は最新のものを紹介してる訳でないので、いつも後回しになりがちでスミマセン。

> ムーンライト・シャドウやファミリーマンは聞き覚えあります。

あれはポップで親しみやすかったですね。
高校時代のお話、にやにやしながら読ませて頂きました。僕も、サリアンジーに遡ったり、サリー・オールドフィールドも含めて聞いてきたクチなので、懐かしく読ませて頂きました。

学校なんて大嫌いだったけど、音楽を通して振り返ってみるとまんざらでもない・・・というコメントが微笑ましいですよ!

かつて、Water Bearerを思わせる光景を王滝川の源流で見たことがあるのですが、御嶽山の噴火で、その美しい渓谷も火山灰の下に埋もれてしまったかもしれません・・・
ticcaさんへ

> 高校時代のお話、にやにやしながら読ませて頂きました。僕も、サリアンジーに遡ったり、サリー・オールドフィールドも含めて聞いてきたクチなので、懐かしく読ませて頂きました。
>
> 学校なんて大嫌いだったけど、音楽を通して振り返ってみるとまんざらでもない・・・というコメントが微笑ましいですよ!

若い頃を思い出すと恥ずかしいことばかりで、絶対に戻りたいとは思わないんですが、自分を築いてきた時間として、肯定せざるをえないです。私の場合、音楽との出会いも結局人との繋がりで、聴いてきた音楽はそのまま、どういう人達と関わってきたかの歴史でもあります。


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