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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/07/13 08:45 yuccalina

新説「シド・バレットは不思議王子?」~その(6)「Apples and Oranges」は五感をフル活用して聴くぞ

自閉症の息子を持つユッカリーナが、独断と偏見でアスペ男子シド・バレットを語るシリーズですが、これまでの記事は以下の通り。

今、再びの新説「シド・バレットは不思議王子?」その(1)
その(2)~突然歌い出したり、曲調が変わったりの「Bike」
その(3)~サビ抜きかはたまたワサビの握りか?の「Baby Lemonade」
その(4)~彼女の為ならベタな曲も書くぞ!の「Here I Go」
その(5)~ブルースという根っこから生えたユニークな果実

今回のテーマ、実はちょっと前に『黄金のメロディ・マッスルショールズ』を見てて、思い出したんですね。ブルース、サザンソウル&ロックのメッカとなったレコーディングスタジオとシド・バレット、何の関係があるんじゃ?と疑問に思う方もいると思いますがが、FAMEスタジオの2代目リズムセクション、スワンパーズのメンバーがその後独立してマッスルショールズサウンドスタジオを開設し、幾多の大物アーティストと共演した思い出話の中に、こんなのがあったんですよ。

「ローラ・ニーロが"この音はオレンジ色っぽくして"とか言ってきて、面食らった」ってね。

音を色で例えるローラ・ニーロ、彼女も共感覚だったのかしら?って。そう、今回はアスペ男子と言うよりも、シド・バレットは共感覚だったらしい(遺族談)点に、スポットを当ててみたいと思います。過去の記事その(1)でも少し触れましたが、彼の共感覚が伺える例として、『Octopus』における、

Grasshoppers green herbarian band=バッタ色のハーバリアン・バンド

と言うフレーズ一つにしても、緑色のバッタとハーブの香りと味と手触りを想像し得る。つまり視覚と嗅覚、味覚、触覚を刺激する内容になっとる訳ですが、今回はタイトルからして一番親しみやすそうな『Apples and Oranges』について。歌詞は以下の通り。

Got a flip-top pack of cigarettes in her pocket
Feeling good at the top
Shopping in sharp shoes
Walking in the sunshine town feeling very cool*
But the butchers and the bakers in the supermarket stores**
Getting everything she wants from the supermarket stores
Apples and oranges
Apples and oranges

Cornering neatly she trips up sweetly
To meet the people
She's on time again
And then
I catch her by the eye then I stop and have to think
What a funny thing to do 'cause I'm feeling very pink***
Apples and oranges
Apples and oranges

I love she
She loves me
See you
See you

Thought you might to know
I'm the lorry driver man
She's on the run
Down by the river side
feeding ducks by the afternoon tide
(quack quack)
****
Apples and oranges
Apples and oranges
Apples and oranges




「太陽の陽を浴びた町を歩きつつも涼しい」*と言ってるSunshineとCoolの対比は、そのままオレンジとリンゴのようでもあり、「ピンクな感じ」***とか、楽しい表現が沢山あって、面白いですね。リンゴとオレンジを買いに、スーパーマーケットへ行ったの?「お肉屋さん、パン屋さん」**も出てきますし、最後は川辺で「クワックワッ!」鳴くアヒルが登場****。こりは中々楽しいお買い物&お散歩の歌なのかいな?兎に角、可愛くて、私は大好きなんですわ。そして、この五感を刺激するような、言葉選びがまた好きなんだなーと思いました。

曲調はポップで明るいトーンにオレンジ色な的大らかさがある一方で、ノイジーなところは、ザラザラしたオレンジの皮の手触りのよう。甘いだけではない、フルーツの酸味と渋みのようでもある。私にはそう感じられたのでございます。ローラ・ニーロが言ってた、オレンジ色っぽい音とは、また違うのかもしれませんが。

この曲はチャートイン出来なかったものの、シングルカットされたのは、やはりシド自身がお気に入りの曲だったてことだと思います。こうして何十年後に愛情を持って聴いてるオバハンがここにおるよ~!と彼に言ってあげたいですね。

ところで、YouTubeを漁ってたら、アメリカでTV出演した時の動画を発見しました。



演奏後にちょこっとインタヴューがありますね。以前のエントリーで「シドが喋ってるところが見たい!」と書いたら、コメント欄で動画を教えてくれた方がいまして、それがこちら。



うーむ、どちらを見ても、シドの話し方や様子に、アスぺっぽい大きな特徴(例えば、早口だったり、体を矢鱈動かしたり等)は見られません。勿論、全ての人が同じ癖をもってる訳でもないですが、この頃はお薬のせいで、抑えられていた可能性もあるのかしら?

しかし、思えば共感覚って、サイケデリック・ムーヴメントにおいて、お薬使ってわざわざ得ようとしたものでもあるんですよね。つまり、本来五感の情報処理がちゃんと出来てた人が、薬の作用でその処理を混乱させて喜んでた、みたいなとこがありそう。サイケデリック・バンドに、チョコレート・ウォッチ・バンドやら、ストロベリー・アラーム・クロック等、食べ物と機械を組み合わせたネーミングが多いのはそのせいだと思います。では、遺族が言った通り、シドが元々共感覚であったとすれば、彼がドラッグによって得た感覚は、また違ったものだったのでありましょう。勿論、今となっては、それを確認する術はないですけどね。

と言ったところで、次回の予告となりますが、ワタクシ最近、やっとこさシドのDVDを入手致しました。

syd1.jpg
syd2.jpg

何を今さらと言われるかな?ファンなら必須アイテムだったかしらね?兎に角、これからこれをじーーーーーっくりと見て、何か書こうと思っておりますので、その(7)は何か月後になるか、ちょっと分かりませんです。悪しからず。

いつか続く。


お読み頂きありがとうございました。
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タグ: 自閉症 発達障害 イギリス 60年代

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Comment
アスペの方だと「周囲を察することなくあるがままに表現する」傾向がある、とお聴きしたことがあります。
シドってテレパシックな感じ。

七夕は命日でしたね。
「星祭りの日」に。素敵です。
まユタンぽさんへ

> アスペの方だと「周囲を察することなくあるがままに表現する」傾向がある、とお聴きしたことがあります。
> シドってテレパシックな感じ。


そうですね。一般的にコミュニケーションが苦手と言われてますが、面白い子と好意的に受けとられるか、変な奴と虐められるか、は周囲の対応に寄るかも。シドは多分前者ですね。見た物聞いたものにすぐに反応するだけでなく、ふと頭に浮かんだことを整理せずに、急に話し出したりすることもあるようです。この動画では話す内容は聴き取りが出来ないので、喋り方の特徴を確認したかったんです。手を動かしたり、視線があちこち泳いだりは全くなくて、早口だったり、抑揚が変だったりとかも無かったです。

> 七夕は命日でしたね。
> 「星祭りの日」に。素敵です。

七夕に『星空のドライヴ』聴けば良かったな、、と思い出しました。
この映像は生々しくて向こう側がちょっと覗ける感ありますね。ダンエレクトラのギターが活躍してて、おぉ〜って思いました。これでJimmy Pageもこのギター使い始めたワケだし。

そういえば共感覚…、一時期結構ハマって調べてました。割と数多くいるようで、なるほど天才的な人はそういう感覚もあるのかな、なんて感じましたね。Lady Ga Gaとかもそうみたいで、昔からヘンなことばかり言っててイジメられてたとか。
フレさんへ

> この映像は生々しくて向こう側がちょっと覗ける感ありますね。ダンエレクトラのギターが活躍してて、おぉ〜って思いました。これでJimmy Pageもこのギター使い始めたワケだし。
確かにそうですね。モノクロだと控えめに見えますけど。本当はどんな色だったのか見たいような、見たくないような。
ジミー・ペイジがシドの影響受けてたのは、最近ネット上で知りました。誰をも魅了する才能だったんでしょうね。

> そういえば共感覚…、一時期結構ハマって調べてました。割と数多くいるようで、なるほど天才的な人はそういう感覚もあるのかな、なんて感じましたね。Lady Ga Gaとかもそうみたいで、昔からヘンなことばかり言っててイジメられてたとか。
レディ・ガガが苛められてたのは、共感覚が原因だったとは知りませんでした。なるほど、彼女の個性的なキャラクターも納得出来ます。勿論共感覚が全てではありませんが。
今晩は♪
すみません・・・趣旨と違うところに食いついてしまいました・・・汗
ローラニーロ大好きなんです!!
イーライは愛聴盤です♪
さて、音と色・・・・なるほどって感じです!

ゆきまロックさんへ

> すみません・・・趣旨と違うところに食いついてしまいました・・・汗
> ローラニーロ大好きなんです!!
> イーライは愛聴盤です♪

全然オッケーですよ~!私もローラ・ニーロ大好きだから引き合いに出した訳で、、、。

> さて、音と色・・・・なるほどって感じです!
音で色を感じたり、味を感じたり、あるいは手触りだったり、色々あるみたいですが。
このコメントは管理人のみ閲覧できます
鍵コメさんへ

共感覚もシドの全てではないと思いますが、彼の世界に近付く手がかりになるのでは、と思っています。


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