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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


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2015/10/13 09:06 yuccalina

老いるショックと50代~その(4)仏教で自己鍛錬『ブッダ最後のことば』

みうらじゅんがブラックマヨネーズのトーク番組で、「ジョン・レノンのイマジンは般若心経」発言して以来、私に仏教ブームがやってまいりました。ヨガ&アーユルヴェーダと仏教はイコールではありませんが、重なる部分も多いため、カテゴリーは取りあえず、ヨガ・アーユルヴェーダにしておきます。

心の師匠みうらじゅんの『マイ仏教』(記事はコチラ)に続き、今回紹介するのは、Eテレの『100分de名著』と言う番組で紹介されていた『ブッダ最後のことば』です(本書からの引用は赤字で表示)。

bukkyo1.jpg

『マイ仏教』に比べ、かなりお堅い雰囲気ではありますが、仏教とは何ぞや?と言う問への答えが、既に表紙に載っております。ハイ、それは、

自分を救えるのは自分自身である


仏教とは自分で自分を救うためのメソッドなのですね。以前ジョン・レノンの『ゴッド』の話(コチラ)で、ちょっと言及しますたが、

自灯明法灯明とわ

自分自身を島とし、自分自身を拠り所として生きよ。それ以外のものを拠り所にしてはならない。
ブッダの教え(法)を島とし、ブッダの教えを拠り所として生きよ。それ以外のものを拠り所にしてはならない。


ホルヘ・ルイス・ボルヘスは「仏教は寛容で盲信を強要しない」と書いていましたが(『七つの夜』第四夜・仏教)、仏教はブッダを崇めることでなく、ブッダの存在を否定することすらOKなのです。だから「ブッダを拠り所として生きよ」とは決してならない訳ですね。

著者の佐々木閑(しずか)氏は花園大学の教授で、臨済宗→禅→小乗仏教の学校ですから、現在の日本で一般的な大乗仏教とは大分違ってる部分があって、そのあたりが本書では強調されております。ブッダの教え(法)を理解し、実践するのも大変だし、自分自身の判断で全ては自己責任、みたいなところが難しくて、念仏を唱えてれば貴方も私も極楽浄土みたいなとこに行ってしまったのかもしれませんが、佐々木氏曰く

本質は拝んだり祈ったりすることでなく、教えに従った正しい生活の中に身を置き、自分自身を深く見つめ、煩悩を消していくことにあります。私たちがブッダから学ぶべきものは、不思議な存在を頭から信じる絶対的信仰ではなく、すぐれた自己鍛錬システムによって、自分のあり方を転換する方法なのです。

というのは、かなりヨガの精神に通じるところがあり、私にはとても興味深いのです。仏教において必要とされるのは、

生きる苦しみをなんとか安楽な状態に転換しようとする強い意志です。「生きることは苦しみだ」と知った時から、人は他者の苦しみが本当に理解できるようになり、そして深い叡智を働かせることができるようになります。苦しみの自覚が深い慈悲と叡智を生み、それが自己救済への道を開いていく。仏教という宗教の本筋です。

ですから、教祖様の言う通りにしてれば大丈夫、あの壺やら開運グッズを買えば大丈夫、

とか言う仏教の名を語った宗教は、本筋から全く外れてる訳ですね、ハイ。皆様ご注意くださいませ。そんな簡単に救われる訳ねーじゃん!と言ったってください。

因みに本書は、あくまでも解説書であり、元ネタとなっているのは『ブッダ最後の旅・大パリニッバーナ経』です。

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実を言うと、私はまだ読んでないのですが、ブッダと弟子アーナンダが最後の旅の中で語られた言葉集となっていて、ブッダが娼婦から布施を受けたり、食中毒で亡くなる最後や葬儀での話など、物語としても中々面白そうですよ。


お読み頂きありがとうございました。
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テーマ:仏教 - ジャンル:学問・文化・芸術

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Comment
ホント、そうですねぇ。
他者への嫉妬心なども自信のなさが原因だったりしますしね。生きていくことの辛さ、苦しさの原因は自分にあると考えると楽でもあります。
他人は変えられないけど、自分は変えられますから。

最後にご紹介の本も面白そうですねぇ。娼婦から施しを受けたエピソードなんて初耳ニダ。そこで、どんな言葉を残したんでしょうね。好奇心を掻き立てられますデヨ。
yuccalina さん、こんばんは。
宗教でも開運グッズでも、何かに頼るというのは心の弱さで、その弱さ故に現状を打開できなくて苦しむいということも、ありがちかなぁ、という気がします。

ところで、人生の後半というのは、失うものが増えてきたり、親なんかも具合悪くなってきたりで、人生の前半になかったような思いをしますね。
前にちょっと年配のお友だちが、「ただ生きて死ぬだけなのに、それが本当に大変なのよねぇ・・」と言っていたのを思い出します。
Mansikka様おはしお~!

> 他者への嫉妬心なども自信のなさが原因だったりしますしね。生きていくことの辛さ、苦しさの原因は自分にあると考えると楽でもあります。
> 他人は変えられないけど、自分は変えられますから。

そうなんですよね~。みうらじゅんも書いてましたが、人と比べることで自分で勝手に苦しんでる、という事実に気が付くだけでも、見える世界は変わってくると思いますでよ。私も、自分の意識を変えることで、周囲が変化してきた経験が結構あります。

> 最後にご紹介の本も面白そうですねぇ。娼婦から施しを受けたエピソードなんて初耳ニダ。そこで、どんな言葉を残したんでしょうね。好奇心を掻き立てられますデヨ。
あ、『100分de名著・ブッダ最後の言葉』は『ブッダ最後の旅』の解説書なんです。なので、最後の旅にあった出来事の中でも主要なものが紹介されていて、その中に娼婦からマンゴー畑を布施される話が出てきます。要するに、カースト制度の厳しいインドにあって、ブッダは例え娼婦でも、平等に接していたというエピソードなんですね。
Arianeさんへ

> 宗教でも開運グッズでも、何かに頼るというのは心の弱さで、その弱さ故に現状を打開できなくて苦しむいということも、ありがちかなぁ、という気がします。
そうですね。また、人の弱みにつけ込む商売をする人間が沢山いるってことでもありますね。私は息子と外を歩いてると、宗教関係らしい人に声を掛けられることがあります。つけ込む隙があると思われているのでしょう。

> ところで、人生の後半というのは、失うものが増えてきたり、親なんかも具合悪くなってきたりで、人生の前半になかったような思いをしますね。
> 前にちょっと年配のお友だちが、「ただ生きて死ぬだけなのに、それが本当に大変なのよねぇ・・」と言っていたのを思い出します。

人生の前半は得るものの方が多いですもんね。自分の身の回りのことを1人で出来るようになり、肉体的にも精神的にも丈夫になってやっと一人前、と思ってたら、今度は出来ない事がどんどん増えていく。これまで得た物を手放していかなくてはいけない。それは本来、自然の営みとして真っ当である筈なのでしょうけど。


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