プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/04/17 09:20 yuccalina

『世界の果ての日本人 PART13 ルーマニア編』について

トランシルヴァニア(ルーマニアのスフントゥ・ゲオルゲ)在住の手芸研究家、谷崎聖子さんが出演された『世界の果ての日本人』(3月25日放送)について、遅ればせながら書いておこうと思います。

先に文句からになってしまいますが、取材をされる側が伝えたいことと、製作者のそれが上手く噛みあうことは、中々難しそうです。そして、実際に番組で流れる映像は、撮ったもののごく一部であると。きっとどんな番組でも似たり寄ったりなんでしょうけれど。実は放送日の朝、楽しみに新聞のテレビ欄を見た私は、その文面にズッコケてしまったんです。

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ルーマニア=ドラキュラ伝説というのが分かりやすいから、は容易に想像出来ました。聖子さんのお家へ行く途中にブラン城のある町ブラショフを通るので、ドラキュラにちなんだお化け屋敷も紹介されてますね。しかし、歴女に大和魂というワードのチョイスは何でしょうか?的を射てるとは思えないんです。ここで動画を貼っておきますので、未視聴の方は真偽のほどを確認下さいませ。ルーマニア編は24分頃からです。



私が見たかった手仕事の村が出てきた(上記動画45分頃から)のですが、カロタセグ地方のボガールテルケ村がフィーチャーされ、カティさんとエルジさんと言う、ビーズ刺繍をする二人のおばあちゃんが登場しました。

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それはとても嬉しく思いましたが、聖子さんのブログやネットショップのメールマガジンによれば、本当は取材した村は三ヶ所あったんですね。あと二つはイーラーショシュの刺繍作家さんを訪ねたそうで、VTRにはほんの少しだけ映ってました。

テーブルクロスかベッドカバーか分かりませんが、かなりの大判なイーラーショシュを見せている方と、

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こちらは、イーラーショシュの図案を見せているところの様ですが、

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この編集の仕方では、視聴者はこの女性達も、エルジさんやカティさんと同じボガールテルケ村の人達と思ってしまいますね。

まあ、見る側の大多数にとっては、大した問題ではないのでしょうが、この二人のおばあちゃん達にとっては、ちょっと残念なことに違いありません。それと、カティさんが涙ながらに語った言葉も、聖子さんによれば、ニュアンスが違うらしいです。

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字幕でなく吹替だったので、実際になんと言ったのか、聞き取れないのが残念。若しかしたら、この手の海外取材の番組で、吹替になってるのは作為的な翻訳をしてる可能性が高いのかしれませんね。

と、ひとしきり文句を言わせて頂いたので、良かったところも書いておきましょう。ボガールテルケ村のエルジさんのところでは、レポーターがカロタセグの民族衣装に身を包むシーンがありました。

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これも欲を言えば、着付けのところから、もっと詳しく見たかったですが、、。下に着ているプリーツスカート、ブラウスからベスト、付け襟に髪飾りと、それぞれのパーツを分けて見たかったんです。私もカティさんの作ったビーズ刺繍のブローチを大切にしているのですが、

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これは民族衣装に使われる刺繍の、ほんの一部を切り取ったものなんだなーと。ちなみに、こちらのビーズ刺繍商品は、下記の聖子さんのネットショップで購入出来ます。
FOLK ART Transylvania

手芸を取り上げたパートは、あっという間に終わっちゃいましたけど、静止画が少し映っただけの『世界の村で発見こんなところに日本人』(記事はコチラ)に比べたら全然良かったんです。

また、聖子さんのルーマニアでの生活については、市場での買い物で、日本では見たことがない野菜が紹介されたり、

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断水の為に湧水(天然の炭酸水)を酌みに行ったり、

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お料理を紹介したりと、興味深かったです。チキンコンソメスープを作ってるところとか、食に関心が高い日本人には、とても良かったと思います。

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チキンスープの美味しさは想像出来ますよね。何てったって美味しい炭酸水を使ってるんですから。炭酸が入ってるとお肉が柔らかくなりますし、水の美味しい土地で育った野菜も鶏肉も、美味しいに決まってますわ。鶏は市場で一羽丸ごと買ったのかしら?と、私もマレーシアの田舎に居たときはそうだったなあ、なぞと少し懐かしくもあり。ちなみに私はセーケイ風グヤーシュを作るところも見たかったです。

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グヤーシュはハンガリー、オーストリア(ではグラーシュ)の料理として、最近はカフェご飯にも取り入れられるくらい、日本でも定着しつつある料理ですから。

それにしても、気になるのは地元の繊維産業が衰退してるという話。イーラーショシュ愛好家の私としては、糸が手に入らなくなったら困りますわあ。刺し子糸を使用した作品も時々紹介してますけど、やはりイーラーショシュ専用の糸だと、艶があって力強く存在感のある独特の仕上がりになるんですよね。こうして日本のテレビで紹介されたことで、私が一番願うのは、地元の人々が自分達の文化の良さを再確認して、発展に努める流れが出来てくれることなんです。


お読み頂きありがとうございました。
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タグ: トランシルヴァニア 東欧 刺繍

テーマ:ルーマニア - ジャンル:海外情報

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Comment
yuccalina さん、こんにちは^^
テレビ番組は、知らないで観ると、そういうものなのかと思いますが、詳しい方がご覧になると、いろいろ残念なところがあるんでしょうね。
ニュースですら、何を取り上げて報道するか、取り上げずに知らせないままにするかは、メディアの自由なんだそうですね・・。
添付されている動画を観ましたが、こうした暮らしに憧れる人は結構いるんじゃないかと思いました。

谷崎聖子さんのネットショップも見てみました。
お洋服なども素敵で、いくつか心を動かされるものがありました。
Arianeさんへ
> テレビ番組は、知らないで観ると、そういうものなのかと思いますが、詳しい方がご覧になると、いろいろ残念なところがあるんでしょうね。
今回私は予め知っていることがあったため、物足りなさを感じてしまった訳ですが、TVに取材された人が実際番組を見てどう思ったのかは、全く分かりませんね。

> ニュースですら、何を取り上げて報道するか、取り上げずに知らせないままにするかは、メディアの自由なんだそうですね・・。
局によって伝え方も全然違いますしね。VTRもTV局の方針に合うような所だけ切り貼りし強調して流すなんて当たり前のようです。まあ、新聞も同じでしょうけど。

> 添付されている動画を観ましたが、こうした暮らしに憧れる人は結構いるんじゃないかと思いました。
そうですね。日本国内でも、若い世代が田舎に移住するパターンも増えているようですし、自然志向も高まってますしね。

> 谷崎聖子さんのネットショップも見てみました。
> お洋服なども素敵で、いくつか心を動かされるものがありました。

そうでしたか。アンティークの刺繍ブラウスとか、素敵ですよね。


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