プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/07/16 09:19 yuccalina

『グローリー/明日への行進』を見た!と『The 60's 公民権運動』のこと

先週日比谷シャンテにて、遂に『グローリー/明日への行進』を見てまいりました~!マーティン・ルーサー・キングJr.牧師を描く、初めての映画です!と、大興奮なのには理由があります。

マーティン・スコセッシの『The BLUES Movie Project』に始まり、『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』『ブルース・ブラザーズ』『オー・ブラザー!』『Ray』『フリーダム・ライターズ』、『コーマン帝国』における『侵入者The Intruder』等々、これまで数々の音楽ドキュメンタリーやノンフィクション&フィクション映画の中で、アメリカ黒人音楽の歴史と公民権運動にまつわる映像を色々と見てきた、私にとっては正に絶妙のタイミングでの日本公開でしたから。こりゃあ久々に来ましたよ。私の脳内ジャニーさんがが、、、

見に行っちゃいなよYOU!

って、囁きではなく、シャウトで幻聴がしてしまったと。

脳内ジャニーさんは頻発しすぎると、タダの言い訳になっちゃうので、最近は自粛しておりましたのよ。

とか言う個人の事情はさておき、映画見に行った後で、CNNのドキュメンタリー『The 60's 公民権運動(A Long March to Freedom)』もまた見直しましたので、合わせてそちらについても書きたいと思います。そして、『グローリー』については、ネタバレがありますので、まだ知りたくない方はご注意の程を。今回はかなーり長ーーい記事になりそうです。



先ずは『グローリー』の原題ですが、Selmaセルマというアラバマ州の町の名前になっております。南部で黒人の投票率が最低の町だった為、抗議デモ行進のスタート地点に選ばれた場所です。そこから、州都のモントゴメリーまで歩いて行く、『セルマ大行進』が映画のハイライトとなっています。時は1965年3月。「私には夢がある(I have a dream)」で有名なワシントン大行進が1963年8月28日ですから、それから約1年半後のお話。映画の最初の方に出てきたバーミングハム(アラバマ州)の教会爆破で、幼い子供が4人死亡する事件は、ワシントン後に公民権法が成立して、間もなくのこと。公民権法に対する、白人至上主義者の報復だったんですね。

ワシントンとセルマの行進、どちらも公民権運動の重要なターニングポイントなんですが、ザックリ言いますと、ワシントンでは黒人の選挙権そのものを認める『公民権法』、セルマではその選挙権が正当に行使出来る体制を整える為の『投票権法』が成立します。最初の公民権法により、法律上では黒人に選挙権は与えられたものの、南部では実際の選挙登録が遅々として進まなかった。それは、

人頭税を支払わなくてはならない
保証人を2人つけなくてはならない

等と言う、黒人にだけ難題を押し付ける州法が、南部にあったりしたからなんですね。さらに、

わざと間違った登録日や時間を教えるとか、絶対に答えられないような質問をして却下とか、役人(勿論すべて白人)が登録を認めないような嫌がらせをするのも、当たり前だったそうな。映画のオープニングは、黒人のおばちゃんアニー・リー・クーパー(オプラ・ウィンフリー)が「裁判官60人の氏名を全部言え」と迫られて、絶句するシーンから始まりました。あと、黒人が選挙権登録すると、「新聞に住所氏名が載せられて、KKKにリンチされた。だから皆怖がって、登録しようとしない」なんて話も出てきました。

そこで黒人が選挙権を行使出来るように、法をちゃんと整備してくれや~!と訴えたのが、この「セルマの大行進」だった訳です。以下の画像はCNNドキュメンタリーから。

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行進は3月7日の日曜日に、エドムンド・ペタス橋において、アラバマ州警と保安官ジム・クラーク(KKKを警察にリクルートしてたとの噂)及び彼の私設警備団(こっちは100パーKKKですよね?)が行く手を阻み、丸腰の運動家達に、催涙ガス巻いて殴る蹴るの悪行三昧。

(右手前に映り込んでいるのは、報道関係者と思われます。)
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これが後に『血の日曜日(Bloody Sunday)』と呼ばれる事件です。全米のTVで放送され、勿論世界中にニュース映像が配信されました。その2日後、9日の火曜日に再び行進を試みるも、キング師の判断で引き返します。人々を危険に晒すことを怖れた為でした。しかし、この引き返した参加者の中から、白人の被害者が出てしまいます。ボストンから参加していた牧師さんが、暴徒に襲われて、亡くなってしまう。自分の責任を痛感しつつも、何とか平和的な行進が出来るよう、政府に保護を求めます。3月15日、セルマでの血の日曜日事件を受けて、ジョンソン大統領は上・下両院合同会議の場で演説をします。

「米国民全員が偏見と不公平というと言う負の遺産を克服すべきだ」と言い、最後に

「We shall over come.我らは打ち勝たん」

と、結びました。裁判所からのデモ行進の許可も下り、17日キング師が行進の再開を宣言。21日には75キロ先のモントゴメリーに無事到着し、25日の演説で映画は幕を閉じます。バックに流れる、ジョン・レジェンド&コモンによるテーマ曲『グローリー』にもグッと来ました。




で、その最後の演説のことなんですが、何と、実際のものとはちょっと違うらしいですね。後で知ったんですが、映画評論家の町山智浩さんが、こちらで詳細を語っておりました。




なるほど、これで合点が行きました。あの有名な「I have a dream」が一切出てこなかったのは、著作権の問題があったからなんですね。演説自体を変えてしまうという、実に意欲的なチャレンジについては、若き女性監督、エイヴァ・デュヴァーネイに拍手です。

主演のデヴィッド・オイェロウォはキング牧師を演じてると言うより、憑依したと感じるくらい。そして、単に偉人としてだけでなく、一人の人間としての苦悩が描かれてたのが良かったです。FBIに浮気現場を盗聴されてたとかゆー話も出てきて、興味深かった。

チラッとだけ出て来たマルコムXも良く似てました。時代的に皆映像や写真が残ってますので、ルックスが似てる人を選んだんでしょう。ただ、一人だけ気になったのが公民権運動家の一人、ダイアン・ナッシュなんです。

彼女は学生時代にミス・イリノイで2位になったこともある、白人女性(多分アイルランド系)なんですが、演じてる女優さんは、アフリカ系が入ってそうなんですよね。最初の動画で0:50に登場し「次なる決戦の場ね」と言ってるのがテッサ・トンプソンが演じるダイアン・ナッシュで、本物はこちら。

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<デモ行進するダイアン・ナッシュ(右端)>
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役者さんと本物の写真を、並べて紹介してるサイトがありましたわ。

The Real Historical Figures Behind the Movie ‘Selma’

左から、

テッサ・トンプソンとダイアン・ナッシュ
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コレット・キング夫人とカルメン・イジョゴ
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ステファン・ジェイムスとジョン・ルイス
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ジェイムス・バヴェルとコモン
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他のキャストが結構似てる方ばかりなんで、ちょっと違和感が、、。まあ、ダイアンさんはご健在ですが、特にクレームもしなかったんでしょう。ただ、『グローリー』では公民権運動における白人の貢献は、勿論ゼロにはしてないものの、極力抑えたかったんかな?と私には思えてしまった。

実はCNNドキュメンタリーでは、結構白人の活動家が画面に良く出てきてまして、特にユダヤ人が果たした役割はとても大きいのではないか?と思ってたんです。ユダヤ系の公民権運動家が、思い出を語るインタビューにも登場してましたし。ウィキペディア英語版のセルマ大行進には、キング牧師と並んで行進するラビ(ユダヤ教の指導者)が写った写真もあります。

Selma to Montgomery Marches - Wikipedia
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前列右から2番目の白いお髭の方が、ラビのアブラハム・ヨシュア・ヘッシェル師です。

また、セルマでの血の日曜日事件で、政府内で真っ先に反応したのも、ユダヤ系の議員のようで、ジョンソン大統領を後押ししたと思われますしね。

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ダイアン・ナッシュのキャスティングにしろ、白人活動家を余り出さないことにしろ、意図的と思わざるを得ないのは、極めつけとして、ジョンソン大統領の描き方が、余りにも可哀想過ぎたからです。それが実際問題視されたことは、ウィキペディアにも載っています。CNNドキュメンタリーによれば、ケネディの下で副大統領をしていた時代から、ジョンソンはキング牧師に協力的で、ケネディ暗殺後、大統領に就任した際も、公民権問題を最重要課題にしてたそうなんです。それが『グローリー』では真逆で、非協力的な上にFBIと一緒にキング師の邪魔してたとも思われかねないシーンもあったりして、何か扱いが酷過ぎやしないかと。監督曰く、「これはドキュメンタリーでも歴史映画でもなくドラマだから」だそうで、なるほど協力的な大統領よりは、厄介者な方がよりドラマティックにはなりますわな。そもそも、著作権問題でキング牧師の演説を書きかえた時点で、既にノンフィクションでは無くなってるとも言えますしね。ただ、私はこう感じてしまった。レーザーラモンRG風に言えば、

『グローリー』あるある早く言いたいよ~

『グローリー』は白人の手柄を出し渋りがち~

となっちゃうな。まあ、だからと言って、この映画が素晴らしいことには変わりないですけど、ツッコミ所を作ってしまったのが、とても残念だったんです。特にユダヤ人に関しては、やはり迫害されてきた人々だけに、黒人差別に同情的だったのは、想像に難くないですから。事実、黒人へのリンチを世に告発したビリー・ホリデイの『奇妙な果実』を作ったのは、ルイス・アレンと言うユダヤ人であり、それは公民権運動から20年も前のことでした。ユダヤ人には黒人と歩んできた歴史があり、もうちょっと描いてあげても良かったんじゃない?的な、気持ちになっちゃったと。それに、公民権運動にとって、差別が倫理的に問題だと気付いた白人の存在は、やっぱり重要だと思うんですよ。直接運動には参加してなくても、マッスルショールズのリック・ホール及びミュージシャン達とか、サン・レコード(メンフィス)のサム・フィリップス、同じくメンフィスにおけるブッカーT&MG'sとか、音楽を通じで人種差別という負の遺産から自由になってた人々が、確かに存在してた訳ですから。CNNドキュメンタリーと『グローリー』を見てから、『黄金のメロディ・マッスルショールズ』(記事はコチラ)での、リック・ホールの言葉の意味を、本当に理解した気がします。彼は

60年代のアラバマでは、黒人の為に食事を買うにも、(殺される)恐怖を感じていた」

また、改めて感じたのがロジャー・コーマンの凄さでした。60年代初頭と言う公民権運動の只中で、『侵入者』と言う南部の黒人差別を告発する映画を作ったこと(公開は1962年)。KKKから脅迫されたりしなかったのかしら?無事で良かったです。

マルコムXは『グローリー』にはちょっとしか出てきませんでしたが、所属してた過激な団体ネイション・オブ・イスラムを抜けて、キングと和解したい、と接触してきました。彼はメッカ巡礼で、肌の色に関係なく一緒に礼拝する人々を見て、考えを改めたんですよね。それまでは、白人に協力を求めるキングを口汚く罵ってたんですけど。やはり人種を問わず価値観を共有できる経験って、非常に大切だと思うんです。

それと、この『グローリー』、1965年のセルマ大行進で終わっているのは、良かったと思います。投票権法成立後には、再び南部で運動家の暗殺事件があったり、武力行使を主張する武闘派ストークリー・カーマイケルが台頭し、キング師の求心力がダダ下がりしてしまうんですね。キング師自身も非暴力運動の限界を感じさせる発言をしてましたから。勿論、暗殺される最期も、映画ではあまり見たくないなと思ってましたし。

で、この作品を契機に、今後またキング師の映画が作られるのなら、私はやはりワシントン大行進の再現を見てみたいです。CNNドキュメンタリーで知ったのですが、I have a dream演説は、予定された原稿にはない、即興だったそうですね。参加していたゴスペル歌手、マヘリア・ジャクソンが

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Tell me about a dream, Martin!
夢について話して、マーティン!


と叫び、それを聞いたキング師は

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と、このくだりを聞いただけで、私はゾクゾクッとしたのです。キング師は親しかった友人のマヘリアに、常日頃から夢について語っていたんでしょうね。何か話ながらアドレナリンが出てそうな感じが、この粗い画面かれでも十分伝わってきたんです。だから、映画で再現出来たら凄いだろうな、って想像してしまうんです。ボブ・ディランとジョーン・バエズが行進してるとこも見たいですしね。

ちなみに、この演説では、

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と、ユダヤ人を白人一般とは別に言及してるところに、配慮が伺えますね。やはり彼等の協力に恩義を感じていたのではないでしょうか。だから、『グローリー』の監督さんも、それに倣って欲しかったなあ、ってしつこくてスミマセンですね。

それと『グローリー』には出てこなかった人物で、紹介したいのがジェームス・ローソン師。キング師が推進した非暴力運動ではありますが、運動家達に実践方法を教えたのはローソン師なんです。彼はインドへ行って、マハトマ・ガンジーの方法論を学んできたのですが、1960年、ナッシュビルで、カフェテリア等の白人用座席への座り込み運動を始める前に、ロールプレイング方式で、対処法を教えたのです。

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罵声を浴びせられたり、小突かれても、平静を保つ訓練をしたのですが、これって、実はヨガにおける集中と似てるのは、さすがマハトマ・ガンジーだな、と思いました。目の前で起きてる現象に対して、気持ちが持って行かれないように、受け流す鍛錬をしていたのですね。

で、このナッシュヴィルの座り込みは、先述のダイアン・ナッシュが運動のリーダー的存在でした。

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ナッシュを含め、座り込みにより逮捕された学生運動家達は、特に女性達が中心となって、獄中で不買運動を組織します。「人種隔離をしてる店では買わないぞ」とキャンペーンするんですね。人口の半分以上を占める黒人客を失うのは、商店にっとって結構な打撃だったのです。そのお蔭で、ナッシュビルでは、南部で一番早く、店舗での人種融合が実現するのです。彼女の左側にいる黒人青年がジェームス・バヴェルで、先に写真を紹介しましたが、『グローリー』ではラッパーのコモンが演じてました。二人は後に結婚して、子供を二人もうけたそうです。

ダイアン・ナッシュ、ジェームス・パヴェル達のグループは、北部から始まった、Freedom Ride=自由の為の乗車にも勿論参加しました。以前、映画『フリーダム・ライターズ』の話(コチラ)でも、少し書きましたが、黒人と白人の運動家が力を合わせた南部への長距離バス旅です。旅の途中で立ち寄った町々で、人種に関係なく、休憩所やトイレを使用するという抗議行動。ワシントンDCからスタートしたのですが、アラバマ州のバーミングハムでは、怒った地元民がライダーを殴る蹴るの暴動となりました。

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重症のライダーは旅を続けられないからと、ダイアン・ナッシュ達のグループが引き継いで参加していったのです。『グローリー』の中でも、ジョン・ルイスが当時の体験を語るシーンがありました。「幼い女の子までが父親と一緒に殴ってきた」とのセリフには、私も愕然としたものですが、ドキュメンタリー映像に残るレイシスト達の子孫は、やっぱり同じようになっておるのかしら?とか心配してしまいます。マッスルショールズにも登場してたアラバマ州のジョージ・ウォレス知事(演じたのはティム・ロス)は、当然、『グローリー』でも大活躍でしたわ。

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「最高の国民」とは、勿論白人(ユダヤ人は除く)のことで、自分達が絶対的に優れてるから、差別するのは当然、と思ってるのです。

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何の疑問も無く、差別は当然!と言えるのは、単なる無知だからなのでしょうか?そして、ウォレス知事の後ろで拍手してる皆様は、バッチリ記録されちゃってますが、その子供達が、負の遺産を受け継いでないことを祈るばかりです。『フリーダム・ライターズ』で書きましたが、主人公のミスGが公立高校での人種対立を乗り越えた土台として、公民権運動に参加してた父親の存在は大きかった様でしたから。やはり倫理観は、親から子へ受け継がれるものだと思います。

という訳で、宣言通りかなりの長さになってしまいましたが、公民権運動を語るとしたら、これでもまだほんの一部ですし、私もまだまだ知らないことが山ほどあります。現代アメリカの人種差別は、法律上の差別で無くなった分、より複雑化しているのでしょうけど、これまでに奪われてきた多くの命を無駄にしない方向に、進んで行って欲しいものです。


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タグ: R&B ソウル 60年代

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Comment
yuccalinaさん、こんばんは。
この時代に起きていたこと、とても興味があります。
ブルースやゴスペルやジャズがどうやってロックにバトンをつないでということと、強固な圧力からどうやって民衆が声をあげて世の中を少しずつ変えていったのかということと。
後者はとくに知っておく必要があると思っています、今の時代だかrこそ。
またいろいろ教えてください。
goldenblueさんへ

ヴォリームが大きくてクドい記事をお読み頂き、ありがとうございます。

> この時代に起きていたこと、とても興味があります。
> ブルースやゴスペルやジャズがどうやってロックにバトンをつないでということと、強固な圧力からどうやって民衆が声をあげて世の中を少しずつ変えていったのかということと。
> 後者はとくに知っておく必要があると思っています、今の時代だからこそ。
> またいろいろ教えてください。

私もブルースやソウル音楽を好きになってなかったら、この時代に興味は沸かなかったと思います。人種の壁を超えるのに音楽が果たした役割はとても大きく、音楽も社会的背景と切り離すことは出来ないと思います。そして、過去の歩みを知ることは、これからの道筋を決めるのに、とても重要なことだと思っています。


このコメントは管理人のみ閲覧できます
鍵コメ様

コメントありがとうございます。

> ワシントンでの演説を、(英語のテストのためですが)暗記するほど何度も音読した学生時代でした。
> yuccalina様の記事で、なぜあの演説があんなにも詩的なのか、ようやく分かった気がしました。

私もあのドキュメンタリーを見て初めて理解しました。演説の後半部分は予め用意された文ではなく、日頃から思い描いていた夢の話、心の奥底から出てきた言葉だったからこそ、あれ程感動的なものになったのでしょうね。

> 「人権」の勉強(?)のために、小・中学校でもキング牧師の本は図書室に入れられています。今流行りの絵本形式の伝記もどきには、キング牧師の巻も、あのワシントンでの「演説」が載っているだけです。
ワシントン演説はドラマティックですし、白人と黒人が混じり合って行進する姿は絵的にも分かりやすいんでしょうね。ただ、あれも一つの過程に過ぎない訳で、ビフォー&アフターも学ばなくては意味を理解出来ないのだと思います。

> ラジオの映画評論家のお話もとても貴重でしたし、公民権運動に白人やユダヤ人が果たした役割も大切だったのですね。
私はブルース好きなので、音楽的にとても深かった黒人とユダヤ人の関係には、人一倍敏感になっているのかもしれません。ただ、CNNドキュメンタリーを見た限りでは、ケネディ大統領がキング牧師を支援した裏に、ユダヤ人の影響力があったの確かだと思うんです。大統領選挙でニクソンと争っているさなかに、キング師が座り込みで逮捕され、ケネディ候補が接触してきたと。釈放の代償として、キング父子にケネディ支持を約束させた一件。私は最初「黒人ってまだ選挙権も無い人が多いのに、そんなに影響力あるの?」と不思議だったんですが、ケネディ陣営の狙いは、公民権運動を陰で支えていたユダヤ人か、と後で気が付きました。北部にはユダヤ人が大半を占める州がありますし、成功した資産家が多ければ、金銭的な支援も十分期待出来ますものね。事実、ケネディは大統領になった途端、就任演説では国内問題に全く触れず、公民権問題は棚上げ状態。キング師達を失望させたそうです。まあ、それがもとで、運動が更に広がりを見せる訳ですが、、。

> キング牧師は私の大切な「持ちネタ」として、勉強を続けたいと思います。このへん、私の仕事の一部は芸のようなもんなので、ネタの中身はとても大事なのです。
>
> 勿論音楽と切り離せないことも頭に入れつつ、点と点を結ぶように紹介する本を選びます。

私は音楽を通じて「差別はおかしい!」と気付いた人々も、運動家と同じくらい大切だと思っていますが、60年代の作品には、白人黒人問わず、そういう空気が伝わってくるものが多いです。また、キング牧師や公民権運動については、私もまだまだ勉強中ですが、現在も続く差別問題を理解するには、過去を学ぶのは大切なことだと思っています。

> 映画を見てからコメントを書こうと思っていましたので、遅くなった上に、長くなりましたが、本当にありがとうございました。
>
> まずはお礼まで。

私の記事が少しでも役に立ったのを、とても嬉しく思います。こちらこそ、ありがとうございました。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
鍵コメ様

ご報告ありがとうございます。そして、レナード・チェスについて調べて頂いたとのこと、とても嬉しく思います。

映画はエンターテイメントの面も大切ですから、仕方ない部分はあるのでしょうが、色んな角度で自ら調べてみることは、とても大切ですよね。

一つの事象に絡み合った要素を色々と調べてみるのが、私には楽しくて仕方なくて、結構興奮してしまいます。なので、ヨガに惹かれたのも、ある種運命的なものを感じております。

公民権運動を多面的に伝えようとする試み、鍵コメ様のご活躍を切に祈っております。そして、私も今後も新しい情報とそれに付随した考えを書き加えて行きたいと思っておりますので、今後とも宜しくお願いいたします。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
鍵コメ様

勿論ウエルカムです!
宜しくお願い致しますm(__)m
鍵コメ様の記事が楽しみです。

このコメントは管理人のみ閲覧できます
鍵コメ様

記事を急かしてしまうような返信だったらゴメンナサイです。

直ぐに完成形にならなくても、記録ノートとして記事を置いといても良いと思いますし、訂正・加筆・場合によっては削除も前提で、一度アップされても良いですよね。私はいつもこんなスタンスです。

ちなみにこの記事も、まだ完成しておらず、不備があると思っております。

まだまとまってないまま公開してしまうこともあれば、半年近くねかせておいた記事を、結局バッサリ削除してしまったことも。私の場合、文章を書くということ自体が思考の手助けになってる感じなので、それだけでOKなんです。結果は求めないようにしておりますです。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
鍵コメ様

真摯に向き合ってるからこその悩みや葛藤、色々とあるかもしれませんが、思考し続けることで次に繋がり、見えてくるものがあると思います。

フィギュアスケーター達の姿を自分に重ねることは自分にもありました。5年前の冬、ヨガインストラクターの卒業試験が丁度バンクーバー五輪の時期だったんです。大輔さんや真央ちゃんの姿がどれだけ励みになったか、ふと思い出してしまいました。

本番で出せるのは練習の何パーセントか分かりませんが、練習のプロセスは必ず体にしみついてる筈ですから。


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