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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/08/17 11:04 yuccalina

『世界の果ての通学路』に見たサントーシャ(知足)

昨年日本でも公開され話題となったドキュメンタリー映画『世界の果ての通学路』をBSプレミアムで見ました(7月29日(水)放送)。字幕でなく吹き替えだったのは、夏休みで子供が見やすいようにという配慮かもしれませんね。



こちらはフランス版の予告編。全編子供達の歌が使用されています。可愛いですよね。



ケニア、アルゼンチン(パタゴニア)、モロッコ(アトラス山脈)、インドの4ヵ所で、子供達の通学する様子を取材しているのですが、どれも過酷でありながら、兄弟や友人達と力を合わせて、困難を乗り越えていく姿には、心を揺さぶられます。まあ、パタゴニアのカルロス&ミカ兄妹が馬に乗って通学するのだけは、ちょっとカッコよく見えてしまうのは、素人の考えでしょうけどね。実際1時間半も悪路を乗馬するのは、足腰も絶対に疲れるでしょうし、かなりの神経を使っている筈です。

ケニアの少年ジャクソンの父はサバンナで象を避ける方法を息子に授け、子供達の無事を祈りながら送り出す。そして着いた学校でもまた、教師が「無事全員出席出来た事」を神に感謝する。近くの学校に徒歩10分、なんてのが当たり前の環境で育ったワタクシには、全く想像がつかない世界な訳ですが、一番印象的だったのは、どの子供達も親達も、自分達の境遇に不平不満を言うどころか、むしろ感謝してるところ。

私はこのブログで、ことある毎にサントーシャ=知足について書いています。自分に無い物を数えるよりも、持ってものに気付いて、それに感謝しようという、ヨガにおける約束事の一つですが、どうも、恵まれた環境にいる人間の方が、それに気が付かないことが多いのかもしれません。アトラス山脈のベルベル人少女ザヒラは、一族で初めて教育を受けさせてもらい、インドのサミュエルは、歩けなくても学校へ行かせてもらえる、と其々自分は恵まれていると言うのです。

本来、勉強は義務ではなく権利。義務教育の義務とは、国が国民に対しての意味ですよね?1人で生きていくのに必要な教養がないと、誰かに頼るしかなく、ズル賢い人達に騙さてしまう可能性も高くなります。私の息子は自閉症ですが、知的障がいが強い為、喋るだけでなく読み書きも出来ません。なので、能力的に学べる筈なのに、しないってのは凄く勿体ないことなんだな、と今更ながら気が付いたものです。この『世界の果ての通学路』も、学びとは何かを考え直す、とても良い機会となりました。

最後に、私が一番印象的だったのは、ジャクソン少年が「今日は朝礼で国旗を揚げる係だから急がなきゃ」と張り切ってたことです。先のフランス版の予告編2:27あたりに、その朝礼のシーンがチラッと映りますが、その後で国家斉唱もあり、ジャクソンの誇らしい表情が印象的でした。また、パタゴニアの兄妹も、妹のミカエラが国旗掲揚係で、嬉しそうな顔がカメラで捉えられています。

現在の日本では、自国を敬うこと→排他的と単純に結び付ける人がいて、何でそうなるの?と言う論調を目にすることがあります。私が好きな数少ないTV番組の一つ『YOUは何しにニッポンへ』が好調なのを受け「ナショナリスムに繋がらないか警戒するべき」みたいな事書いてる新聞が、どこかにありましたっけね。端から番組を全く理解する気がないのか、それともあれを見てて、本当にそう思うとしたら、凄い妄想力だな、と逆に感心してしまいました。あの番組にヤラセがゼロなのかどうかは、私の知るところではありませんが、少なくとも取材は旅行者YOUの意思を尊重し、製作者の決めた枠に無理矢理はめ込んでる印象は、全くありません。YOU達の視点から見た日本を紹介しているだけで、それが日本賛美でナショナリスムはないっしょ?わざとボケてるのかと疑ったりもして、、。

私なら、自国を敬えない人間が、他国を敬えるのか?と、思っちゃいますけどね。それは自分を受け入れられない人間が、他人を大切に出来るかと言うのと、本質的に同じだと思っています。ダライ・ラマ師も

自分に親切でなくては、
他人にそうあることはできません。

他人に愛情と優しさを感じ、
彼らが幸福で苦しまないことを望むには、
同じことをまず
自分自身に願わねばなりません。


と言ってました。

『世界の果ての通学路』に登場した子供達は其々、自分の家族の為に、そして住む地域の為に役立ち立つ仕事がしたいと語っていましたが、その先には、国と言う共同体への思いもあるのではないか、と感じたのでした。



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タグ: ヨガ ホルヘ・ルイス・ボルヘス

テーマ:ドキュメンタリー映画 - ジャンル:映画

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Comment
yuccalina さん、こんばんは。
私は得手不得手が皆とすごくズレているので、なかなか皆と同じようにできなくて苦労しましたし、自分でもすごく嫌だったのですが、ようやっと最近になって、「自分が持っているものを大事にして、自分に出来ることをしよう」と思ったら、気が楽になってきました。

日本では、勉強をする気のない人たちが、皆、大学まで来るんですよね・・。
特に最近の学生たちは、基本的に消費者マインドで、お金を出しているんだから、大学はサービスを提供すべきだという考えの人たちが大勢いるようです。

国旗掲揚と国歌斉唱は、日本ではちょっと前も、文部科学相が国立大学の入学式や卒業式で行うことを要請したら、学長たちが一斉に反発しましたね・・。
一体どこの国の国立大学なのかと思いますが、これが日本のスタンダードなんですよね。
国旗を掲げるとマズイ雰囲気になる国って、世界中で日本だけなのではないでしょうか?

自国を敬えない人は、他国を敬っているのではなく、他国にへつらっているように見えます。
マスコミなどは、外圧を利用して、自分たちに都合の良い世論を作ろうとしていますよね。
Arianeさんへ
> 私は得手不得手が皆とすごくズレているので、なかなか皆と同じようにできなくて苦労しましたし、自分でもすごく嫌だったのですが、ようやっと最近になって、「自分が持っているものを大事にして、自分に出来ることをしよう」と思ったら、気が楽になってきました。
私も能力に偏りがあるタイプなので、何でも平均的に出来る子を良しとする日本の学校の勉強に着いていくのが大変だった気がします。しかし、それも年を重ね、色んなことを経験しながら、自分を認められるようになりました。

> 日本では、勉強をする気のない人たちが、皆、大学まで来るんですよね・・。
> 特に最近の学生たちは、基本的に消費者マインドで、お金を出しているんだから、大学はサービスを提供すべきだという考えの人たちが大勢いるようです。
私自身も、勉強する気がないまま、短大へ行ってたクチです。「どうせ無駄になるから行かない」つもりだった私を、「無駄かどうかは行ってみなきゃわからないし、例え無駄だと分かっても、それも経験になるよ」と言う父の勧めで行った、と言うのは、ちょっと変わってるかもしれません。

> 国旗掲揚と国歌斉唱は、日本ではちょっと前も、文部科学相が国立大学の入学式や卒業式で行うことを要請したら、学長たちが一斉に反発しましたね・・。
> 一体どこの国の国立大学なのかと思いますが、これが日本のスタンダードなんですよね。
> 国旗を掲げるとマズイ雰囲気になる国って、世界中で日本だけなのではないでしょうか?
ホントに変な話です。先頭に立ってそれを推し進めてるマスコミにも、不信感を抱かずにはいられません。
> 自国を敬えない人は、他国を敬っているのではなく、他国にへつらっているように見えます。
> マスコミなどは、外圧を利用して、自分たちに都合の良い世論を作ろうとしていますよね。


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