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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


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2011/09/16 09:02 yuccalina

高橋大輔くんが選んだ曲と、アコーディオン音楽の話

先日、小塚崇彦くんの選曲が良いなー、という話をしたが、選曲といえば、やっぱ高橋大輔くん(以下、大ちゃん)の話もしない訳にはいかんだろう。と言う訳で、フィギュアど素人の私が、あくまで音楽好き&ダンス好き目線で、大ちゃんの選曲で気になったところをお話したいと思う。先に言っとくと、私は彼のDVDは持ってるが、本や雑誌の類いは一切読んでないので、明らかな事実誤認があれば、是非ともご指摘くださいませー。ヨロシク。

私が大ちゃんにはじめて興味を持ったのは、やはり07ー08シーズンのSP、「ヒッピホップ版白鳥の湖」なのだが、実はあの楽曲自体はスクラッチ音を入れただけの、安っぽいディスコサウンドにしか聴こえなかったし、衣装も全然ヒッピホップっぽくない、ひと昔のロックスターみてーだなー、と私は最初、かなり意地の悪い見方をしていた。後になって知ったが、当時大ちゃんはあまりやりたくなくて、モロゾフコーチがノリノリだった。とか言う話を、荒川静香さんとの対談でしてたので、「あー、あの曲も衣装も、モロゾフの趣味かい?」と思えば、かなり納得するわ。

と話が逸れたが、前半のジャンプ3つを終え、ステップに入ってからは一転「なにーこの子、ステップキレキレじゃーん!」と、全くあのスッカスカサウンドも衣装も気にならなくなってたんで、ホントーにビックリした。よく音楽との同調性とかいうけど、このプロに関しては、大ちゃんが音楽を支配してるんじゃないの?くらいに感じたものだ。

さらに驚いたんは、その年のエキシビション曲、ビョークの「バチェラレット」。私はシュガーキューブス時代から聴いてたけど、「お茶の間に出しちゃいかん音楽」だと思ってたからさー。取材陣を殴る暴力事件を何度も起こしたり、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2001年)というチョー陰鬱な不条理劇映画に出てたエキセントリック姉さんの曲をやったりして、大丈夫なんか?と思いながら見てたが、ビョークの妖しいヴォーカルにそのままに、ジワーっと来るでー!の世界でしたわね。しかし、この曲を選んだのって、大ちゃん自身なの?後に選んだ曲「Eye」のCobaさんがビョークのツアーサポートしてた事もあるし、そーゆーつながりで愛聴してたのか、それとも振付の宮本賢二さんの趣味なのか、知ってる人がいたら教えて欲しいです。

で、話はいよいよCobaさんの「Eye」へ。この曲については、既に語り尽くされてるとは思うけど、やっぱケガの手術で、2年にまたがる長期の取り組みになった為か、兎に角密度が濃いーよね。最終的にオリンピックで一番良い演技が出来たってのも、「持ってる男」の証拠だわ。私にとってこのプログラムの肝は、静と動のコントラストと、腕全体を使った表現だ。一度ピタッとポーズを決めてから、動きに入るポイントが沢山あって、皆ハッとさせられるが、一番のハイライトは2:12辺り、リンク中央てガクッと崩れ落ちるような「オフ・バランス」をするところだ。ここでヒャーッと鳥肌が立った人も多いと思う。そして、腕の動きは、肩甲骨から肩、肘、手首、そして指の先までを大きく使い、神経が行き届いてた。ある時は力強く直線を描き、またある時はしなやかに弧を描くのだー。ここではバンクーバー五輪後、トリノワールドの動画(イタリア語版・字幕付)を紹介するけど、ファンの方はもう何回も見てるでしょうね。私も何十回見たか分からん。



そんで、解説者が冒頭に「ダイナミックで爆発力のある曲」と紹介するの。いやー、感じかたは人各々だなーと実感した。私にとってCobaの音楽は、洗練された上品なイメージが強いからね。その後、昨シーズンに大ちゃんがフリープロで使ったアストル・ピアソラ(アルゼンチン出身だけど、活動の場は主にパリだった)にしても、庶民的なアコーディオン音楽からは、ちょっと離れたヨーロッパの芸術的薫りがする音なんだよなー。

さて、ここで大ちゃんの話はお仕舞い。こっから先はアコーディオン音楽の話をしたい。興味のある方は引き続きお付き合いください。



Cobaさん(当時は小林靖宏)のデビューCD「シチリアの月の下で」は、1991年、私がワールドミュージックど真ん中にハマってた時に、聴かせて頂きました。欧米では既にアコーディオンを前に出した音楽のブームは来てて、私もテックスメックス(テキサス・メキシコのミックス音楽)や、東欧を中心としたロマ(ジプシー)音楽、フランスのバンド、Les Negress Vertes(レ・ネグレス・ヴェルト)など、コンサートにも足を運んだものだ。そんな中で登場したCobaさんのイタリア仕込みの音楽は、何か都会的でお品がよろしくて、聴きながら思わずピョンピョン跳ねて踊りたくなるものではなかった。当時愛聴してた「Paris Musette」と同様、好きだけど心と体はあんま踊り出さないのよねー。逆に言えばその敷居の高い感じが、フィギュアスケートの世界にフィットしてるのかもしれない。私はCobaもピアソラも、フィギュアを通して、良さを再確認出来たところがあるのだ。

<TVやCMで使われる、おフランス的ワルツが満載だが、パソドブレも
Paris MusetteParis Musette
(2010/04/13)
Various Artists

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で、その心と体が踊り出したくなるアコーディオン音楽といえば、ヨーロッパならアイリッシュを中心としたケルテックサウンドと、中欧ハンガリーあたりから南下するロマの音楽なんだけど、どちらもアコーディオンよりも、ヴァイオリンが一歩前に出てる感が強いものが多いので、ここでは、北米大陸のものを上げてみたい。

自身がアコーディオン奏者であり、世界中の音楽をレパートリーにするバンドBrave ComboのリーダーCarl Finchが編集したコンピレーションCD「Legend of Accordion」は、様々なタイプのショーケースなっている。

Legends of AccordionLegends of Accordion
(1995/02/28)
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ブルース色が強いルイジアナのザティコの第一人者、Clifton Chenierもカッコエエし、最近レディガガもパロったAl Yankovicが「ラ・バンバ」を「ラ・ラザーニャー」とか歌ってんのも楽しい。その父ちゃんのFrank Yankovicも入ってます。そんな中で私が一番オススメするのは、テックスメックスのSteve Jordan。1992年、彼の来日公演も行きました。映像なしの音のみだけど、思わずじっとしていられなくなる、彼の音の跳ね具合を感じてみてね。



そしてCarl Finch自身の音楽も紹介したい。「Legend of Accordion」にもAwakeningって曲が収録されているGuy Klucevsekとアコーディオンでのデュエットをしている。Carlの作曲した「Prairie Dogs」は大平原に生きるプレーリードッグの愛らしい姿が目に浮かぶような、ほのぼのとした曲だ。



Guyはニューヨークのフリージャズや実験音楽と深く関わっているアーティストなんだが、アコーディオンを通じて、ジャンルを軽ーく越えてる感じが、何か嬉しいんだわー。ま、絵的にはかなりお地味な動画なんだけどさ。

最後に、ロマの演奏のものを紹介して終わりにしたい。旧ユーゴスラヴィアの映画「歌っているのは誰?」(原題Ko to tamo peva, 1980年)の挿入歌。調べりゃ分かるのかもしれんけど、歌ってるロマ2人の名前は不明。タバコを吹かしてる右の子は、明らかにまだ子供。舞台が第二次大戦中のお話なんだが、結構笑えるエピソード多数。映画はいきなりこの歌で幕を開け、あたかも「紙芝居が始まるよー!」的趣きがある。何か起きる度に、彼らが登場して歌い、最後は話の中心となる乗客たちを乗せたバスが爆撃を受けて、中から真っ黒けになった彼等が出てきて、再び同じを曲を歌う。「はい、これでおしまいー、チャンチャン」ってな具合だ。



アコーディオンと歌、そして口琴(ジューイッシュハープ)のみというシンプルな曲ながら、とても印象深い。歌の部分を全部集めて、英語の訳を付けてくれた人がいた。「俺って子供の頃からついてねえ」とか明るく歌い、「ファシストの猛獣が全てを破壊しやがった」と批判しつつも、最後は「新しい世界をつくろう」という楽観的なとこがロマっぽくて好きなのだー。
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タグ: ロマ ワールドミュージック ブレイヴコンボ

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