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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/10/03 12:19 yuccalina

最初で最後の私のアイドルJulian Copeのこと~その(3)ケヴィン・エアーズ+シド・バレット=?

ワタクシの青春時代のアイドル、ジュリアン・コープのお話です。コアなファンの皆様から、意外と好評?で驚いているブログ主ですが、私もかつてはジュリアンを勝手に”地下アイドル”にしてた時期がありました。ロックが好きと言う人との会話で、好きなアーティストを聞かれても、ジュリアン・コープは絶対最初には出さない。イアン・マッカロク(エコー&ザ・バニーマン)やら、ロバート・スミス(キュアー)とか言って、取り敢えず様子見ですな。その食い付きを見て、大抵はジュリアンは地下に潜らせたままに終わるパターンですわ。まあ、サードアルバム『セイント・ジュリアン』でプチブレイクした後は、大分通りも良くなったんですけどね。

そんな時代に、セカンド『フライド』のイギリス盤に入っていたジュリアン亀のポスターを自室の壁に飾ってた話は、以前しましたが、当然私はシリアスにこれを、

イカれてるけどイカしてる

と、思って毎日眺めてた訳です。いや、今見てもそう思うわ~♪

中身もローファイで切ない感じのと、ハードでカッコイイのと、、まあ名曲が揃ってると思ってるのですが、ワタクシが一番好きなのは、『Me Singing』かな。



愛読してる『SAMARQAND淫美さんのブログでも「やたらにかっこ良くポップ」「歴史的名盤」と書かれておりますたわ。

Fried/Julian Cope 「SAMARQAND淫美ブログ」より

詳しくは上記のリンクをご覧いただくとして、このアルバムがシド・バレットを彷彿とさせる話は、当時から出ていて、85年初来日時のインタビューでも、ミュージック・マガジン(インタビュアーは小嶋さちほ)にその話題が出ていました。しかし、ジュリアンはその質問にあまり乗ってこなかった。

僕のアルバムを聴いてシド・バレットが思い浮かぶのは、それは英国的だからじゃないか。

で終わっちゃうのですね。ただ、好きな詩人やヒーローとして、シドの名前をあげてることが何度かありました(85年『宝島』と87年『DOLL』)ので、影響を受けてることは間違いない。ただし、当時のワタクシはまだシド・バレットに目覚めていませんでした。彼のソロアルバムを聴いたのは、多分その数年後だったと思います。ですからその共通性に気が付くのも遅かったんですわ。

と、ここでもう一人登場するのが、タイトルからも察しがつくでしょうか、ケヴィン・エアーズです。先日の記事(コチラ)でちょっと予告してましたね。そのコメント欄で、ケヴィンのファーストソロの曲で、シドが参加してたヴァージョンがあるとの情報を頂き、それがこちらの『Singin a Song in the Morning』です。



シド・バレットケヴィン・エアーズには交流があって、その類似性はこれまでに指摘されてきた模様。60年代後半のロンドン、サイケデリックムーヴメントの中心だったUFOクラブで、シドのピンク・フロイドとケヴィンのソフト・マシーンは、度々対バンしてたのですね。でも二人ともライヴァル意識ギラギラのタイプではありませんので、どんな感じだったのかしらん?と想像するのもまた楽し。

で、ケヴィンのファーストソロを聴いてて、ふと思ったんです。それは、

『JOY OF A TOY (おもちゃの歓び)』ケヴィン・エアーズ
kajoat.jpg

足すことの

『TERRAPIN (カメに捧ぐ歌) 』シド・バレット
(アルバム『THE MADCAP LAUGHS』収録

mclsb.jpg

イコール

『FRIED(フライド)』ジュリアン・コープ
fried.png

ではないのかい?そうだったんかい?
と思えるこのジャケット、やっぱサイコー♪

ま、Joy of a Toyがソフトマシーン時代の曲の続きであるのは、この際置いときまして、お三方の共通項として、子供っぽくて、無邪気で、自由なイメージの曲をあげてみますわね。

ジュリアンの『Mik Mak Mok』は『フライド』オリジナル盤には未収録(『Sunspots』EPのB面)でしたが、その後のリマスター盤(現在は2枚組デラックスエディションになっとるで!)には入っております。



みっくまっくもっくもっくもく、れろれろれろ~

これ本人も「童謡みたいなもの」とインタビュー(1985年『フールズメイト』)で言ってまして、更に明かされたのは、ティアドロップ・エクスプローズ以前の、かなり昔に書いた曲であること。

同じインタビューで「クルーシャル・スリー時代の『Spacehopper』と言う曲を『セイント・ジュリアン』で録音した話」をしているので、どうやらこちらはクルーシャル・スリー時代のではないらしい。と言うことは、ピート・バーンズ(デッド・オア・アライヴ)と組んでいたザ・ミステリー・ガールズ時代なのか、その後、ピート・ワイリー、バッジー(バンシーズ)とのザ・ノヴァ・モブ、はたまたイアン・マッカロク&ウィル・サージェントと後のティアドロップスメンバーが揃ったシャロウ・マッドネス時代なのか?まあ、どちらも短命に終わったバンドなので、本人もどれだか分からない頃の作品なのかもしれませんぐ。

で、シドの曲は『Effervescing Elephant』を選んでみますた。"発泡性"象さんは、お薬による幻覚で発泡して見えたんじゃね?ともっぱらの噂ですがが。



牧歌的な雰囲気と脱力ヴォーカルのマッチングがハッとしてグーですわ。

そしてケヴィンの『Joy of a Toy』ですね~!こーゆー自由な感じ良いですね。



でも、ワタクシ、ケヴィンに関してはまだまだ新米刑事で、聴き込みが足らんのですから、あんまり偉そうなことは言えませんぐ。

そして、ジュリアン≒シド問題に関しては、もう一つ書いておきたいことがありますです。それは、

イントロなし&サビなし曲のショーゲキ!

でして、私はその件に関しては別途『シド・バレットは不思議王子?』シリーズで言及してたのですが、ジュリアンにも似たタイプの曲があるんですね。

元々イントロなしサビなしの曲って、ビートルズの『ヘルプ』に代表されますが、それ以前のエルヴィス・プレスリー、チャック・ベリーやリトル・リチャードの時代から、ロックンロールとして一般的な方法論でした。にも関わらず、私はピンク・フロイドの『バイク』を初めて聴いたときの衝撃は、忘れられません。そこでビートルズもロックンロールも全く思い浮かぶことはなかった。

で、ジュリアンの曲を聴いて結びつくのは、やはりビートルズでなく、シド・バレットなのかなと。85年の初来日公演で、私が一番痺れた曲はティアドロップ・エクスプローズの『Bouncing Babies』でした。



これ、シングルバージョンではイントロが少しあるのですが、アルバムだと前の『Brave Boys Keep Their Promises』がフェイドアウトした後に、いきなりヴォーカルで入ってて、でかなりドキーっとする曲なんです。ライヴでMCを挟まずにこの曲が始まると、ホント、ドキドキが止まらんのですよ。初来日時は、まだソロ作品も多くなかったので、ティアドロップ時代の曲を沢山やってくれましたが、この『Bouncing Babies』は本当にドキドキしました。

フロイドの『バイク』と比べると、ロックンロール感が強めではありますけどね。そう言えばもう一曲、『セイント・ジュリアン』収録の『Pulsar』も、かなりカッコイイ、イントロなしサビなし曲ですが、まあ、こちらはアルバム自体がロックンロール色が強い為、『Bouncing~』程のショーゲキ度はなかったかな。

一方、ジュリアン≒ケヴィン要素として浮上するのは、スキャットの多様でしょうか。先の『Joy of a Toy』でも、冒頭からLalala~♪が出てますが、ジュリアンはティアドロップ時代から、Bababa~♪又はBalala~♪が大好きで、上げてったら山ほどあります。数えたことはないのですが、スキャット率は多分3割くらいありそう。ここではティアドロップ・エクスプローズの『Culture Bunker』とファーストソロの『Greatness and Perfection of Love』を貼っておきますね。




『Culture Bunker』も初来日ん時に演ってくれました。そんで、『Greatness and Perfection~』の方は、PVがあったんですね。知らなかったわ~!亀の甲羅も似合うが、皮ジャンも似合うのう。

と言う具合に、ジュリアン~シド~ケヴィンのトライアングルで、『三角食べ』ならぬ『三角聴き』を楽しんでいる今日この頃でございます。

(いつか、その(4)へ続く。)


お読み頂きありがとうございました。
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タグ: ジュリアン・コープ シド・バレット ケヴィン・エアーズ

テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽

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Comment
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シドの二作目を愛聴していたせいか、『フライド』が出たときにはすぐに同質なムードを感じました。
「陽気な少年」とか。

僕はシドの牧歌的な側面もとても好きで、ジュリアンのジャケットでのタムワースの風景が伝えてくれるのもそれなんですね。

それでいて生でのアグレッシブなお姿といい、楽曲ではまるで任侠映画観たあとみたいなポジ魂に火をつけてくれる ( …すごいテキトーな喩え ) っていう。
鍵コメ様
初来日は奇跡的とも言われてました。東京も、関西での公演も、空席が目立ちましたが、インパクトは大きかったと思います。そして、その後のジュリアンの活動にも大きな影響を与えたそうです。
真ユタンぽさんへ

> シドの二作目を愛聴していたせいか、『フライド』が出たときにはすぐに同質なムードを感じました。
> 「陽気な少年」とか。

そうでしたか。当時ネオサイケと呼ばれてましたが、ワタクシはネオもサイケも意味わからず聴いてました。なので60年代サイケを聴いたのも大分後なんですね。

> 僕はシドの牧歌的な側面もとても好きで、ジュリアンのジャケットでのタムワースの風景が伝えてくれるのもそれなんですね。
確かにどちらものどかな風景が浮かびますねえ。そこに無理やり加えるなら、ケヴィンの原風景であるマレーシアののどかさも、意外と通じるものがあるかも?

> それでいて生でのアグレッシブなお姿といい、楽曲ではまるで任侠映画観たあとみたいなポジ魂に火をつけてくれる ( …すごいテキトーな喩え ) っていう。
ハイ、十分伝わってきますよ。のほほんとしつつも尖がってる感じ。田舎もんでも丸いだけではないどすえ。
昨日タワレコの洋書棚を見てたら、ロッドが表紙の『UNCUT』マガジンの最新号にジュリアンのフライド期の記事がありました!

海の向こう側で熱を帯びているのを観じとっているのか、いやフライド再発に伴っての事なのか。

ユッカリーナさんのブログのように、どこかで「御三家」特集でもやってくれないかな〜。
まユタンぽさんへ

> 昨日タワレコの洋書棚を見てたら、ロッドが表紙の『UNCUT』マガジンの最新号にジュリアンのフライド期の記事がありました!
>
> 海の向こう側で熱を帯びているのを観じとっているのか、いやフライド再発に伴っての事なのか。
>
> ユッカリーナさんのブログのように、どこかで「御三家」特集でもやってくれないかな〜。


情報ありがとうございま~す!早速Uncut magazine julian copeでググったらヒットしました。WEBマガジンもあるのね。
http://www.uncut.co.uk/tag/julian-cope
ジュリアン亀のフォトがふつくしい。


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