プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

月別アーカイブ
リンク

ユッカリーナのヨガ的雑記帳


--/--/-- --:-- yuccalina

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2012/06/28 08:20 yuccalina

「リンリー警部捜査ファイル」とノエル・ギャラガー、そして有吉弘行

昨日話題にした「刑事タガート」においても、イギリスが階級社会であるとこを思い知られるエピソードがありますが、一番顕著な英国ドラマとして、現在AXNミステリーにて放送中の「リンリー警部捜査ファイル」を紹介します。番組の詳しい情報については、下のリンクを参照ください。

AXNミステリー「リンリー警部捜査ファイル」

lynley.jpg

何といっても、主役のリンリー警部は伯爵の称号を持つ貴族で、部下のバーバラ・ヘイバースが労働者階級というのが、日本ではありえない設定ですね。貴族院での不正の話とか、警部の母校であるパブリックスクールでの事件といった、上級階級の闇を描くエピソードも多数出てきます。私には聞き分けられないですが、多分階級によって喋る言葉も違ったりするんでしょうか。バーバラが改まった席で「〇〇と言って良かったんでしょうか?」と確認するシーンなどありました。リンリー警部は「貴族とは思えない良い人」という設定で、最初は頑なに心を閉ざしていたバーバラも徐々に心を開いていきます。階級を超えた2人の友情(愛情に変わる可能性もアリか?)も、ドラマのテーマの1つとなっているようです。

私は10代からイギリスのロック音楽に触れるようになったのですが、今思えばなぜパンクがあれほどイギリスで隆盛を極めたのか、その階級社会や人種問題などを知って、初めて理解出来た部分が大きいです。やはり、日本においては単に刺激的だっただけで、気分を味わっていただけなのかもしれません。日本には階級も人種差別も全くないとは言い切れないでしょうが、イギリスのように国民の一人一人が階級を意識して暮らしてはいないと思います。以前紹介した英国ドラマ「判事ディード 法の聖域」を見ていた時にも、面白いと思った事がありました。ディードの敵役のロチェスター卿という貴族の高級官僚がディードにやりこめられた時、悔し紛れに一言「パン職人のせがれのくせに!」と罵ったのです。「パン職人のせがれ」は、今の日本では別に悪口には聞こえないんじゃないでしょうか?むしろ「職人の息子なんてカッコ良くね?」と思う人さえいるかもれません。こうした言葉の端々に、イギリスという国を感じてしまいます。

そんな訳で、イギリスのロック史上においても、階級にまつわる話は結構ありますね。ザ・クラッシュの故ジョー・ストラマーがパンクバンドをやる上で、「自分が中産階級の出身であることを隠していた」のはかなり有名です。また、イギリスのロックアーティストに政治的発言をする人が多いのも、階級社会と深く関わっているんだと思います。私は元オアシスのノエル・ギャラガーがトニー・ブレア首相の時に、「労働党党首のくせに、子供を私立学校に通わせてる」と文句を言ってたのをよく覚えています。日本のロケンローラーで一番政治に近いのは、内田裕也だと思いますが、彼にしてもそのような発想は多分ないでしょうね。

といったところで、話はノエル・ギャラガーについて。これは既に1ヵ月前の話になってしまいますが、ノエルがミュージック・ステーションに出演した時の感想をブログに載せ、そこから悪意に満ちた誤訳が流布された結果、彼のファンを自称する有吉弘行がラジオ番組でノエルに突っ込んだそうです。動画のタイトルには"激怒”とありますが、私が聞いた感触では怒ってるというより面白がってる気がしました。



まず、誤訳について。「クソ」を連発しているんで、どんだけfuckやshitをと書いてるのかと想像してましたが、原文には殆ど出てきません。ノエルが唯一"fucking insane"と言ってるのは、「分刻みでスケジュール通りに進んでいく、軍隊みたいに管理された番組」であり、そこまで時間に正確な日本にはまいったね、的話だと思います。AKB48についてmanufacturedという単語が「工場から送られてきた粗悪品」と訳されていましたが、これも「作られたグループ」つまり普通のアイドルグループ全般に言えるような意味でしかないと思います。若い頃は、ベッカム妻ヴィクトリアのスパイスガールズと喧嘩したことのある彼ですが、自分の子供でもおかしくない年頃の外国娘達をつかまえて、毒舌を吐くとはとても思えません。また、タモリを「ジェームスボンドの敵役っぽいオヤジ」と表現したのは、中々センスがあるなと思いました。有吉も読みながら楽しそうに笑っていましたので、内心は「上手いこと言いやがる」と思ってたかもしれませんね。

ただ、AKBを擁護するためにノエルに物申した有吉も、誤訳に踊らされてバカを見るような結果になってしまいました。で、私が気になったことはただ1点。有吉が、別に音楽はそれほど好きじゃないけど、ギャラガー兄弟の「毒舌や性格の悪さが好き」、ってとこです。彼等の言動は、アイリッシュで労働者階級である意識と切り離せないとこを、理解した上で好きなのかな?とちょっと疑問に思ったのです。90年代に人気を二分したバンド、ブラーに対しての「エイズで死んじまえ発言」とかを単純に面白がってるだけで、音楽を聴かないのなら、あまり軽々しく「好き」と言って欲しくないな、と思ってしまいました。ま、どこを好きになろうが人の勝手ですけどね。今回の件で逆によかったのは、これまでのギャラガ-兄弟の毒舌にしても、マスコミによって作為的につくられた可能性が高いことを実感出来たことです。

お読み頂きありがとうございました。
↓良かったらどれか1つポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト

タグ: イギリス

テーマ:YouTube動画 - ジャンル:お笑い

パティ・スミスの新譜「バンガ」 | ホーム | 「刑事タガート」とマギー・ベル
Comment


Trackback
この記事のトラックバックURL
http://notarinotariyoga.blog.fc2.com/tb.php/400-c0f767f6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
昨日話題にした「刑事タガート」においても、イギリスが階級社会であるとこを思い知られるエピソードがありますが、一番顕著な英国ドラマとして、現在AXNミステリーにて放
  • posted by まとめwoネタ速neo
  • 2012/06/29 15:06
  • PageTop↑
ご訪問ありがとうございます
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
最新トラックバック
ユーザータグ
フリーエリア
RSSリンクの表示
Web page translation
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。