プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2017/05/04 15:17 yuccalina

再びの、、、『父のワルツ』

新学期が始まって1ヶ月ですが、まだペースがつかめておりません。

PTAの仕事、私は別に大したこと何もしてないにも関わらず、分けわからなくて、ドッと疲れています。20年も事務仕事から遠ざかってるので、全てにおいて勝手が分からないと。これまで、学校の息子に関する書類、市役所福祉関係、デイサービス2カ所、の書類整理だけでアップアップしてたとこに、もう一つ増えたからねえ。

で、つい現実逃避したくて、書類の山を背に、ギターを弾いたりしてまう私は、

宿題の山から目をそらしてマンガ読んでた子供時代と、やってることは殆ど同じだす(^^;)

先日、姉と久しぶりに会ったら、父の手術の話聞いてちょっと落ち込んでしまった。特に生死に関わる病気ではないから、と言うけれど、

「ゆかりに心配かけたくないから、黙っててと言われてた」というのがかなりショックであった。

その夜、実家に電話して、

「そんなに気を遣われるほど、大変な生活してないし、言ってくれなかった方がショックだよ」

と言いながら、泣いてしまった。まあ、そもそも更年期のせいもあって、情緒不安定になりがちなんだけど、病気の時でさえ、親にそんな気を遣わせてしまう自分が、チョー親不孝に思えて、悲しくなっちゃったのかもしれん。

いや、そもそも私はずっと親不孝なことしてきた訳で、今更孝行娘のつもりだったんか~~い!と自らツッコミを入れることで、何とか気持ちを収めたのでした。

そんな訳で?鈴木常吉さんの『父のワルツ』です。



この出前コンサートから早4年かあ、、。と感慨に浸りつつ、最近はこの曲をギターで弾き語りなぞしています。インスタグラムに動画(ここには貼れません)

インスタ動画のリンク

もあるので、もの好きなお方は聴いてみてください。

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タグ: 鈴木常吉

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

2016/07/26 14:45 yuccalina

漂う雲と鈴木常吉~DVD『浮ぶ海峡』について

先日『Musica En Compostela』と言うアルバムを紹介した時(コチラ)、わざわざ鈴木常吉さんの話から入ったのには、こんな理由があった訳です。

購入してから既に1年半経ってるのですがが、常吉さんの演奏旅行を追った映像作品、『浮ぶ海峡』をご紹介いたしますです。

tsunekichi7.jpg



おおっ、予告編に中尾勘二さんがチラッと映っておりますねえ、ソウルでお食事中?

湯浅学氏によるライナーの文と共に、心に染入る一枚ですので、

常吉さんの音楽が好きな方は持ってないといかんと思います。

とか、1年半放置してた人間が言うのも何ですが、この音が必要となるタイミングってのがあっただけでして、例え今聴いてピンと来なくても、分かる時がきっと来るのです。

で、このDVD、アマゾンでも入手可能ではありますが、出来れば常吉さんのHPのしゃぼん玉通販からの購入をお勧めいたします。

しゃぼん玉通販

何故って、常吉さんが直筆であなたへの宛名を書いて、送ってくださるからです。希望すれば、CDやDVDにサインも入れて下さいます。

こーゆーのって、昔インディーズのアーティスト達が、ライヴでカセット等を手売りしてた、古き良き時代を思わせますね。

さて、DVDの内容についてですが、台北編の『深夜食堂』をイメージしたレトロな舞台セットが中々良い味を出してますね。ちょこっとネット検索してみたら、台湾では主人公(小林薫)のコスプレするファンまでいるくらい、盛り上がってたそうな。

湯浅氏のライナーにある

浮ぶ→
落ちて転がる→
佇む→
歌う→
眠る→
漂う

と言う単語のすべてが常吉さんを想起させるものではありますが、私が一番しっくりくるというか、元々イメージしてたのは最後の”漂う”です。ので、記事のタイトルにも使わせて頂きました。

そして、それは雲を表すワードとしても重なっています。

はい、鈴木常吉さんには何故か雲が似合う。

セカンドアルバム『望郷』のジャケット写真にも、背景に雲が映ってますけど、

<右下はボーナスシングルCD>
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かつて、つれれこ社中で『雲』

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なんていうアルバムも出してましたっけ。

頂いたサインも何やら雲のようで、、、

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ふわふわり、と。

このアルバムについてはまた別の機会に書くかもしれませんが、

漂っていると感じるのは、常吉さんの音楽が、程よく肩の力が抜けていて、押し付けを感じないからかもしれません。これはかつて書いたのですが、声は結構な美声、森本レオ的透明感を私は感じるのですが、それを強く前に押し出す歌い方をしてないのがまた良いのです。

『浮ぶ海峡』は、歌うたいであり、ギター弾きであり、アコーディオン弾きである鈴木常吉と共に、浮んで、落ちて、転んで、佇んで、歌って、眠って、そして漂うことが出来る一枚です。是非ともあなたのDVDライブラリーに加えてくださいませ。

因みに撮影、編集は先の『望郷』のジャケットやファースト『ぜいご』の内ジャケの写真を撮影した写真家桑本正士さんによるもの。

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私は彼が70年代から活躍するとても有名なカメラマンさんだったとは、つい最近まで知らなかったのですが、90年代にコンポステラのライヴに通っていた頃、彼等のジャケット写真やDMのハガキで知りました。

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アーティストに寄り添う桑本氏のカメラワークも是非ご堪能くださいませ。


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タグ: 鈴木常吉

テーマ:インディーズ - ジャンル:音楽

2016/07/07 09:00 yuccalina

星の原っぱで会いませう~『Musica En Compostela』向島ゆり子+関島岳郎+中尾勘二

あれは3年前、このブログでも紹介しますたが、私は鈴木常吉さんの演奏会を企画し、執り行いました。あ、もしやこれ、プロデュースしたとか言ってOKなん?

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、、かどうかはどうでも良いのですが、場所は自閉症の我が息子トモローがお世話になっているデイサービスの福祉施設(とは言え普通の民家を借りてる)で、参加したのはウチを含め三家族と所長のOさんで、お客は10数人と言う、とてもこじんまりとした会になりました。しかし、それはそれは忘れ難い思い出となったのです。

そもそものキッカケについてはコチラの記事に詳しいのですが、常吉さんのHPに、「音楽行商、どこでも行きます!」とあったからです。

で、知的障害児を前に演奏すると言う、常吉さんにとって初めての試みを前に、当初は一人で行くつもりだったのを、「中尾勘二くんと一緒でも良いですか?」と、相談がありました。二人で行けばギャラも二人分になるので、そのあたりを気にされていたようでしたが、私は逆に、ええっ?中尾さんも来てくれるの~?と、半分舞い上がってしまったのでした。

はい、すみません、ここまでが前置きでして、今回は鈴木常吉さんのお話ではございませんぐ。

タイトルにもありますが、星の原っぱ=コンポステラと言う名のバンドについて、これまで何度か書いていました。フロントマンであったサックス奏者篠田正己さん亡き後、メンバーであった中尾勘二さん、関島岳郎さんの二人は、様々なユニットで活躍されていましたが、こちらのCDはヴァイオリニスト、向島ゆり子さんはとのトリオで、コンポステラ時代の曲も再演しています。

Musica En Compostela 向島ゆり子 関島岳郎 中尾勘二 (Amazon co.jp 商品情報)
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私は向島さんの演奏、多分一度だけ見たことがあります。美尾洋乃さんのライヴでサポートをされてたのを記憶しております。ただし、裏付けは取れませんでしたが。

という訳で、収録曲は以下の通り、カッコ内は作曲者名。

1. 鉄道ワルツ (Takero Sekijima)
2. くつやのマルチン (Takero Sekijima)
3. 身それた花 (Kanji Nakao)
4. ウィスパリング (Schonberger-Coburn-Rose)
5. 海を渡る風 (Takero Sekijima)
6. サム・ハッピー・デイ サムハッピーデイ (Charley Patton)
7. ルーマニア民俗舞曲 (B.Bartok)
I棒踊り
II帯の踊り
III踏み踊り
IV角笛の踊り
Vルーマニア風ポルカ
VI速い踊り
8. プレヴネ・マルシュ (Turkish Traditional)
9. 煙 (Takero Sekijima)
10. 同志は倒れぬ (N.N.Ikonnikow)
11. 月下の一群 (Takero Sekijima)
12. ナーダム N (Eiichi Hayashi)
13. シーベック・シーモア (Turlough O'Carolan)
14. ありそうでない曲 (Kanji Nakao)


この中から気になるところを紹介していたい、と思ってたのですが、ここで問題が。

YouTubeにこのアルバムの曲が、1つもアップされておりませんぐ(ToT)

なので、私が一番注目した7.バルトーク・ベラの『ルーマニア舞曲』を皆さんに聴いてもらえないのが非常に残念なんです。常日頃私が親しんでいるトランシルヴァニアの音楽でもありますが、オーケストラで聞き慣れたこの曲をトリオでパワフルに奏でてるんですよ。

向島さんはカテゴリー的には前衛ジャズになるんでしょうか。彼女のリーダーアルバムの曲が、いくつかあったので、紹介しておきます。





ラテン系ジャズのアルバムみたいですが、こちらもカッコいいですね。

それとライヴからの映像で、こんなのも、、。



しかし、どれもこのMusica En Compostelaには入ってない曲ですた。

なので、ここから先は別バージョンの動画ということで、よろしく。

コンポステラの大好きな曲2.『くつやのマルチン』は、ミニマルミュージックを思わせるリフレインに、心地よい空間が感じられる音です。



ここにリードヴァイオリンが絡むのよねええ。笛やラッパ系だとほのぼのしてる曲に、泣きの要素が加わった感じですけど、向島さんの音はどこかしら潔いよいとゆーか、ねちっこくないのが素敵です。とかなんとか、言葉で説明するだけで音源がないのは辛いですが、この曲は、栗コーダーカルテット版もあります。



さらにほのぼの感アップですな。

栗コーダーカルテットは1.『鉄道ワルツ』もありますたわ。



で、10.の『同志は倒れぬ』もコンポステラのレパートリーでしたっけね。



そして、渋さ知らズで有名な12.『ナーダム』



おおっ、ウッドベースでない不破さんは、初めてみたかも~~ですがが、作曲者である林栄一さんの動画も貼っておきますね。



ややスローなテンポで、後ノリなのが新鮮ですた。

この曲は向島トリオでも、モンゴルの広大な草原がイメージできる、勇ましい演奏なんですよん。

と、言うわけでCDの音源動画がなくて、消化不良気味ですがが、Amazonで売ってますから、CD買って聴いて頂けると嬉しいですわわ~!

ちなみに、3年前の演奏会の後、常吉さんにお礼のメールを送ったところ、演奏会を楽しめたことと、「いつもは無愛想で頑固者の中尾くんが、帰りの車の中で上機嫌だった」と書いて下さったので、それはトモローのこんな触れ合いのお陰だったのかもしれませんぐ。

<中尾さんの膝に乗るトモロー>
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<常吉さんとじゃれるトモロー>
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<矢鱈と中尾さんの顔に近いトモロー。常吉さんの膝の上はお友達のK君>
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トモローってば、可愛かったなあ~!今ではデカくて、膝の上なんか絶対に乗れましぇ~~ん!

とか、何か最後は親バカ全開な話になっても~たわm(__)m


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タグ: 鈴木常吉

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽

2013/02/08 08:25 yuccalina

「中原淳一展」と「美と抒情」と「1920年代の光と影」と

このブログを始めてから、結構「間が良い」事が度々あります。鈴木常吉さんの演奏会が実現したのも、かなり間が良かったのですが、ある音楽の記事を書いていた流れで、常吉さんのアルバムを聴いて、演奏会のオファーから実現まで、半年程の話でした。勿論その奥には20年前に彼のライヴを見ていた事とか、様々な要素が絡み合ってはいるのですが、、、。

そんな間の良い常吉さん絡みで、もう1つトピックを。彼の「さみしい時には」と言う歌の話は、今年の初エントリー(こちら)に敢えてしました。それは、作詞をされた中原蒼二さんが中原淳一のご子息と知って、とても興味を持ったからでした。私は丁寧な暮らしに憧れるガサツ女ですので、これを機会に中原淳一の本、何か一冊買ってみようかな、と思ってた矢先、今年が生誕100周年のメモリアルな年と知ったのでありました。

先週の日曜日の朝日新聞は、本の広告、展覧会のお知らせ等に、1ページを割いていましたよ。中でもファッションデザイナー、丸山敬太さんのお話がとても面白かったです。小学生の頃、図書館でいつも中原淳一の絵本「七人のお姫さま」を眺めていたとか。見出しには「美しさとは何かを伝えた作品は、憧れであり生きる希望だった」とあります。戦中戦後の不自由な暮らしをしていた女性達に「生きる希望」を与える存在だったのです。勿論、それはただ過去の話でなく、現代にも通じる力を持っていると、敬太さんは語っております。

また「美しくありたいという精神を持ち、一つひとつ丁寧に生きることの大切さを繰り返し語られた」言う一文には、とても頷けました。見た目の美しさだけでなく、中身も清浄に美しく保つために丁寧さは必須ですから。中原先生の本は、自分なりの美意識を確立するための、手引き書の様なものだったのでしょう。

一方、展覧会開幕前の朝日新聞夕刊には、ご覧の通り美輪明宏さんのコメント。先日三島由紀夫との関係にちょこっと触れた矢先ですが、中原淳一とも交流があったのですね。

<2月5日付朝日新聞夕刊の紙面>
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と言う訳で、6日から日本橋三越で始まった「中原淳一展」、昨日友人と二人で行って参りました。

目映いくらい、鮮やかな色彩で飾られたイラストを、皆溜息まじりに鑑賞するような、そんな一時を味わってきました。その女性像は、若き日の麻丘ルリ子とか加賀まり子を思わせる可愛らしさとでもいいましょうか。雑誌「それいゆ」「ひまわり」等の表紙絵から、服のデザイン画に人形まで、多岐にわたる作品と共に、イラストから再現されたワンピースやドレスが展示され、こちらは撮影OKでしたので、写メ撮ってきました。

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<デザイナー丸山敬太が再現した「7人のお姫様」ドレス>
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布の色や質感に若干疑問が無きにしもあらずでしたが、この辺は予算の都合上かもしれませんね。

ご遺族のインタヴューを、交えた9分程のドキュメンタリーVTRも上映され、若葉マークの私にも分かりやすい展覧会でした。今夏(6月1日~7月15日)には、横浜そごうであるそうですので、お近くで興味のある方は是非ご覧頂きたいと思います。

展覧会後のミュージアムショップは、結構な混み具合でありましたが、これは「どんな状況でも美意識を失わずにいられるか、試されてるのでは?」と思えるくらい、皆さん譲り合いながら乱れずお買い物。そりゃあそうですよね。バーゲンセールの如き様相だったら、淳一先生に申し訳ないですもの。

<お土産に買ったポストカード>
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さて、話は戻って、本について。評伝の決定版と名高い「美と抒情」を買ってみましたよ。ご遺族や親交の深かった方達に、丁寧な取材をしていると、朝日新聞日曜日の書評欄にありました。今後、これはと言うエピソードがあれば、折に触れ紹介していきたいと思っております。

中原淳一 美と抒情中原淳一 美と抒情
(2012/11/13)
高橋 洋一

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と言ったところで、もう1冊この機会に本を紹介しておこうかと思います。中原淳一と直接関係はありませんが、現代思想の別冊「1920年代の光と影」。

1913年生まれの中原淳一は、物心付いた時期から思春期が、丁度1920年代にあたります。クリスチャンで母親が宣教師のハウスキーパーをしていたそうですから、欧米の文化に触れて育ったのでしょう。展示されていた初期のイラストには、ジャズエイジの香りがするものもありました。第一次世界大戦の影で文化が花開いたこの時代について、私の興味が始まったのは、フィッツジェラルドの小説からだったかと思います。この本は多分その時、20歳過ぎの頃に買った本だと思うのですが、これを機にまた読み直してみようかと思っています。

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当時は余り興味なかった1920年代の映画(故・淀川長治が寄稿)の話、ディアギレフ(バレエ・リュス)やモスクワの演劇の話とか、今読んだら面白いかもしれないです。マヤコフスキーとブルガコフはパティ・スミスと縁が深い作家で、彼女の最新作「バンガ」はブルガコフの本に出てくる犬の名前だそうです。

それでは、最後に再び中原淳一に話を戻します。展覧会で清楚なワンピースやブラウス姿のイラストを見ていて思ったのは、現在の日本でこんな服が似合いそうなのは、やっぱり浅田真央ちゃんじゃないでしょうか?彼女のあの透明感はやっぱり内面の美しさからも滲み出てると思うんですよね。淳一先生は、外見だけどんなに着飾っても内側が美しくなければいかんと仰ってましたが、真央ちゃんって中原淳一的美意識を体現してる気がしますね。本日から始まる四大陸フィギュアで、数日間その美しさに浸りたいと思います。あ、それと高橋大輔選手の新SP「月光」も楽しみです。それでは、四大陸フィギュア後にまたお会いしませう。



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タグ: 鈴木常吉 浅田真央

テーマ:人生を豊かに生きる - ジャンル:心と身体

2013/01/04 09:20 yuccalina

鈴木常吉「さびしい時には」から中原淳一と丁寧な暮らしの話

明けましておめでとうございます。私は年初に誓いをたてるような、喜徳な事は一切した事がなかったのですが、新年最初の話はこれにしよう、って決めていました。

鈴木常吉さんのセカンドアルバム「望郷」に収められた歌「さびしい時には」の歌詞が素敵なので、ずーっと紹介したいと思ってたのです。さびしい、なんておめでたい正月には相応しくないのでは、と思われるかもしれませんが、まあ、動画と歌詞を御覧ください。

望郷望郷
(2010/10/24)
鈴木常吉

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さびしい時には風呂に入ろう
湯船に一杯 お湯をはって
ざーざーと湯を流して
さびしい時には風呂に入ろう

さびしい時にはメシを炊こう
一日一日メシを炊いて
やがて季節も過ぎるだろう
さびしい時にはメシを炊こう

さびしい時には夜を待とう
横丁にも灯りが点る
灯が揺れば思いも流れる
さびしい時には夜を待とう

さびしい時には水のように
深い夜に沿って流れて
落ちるようにただ眠ろう
さびしい時にはただ眠ろう


この素敵な歌詞を書かれた中原蒼二さんは、現在でも高い人気を誇るイラストレーター故・中原淳一(1913~1983)のご子息で中原淳一ショップ「それいゆ」(東京・広尾)を経営されているそうです。

中原淳一の美しいイラストと言葉は昭和の女性達に多大な影響を与えました。また最近でも若い女性ファンが多いそうです。私の世代では、幼い頃淳一氏のイラストを目にした記憶があります。大きな瞳に華奢な体型の女性像は竹久夢二と少女漫画を繋ぐような存在だったのでしょうか?私のその辺りにはあまり明るくないのですが、現代の美意識「カワイイ」の源流とも言われている内藤ルネは、中原淳一のお弟子さんだったそうです。

淳一氏の素敵なイラストや言葉の多くが書籍化されていますが、ホームページやブログでも読むことが出来ます。
中原淳一ホームページ

しあわせの花束―中原淳一エッセイ画集 (コロナ・ブックス)しあわせの花束―中原淳一エッセイ画集 (コロナ・ブックス)
(2000/03)
中原 淳一

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ここで、その中から1つ紹介しましょう。

芝居や映画を見たり、
銀座をぶらぶらして買物をしたり、
ダンスをしたり、
新しいドレスを着た時でなければ
愉しさが感じられないというひとがあったら、
それは不幸な人です。

なぜなら、人間は
毎日そんな事ばかりしている訳には
ゆかないのですから、

そんな特別な遊びの様なことをしなければ
愉しくなれないとしたら、
愉しくない時間をずいぶんたくさん
持たなければならないことになってしまいます。

誰もがそれぞれ持っている仕事、
その仕事の中に、また、
毎日の生活のその中で最も自然に
愉しさを見出すことが出来たら、
どんな幸せなことだろう。

中原淳一



父は「愉しい時」で息子は「さびしい時」の話をしているのですが、その価値観には相通じるものがあり、共にヨガ的だなー、と私は思ったのでした。どちらも日々の暮らしを、意識的に丁寧に生きようという意志を、私は感じるのですが、どうでしょうか?

ところで、さびしさとか悲しさとか、ネガティヴな感情は、絶対に必要なものでもあります。もしもそれらを感じずに生きてきたら、きっと楽しさや喜びも薄っぺらいものにしかならないでしょう。「さびしい時には」の歌詞で私が一番好きなのは、4番目の「水のようにに夜に寄り沿って眠りに落ちる」ところです。さびしいと言う感情を何かで紛らわせるのではなく、向き合っている潔さすら感じるからです。多分、さびしさだけでなく、悲しみや怒り、焦燥感と言った負の感情を抱いてる時こそ、それらと向き合う時間が必要な気がします。そんな時こそ本当に大切なものに気が付くのかもしれません。普段有り難みを感じずに過ごしていた、ご飯の美味しさ、お風呂の温かさ、街に点った灯りの温もりを感じられる時を過ごすのは、ヨガをしている時の意識とも通じている気がします。

ちなみに、日本語には「湯水の如く」と無駄遣いを例える言葉がありますが、そんな形容なぞ思いもつかない環境が、世界には決して少なくないはずなんですよね。そうした環境にでさえ感謝の気持ちを忘れない、そんな丁寧な暮らしをしていけたら良いな、と年初の誓いの代わりに私はうっすらと思ったのでした。

最後にもう1つ。私がそんな丁寧でシンプルな生活に憧れるようになったきっかけは、トランシルヴァニアとの出会いにあります。事の始まりはみやこうせいさんの写真集「ルーマニアの赤い薔薇」で、私は20代の半ばでした。実際にトランシルヴァニアの村を訪れ、音楽やダンス、美しい民族衣装等の虜になったのですが、一番影響を与えられたのは、村の人々の暮らしぶりでした。家の門を美しい木彫りで飾り、室内には刺繍や焼き物、ペインティングされた家具で花畑の様。清潔に整頓された部屋に客人を迎え入れ、精一杯のおもてなしをしてくれました。私にとっては宝物のような思い出です。今でもこの写真集や自分自身で撮ってきた写真を眺めると、背筋がピンと伸びる思いがするのです。

ルーマニアの赤い薔薇ルーマニアの赤い薔薇
(1991/11/01)
みや こうせい

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この写真集と中原淳一の言葉と、中原蒼二作詞の歌「さびしい時には」を胸に留めつつ、美しく丁寧な暮らしが出来るべき心持ちでいたい。というのが、40年以上もガサツに生きてきた私の、ささやかな希望なのであります。

、、てな具合に、今年も自分の好きなこと思ったことをダラダラ書いていくつもりですので、どうぞ宜しくお願い致します。



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タグ: 鈴木常吉 ヨガ トランシルヴァニア

テーマ:心の持ち方 - ジャンル:心と身体

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