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yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


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2012/12/31 09:00 yuccalina

又吉直樹と今年最後の本「密林の語り部」の話

今年最後のエントリーは、THE MANZAI優勝ハマカーンの話になるだろうと思ってましたが、何か年末の特番って収録が早いのでしょうか、思ったより露出が少な目です。優勝後から出演予定番組をチェックしてたんですが、年内よりも年明けばっかりでした。因みにハマカーンの、新年1発目のお仕事は、元旦未明「3時間生放送スペシャル大フットンダ王決定戦」(日本テレビ 深夜2時30分~)で、その後にフジの「爆笑ヒットパレード」と、生放送が続くので、神田お坊っちゃまの体力が持つんか、少々心配?選挙の影響で優勝明けのワイドショー詣で(=生漫才披露)が3日後の「ZIP」だけで、スタートダッシュ出来なかったのも、まー彼等らしいんかなと思っています。それでもロンドンハーツの特番「付き合いたい女芸人グランプリ」で、鳥居みゆきちゃんを選んだ浜谷(ヤッホーイ!何か嬉しいーぞ)の写真がちょっと紹介されただけで、嬉しくなってしまいました。やはりこれもTHE MANZAI効果なんでしょうか?バイキングの2人も取り上げられててましたっけ。

と相変わらず前置き長くてすみませんが、そのハマカーンの優勝に、ピースが微妙に絡んでたのをご存知でしょうか?この秋に始まったピースの深夜番組 「NexT」の初回ゲストがハマカーンだった話は、このブログでも紹介しました(記事はこちら)。ハマカーンが漫才賞レースで結果を出してもらうための武者修行ロケ企画で、それを見守るピースの2人。これと似たような構図、実はTHE MANZAIの数日前、ピースがレギュラーしている「笑っていいとも」の中でも見られたんです。番宣ゲストのハマカーンにエールを送ったピース綾部とその横で無口な又吉の姿。

こういう縁を感じるエピソードは私の大好物なんですよね。元々ピースも大好きなコンビでしたし。特に又吉への思い入れについては、これまでも度々書いてきました。私は浜谷には男性として見て、とても惹かれるのですが、又吉はちょっと違うな、と気が付きました。多分自分と似た要素があって共感する部分が多いのだと思います。

この話も散々してますが、彼が大好きな本に対して言った「ツマラナイ本なんてない、受け取る側が面白いと思える状態でないだけ」が、まんま自分の音楽への思いと一緒だったこと。また彼の著書「第二図書係補佐」を読みながら共感した事も沢山あるのですが、それについては何れ別の機会にしたいと思います。

第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)
(2011/11/23)
又吉 直樹

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で、今回の話は彼に多大な影響を与えた本、中村文則著「何もかも憂鬱な夜に」です。12月16日付朝日新聞「思い出す本忘れない本」として、紹介していました。勿論「第二図書係補佐」でも取り上げている作品です。

何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫)
(2012/02/17)
中村 文則

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実を言えば私ははまだこの本を読んでいないのですが、又吉がこの本を忘れえぬ理由と思われる「この考え方を信じよう」というところが、私がヨガから教えられた考え方と同じで、ハッとさせられたのでした。それは、子供時代施設で飛び降り自殺をしようとした主人公を止めた施設長の話。

アメーバから人間まで、生き物はすべて繋がっていて、その長い線がどこかで途切れていたら今のお前はいないんだ。無数の生き物の奇跡の連続は「いいか?全て今のお前のためだけにあった、と考えていい」

ヨガの考え方そのものですよね。又吉は27か28の時にこの本と出会い、「この考え方を信じよう」と人生で初めて思ったそうです。どんな命でも、どんな状況でも生きる意味がある、と。思春期に治らないままだった傷が、かさぶたになったような思いがしたと。

それは、「自分は何のために生まれてきたのか」と言う、思春期の疑問への回答になったのかもしれません。また、これが彼の言う「どんな本でも面白いはず」という考え方のベースにもなっているのでは?と私は思ったのでした。私はヨガを通じてこの考え方を得て、障害児を育てる上でも支えになっているものですが、これが実は情緒的なだけでなく、科学的な考えとも言えるのだと教えてくれたのは、池田清彦先生です。「あなたの命はあなた1人だけのものではない」「子供は両親2人だけで作ったものではない」とどこかのエッセイで書かれていました。それは遺伝子レベルの話でも、人1人の中に人類の歴史、命のリレーが詰まっているからです。その中の1つでも欠けていたら、その命には辿り着かなかったのだと。

因みに私が習っている綿本ヨガスタジオのクラスでも「もし、自分の先祖を20世代前に遡ると、一世代20年で単純計算したら、400年の時の流れと、100万人以上の人間が自分と関わり合っている」というお話を聞いたことがあります。自分の命はそんな奇跡の連続によって生まれて来たわけです。

又吉の作りだす笑いは、悲惨な状況の中から見出だせる可笑しさであり、それは彼の敬愛する太宰治と繋がっていていると思います。そして笑いとは人間が厳しい状況でも生き抜いて行くために受け継がれてきた知恵なんじゃないでしょうか?。最近はピースの漫才を見る機会が減ってきて残念なのですが、ハマカーンの優勝を目の当たりにして、漫才への情熱に火が点いてくれたら良いなと思っています。

さて、今回はいつにもまして長ったらしくなりましたが、もう1つ本の話です。数ヶ月前に読み終えていたんですが、書くタイミングを逸してました。バルガス・リョサの「密林の語り部」は、ペルーのユダヤ人青年が、放浪するアマゾンのマチゲンカ族に魅せられて、その語り部になってしまう話です。

密林の語り部 (岩波文庫)密林の語り部 (岩波文庫)
(2011/10/15)
バルガス=リョサ

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マチゲンカ族が語り継いできた神話的なお話と、語り部の友人である「私」の回想録が交互に出てくる構成で、お伽噺と現実を見ている気がしてきます。私はアマゾンの文化には全く無知なんですが、過去にこんなDMハガキを貰っていました。裏を見れば、1993年、千鳥ヶ淵にあるプティミュゼと言う美術館から届いたもので、「ピュア・アマゾン天然循環の世界」「坂田和人 マチゲンカ・ピュア・アマゾンCD発売記念写真展」とあります。

pureamazon_convert_20121229183259.jpg

そのCDは現在でも購入可能なもよう。洒落じゃないですけど、Amazonで取り扱っていました。下のリンクから試聴も出来ます。アマゾンで収録した自然の音が収録されている様です。

マチゲンカ・ピュアアマゾン

バルガス・リョサはノーベル賞作家(2010年)ですし、ラテンアメリカ文学と言えば、これまでホルヘ・ルイス・ボルヘスとガルシア・マルケスしか読んでなかったので、何となく選んだのですが、これにも妙な縁を感じてしまいました。

誰にでもお薦めできる類の本ではありませんが、日本人にとって一番遠くて全く無縁と思っていたアマゾンの部族が紡ぐ物語の中にも、理解出来るものがあるのが、何だか不思議で面白く感じたのでした。

と言ったところで、今年のエントリーは、これが最後。年末とは全く関係ない話ですが、これで書き残した事はもうないかな?これからも、色んな話を繋いで行きたいと思っております。それでは皆様、良いお年を。


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タグ: 又吉直樹 ハマカーン ヨガ ホルヘ・ルイス・ボルヘス

テーマ:心の持ち方 - ジャンル:心と身体

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