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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


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2011/08/18 09:11 yuccalina

ボブ・マーリーの魂を受け継ぐ人々とアイランドレコードの話

暦の上ではもう秋だけど、まだまだ暑いねー。家にいる時や、車の中では相変わらず南国の音楽を聞いております。以前細野晴臣『HoSoNoVa』の記事(こちら)の中で、ボサノバやマルティニークのKaliの話を書いたが、ベタと言われても、やっぱレゲエは外せない。15,6年前『レゲエサンスプラッシュ』(まだあるのかな?)でスティール・パルスを見た記憶があるが、レゲエと言えばボブ・マーリーでしょ。彼の右に出る者はいない。みんな礼儀正しく左に並んでるのだ

私はそれほど熱烈なファンではないので、深く語るべきものは少ないのだが、10年来見続けているドキュメンタリービデオ『Caribbean Nights』を今年も見ている。こちらは既に廃盤のようで、Amazonでは扱ってなかった。そこでオススメしたいDVDは『Legend』。残念ながらこちらも日本のは廃盤らしいが、輸入盤がリージョンフリーなので、日本のプレーヤーでも見れるし、約1500円という安さも魅力。そして何といっても私が大好きな『Stir It Up』、『Concrete Jungle』が収録されているのが、オススメポイントだ。どちらもイギリスBBCの番組『The Old Grey Whistle Test』出演時のものだが、とにかくボブ、バニー・ウェイラー、ピーター・トッシュ、3人のハーモニーが天使の歌声みたいに美しくて、うっとりしてしまう多分影響を受けていたであろう、モータウンのコーラス(ミラクルズやテンプテーションズ等々)にも引けをとらない美しさ。そして、ボブの髪がまだ短くて初々しい。

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私はヨガを始めて以来、人と人、過去と未来等々といった、様々な結びつきへの興味が深くなっているのだが、ボブ・マーリーで思い出すのは、やはり彼を世に出した立役者ともいうべき、クリス・ブラックウェルだ。アイランドレコードの創始者でボブの良き理解者であった彼は、前述の『Caribbean Nights』に度々インタヴューで登場する。どの話も彼のジャマイカやボブへの愛情伝わってきて、とても嬉しいのだが、一番好きな話はウェイラーズと最初に契約したくだりだ。ウェイラーズはアイランドと契約以前、既にジャマイカ国内で『Simmer Down』をヒットさせたスターであったにも関わらず、ボブはアメリカに出稼ぎに行かねばならない経済状態だった。そんな彼等に、先にレコード製作費として、4000ポンド(現在のレートだと50万円くらいだが、40年前の金銭価値ならケタが違うだろう)をポンと渡したのだという。「他人の言うことは聞きたくないけど、仕事はしたい」という意欲と強いエネルギーを彼等から感じたブラックウェルは、そこを踏まえ、敢えて「金は出すが、口は出さない」を貫いた。「お金は戻ってこないよ」と周囲から言われても賭けてみた。その陰には、イギリスながら幼少時をジャマイカで過ごし、成人した後に海難事故でラスタマンに命を助けられた、というインサイドストーリーがあった。その時のお礼という意味もこめて出した4000ポンド。その後ウェイラーズはファーストアルバム『Catch A Fife』を手土産に、ブラックウェルを訪ねてくる。彼曰く「4000ポンド以上の価値はあった」。そして彼はボブの書く歌詞にパワーがあることを確信し、当時はまだ珍しい歌詞を内ジャケットに印刷するという、売り方にもこだわりを持っていた。ホント、こーゆー人が音楽でも映画の世界でも必要なんじゃないかしら?

<1982年頃のクリス・ブラックウェル>
blackwell2.jpg

<最近のお姿、カッコイイじーさんだ>blackwell.jpg

私は20年前くらいにTVで、アイランドレコード25周年記念ライヴを見たことがあって、当時現役だったブラックウェル社長を囲み、所属アーティストたちがやんやの祝福していたのを思い出す。そのライヴ映像は残念ながら見つからなかったが、25周年記念で製作されたミュージックビデオを発見した。ジャマイカの音楽スカを世界に広めた、ミリー・スモール『My Boy Lollypop』の元の映像に、クレイアニメや所属アーティストのPVを歌にはめ込んだもの。出演アーティストは私が識別できただけでも、ボブ・マーリー、トム・ウェイツ、グレイス・ジョーンズ、ジュリアン・コープ、U2、キッド・クレオール&ザ・ココナッツ、キング・サニー・アデ、アスワド、ブラックウフル、ジミー・クリフ、トラブルファンク、ロバート・パーマー、マリアンヌ・フェイスフル。若き日のクリス・ブラックウェル社長も、0:46辺りでチラッと写っております。スカはイギリスのロックへの影響も強く、私が夢中だった80年代には、スペシャルズ、マッドネス、ザ・ビート、といったスカバンドが流行っていたが、白人と黒人の混成グループが多く、2トーンブームと呼ばれた。勿論その影響は日本にも及ぶ。もしクリス・ブラックウェルがいなかったら、東京スカパラダイスオーケストラもいなかったかもしれん。レゲエだけでなく、スカが世界に広まったのも、クリス・ブラックウェルのおかげ。U2はデビュー以来アイランドの所属だし(今は違った?)、魅力的なアーティストの目白押しだ。全く、音楽ファンは彼に足を向けて眠れないね。



以前記事(こちら)でもちょこっと紹介したNHK・Eテレの番組0655で、真心ブラザーズがボブの『Soul Captives』をカヴァーした曲『朝が来た!』は、小さな子供にも大人気の曲だ。アニメーションに合わせて踊る子供達の動画が、YouTubeにアップされている。日本にもボブの曲を聴いて育つ子供が沢山いるのね。という訳で、ここから先は、アイランドレコードから離れて、私の好きなアーティストの中から、レゲエという形をとらなくても、ボブ・マーリーの音楽的な子孫であろうアーティストを紹介したい。マルティニークのKaliもボブから多大なる影響を受けたアーティストだ。私が見た彼のコンサートでは、アンコールでボブの曲、確か『Lively Up Yourself』を演奏していた。CDを聴いただけでは想像がつかなかったが、髪はドレッドで完全にラスタマンだ。そんな彼の近況をYouTubeで発見。『Ami Roro』は可愛い曲だ。相変わらず軽快なバンジョーの音色。髪は白髪だらけだけど、なんか凄く嬉しい



そしてもう一人、「愛と平和と真実を歌うのが自分の使命」と言ったボブの魂の火を受け継ぐアーティスト、と私が思うのは、ナイジェリアの歌姫Asa(アシャ)。「ピースフルな魂の歌声」というキャッチは伊達じゃない。昨年末に出たセカンド『Beautiful Inperfection』も良いアルバムだけど、ここは3年前のファーストからの曲「愛と平和と真実」を歌う『Fire on the Mountain』をどうぞ。



山の上に炎がみえる だのに誰も逃げようとしない
ああ、山のてっぺんに炎がみえるのに 誰も逃げていかない

朝起きたら、テレビに何が映ってたか教えてあげる
罪のない子供が血を流し それを大勢の人たちが見ていた

(中略)

ねえ兵隊さん 明日は戦場へと向かう日
でもあなたは他人の為に戦う あなたの事なんて知りもしない人の為に




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思い起こせば、私が初めて聞いた非西洋圏の音楽は、80年代の半ば、ナイジェリアのキング・サニー・アデで、奇しくもアイランドレコードのアーティストだった。ワールドミュージックのムーヴメントから遡ること10年近く、時代を先取りしていたのかもねえ。やっぱクリス・ブラックウェルは偉大だ。彼がエグゼクティヴプロデューサーを務めるボブのドキュメンタリー映画『Marley』の公開が待ち遠しい。没後30周年の今年中に公開されると良いね。


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