プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/12/15 09:30 yuccalina

『ドライビングMissデイジー』を見直してみた

私がブルースにハマるキッカケとなったドキュメンタリー、マーティン・スコセッシ総指揮の『The BLUES Movie Project』の影響は、音楽だけでなく映画にも及んでいまして、その後に公民権運動絡みの映画を色々と見てまいりました。そんな中、シカゴ・ブルースは黒人とユダヤ人が力を合わせて生み出したものと伝える『ゴッドファーザー&サン』を見た時、私が即思い浮かべた映画がこの『ドライビング Miss デイジー』(1989年 アメリカ)でした。今月CSでの放送があり、見直すことができました。同年度のアカデミー賞で9部門にノミネートされ、作品賞、主演女優賞など4部門を受賞した作品です。

別にこれはブルース音楽の映画ではありませんが、頑固なユダヤ人のお婆さんデイジー(ジェシカ・タンディ)と、初老の黒人運転手ホーク(モーガン・フリーマン)の友情物語だったからです。今にして思えば、デイジーの息子ブーリー役がブルース・ブラザーズのエルウッド=ダン・エイクロイドだったのも、興味深いところ。



物語の舞台はジョージア州アトランタ。公民権運動が盛んになった50~60年代のお話です。デイジーとホークの日常の軽妙なやりとりで進んで行きます。字が読めないホークに、元教師のデイジーが読み書き本をプレゼントするくだりは、

わたしゃユダヤ人だからクリスマスプレゼントじゃないからね。
たまたま出てきたお古の本だから。

と言ってホークに手渡すシーンで、実はこのお婆さんツンデレだったのね、となり、その後の皮肉っぽい物言いも、何だか可愛らしく聞こえてくるから不思議です。

そして、二人がアラバマ州の警官に差別的な目で見られたり、通っていたシナゴークがKKKに爆破されたり、デイジーがキング牧師の演説を聞きに行ったり、とユダヤ人の公民権運動への関わりを仄めかすシーンも色々と出てきました。

二人には勿論主従という上下関係はあるものの、最初から距離は結構近かったのは、やはりデイジーがユダヤ人であり、子供の頃は貧しくて食べるのにも苦労した、というとこから来ているようです。お金持ちと思われるのを嫌い、息子には「私に(黒人への)偏見はありませんからね!」と何度も繰り返します。ホークも何だかんだ言いたいこと言えてる雰囲気は、予告編の最後にも出てました。

「ホーク、エアコンの点検はしたわよね?」
「しましたよ、、、どうせ、冷房使わせてくれないくせに」
「おだまり!」

こうした二人のやり取りが、漫才みたいで面白くて良いです。文句は言うけど差別してる感じではないんですよね。

で、ホークとの25年の付き合いを経たデイジーが、

「あなたは私の親友よ」

と伝えるシーンにはホロリとしましたわ。

最後に、この心温まる物語を書いたのは、1936年ジョージア州アトランタ生まれのユダヤ人であるアルフレッド・ウリ―。元々は舞台だったそうです。『ドライビングMissデイジー』の様な黒人とユダヤ人の友情物語は、実際彼自身の経験や見聞から生まれたのでしょうか?それと、本国アメリカで北部限定で上映されたというのも、気になりますねえ。1989年においても、南部で反感を買う内容だった?とまでは行かなくても、受けが悪いだろうと見込まれてたんでしょうね。


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Comment
こんばんは。

>それと、本国アメリカで北部限定で上映されたというのも、気になりますねえ。
>1989年においても、南部で反感を買う内容だった?とまでは行かなくても、
>受けが悪いだろうと見込まれてたんでしょうね。

へ~、この話は知りませんでした。
1989年でもそこまでダメだったとは、ビックリです。

70年代でも一般の白人アメリカ人が、黒人音楽に偏見を持っていたのには驚いていたのですが、1989年においてもまだそんな状態だったなんて・・・。
こんばんは

 これは以前見ました。
 わかりやすくてよかったです。モーガンフリーマンのおさえた演技も良かったですが、主演の年配の女優が存在感あってよかったですね。
あー、この映画、映画館に見に行きましたよ!何だか懐かしいです。もう一度見てみたくなりました。
バニーマンさんへ

> >それと、本国アメリカで北部限定で上映されたというのも、気になりますねえ。
> >1989年においても、南部で反感を買う内容だった?とまでは行かなくても、
> >受けが悪いだろうと見込まれてたんでしょうね。
>
> へ~、この話は知りませんでした。
> 1989年でもそこまでダメだったとは、ビックリです。

私も昔見た時は全然知りませんでしたし、多分その時に聞いたとしても、公民権運動のことあまり知らなかったので、多分ピンと来なかったと思います。

> 70年代でも一般の白人アメリカ人が、黒人音楽に偏見を持っていたのには驚いていたのですが、1989年においてもまだそんな状態だったなんて・・・。
法の上での差別は無くなっても、偏見をなくすことは難しいんでしょうね。今でもあるとこにはあるんでしょう。
mikitaka08さんへ

>  これは以前見ました。
>  わかりやすくてよかったです。モーガンフリーマンのおさえた演技も良かったですが、主演の年配の女優が存在感あってよかったですね。

確かに話の展開が小気味良いですね。
主演のジェシカ・タンディはイギリス出身の舞台女優さんだったそうですが、存在感の大きさはそのあたりと関係あるかも?ちなみに私はその後彼女が出演した『迷子の大人たち』も見ました。

ticcaさんへ

> あー、この映画、映画館に見に行きましたよ!何だか懐かしいです。もう一度見てみたくなりました。
これは気持ちがとても暖かくなる映画なので、何度見ても良さそうです。クリスマスパーティーの場面も出てきますので、季節的にも良いかも?
こんにちは!
本当、この二人の会話のやり取りが良かったですね。
モーガン・フリーマンはもう顔だけでいい感じになりますし、
ジェシカ・タンディは『フライド・グリーン・トマト』でも良かった。
もう一度見たくなりましたね。
乙山さんへ

> 本当、この二人の会話のやり取りが良かったですね。
> モーガン・フリーマンはもう顔だけでいい感じになりますし、
> ジェシカ・タンディは『フライド・グリーン・トマト』でも良かった。
> もう一度見たくなりましたね。

そうですね。最初はピリピリした感じありましたが、段々と仲良くなってく過程も分かりやすく良かったです。
『フライド・グリーン・トマト』見た事ないので今度チェックしますね。ジェシカ・タンディはあと『迷子の大人たち』を見たんですが、こちらもオススメのコメディです。


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