プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2016/10/05 14:39 yuccalina

ある日エレベーターで~自閉症児母としての説明責任について

自閉症の息子トモロー14歳について、ブログで書くことががすっかり減ってしまいましたが、多分一般的な家庭とはちょっと違った日常が続いているのかもしれません。

先日こんなことがありました。トモローと二人、マンションのエレベーターホールで待っていたら、小1か2年くらいの女の子と両親の3人連れと、一緒のエレベーターに乗ることになりました。

知らない人たちと狭い空間にいる緊張からか、トモローは、

「エヘヘー」

と結構大きな声で笑い出し、それを見た女の子は怖かったのでしょう、みるみる表情が強ばって、トモローをキッと睨み付けてきました。そして、すぐそれに気付いたご両親は、申し訳なさそうな表情をしていました。

こ、これはまずい(-_-;)
ここは私が何か一言言わねば、と思い

「このお兄ちゃんはお話が出来なくて、ちょっと変わってるけど、怖くないから大丈夫だよ~」

と、女の子に向かって、出来る限り柔和な声で話しかけてみました。それに対し、女の子の表情はあまり変わらなかった様ですが、私とトモローはにこやかに先にエレベーターを降りました。

この間、30秒もあったかなかったかの、僅かな時間でしたが、とりあえず私は言いたいことが言えて、ホッとしました。

こういった場面は年々増えてきたので、私も段々と慣れてきたというか、短い言葉で何とか説明出来るようになってきました。トモローもきっと変な目で見られてるのは分かっていると思いますので、彼が傷つかないような言い方をする様、注意していますし、今回もエレベーターを降りた後で、

「騒がないで偉かったねー」
と褒めてあげました。

以前このブログでも紹介しましたが、東田直樹さんは、いつも刺すような視線を感じると書いてましたから。

『飛び跳ねる思考・会話のできない自閉症の僕が考えていること』 東田直樹 Amazon.co.jp商品情報
book3.jpg

その一方で、小さな女の子が見慣れない雰囲気の少年を見て、怖がってるのなら、私は息子について説明する責任があると思っています。そして、何よりも、”変かもしれんが恐ろしい人間ではない”ことを伝えたかったのです。その後彼女のご両親がどう説明したかは分かりませんけどね。

ピョンピョン跳ねたり奇声を上げたりも、体が小さい頃は、見た目の可愛さで多目に見てもらった感のあるトモローさんも、今や身長160cm。もうすぐ私も抜かれるでしょう。この様な場面は今後ももっと増えてくるでしょうから、自閉症を知ってもらうチャンスと思って、色々と上手い説明の仕方を模索していこうと思います。


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テーマ:自閉症 - ジャンル:福祉・ボランティア

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Comment
こんにちは。
短い言葉で、でも伝えたいことをきちんと伝えるようになるまで、時間もかかったし悩んだりもしたんだろうなと思いました。
相手の女の子の気持ちも考えて言葉をかけるって大事ですよね。
きちんと伝わってると思いますよ。
アスペの子を知ってるんですけど、緊張するシーンで突然叫んだりするんですよねぇ。普段は割と普通っぽいから、周囲は驚くし、眉を顰める人もいる。私は出来るだけ、「注目されるって嫌だよね。大人でも嫌だもの」とか、何か声掛けを心掛けてるけど、咄嗟に上手い言葉がけ出来ないこともあります。

トモロー君も顔が可愛くて、普通の子に見えるから、ちょっとしたおかしな行動は小学生の子には理解できないでしょうね。

エレベーターの短い時間でどんな言葉がけで場を和ませることができるか?場数を踏んでく内に、機転が利くようになってくんだろうなぁ。また、そうやって親のお手本から子供も何かを感じ取ってくれると思うし、エレベーターの子もご両親が状況を推測し、説明してくれてるかもしれない。そうやって、まだまだ知られていない自閉症に対する理解が進むといいなぁと思いました。
女の子に限らずこうした反応を示してしまうのは本能からくるものなのか、それとも
「学校という集団の場」から学習させられたものなのかと考えています。

想い出した出来事なんですが、バスの中で大きな声で誰彼と構わずに話しかけている青年がいて、まだカッコつけていた頃の僕は、内心で「目が合いませんように」って祈ってました。
実はその彼に対して警戒しているのではなく、僕の素の対応で接した時の周囲の視線が氣になっていたんですね。多分。
バスの中にいる人たちがみんな服を脱いで裸だったなら、にこやかになって一緒に遊んでもいたかもしれない。いや、違うかな?
千鳥さんへ

> 短い言葉で、でも伝えたいことをきちんと伝えるようになるまで、時間もかかったし悩んだりもしたんだろうなと思いました。
> 相手の女の子の気持ちも考えて言葉をかけるって大事ですよね。
> きちんと伝わってると思いますよ。

ありがとうございます。私も昔は何も言えずに、そそくさと逃げるように立ち去ったことも多かったり、うまく言葉に出来ず声を荒げてしまったこともあります。色々と経験してみて、徐々に出来るようになってきました。女の子に伝わったかは分かりませんが、せめて親御さんには「子供を思う親の気持ち」を分かってほしいなと思いました。
森苺さんへ

> アスペの子を知ってるんですけど、緊張するシーンで突然叫んだりするんですよねぇ。普段は割と普通っぽいから、周囲は驚くし、眉を顰める人もいる。私は出来るだけ、「注目されるって嫌だよね。大人でも嫌だもの」とか、何か声掛けを心掛けてるけど、咄嗟に上手い言葉がけ出来ないこともあります。
>
> トモロー君も顔が可愛くて、普通の子に見えるから、ちょっとしたおかしな行動は小学生の子には理解できないでしょうね。
>
> エレベーターの短い時間でどんな言葉がけで場を和ませることができるか?場数を踏んでく内に、機転が利くようになってくんだろうなぁ。また、そうやって親のお手本から子供も何かを感じ取ってくれると思うし、エレベーターの子もご両親が状況を推測し、説明してくれてるかもしれない。そうやって、まだまだ知られていない自閉症に対する理解が進むといいなぁと思いました。

ありがとうございます。千鳥さんへのお返事でも書いたのですが、場数を踏んで段々と言葉が出てくるようになりました。昔、ジョン・レノンとオノ・ヨーコ「理解できないものを憎まないで」と訴えてたのを思い出しますね。すぐに理解できなくても、色んな人間がいるんだよ、ってことを受け入れてもらう、そういうベース作りに、私も貢献出来たら良いなと思っています。
まユタンぽさんへ

> 女の子に限らずこうした反応を示してしまうのは本能からくるものなのか、それとも
> 「学校という集団の場」から学習させられたものなのかと考えています。
>
> 想い出した出来事なんですが、バスの中で大きな声で誰彼と構わずに話しかけている青年がいて、まだカッコつけていた頃の僕は、内心で「目が合いませんように」って祈ってました。
> 実はその彼に対して警戒しているのではなく、僕の素の対応で接した時の周囲の視線が氣になっていたんですね。多分。
> バスの中にいる人たちがみんな服を脱いで裸だったなら、にこやかになって一緒に遊んでもいたかもしれない。いや、違うかな?

学校で教えられる集団生活のルールは大切だと思っていますが、一方でルール通りにいかない部分、従いたくても出来ない人々をどう受け入れるのか、とても難しい問題ですよね。
結局のところ、絶対的な正解はなく相対的であると、うまくバランスが取れるようになるのが一番なんですが。
子供は矛盾を嫌うものですが、大人って矛盾を受け入れなければ生き辛いものです。あ、ちょっと話ズレちゃいました。



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