プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2016/05/19 09:02 yuccalina

許す人は強い人(2)~『ベニシアさんの四季の庭』を見て

京都に暮らすイギリス出身のハーブ研究家、ベニシア・スタンリー・スミスさんの生活を追ったドキュメンタリー映画を見ました。

丁度『あなたを抱きしめる日まで』で、”許し”のお話をしましたが、ベニシアさんも許す人=強い人なんだなーと思いました。



私は彼女についてあまり良く知らずに見てしまったのですが、前半の里帰りのシーン(動画の0:30あたり)で、

「あ、あれが私の育った家」

と指さした先を見て、ヘッ?と口をあんぐりしてしもた。

家っていうか、、、お城やん!

それはお母さまの実家で、かなり地位の高い貴族の生まれだったようです。王様が来た時に泊まる部屋、なんてのもありますたし、子供の頃はお屋敷の外の世界を殆ど知らなかったみたい。友達は兄弟姉妹といとこくらいで、母親とは別の棟で生活し、会うのにアポイントが必要だったとか。

貴族ってみんなそう言う生活だったのかどうかは分かりませんが、兎に角ベニシアさんの子供のころからの夢は、

「草花に囲まれて家族と一緒に暮らすこと」

だったそうです。

それがかなったのが京都・大原。古民家を改装し、花やハーブを育て、仕事は英会話学校の経営とハーブ研究家。二度の結婚(どちらも日本人男性)で4人の子供を育てて、と。

しかし、すべてが順風満帆だったわけではありません。晴天の日もあれば、嵐の日もあるように、色んなご苦労があった様です。特に次女のジュリーさんが未婚で出産後、鬱から統合喪失症になり、ベニシアさんも大変な時期に、二度目の夫(山岳写真家・梶山正さん)が不倫して家出、という状態だった時も。

しかし、彼女は

「ジュリーは正の本当の子供じゃないから、どうして良いのか分からなかったのでしょう」

と夫を庇いながら淡々と語っておりました。彼の不倫は継娘の病気と言う現状から逃げ出したかったから、と言うのもありそうで、

「ヨメが大変な時に、何て酷い男だよ~!」

と私は突っ込みたくなりますたが、正さんはその後仕事中に山で転落事故に合い頭部を強打、生死の境を彷徨いました。意識が戻っても半身不随になるかもしれないという状態で、自分は妻に見捨てられるだろうと覚悟していたそう。

しかし、ベニシアさんの祈りが通じたのか夫は奇跡的に回復し、夫婦も元のサヤに収まったのでした。

冒頭に「ベニシアさんは許す人=強い人」と書いたのはこう言うことです。

そして彼女が語った言葉で、私が一番印象に残っているのは、古い格言だそうですが、

「人生で大切なのは、何が起こったかではなく、それにどう対処したか」

ベニシアさんは許しについても語っていましたが、多分それはバックパッカーで訪れたインドでヨ、ガを学んだことと関係がありそうです。過去とか負の感情を手放すこと等は、ヨガ的であり仏教的な考え方ですから。ダライ・ラマ師も「許しとは怒りや憎しみを手放して自分を自由にすること」と語っておりましたし。

ベニシアさんが庭を愛するのには、その中に人生が重なるからだそうです。芽が出て、花が咲いて、枯れて、実がなるという命の営みを眺めながら、彼女自身も自然に身を任せつつ、自分のすべきことする。その丁寧な暮らしぶりは、学ぶところが沢山あるなあと思いました。

最後にもう一つ。100年前にラフカディオ・ハーンは『日本の面影』の中で、イギリスのガーデニングをディスり捲くってたんですけど、彼にベニシアさんの庭を見てもらいたいですねえ。日本とイギリス、それぞれの良さを調和させることが出来るとは、ハーンも想像してなかったのでしょう。


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タグ: ヨガ

テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

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Comment
次女はよく番組に出てますが、長女さんの事はご存知ですか?私はベニシアさんは自分にとって都合の悪いことに向き合わず、表面的な綺麗事を押し通そうとしてるように思います。どうにも腑に落ちなかった事が、長女さんのツイッターをみて納得しました。
カリーナ様
コメントありがとうございます。彼女についてよく知りませんでしたが、なるほどネット上ではあまり良くない噂もあるようですね。ただ長女さんのツイートもよく分からないところが多く、何とも言えません。ベニシアさんが都合の悪いことと向き合ってないかどうか、片方の言い分だけで判断するのはどうかと。

まあ、映画としてまた番組を作ってるNHKとして都合の悪いことは一切出してないのは確かなのでしょう。京都の古民家に暮らす貴族出身の女性像のイメージを壊しそうな話は一切出してない感じ。長女さんは長男&次女の父親とはまた別の男性とのお子さんらしいですが、やはり貴族社会では”不倫は文化”なのかなあ、と思っちゃいました。そっち方面にスポットを当てたら、もっと面白い映画が出来そうとか。



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