フィギュアスケートとインド映画の間にはグレゴリー青山
ワタクシが愛読しているフィギュアスケートブログで、最近懐かしい名前を発見しました。その名はグレゴリ青山という、漫画家(女性)でして、無料WEBマガジンでスケオタ漫画を始められたとのこと。
スケオタデイズ~戦慄のアイス底なし沼~「プロローグ&まだスケオタではありません①」
早速ネットで読んでみました~!
2012年の世界フィギュア(フランス・ニース)で銅メダルだった羽生結弦選手の「ロミオとジュリエット」で、ハートを鷲掴みにされて以来、フィギュアスケートの魅力にズブズブと、正に底なし沼の如くハマって行く著者の心情が描かれています。実際、リンクで競技会を見たグレゴリ先生は、普段、テレビでは中々放送されないマイナーな選手の美しさも伝えよう、といふ暑い気持ちが伝わってきて、とっても素敵な内容でした。何と言ってもスケオタという、フィギュアスケートをこよなく愛する人々への敬意が感じられるのが良いですね。
さて、私がグレゴリ先生の漫画を初めて読んだのは1999年。結婚2年目に、ダンナの仕事でマレーシアの片田舎に住むことになった話は、これまでに何度かしましたが、マレーシアで何度も読み返したのが「旅のグ」でした。今では文庫本にもなってるんですね。
私が持ってるのは、ちょっと大きめのこちら。

グレゴリ先生がバックパッカーでアジア各国を旅した時の、楽しかった事から困ったこと申し訳なかった等々、色んなエピソードが描かれたエッセイ漫画ですが、実は、私がマレーシア滞在中にインド映画にハマったのは、この本の影響なんです。特にこのブログで何回か紹介したシャールク・カーンは、この様に「旅のグ」の中で、大々的にフィーチャーされていたんですわ。

同じくインド映画の大スター、マドゥリー・ディクシットもこの通り。

当時のマレーシアでは日本円で100円程度で、ブートレグのビデオCD(まだDVDではありませんでした)が売られていたので、私は手当たり次第買い漁って見ていたのでありました。現在ではかなりの数を整理したのですが、まだ所有してるコレクションの中に、シャールクとマドゥリーの作品がありましたわ。

左は2人が主演(中央にシャールク、右がマドゥリー)「Dil To Paagal Hai」で、右は「旅のグ」でも紹介されていた「Dilware Dulhania Le Jayenge」。特に後者は菜の花畑でシャールクとカジョールが再会するテーマ曲が好きで、何度みたことか。今でもYouTubeで、たまーに見てますわ。
くっ付いたり離れたり、踊り出したり、こいつら何なんだ~?と、ツッコミどころ満載ですけどね。
で、思い出したんですよ。たとえフィギュアスケートが日本でメジャーで、インド映画がマイナーだとしても、どちらも要は受け取る側の美意識がモンダイ。例えばフィギュアのキラキラでフリルピラピラの衣装着た男をキモいとか、インドの男女は顔が暑苦しいとかで、受け入れない人もいる一方で、その世界観にどっぷりと浸かって、そこに様々な美しさを見出す人もいると。
ですから、最初にグレゴリ青山先生がフィギュアにハマってると知った時、「旅のグ」でインド映画を熱く語っていた先生が、スッと思い出されて、とても納得出来たのでした。
ちなみにグレゴリ先生は見た目の美しさだけでなく、気高い心持や徳のある人達への賛美も止まない方ですので、浅田真央選手の見た目の美しさだけでなく、人間性にもきっと惹きつけられている筈です。「旅のグ」の中では、アウンサン・スー・チーさんが、こんな風に描かれておりましたわ。

それにしても、10数年振りに読んだグレゴリ先生の漫画、画力が格段にアップしていてビックリです。特にフィギュア選手を描くときは、渾身のペンさばきなのではないか?と伝わってきました。私をインド映画に導いてくれたグレゴリ先生と、こうしてフィギュアスケートを通じて再会出来て、とても嬉しいです。今後も「スケオタデイズ」の更新が楽しみです。
お読み頂きありがとうございました。
↓良ろしかったらポチお願い致しますm(__)m

スケオタデイズ~戦慄のアイス底なし沼~「プロローグ&まだスケオタではありません①」
早速ネットで読んでみました~!
2012年の世界フィギュア(フランス・ニース)で銅メダルだった羽生結弦選手の「ロミオとジュリエット」で、ハートを鷲掴みにされて以来、フィギュアスケートの魅力にズブズブと、正に底なし沼の如くハマって行く著者の心情が描かれています。実際、リンクで競技会を見たグレゴリ先生は、普段、テレビでは中々放送されないマイナーな選手の美しさも伝えよう、といふ暑い気持ちが伝わってきて、とっても素敵な内容でした。何と言ってもスケオタという、フィギュアスケートをこよなく愛する人々への敬意が感じられるのが良いですね。
さて、私がグレゴリ先生の漫画を初めて読んだのは1999年。結婚2年目に、ダンナの仕事でマレーシアの片田舎に住むことになった話は、これまでに何度かしましたが、マレーシアで何度も読み返したのが「旅のグ」でした。今では文庫本にもなってるんですね。
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私が持ってるのは、ちょっと大きめのこちら。

グレゴリ先生がバックパッカーでアジア各国を旅した時の、楽しかった事から困ったこと申し訳なかった等々、色んなエピソードが描かれたエッセイ漫画ですが、実は、私がマレーシア滞在中にインド映画にハマったのは、この本の影響なんです。特にこのブログで何回か紹介したシャールク・カーンは、この様に「旅のグ」の中で、大々的にフィーチャーされていたんですわ。

同じくインド映画の大スター、マドゥリー・ディクシットもこの通り。

当時のマレーシアでは日本円で100円程度で、ブートレグのビデオCD(まだDVDではありませんでした)が売られていたので、私は手当たり次第買い漁って見ていたのでありました。現在ではかなりの数を整理したのですが、まだ所有してるコレクションの中に、シャールクとマドゥリーの作品がありましたわ。

左は2人が主演(中央にシャールク、右がマドゥリー)「Dil To Paagal Hai」で、右は「旅のグ」でも紹介されていた「Dilware Dulhania Le Jayenge」。特に後者は菜の花畑でシャールクとカジョールが再会するテーマ曲が好きで、何度みたことか。今でもYouTubeで、たまーに見てますわ。
くっ付いたり離れたり、踊り出したり、こいつら何なんだ~?と、ツッコミどころ満載ですけどね。
で、思い出したんですよ。たとえフィギュアスケートが日本でメジャーで、インド映画がマイナーだとしても、どちらも要は受け取る側の美意識がモンダイ。例えばフィギュアのキラキラでフリルピラピラの衣装着た男をキモいとか、インドの男女は顔が暑苦しいとかで、受け入れない人もいる一方で、その世界観にどっぷりと浸かって、そこに様々な美しさを見出す人もいると。
ですから、最初にグレゴリ青山先生がフィギュアにハマってると知った時、「旅のグ」でインド映画を熱く語っていた先生が、スッと思い出されて、とても納得出来たのでした。
ちなみにグレゴリ先生は見た目の美しさだけでなく、気高い心持や徳のある人達への賛美も止まない方ですので、浅田真央選手の見た目の美しさだけでなく、人間性にもきっと惹きつけられている筈です。「旅のグ」の中では、アウンサン・スー・チーさんが、こんな風に描かれておりましたわ。

それにしても、10数年振りに読んだグレゴリ先生の漫画、画力が格段にアップしていてビックリです。特にフィギュア選手を描くときは、渾身のペンさばきなのではないか?と伝わってきました。私をインド映画に導いてくれたグレゴリ先生と、こうしてフィギュアスケートを通じて再会出来て、とても嬉しいです。今後も「スケオタデイズ」の更新が楽しみです。
お読み頂きありがとうございました。
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