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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/03/24 08:06 yuccalina

まだまだ『オーケストラ!』~メイキング&インタヴューetc.

NHK BSプレミアムで『オーケストラ!』を見てから、ハマり捲ってあれこれ記事にしていたブログ主ですが、まだ終わってませんぜ~!ちなみにこれまでの関連記事は以下の通り。

(1) 『オーケストラ!』は愛と笑いに溢れたファンタジック音楽映画
(2) 『オーケストラ!』は多国籍・多民族のハーモニー?
(3) 『オーケストラ!』のヴァイオリン奏者サラ・ネムタヌのこと
(4) 『オーケストラ!』から辿りついたジョルジュ・ブーランジェとタンゴのお話

まあ、(4)は殆ど映画と関係ない話になってますけど、、。

元々、フランス映画でありながら、ラデュ・ミヘイレアニュ監督がルーマニア出身で、ロマの楽士タラフ・ドゥ・ハイドゥークスのカリウが出演(コンサートマスターのワシーリー役)してたりと、私的に惹かれる要素が沢山あったのですが、上記の記事を書きながら、Amazonの商品情報のリンクを貼ってて、

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(2010/11/04)
アレクセイ・グシュコブ、メラニー・ロラン 他

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「ううー、このスペシャルエディションのDVDが欲しいな~!」となるのに、あまり時間はかかりませんでした。でも、実際に買うまでと見るまでには、ちょっと時間がかかったんです。

勿論、映画自体については既に書いたので繰り返しません。しかも、最近ブログ仲間の只野乙山さんが、素敵なレビュー記事を上げられてましたし。

『オーケストラ!』~「遊歩者 只野乙山」より

なので、今回はボーナス盤のメイキングと、監督やキャストのインタビューから、気になったところを紹介したいと思います。

まずはロケーションのこと。モスクワでの撮影は楽団が赤の広場に集合したシーンのみでしたが、紆余曲折を経て奇跡的にOKが貰えたとか。一番有名な観光名所を封鎖して、朝の4時から撮影したそうです。そして、その他のモスクワでのシーンは全てブカレスト(ルーマニア)で撮影したとのこと。同じ旧共産圏ですから、アパートの雰囲気とか、きっと似てるんでしょうね。で、最初はフランス大使館のシーンから撮ったのですが、スタートの合図を出したのが、監督の父上、イオン・ミヘイレアニュ氏。これまでの映画も全て、スタートは父親に頼んだとのこと。親孝行ですよね。

<カチンコを持つ監督のパパ>
leconcert9.jpg

残念ながら、カリウのインタヴューは入ってませんでしたが、アレクセイ・グシュコフ(アンドレイ・フィリポフ役)の前で『カリンカ』を演奏したりとか、シャトレ座でのリハーサルでも、カメラで抜かれていました。

leconcert15.jpg

チャイコフスキー『ヴァイオリン協奏曲』の音は、プダペスト(ハンガリー)で録音して、その音を聴きながら演奏シーンの撮影となったようですが、ミヘイレアニュ監督がメラニー・ロラン(アンヌ・マリー・ジャケ役)、ドミトリー・ナザロフ(サーシャ・グロスマン役)との打ち合わせ中、冗談を言って和やかなところも。

「ドミトリーの(演奏)シーンを12分撮る」と言う監督に、メラニーは

leconcert10.jpg
leconcert11.jpg

で、アタマを抱えるドミトリー。勿論、そんな、長いシーンはありません。ドミトリーはフランス語が下手な役でしたが、実は結構得意だったそうで、こうして、監督やフランスの役者たちと和気あいあいだったみたいです。映画では「下手に喋るのが逆に難しかった」そう。

さて、主演女優であるメラニーが、ソリスト、アンヌ・マリーを演じる為の特訓は、正しいヴァイオリンの構えを身に付けるだけで、1ヵ月をかけたとか。

leconcert12.jpg

指導したサラ・ネムタヌが語っておりました。「ただヴァイオリを弾いている様に見えるだけでなく、演奏者としての姿勢や身のこなしも教えた」と。

leconcert13.jpg

それから、実際に協奏曲の音に合わせる練習な訳ですが、

leconcert14.jpg

こんな感じに左手を固定し、弓さばきを習得したんですね。右側の吹き替えの女性は、メラニーと背格好が似ていますが、手のアップなどで出演してるのでしょうか。メラニーの演奏のアップは、殆ど肘が写ってませんから、吹替え演奏と合成した可能性もあるのかしら?それにしても、普段着で化粧っ気の無いメラニーが実に可愛いかったです。

一方、マエストロ役のアレクセイは、全く喋れないフランス語の練習に指揮の練習と、「アタマがおかしくなりそう」と、かなりの苦労したようです。それでも、「アレクセイはフランス語が喋れるフリが上手い」とメラニーに褒められてました。ちなみに一番フランス語が得意という設定のヴァレリー・バリノフ(イヴァン・ガヴリーロフ役)も、フランス語は全然ダメだったそうです。

指揮の方は、実際オーケストラ(の役者たち)を前に指揮棒を振れたのが、シャトレ座を貸切にした4日間だけでした。それまではずっと先生とマンツーマン、ホテルの部屋の中での練習だったので、とても難しかったそうです。

<アレクセイ(左)の練習を見守るミヘイレアニュ監督(右)>
leconcert16.jpg

メラニーもきっと、それまでの練習と、オーケストラの中での演奏では、勝手が違っていたでしょうね。アレクセイにも指揮の先生がついていて、最初は脇で一緒に指揮棒を振って、そこから徐々に独り立ちしていきました。先生曰く「皆で指揮者を育てていった」と。

監督は音ハメのセンスが素晴らしいなーと思ってましたが、役者が演じる演奏者をまとめる力というのも、凄いですよね。楽譜は全て頭に入れていたそうです。そして、演奏者も観客も、一丸となって撮影に臨んだ様子に、再び感動してしまいました。本当はエアーだと、トリックを知ってても、やっぱり凄いなあと。見学していたシャトレ座の料理長も、感動したとインタヴューに答えていましたよ。ですから、観客役の人々もきっと、心から音楽を楽しんでいたんでしょうね。

ちなみに、メラニーは撮影前は、自信無さげだったそうですが、撮影中トランス状態に陥って、ラストの涙は自然に出てきたそうです。

あ~、また、演奏シーン、リピしよーっと。




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タグ: フランス 東欧 ロマ

テーマ:音楽の良い映画 - ジャンル:映画

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Comment
こんにちは!
『オーケストラ!』の演奏場面、記事を伺うと、
やはりプレスコアリングだったようですね。
あらかじめ録音しておいて、それに合わせて動かせる方法だと、
ぴったり合っているように見えるんでしょうね。

アレクセイはフランス語がまったくだめ、というのは
見ていてよくわかる気がしました。
一方サーシャは、下手なふりをするのが上手だった、
そんなふうに思いだしています。
乙山さんへ

> やはりプレスコアリングだったようですね。
> あらかじめ録音しておいて、それに合わせて動かせる方法だと、
> ぴったり合っているように見えるんでしょうね。


プレスコアリングって言うんですか。その手法が一番しっくり行きそうな気もしますし、何より、一緒に演奏したような場があったことで、臨場感&躍動感が得られたんだと思います。中にはカリウのようなプロの演奏家もいた訳ですけど、役者さん達一人一人が緊張感をもってあの場に臨んだのだと思います。それが、オーケストラの役柄とも上手くオーバーラップしたのでは?と思いました。



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