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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


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2016/02/25 08:05 yuccalina

英国BBC伝説の音楽番組『Old Grey Whistle Test』ベストDVDについて(1)

イギリスの国営放送BBCは、良質なドキュメンタリーが多くて、これまでにロック・アーカイヴの『Dancing in the Street』とか、タップダンスのニコラス兄弟のドキュメンタリーとか、『シド・バレット・ストーリー』などに言及してまいりましたが、いよいよ真打登場です。伝説の音楽番組『Old Grey Whistle Test』(以下OGWTと略)のベストDVD Volume 1~3を紹介しようと思います。

music13.jpg

1971~1988年に放送されたこの音楽番組が、何故に伝説的なのか言えば、

ヒットチャートとは無縁のアーティストを多数出演させていたこと、
1回の放送で様々なジャンルのアーティストを紹介していたこと、
製作スタッフが皆、心から音楽を愛していたこと、
一時的に口パクを採用してた時期もあるが、その殆どが生演奏をライヴで放送していたこと、

であり、そう言った評価は、演奏ビデオの合間に挟まれていた、出演アーティスト達のインタヴューから出てきた言葉でもあります。

例えばエドウィン・コリンズは

「当時否定的な論調ばかりだったパンクについて、情報が欲しくてしかたなかった。だからOGWTに出演したニューヨークのアーティスト達は皆良く覚えている。勿論パティ・スミスも、、」というインタヴューに続いて、パティの『Because The Night』が始まる、と言った具合。

と言う訳で、今回はその『Because~』が収録された、Volume 2(画像中央)から紹介することにします。本来なら1から順番にしたいところなんですが、2をトップにするのには訳があります。

最初にこのDVDを買おうと思ったキッカケがVol 2に収録されていたパティ・スミスとトム・ヴァーレインだったからなんです。

実はこの『Because The Night』、私が最初に見たのは20代の前半で、テレビ埼玉のロック番組で放送されたニューヨーク・パンク特集でした。そこで紹介されたのは確か、

Patti Smith 『Because The Night』
Iggy Pop 『I'm Bored』
Lou Reed 『Legendary Hearts』
Television 『Foxhole』
Tom Verlaine 『Clear It Away』
Tom Verlaine 『Words From The Front』

だったと思います。私は当時東京の東端の町に住んでいて、テレビ埼玉は見られなかったので、実際は、埼玉在住の友人にダビングしてもらったビデオで見ました。そのビデオも今では消失してしますから、確認は出来ませんけど、もしかしたら、ラモーンズやトーキング・ヘッズが入ってたかもしれませんぐ。まあ、とにかく、記憶にあるのはこれだけ、ということです。

10代後半から20代半ばまでの6~7年で、私が一番夢中だった男性アーティストは多分トム・ヴァーレインだったと思います。

あれれ?ジュリアン・コープじゃなかったんか~い?

と突っ込む人が少数いるかもしれませんがが、アイドル的にキャッキャ喜びながら見ていたジュリアンとは対照的に、トムは大人過ぎて自分もクールでいなくてはいかんような気がしていたんですね。変な話ですけど。なので『Clear It Away』や『Words From The Front』のビデオも、夜中薄暗い部屋で1人、音を下げて見入ったりしてますたのよ。

なぞという思い出もふと過ぎる、OGWT。当時はボールを蹴る男のマークが一体何なのかも知らなかったなあ。

とか、いつもの如く、前置きが長文になりますたが、こっからが本編です。OGWT Vol 2の収録アーティストと曲、放送年は以下の通り。

1. Heads Hands and Feet "Warming up the Band" 1971
2. Kevin Ayers and The Whole World "May I?" 1972
3. Roxy Music "Ladytron" 1972
4. Loggins and Messina "House at Pooh Corner" 1972
5. The Who "Relay" 1973
6. Judee Sill "The Kiss" 1973*
7. Argent "God Gave Rock'n Roll to You" 1973
8. The Average White Band "Put It Where You Want it" 1973
9. Montrose "Bad Motor Scooter" 1974
10. Bruce Johnston "Disney Girl" 1975
11. Be Bop Deluxe "Made in Heaven" 1975*
12. Nils Lofgren "Goin' Back" 1975*
13. Daryl Hall and John Oates "She's Gone" 1976
14. Joan Armatrading "Love and Affection" 1976*
15. Roy Harper "One of Those Days in England" 1977
16. The Adverts "Bored Teenagers" 1978
17. The Patti Smith Group "Because The Night" 1978*
18. Siouxsie and the Banshees "Metal Postcard" 1978
19. Gary Moore and Friends "Don't Believe a Word" 1976
20. The Undertones "Jimmy Jimmy" 1979
21. Squeeze "Slap and Tickle" 1979
22. Orchestral Manoeuvres in the Dark "Dancing" 1980
23. Stanley Clark/George Duke Project "Schooldays" 1981
24. Tom Verlaine "Days on the Mountain Part I" 1982
25. Aztec Camera "Walk Out to Winter" 1983*
26. Thomas Dolby "Hyperactive" 1984*
27. The Style Council "Walls Come Tumbling Down" 1985
28. Suzanne Vega "Marlene on the Wall" 1985
29. Andy Kershaw, John Walters, Ro Newton & John Peel "Skiffle Jam" 1985
30. Prefab Sprout "When Love Breaks Down" 1985
31. The Pet Shop Boys "Opportunities" 1986
32. The Pogues "Dirty Old Town" 1986
(*は動画を貼ってる曲)


では早速、くだんの17、パティのビデオから紹介します。



ライトの当て方がイマイチ雑なんじゃね?とか、実はレニー・ケイがギターでなくベースを弾いておったのか?と今にして気が付くこともチラホラ。昔は「パティのファッションと手の動きがメチャカッコエエ!」くらいしか見てなかったかもね。

で、余りにも曲数が多いので、こっから先は暫く一言コメントで動画無しです。

2は既にケヴィン・エアーズの記事で紹介した通り、私はこれでケヴィンにハマったという記念碑的VTR。バンド結成から間もない時期で、本人が「我々は未熟だった」と話してました。

3はロディ・フレーム&エドウィン・コリンズがイチオシのロキシー。まだ気持ち悪い格好してた頃で、機材に凝ってるところもロディ&エドウィンは惹かれていたそうな。マルコム・マクラレーンには嫌われてたけどね。って関係無いか。ア~ヴァロ~~ン♪的ムード音楽でないのが新鮮。

4は後の『フットルース』からは想像がつかないフォーキーなケニー・ロギンス。若くて矢鱈ツヤツヤ、キラキラしておったなー。

イエスのお友達プログレバンドだったらしい7は、リック・ウェイクマンが「同じローディーを使ってた」と思い出話を語る場面も。プレゼンター、ボブ・ハリスのお気にバンドでもあったらしい。「アージェント、う~~ん、素晴らしい!」と一言コメント有り。

8は事前にメンバーのインタヴューで「口パクだったので驚いた」と言ってるのに、当時の放送ではボブ・ハリスが「アヴェレージ・ホワイト・バンドの見事な演奏でした」とか言ってるのに笑ってまうぅ~!先述の通りOGWTはその歴史の中で、一時的に口パクを採用していたことがあり、それは「ミュージシャンの組合がTVで生演奏をさせない取り決めがあったから」とか。ロジャー・ダルトリーがインタヴューで話しておりますた。

10はロディ・フレームのお気に入りとして紹介。「最初はブライアン・ウィルソンの曲だと思ってた」そうです。ピアノの弾き語りが秀逸。

16のアドヴァーツはOGWTに初めて出演したブリティッシュパンクバンドだったらしい。出演予定のアーティストが事故に遭い、急遽決定したとか。ちなみにTVスミスは「番組には否定的だったが出演出来たのは嬉しかった」とコメント。

同じくパンク世代の18は、今聴くと結構マトモというかシッカリ出来てる曲だなーと感じるから不思議。スージー・スーのメイクも含め、当時は仰々しいさがウリだったんでしょうけど。

19はほぼ、シン・リジィ?フィル・ライノット、スコット・ゴーハムは即確認。顔がウロ覚えなんだけど、ドラムもブライアン・ダウニーかと。最初っからムーアのギターの弦が着れちゃうんだが、生放送なので、勿論続行。

22はクネクネ踊りまくるアンディ・マクラスキー。でもOMDってもっと良い曲が沢山あるのになじぇにこれなん?

27は私が一番好きなスタイルだった頃のポール・ウェラー。短く刈った頭髪にシンプルなカーディガンを着用。後のヨメ、D.C.リーはまだ垢抜けておりませんぐ。彼女はやっぱウェラーと付き合ったことで美しくスタイリッシュになったのね、と確認。

32はトラッド風味のパンクで、ワールドミュージックな90年代にも輝いていたポーグス(96年に一度解散)。曲は鈴木常吉さんもカバーしてたトラッドの名曲。

とまあ、ご覧の通り幅広いジャンルが収録されておりますが、このビデオで初めて知ったのが、6のジュディ・シルなんです。彼女は存命中に成功することなく、死後に再評価されたんだそうですが、ニック・ロウが彼女の曲からフレーズを頂いた話とかしてて、とても興味深かった。ここから再び動画を紹介します。



ボブ・ハリス曰く「図書館員のような風貌」。老女のような、少女のような、不思議な雰囲気を持った女性だったんですが、透明感のある歌声は今聴いても十分魅力的。

14は同じく女性シンガーソングライターのジョーン・アーマトレイディング。渋谷陽一のサウンドストリートで何曲か聴いた記憶がありますが、いつも「日本では中々売れない」と言われてたなあ。



いやー、でもこれ良いじゃない。凄く好き~!ずっと80年代のアーティストだと思い込んでましたが、70年代から活躍してたんですね。

12のニルス・ロフグレンは名前だけ知ってて、何も聴いたことなかったんですが、スクイーズのジュールズ・ホランドが思い出の一曲として選んでました。



ピアノがメインの曲良いですね。ホランドもピアニストですから、印象に残ってたみたいです。

そんで、お次は11、ビル・ネルソン。彼はYMOの高橋幸宏と仲良しだったけど、曲はそんなにちゃんと聴いてなかったな、と思ったんでね。



1975年にして、すでにポストパンク、ニューウェイヴの雰囲気を醸してるのが、ビックリだったんです。ギター、カッコイイじゃ~ん。いや、全く70年代のバンドに見えないねえ。

25のアズティック・カメラと7~8年も開きがあるとは思えんわ~!で、インタヴューでも沢山登場するロディ・フレームの青春時代は、やっぱりバーズを思わせるオサレな格好してますた。



オープニングはアーティストでなくマシーン”フェアライト”がクローズアップされたことを、自嘲的に話しておりますたわ。「ヘビメタファンからツバを吐かれてた」との衝撃告白も。ロディのファッションで注目したいのは、カラーチップ等ウェスタン調なとこですな。私もカラーチップ一杯持ってたよ~!というお話はかつてコチラで書きましたけど、当時意識してたのはロディ・フレームよりもジョニー・サンダースなのであった。

80年代はニュー・ウェイヴの時代、アズティック・カメラもOMDも同じくくりだった訳ですが、アコースティック風味なのかバリバリエレクトロポップなのか、によってもバリエーションは豊富だったなあ。そんな中でふと、26、トーマス・ドルビーを見ていたら、



これ、めっちゃファンキーやないか~~い?

となったんです。そうそう、イギリスのロック&ポップスにおけるソウルやファンクの影響力って、80年代当時は全然知らずにいたんですが、この『Hyperactive』はファンク要素がかなり強かったのねっ!と感動。それにドルビー氏ってばさ、何気にダン・ヒックスの曲カバーしてたじゃ~~んの『I Scare Myself』もね。後にダン・ヒックスが来日した頃になって、彼は只者ではなかったな、と気が付いたのだった。その辺りの話はそのうちまた書くかもしれませんぐ。

そして最後に、動画を直接貼れなかったのでリンクだけですが、24のトム・ヴァーレインについては、やはり書いておかねばね。

Tom Verlaine - Days on the Mountain Part 1 (The Old Grey Whistle Test)

これこそ、OGWTがヒット曲の為の番組でない証ですな。サードアルバム『Words From The Front』からの曲で、地味な服装も当時の数少ない彼のグラビアで見たまんま。見た目も曲もじぇんじぇんテレビ向きじゃにゃいっ!のに放送してまうOGWTはやっぱり凄い番組だったんだなっ!と再確認したのですわ。いや~、もし私が80年代にこのビデオ見れていたら、鼻血出してたかもしれんなー!

とか思いつつ、トムがギター弾いてるときのアクションって、何か全然カッコよくない、っつーか、むしろ不恰好なことにも感動してしまったワタクシ。

いや~OGWTって、ホント素晴らしい番組でしたね。プレゼンターの服装や髪形も時代性が出てて面白いなあ。矢鱈可愛らしいフリフリの服が似合わないアニー・ナイチンゲールとか、笑っちゃったし~!

と言う訳で、次回はVol 1を、もう少しテンション低く紹介する予定です(^^;)


お読み頂きありがとうございました。
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タグ: パティ・スミス イギリス 80年代 70年代

テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽

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