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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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2012/05/13 08:58 yuccalina

「同性愛の謎」 ‐ J・トラボルタの事件とオバマ大統領の同性婚支持

この1週間で私の興味を引いた海外ニュースは、ハリウッド俳優ジョン・トラボルタの男性マッサージ師へのセクハラ疑惑と、オバマ大統領の同性愛婚支持発言である。

というのも、最近読み終えた本がこれだもんね。動物行動学者・竹内久美子先生のタイトルもズバリ「同性愛の謎」。竹内先生の著書は何冊か読んでいて、「ホンマでっかTV」の池田先生や澤口先生の話にも通じる話題が多数。自閉症が脳の機能障害であることからしても、私はいつも興味深く読んでおるのだ。これまでの著書にも度々同性愛(両性愛も含む)に関する話題がよく見受けられたが、今回はさらに深く切り込んだ内容になっている。そんな訳で、専門的な用語とか調査や実験の細かい説明が多いから、一言一句ちゃんと理解せにゃ気がすまん人には、ちょっとキツいかもしれないけど、専門的に興味を持ってる人か、もしくは私みたいに、大まかなとこで分かりゃいーじゃん的読み方をする人間には、かなり面白いと思う。

同性愛の謎―なぜクラスに一人いるのか (文春新書)同性愛の謎―なぜクラスに一人いるのか (文春新書)
(2012/01)
竹内 久美子

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さて、竹内先生がこの本を出すに至った要因の1つに、同性愛者として有名なロックスター、フレディ・マーキュリーのファンだったって事があり、フレディは勿論エルトン・ジョンのエピソードも出てくる。この時点で、彼等のファンは当然のこと、ロックファンも読んだらエエやん。一方、文学界からは、三島由紀夫、オスカー・ワイルドにヴァージニア・ウルフと豪華キャストだよ。文学好きも読んだらエエやん。特に三島作品「仮面の告白」の1シーンを脳科学的に解説してるから、三島ファンは必読か?

それから、私は全然読まないんだが、TV番組「ピカルの定理」の中の人気コント「ビバリ&ルイ」によってその存在を知ったボーイズラヴ(BL)小説に関しても記述があった。日本では昔から「やおい」と呼ばれて存在していたこと、海外に於いては「スラッシュ小説」と呼ばれて女子に愛好されていること。それらは決してゲイが喜ぶ内容ではなく、あくまで女子の為にある。今日の日本では愛好家達は自らを「腐女子」と自虐的に呼ぶが、彼女達も決して異常な訳じゃない。等といった話も出てきた。自称腐女子の皆様も読んだらエエやん。

ネタバラシになっちゃうんで、あまり詳しくは書かないけど、この本を読むと同性愛者とは、歴史的にも脈々と受け継がれた個性的な人々であり、肉体的な性別と脳科学的な性別が一致しないのは、決して異常ではないと理解出来る。ちなみに、池田清彦先生もジェンダーに関しては進歩的な考えの方らしく、著書「やがて消え行く我が身なら」の中に、こんな記述があったよ。

男と女という二分法に固執するのは、論理的根拠のないドクサ(思い込み)である。生物学的には人間の性は大きく分けて三つのカテゴリーがある。①性染色体から見た性、②身体的みてくれとしての性、③心的アイデンティティーとしての性、である。基本的にはこれらの三つは独立の現象である。①②③が共に同じ性であるのはマジョリティーであるにすぎない。同様に①②③のどれかが他の二つと異なる性になるのも異常なんかじゃなくて単にマイノリティーであるにすぎない。
 「身も蓋もない話」より

やがて消えゆく我が身なら (角川ソフィア文庫)やがて消えゆく我が身なら (角川ソフィア文庫)
(2008/05/24)
池田 清彦

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そう、竹内先生の「同性愛の謎」は、正に上記①②③が同じにならなかった原因を科学的に解説している本と言えるなー。

と言う訳で、ジョン・トラボルタがバイ・セクシャル(両性愛)で、男性にセクハラがあっても、全く不思議ではないな。ま、同意の上だったのに訴えられた可能性もあるし、全くの言いがかりなのかもしれないし、それは本人達のみぞ知るんだろうけど、、。そして、オバマ大統領の同性婚支持、良いんじゃないでしょうか。この本を読んでて分かった事の1つに、ヨーロッパでの同性婚容認の動きは、「エイズ対策」の1つであったそうだ。ゲイは異性愛者以上に不特定多数と関係を持つ傾向がある為、感染が広がりやすかったんだとか。ゲイカップルの法的権利を確率することで、なるべく特定の相手を決める方向へ促していたんだって。

おしまいに日本についてだが、明治時代に欧米からキリスト教の価値観が持ち込まれる以前まで、つまり江戸時代までは同性愛に対してかなり寛容であった。つまり、かつて日本は同性愛先進国だったらしい。生れた時代によっては、三島由紀夫が少年時代に思い悩む程度も違ってたかもしれんのだな。でも、あの葛藤がなかったら「仮面の告白」は生まれなかったのかもしれん、とか考えるととっても興味深いものだ。それに、現在では進歩的と言われるイギリスだって、オスカー・ワイルドを投獄してしまうような暗黒時代があったんだもんなー。てな感じで同性愛の歴史についても、多く書かれてる本でもある。同性愛の歴史は文化の歴史でもあるのだな。色んな意味で勉強になるわー。


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タグ: 竹内久美子 池田清彦

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