プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

月別アーカイブ
リンク

ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/08/20 12:20 yuccalina

思い出の『マイ・ガール』~ニッポン歌謡とソウル・ミュージックの関係

最近、音楽ドキュメンタリー『ヒストリー・オブ・ロックンロール』のビデオをちょくちょく見直しています。アメリカのTIME・LIFE誌ワーナーブラザーズの製作で、1995年にVHS全10巻で発売された時に、私はまとめて購入していました。現在ではDVDに落としたものが手元にあるのです。その全10巻の内、頻繁に見ているのがVol.1のロック誕生。ここ数年ブルースにハマってることもあり、ニュー・ポートの舞台で踊りながら歌うマディ・ウォーターズが、超カッコよく見えたり。そして、もう1本がVol.5の『The Sound of SOUL』なんです。

私にとっての90年代は、ワールドミュージックを軸にルーツ音楽にもかなり接近した10年であったのは、このドキュメンタリーを見たのが結構影響していたと思います。その下地として、80年代のポストパンク時代から、ソウルのカバー曲を色々と聴いてた、というのもありますが。例えば(カッコ内はオリジナルのアーティスト)、

ロキシー・ミュージック 『ミッドナイト・アワー』(ウィルソン・ピケット)
ジャパン 『 セカンド・ザット・エモーション』(スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ)
ザ・スリッツ 『悲しいうわさ』(マーヴィン・ゲイ)
ザ・レインコーツ『ランニング・アウェイ』(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)


等々、ほんの一例に過ぎませんが、60年代のソウル音楽がどれだけイギリスのアーティスト達に影響を及ぼしていたのか、徐々に分かり始めた頃だったんですね。

そんな時代に見たソウル音楽のドキュメンタリーは、60年代のアメリカでビートルズ及びブリティッシュ・インヴェイジョンに十分対抗出来た一大勢力の魅力を十分に伝えるものでした。フィーチャーされたアーティストは、ジェームス・ブラウン、サム・クック、ジャッキー・ウィルソン、レイ・チャールズ、ウィルソン・ピケット、オーティス・レディング、アレサ・フランクリン。そして、モータウンからシュープリームス、スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ、テンプテーションズ、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン5等々。最後にフィリーソウルからオージェイズと言ったところ。60年代のモノクロ映像に混じって、90年代当時のアーティスト&関係者へのインタビューも多数。当時は全く気に止めなかったものですが、当然あのジェリー・ウェクスラーも登場。フィリー・ソウルの大御所プロデューサー、ギャンブル&ハフのレオン・ハフが、行列に並んでジェイムス・ブラウンを見に行った、なんてエピソードも。レイス(人種)レコードと呼ばれてたことや、公民権運動との関わりも語られ、ソウル入門編としても、非常に良いビデオだと思います。

って、、何を隠そう、私はこれでソウルに入門したようなものですから。中でもモータウンサウンドはやはり耳馴染みが良く、直ぐに好きになりました。

んで、90年代中頃、私は職場の洋楽好き仲間で、仕事帰りカラオケに良く行ってました。当時流行りのTKサウンドは全くノーサンキューな面々の中、私はピストルズの『アナーキー・イン・ザ・UK』の後で、シュープリームスを平気で歌ったりしておりますたわ。中でも、一番のお気に入りがテンプテーションズの『マイ・ガール』であったと。



この曲をカラオケで歌って、何が楽しいかっちゅーと、

まいがーる、まいがーる、まいがーる、とーきんばーうと、まーいがーー

のコーラスを皆で順番に歌うんですね。勿論、フリ付きでね。

そう、この曲は振り付けも楽しい。ジャクソン5程激しくも速くもないし、腕を組んだり、広げたり、脚をクロスしたり、がピッタリのタイミングでハマると、素人でも中々カッコ良く決まるんですのよ。

ヒストリーでも紹介されてる、ホール&オーツとのコラボをご覧頂ければ、その楽しさが更に良く分かるかと思います。



気合い入りすぎのダリル・ホールが遅れそうになって笑っちゃったけど~。これは、1985年6月、アポロシアター再開式典でのパフォーマンス。ホール&オーツの二人が矢鱈楽しそうなのが良いですのう。実を言うとワタクシはそれまで、この二人をただの軽薄なポップデュオくらいにしか思ってなくて、大変申し訳なかったと、この時反省したのでした。

更にもう一つYouTubeで拾った動画は、1989年テンプテーションズがロックの殿堂入りした際のパフォーマンス。



一番幅を利かせてるのがリトル・リチャードでしょうか?横ではミック・ジャガーとティナ・ターナーがマイクの取り合いをしてたり、バンドにはスティーヴィー・ワンダー、キース・リチャーズ、ロン・ウッド、ピート・タウンゼントの姿。ベン・E・キングがダンスしてる相手はアニタ・ベイカーかな?リトル・リチャードの左後ろっつーか、ロン・ウッドの左側が、どうにもルー・リードに見えてしまうのですが、どうでしょう?不似合な気がして、、、誰だか気になる。赤いジャケットで目立ってるのは、もしやポール・シェイファーかしら?スティーヴィーの隣でキーボードを弾く姿もあるから、多分そうだと思います。ブルース・ブラザーズ2000ではスキンヘッドにしてたけど、この頃はまだ髪が残ってたのね、と私が確認できたのはこれくらい。その他、お気付きの方は教えてくださいませ。

と、この様に、みんな大好きマイ・ガールは、プロが大人数で歌っても盛り上がるぞ、の証拠VTRとして貼っておきますです。

で、マイガールの後は、『ゲット・レディ』に突入するのですが、このイントロって、クリームの『サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ』みたいですね。そっか、クラプトンもやっぱモータウンをお手本にしてたのか?

さて、テンプテーションズにしろ、ミラクルズにしろ、モータウンのコーラスグループって、歌ってる時の振り付けが、どれもスタイリッシュでカッコいいなー、と当時感じたからこそ、カラオケでマネなぞしてた訳ですが、それと同時に

日本の歌謡曲って、振付も皆モータウンのパクリじゃね?

との疑問が沸いたのは、当然の結果でありましょう。振付も、と敢えて書いたのは音楽的にもパクリが横行してたからでして、フィンガー5『学園天国』のヘーイヘイヘイが、ゲイリー・US・ボンズ、太陽に吠えろのテーマ曲のイントロがシュープリームスだとかコチラで紹介したことがあります。まあ、探せばいくらでもあるんですね。

ですから、昭和歌謡の歌手達の身振り手振りもまた、モータウンを中心とした洋楽のパクリであっても、何ら不思議はないのです。特に4~5人編成のコーラスグループ、と言えばフォーリーブスでしょうか。やっぱテンプテーションズやミラクルズ、フォー・トップス辺りをパクったんでしょかねえ?フィンガー5なんかはグループ自体がジャクソン5を意識してるのがモロですしね。ちなみに、私が振りを練習して、カラオケでマネしたかったジャクソン5の曲がコチラ。



しかし、これには流石に着いてきてくれる人はおりませんですたわ。出来たら絶対楽しいと思うんですが。

ちなみに私はフォーリーブスの踊りをカッコいいとは、余り思ったことがないんですが、似たような動きをしても、モータウンのアーティスト達がやると全然違うもんだなあ、と感心することしきり。

で、これらのかっちょええ振り付けをしたのは、モータウン専属のコリオグラファーにして、往年のタップダンサー、チョリー・アトキンズ。1930年代後半からコール&アトキンズ(背の低い方がチョリーです)というコンビで活躍してるので、ニコラス・ブラザーズと時代はダブってますね。



でも、ニコラス兄弟よりもオサレで洗練された雰囲気がウリだったのかな?黒人タップのワイルドで、ファンキーなとこは極力抑えてるイメージでして、それがモータウンの洗練された振付けと重なるのも、また面白いところ。

とか、書き始めるとまた長くなるので、チョリー・アトキンズについては別の機会に改めて書きますね。

最後は、昭和歌謡の洋楽パクリを牽引してきた偉大なる作曲家について少し書いておきます。それがあの筒美京平先生な訳ですが、1997年作曲家デビュー30周年記念にリリースされた8枚組CDセット(正確には4枚組2セット)を、私はなじぇだか持っているんです。それまで、歌謡曲のCDは1枚も持ってなかったのですが、これは、買っておいた方が良いのでは?と直感的に思ったんですね。

tk2.jpg
tk1.jpg
tk3.jpg

で、フタを開けてみれば、ブックレットには山下達郎や細野晴臣のインタビュー、矢野顕子のコメント等々、自分の好きなアーティストが沢山、筒美京平先生と関わっていたことが判明しました。こちらも、そろそろ真面目に聴き直してみなくちゃね。で、いつかこのブログにも何か書きたいと思っておりますが、取りあえず今回はイントロがグラディスナイト&ザ・ピップス『イマジネーション』のパクリと言われているリンリンランラン『恋のインディアン人形』だけ紹介して終わりたいと思います。




今ではこういうのを「引用」って言うのかしら?


お読み頂きありがとうございました。
↓宜しかったらポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン
関連記事
スポンサーサイト

タグ: ソウル 60年代 タップダンス

テーマ:ゴスペル/ブルース/R&B/ソウル/ファンク - ジャンル:音楽

『自閉症の僕が跳びはねる理由』~自閉症者が自ら語る感覚と感情 | ホーム | 『世界の果ての通学路』に見たサントーシャ(知足)
Comment
プライマル・スクリームの初期シングルに70年代アイドルの楽曲を想起したり、ジザ・メリの『Never Understand』でフィンガー5の『個人授業』のメロをかさねてみたりと、当時のスコティッシュ・ネオアコ界隈で「もしや和モノがキテる?」などと考えたことがありますが。

子どもの頃に刷り込まれていたアニメの曲の旋律も同じく、パクリであっても僕にとってのソウル・ミュージックなのかもしれません。
まユタンぽさんへ

> プライマル・スクリームの初期シングルに70年代アイドルの楽曲を想起したり、ジザ・メリの『Never Understand』でフィンガー5の『個人授業』のメロをかさねてみたりと、当時のスコティッシュ・ネオアコ界隈で「もしや和モノがキテる?」などと考えたことがありますが。
>
> 子どもの頃に刷り込まれていたアニメの曲の旋律も同じく、パクリであっても僕にとってのソウル・ミュージックなのかもしれません。

なるほど~、「和モノがキテる?」は考えも及んだことがありませんでした。自分は端っから歌謡曲をバカにしてたとこがあって、逆に良さをちゃんと理解してなかったかな?と後で反省してるクチです。パクリであったも最初聴いた方が印象深いのは当然なのですが、私は歌謡曲ちゃんと聴いてたのが3年位と、とても短かったのが影響してるかもしれません。
でも、元を辿ればモータウン印か?も言い切れるかどうか疑問ですね。モータウンのバックを固めてたリズム・セクション、ファンク・ブラザーズは殆どがジャズ・ミュージシャンで、イントロのリフは作曲者でなくファンク・ブラザーズのギタリストが作ったものが多いそうですから、さらにジャズ畑を掘ったら、何か出てきそうな気がします。
『マイガール』いいですね!
力が抜けてこなれた振り付け、かっこいいです。

わたしがソウル・ミュージックを初めて聞いたのは、70年代にテレビで放送していたソウルトレインでした。
確かロック系の番組と交互にやっていて、当時はロックの方が好みで、ソウルの良さがイマイチわからなかったのが悔やまれます…

テンプテーションズではないですが、フォートップスがセサミストリートに出て、大真面目に"Please take care when you cross the street."とか歌っていたのを見て、大爆笑したこともあったなあ。

それにしても、『恋のインディアン人形』がGladys Knight & The Pipsから「引用」してたとは!
まんま、ですよね?
きょうこさんへ

> 『マイガール』いいですね!
> 力が抜けてこなれた振り付け、かっこいいです。

そうなんです。よくぞ気付いて頂きました。背筋をスッと真っ直ぐにしながらも、肩の力が抜けてるのが、カッコ良さのポイントだと思っております。

> わたしがソウル・ミュージックを初めて聞いたのは、70年代にテレビで放送していたソウルトレインでした。
> 確かロック系の番組と交互にやっていて、当時はロックの方が好みで、ソウルの良さがイマイチわからなかったのが悔やまれます…

きょうこさんは私と同世代でしょうか。私も興味があって、中学生の頃、ソウルトレイン(確か東京12チャンネルで夜11時くらい?)をコッソリ一人で見た記憶があります。でも、当時は何でこの人達はずっと踊ってるんだ?くらいにしか思いませんでした。黒人音楽の真髄をまだ知らなかったので、有難味が分からなかったんでしょうねえ。

> テンプテーションズではないですが、フォートップスがセサミストリートに出て、大真面目に"Please take care when you cross the street."とか歌っていたのを見て、大爆笑したこともあったなあ。
セサミストリートは黒人アーティスト沢山出てますよね。一緒に歌うのも楽しいそう。Four Tops, Sesami StreetでYouTube検索してみようかしら。

> それにしても、『恋のインディアン人形』がGladys Knight & The Pipsから「引用」してたとは!
> まんま、ですよね?

イントロのパクリ(引用)は兎に角酷かったみたいですが、今ではサンプリングと称して、手法としてアリになってますので、良い時代になったとも言えますね。
こんばんは。

>ロキシー・ミュージック 『ミッドナイト・アワー』(ウィルソン・ピケット)
>ジャパン 『 セカンド・ザット・エモーション』(スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ)
>ザ・スリッツ 『悲しいうわさ』(マーヴィン・ゲイ)
>ザ・レインコーツ『ランニング・アウェイ』(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)

ロキシーのものはCD持っているので知っていますが、あとのバージョンは想像すらできませんでした(笑)。
ジャパンとスモーキー? へーそうなんですか・・・(^_^;)。
ビックリです。僕の不勉強ですけど・・・。

職場の仲間でカラオケでマイガールが歌えるって素敵ですね。これも僕のまわりでは想像できないことです!(^^)!。

日本の曲と洋楽の関係は挙げだしたら限がないですよね。
ドリカムはモータウンだとずっと言われているし、奥田民生はビートルズだし、ミスチルはコステロだし。ただ彼等はパクリじゃなくって影響をモロ受けただけ・・・?

でも『恋のインディアン人形』と『イマジネーション』の関係はパクリを通り越しているいますね。そのまんまです(笑)。
バニーマンさんへ

> 日本の曲と洋楽の関係は挙げだしたら限がないですよね。
> ドリカムはモータウンだとずっと言われているし、奥田民生はビートルズだし、ミスチルはコステロだし。ただ彼等はパクリじゃなくって影響をモロ受けただけ・・・?
新しいものとは、新しい組み合わせに過ぎない、ってどこかで聞いたことがあります。確かポール・ウェラーは、素材として使っただけ、なんて言い方してましたし。そこからどうやってオリジナリティを出せるかで、ただのパクリかリスペクトかの違いが出てきそうです。

> でも『恋のインディアン人形』と『イマジネーション』の関係はパクリを通り越しているいますね。
そのまんまです(笑)。
昔は洋楽聴く人が限られてたし、逆に日本の音楽が世界に広まる心配もなかったからでしょうかね?


Trackback
この記事のトラックバックURL
http://notarinotariyoga.blog.fc2.com/tb.php/1234-028f037c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ご訪問ありがとうございます
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
最新トラックバック
ユーザータグ
フリーエリア
RSSリンクの表示
Web page translation
QRコード
QR