プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

月別アーカイブ
リンク

ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2015/07/13 08:45 yuccalina

新説「シド・バレットは不思議王子?」~その(6)「Apples and Oranges」は五感をフル活用して聴くぞ

自閉症の息子を持つユッカリーナが、独断と偏見でアスペ男子シド・バレットを語るシリーズですが、これまでの記事は以下の通り。

今、再びの新説「シド・バレットは不思議王子?」その(1)
その(2)~突然歌い出したり、曲調が変わったりの「Bike」
その(3)~サビ抜きかはたまたワサビの握りか?の「Baby Lemonade」
その(4)~彼女の為ならベタな曲も書くぞ!の「Here I Go」
その(5)~ブルースという根っこから生えたユニークな果実

今回のテーマ、実はちょっと前に『黄金のメロディ・マッスルショールズ』を見てて、思い出したんですね。ブルース、サザンソウル&ロックのメッカとなったレコーディングスタジオとシド・バレット、何の関係があるんじゃ?と疑問に思う方もいると思いますがが、FAMEスタジオの2代目リズムセクション、スワンパーズのメンバーがその後独立してマッスルショールズサウンドスタジオを開設し、幾多の大物アーティストと共演した思い出話の中に、こんなのがあったんですよ。

「ローラ・ニーロが"この音はオレンジ色っぽくして"とか言ってきて、面食らった」ってね。

音を色で例えるローラ・ニーロ、彼女も共感覚だったのかしら?って。そう、今回はアスペ男子と言うよりも、シド・バレットは共感覚だったらしい(遺族談)点に、スポットを当ててみたいと思います。過去の記事その(1)でも少し触れましたが、彼の共感覚が伺える例として、『Octopus』における、

Grasshoppers green herbarian band=バッタ色のハーバリアン・バンド

と言うフレーズ一つにしても、緑色のバッタとハーブの香りと味と手触りを想像し得る。つまり視覚と嗅覚、味覚、触覚を刺激する内容になっとる訳ですが、今回はタイトルからして一番親しみやすそうな『Apples and Oranges』について。歌詞は以下の通り。

Got a flip-top pack of cigarettes in her pocket
Feeling good at the top
Shopping in sharp shoes
Walking in the sunshine town feeling very cool*
But the butchers and the bakers in the supermarket stores**
Getting everything she wants from the supermarket stores
Apples and oranges
Apples and oranges

Cornering neatly she trips up sweetly
To meet the people
She's on time again
And then
I catch her by the eye then I stop and have to think
What a funny thing to do 'cause I'm feeling very pink***
Apples and oranges
Apples and oranges

I love she
She loves me
See you
See you

Thought you might to know
I'm the lorry driver man
She's on the run
Down by the river side
feeding ducks by the afternoon tide
(quack quack)
****
Apples and oranges
Apples and oranges
Apples and oranges




「太陽の陽を浴びた町を歩きつつも涼しい」*と言ってるSunshineとCoolの対比は、そのままオレンジとリンゴのようでもあり、「ピンクな感じ」***とか、楽しい表現が沢山あって、面白いですね。リンゴとオレンジを買いに、スーパーマーケットへ行ったの?「お肉屋さん、パン屋さん」**も出てきますし、最後は川辺で「クワックワッ!」鳴くアヒルが登場****。こりは中々楽しいお買い物&お散歩の歌なのかいな?兎に角、可愛くて、私は大好きなんですわ。そして、この五感を刺激するような、言葉選びがまた好きなんだなーと思いました。

曲調はポップで明るいトーンにオレンジ色な的大らかさがある一方で、ノイジーなところは、ザラザラしたオレンジの皮の手触りのよう。甘いだけではない、フルーツの酸味と渋みのようでもある。私にはそう感じられたのでございます。ローラ・ニーロが言ってた、オレンジ色っぽい音とは、また違うのかもしれませんが。

この曲はチャートイン出来なかったものの、シングルカットされたのは、やはりシド自身がお気に入りの曲だったてことだと思います。こうして何十年後に愛情を持って聴いてるオバハンがここにおるよ~!と彼に言ってあげたいですね。

ところで、YouTubeを漁ってたら、アメリカでTV出演した時の動画を発見しました。



演奏後にちょこっとインタヴューがありますね。以前のエントリーで「シドが喋ってるところが見たい!」と書いたら、コメント欄で動画を教えてくれた方がいまして、それがこちら。



うーむ、どちらを見ても、シドの話し方や様子に、アスぺっぽい大きな特徴(例えば、早口だったり、体を矢鱈動かしたり等)は見られません。勿論、全ての人が同じ癖をもってる訳でもないですが、この頃はお薬のせいで、抑えられていた可能性もあるのかしら?

しかし、思えば共感覚って、サイケデリック・ムーヴメントにおいて、お薬使ってわざわざ得ようとしたものでもあるんですよね。つまり、本来五感の情報処理がちゃんと出来てた人が、薬の作用でその処理を混乱させて喜んでた、みたいなとこがありそう。サイケデリック・バンドに、チョコレート・ウォッチ・バンドやら、ストロベリー・アラーム・クロック等、食べ物と機械を組み合わせたネーミングが多いのはそのせいだと思います。では、遺族が言った通り、シドが元々共感覚であったとすれば、彼がドラッグによって得た感覚は、また違ったものだったのでありましょう。勿論、今となっては、それを確認する術はないですけどね。

と言ったところで、次回の予告となりますが、ワタクシ最近、やっとこさシドのDVDを入手致しました。

syd1.jpg
syd2.jpg

何を今さらと言われるかな?ファンなら必須アイテムだったかしらね?兎に角、これからこれをじーーーーーっくりと見て、何か書こうと思っておりますので、その(7)は何か月後になるか、ちょっと分かりませんです。悪しからず。

いつか続く。


お読み頂きありがとうございました。
↓良ろしかったらポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン
スポンサーサイト

タグ: 自閉症 発達障害 イギリス 60年代

テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽

2015/06/17 08:30 yuccalina

山岸涼子『牧神の午後』~もっと知りたいニジンスキー

バレエリュスをもっと知りたくて読んでみた、山岸涼子のバレエマンガ『牧神の午後』。前回(コチラ)の『黒鳥』編に続いて、ヴァーツラフ・ニジンスキーを描いたタイトル作、『牧神の午後』について。

balletrusse9.jpg

ニジンスキーに関しては、ネット上でもかなり情報が多くて、色々と読み耽ってるうちに、時間だけが経ってしまいました(^^;)

こちらはバレエマスター(振付師)だった、ミハイル・フォーキンを語り部として描かれていますが、物語はニジンスキーの死で終わっています。

本作を読む限りでは、フォーキンはニジンスキーの芸術性と人間性をとても良く理解してた、ってことでしょうか。ニジンスキーの助手だったマリー・ランバート(後に『春の祭典』の復元に尽力)が、フォーキンへ手紙を書いて、ニジンスキーやバレエ団の様子を報告してたみたいで、セルゲイ・ディアギレフはちょっと批判的に描かれてますね。同性愛者であり、同時に何人もの愛人を持ってたことで、ニジンスキーを傷つけてた。審美眼はあるが根は冷徹な興行師。ニジンスキーの芸術性云々よりも、スキャンダルを利用してたのではないか?的な表現も。

で、ニジンスキーはかなりユニークなお方だったようで、チフスにかかりながら舞台で踊りまくったり、

balletrusse13.jpg

言葉で表現するのが苦手だった為、会話が成り立たなかった。ホテルでは一人で食事も取れずに、空腹のままディアギレフの帰りを待ってたエピソードなんかも出てきて、踊りは天才的だけど、頭は空っぽではないか?と噂されていた。しかし、そうした世間の評判に傷ついていたみたいなんで、自分と世間とのズレは意識してた、ってことでしょうね。これって、一番大変なパターンかもしれません。

高い跳躍の秘訣を問われ「跳べるような気がしたから」と答えるニジンスキー、

balletrusse14.jpg

は、とても象徴的なシーンでした。その言葉にフォーキンはハッとした。既成概念にとらわれない子供が、「だって、曲がるような気がしたんだも~ん」とスプーン曲げをした話を思い出した。そこで、彼はニジンスキーの本質を理解したのです。

既成の事実にとらわれない子供と同じ

つねに新鮮さ味わえる感受性を持っている
(バレエの舞台で発揮される)

日常に適応しにくい
(舞台の外では狼狽えることばかり)

フォーキンには舞台のニジンスキーの背後に、いつも光の束(オーラ?)が見えた。彼の子供の様な純粋性がその光をもたらす一方で、日常生活では非常に強いストレスを受けているのではないか?と心配するんですね。

ディアギレフ不在のアルゼンチンで、ニジンスキーがロモラ・ド・プルスカと電撃結婚したのは、愛人というよりも主従関係的束縛から逃れたい一心からだったのでしょうか。しかし、彼はバレエ団を追われ、フォーキン作品だけでなく、ニジンスキー自身が振付けした作品ですら、作曲権を盾に踊る事が許されませんでした。可愛さ余って憎さ100倍ってやつなんでしょうか、ディアギレフは徹底的に潰しにかかってきたのです。第一次対戦勃発の社会情勢もあいまって、窮地に追い込まれ結果、ニジンスキーは統合喪失症となり、1950年に亡くなるまで正気に戻ることはなかったそうです。

前回の『黒鳥』では、バレリーナの美に取り付かれたジョージ・バランシンに対し、歴代妻が次々と去って行った話をしましたが、ニジンスキーはその逆パターンとも言えなくないですね。ロモラ夫人は後年

「ニジンスキーはディアギレフと同性愛の関係を続けることで踊り続けられたのではないか。そこに自分が入り込むことで彼は魂を病んでしまったのではないか」

と漏らしていたそうです。この話は日本の心理学者、河合隼雄氏(1928~2007)の著書『未来への記憶~自伝の試み(下)』に出てくると、下の記事から知りました。

ニジンスキー余話~ロモラ夫人と河合隼雄先生『ブラック・スワン・オフィシャル・ブログ』より

現代ならニジンスキーは、真っ先にアスペルガー症候群ではないか?と考えられそうで、対応の仕方によっては、バレエのキャリアも人間関係も、もう少し何とかなったかも?

とか、私なぞつい思ってしまうのですが、まあ意味ないですよね。それは、上記のロモラ夫人の言葉にしても、同じことです。ディアギレフとの関係を続けてたって、どこかでキレてたかもしれないし、、、。どちらかと言えば、フォーキンみたいな人が傍にいてくれたら、良かったんじゃないの?と思えるくらい、ミハイル・フォーキンは良い人だなー、と思える作品ですたわ。

それと、タマラ・カルサヴィナが出てくるのは少しですが、素敵な女性に描かれています。彼女の自伝『劇場通り』を読んでみたくなりました。前述のマリー・ランバートと共に、英国でバレエの普及に尽力し、踊り手としてのみならず、人間的にも魅力的な人物だったみたいですね。

最後に、山岸先生の漫画はシリアスですが、所々ユーモアを交えているのが好き。ニジンスキーの跳躍の場面で、

balletrusse11.jpg

足元に何か文字があるなと思ったら、

balletrusse12.jpg

「本当は熊川」

って、体は熊川哲也の写真を参考にして、顔だけニジンスキーに変えたってことかしら?残ってる写真が限られてるでしょうから、ありえますよね。

ともあれ、この『牧神の午後』を読んで、バレエリュスのことも、ニジンスキーのことも、もっと知りたくなってきた事は確かです。国書刊行会の豪華本『バレエリュス』を買うか、若しくはニジンスキーの本にするか、迷っているところです。


お読み頂きありがとうございました。
↓良ろしかったらポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン

タグ: 発達障害

テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術

2015/05/22 08:11 yuccalina

新説「シド・バレットは不思議王子?」その(5)~ブルースという根っこから生えたユニークな果実

不定期で連載しております。自閉症児の母であるワタクシyuccalinaが、勝手にシド・バレット(って、サザンは関係ないですよ)をアスぺ男子認定し、その世界を読み解くシリーズの第5回です。過去の記事に興味のある方は以下もご参照くださいませ。

今、再びの新説「シド・バレットは不思議王子?」その(1)
その(2)~突然歌い出したり、曲調が変わったりの「Bike」
その(3)~サビ抜きかはたまたワサビの握りか?の「Baby Lemonade」
その(4)~彼女の為ならベタな曲も書くぞ!の「Here I Go」

前回の投稿が去年の9月ですから、半年以上空いてしまいました。その間、ワタクシが夢中になってたのがブルースです。マーティン・スコセッシ総指揮の『The BLUES Movie Project』にすっかり浸ってた訳ですが、そちらのレヴューも終了したところで、ふと思った訳です。

ウィリー・ディクソン曰く

ブルースがルーツ(根っこ)で、他は皆フルーツ(果実)だ。

で、ワタクシは思わず膝を叩いたのです。そう、ブルースと言う根っこからは、シド・バレットというユニークなフルーツも実った訳ですねっ!

まあ、これは有名な話なんで今さらとは思ったんですけど、そもそもピンク・フロイドというバンド名が、ピンク・アンダーソンとフロイド・カウンシルというブルーズメンから取ったという具合に、不思議王子シド・バレットにすら影響を与えた、と言うのがブルースの凄さだな、と実感した次第。ここでくだんの両ブルーズメンの曲を紹介しておきますね。どちらもピードモントと呼ばれる、アメリカ東海岸からアパラチア山脈の地域で生まれ、軽快でノリの良い曲が多いです。




フロイド・カウンシルと共演してるブラインド・ボーイ・フラーって、確かロリー・ギャラガーがカバーしてた『Pistol Slapper Blues』の人だよな、ってな話はまあ置いといて、私はかつて『ビートクラブ』を見た時も、後にプログレ族となられるアーティストの皆様が、ブルージーな音楽をやってたのを見て、驚いたものです。

さて、シドが作った『〇〇ブルース』というタイトルの曲はこの2つ。

Jugband Blues(ピンク・フロイドのセカンドアルバム『神秘 A Saucerful Of Secrets』に収録)と



Bob Dylan Blues(セカンド・ソロ『その名はバレット Barrett』のアウトテイク)です。



しかし、タイトルにブルースがつかなくても、実はどの曲もブルースっぽいのでは?と思えてきたワタクシ。『Baby Lemonade』のイントロもブルース調だったりしましたし。

そもそも、「突然の歌い出しや曲調の変化」等について、これまで書いてきましたしが、そのどれもが、決して小難しいと感じたり、長ったらしいと感じた事はありません。どれも組立自体はシンプルと思える。それは、若い頃に夢中になったブルースを独自の解釈で、自らのブルースを作り上げたからなのかも?と思えるんですね。ですから、例えばOctopusがOctopus Blues、Giggolo Au ntがGiggolo Aunt Bluesあったとしても、私には全く違和感がない。それは、ブルースの寛容性が成せる技でもあるのですが、、。
BBキングは「ブルースは人生を歌うもの」と言ってましたけど、シド・バレットも自分の人生を歌っていたと思える。そう言う点でも、彼の音楽は正にブルースそのもの。勿論、お薬の影響がゼロとは言いませんけど、決して奇を衒っていない、飾っていない、元々彼に備わってた世界を表現したものだと思うからです。

と言ったところで、今回はブルーズ三昧の影響か、今までとは多少毛色の違った内容になりましたが、シド・バレットの話はまだまだ続けるつもりです。
(いつか続く)


お読み頂きありがとうございました。
↓良ろしかったらポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン

タグ: シド・バレット R&B 60年代 発達障害

テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽

2014/09/20 16:08 yuccalina

新説「シド・バレットは不思議王子?」その(4)~彼女の為ならベタな曲も書くぞ!の「Here I Go」

不定期で連載しております。自閉症児の母ユッカリーナが勝手な思い込みで、アスペルガー男子シド・バレットの世界を読み解くシリーズの第4回です。過去の記事に興味のある方は以下もご参照くださいませ。

今、再びの新説「シド・バレットは不思議王子?」その(1)
その(2)~突然歌い出したり、曲調が変わったりの「Bike」
その(3)~サビ抜きかはたまたワサビの握りか?の「Baby Lemonade」

これまでに、散々コード進行が変だの、歌詞の表現がワケ分からんだの書いてまいりましたが、今回はそんなクセの強いシドが書いた、余りらしくないベタでキャッチ―な曲「Here I Go」を紹介いたします。ファーストソロ「帽子が笑う・・・不気味に」に収録。



帽子が笑う・・・不気味に(SHM-CD/紙ジャケット)帽子が笑う・・・不気味に(SHM-CD/紙ジャケット)
(2050/12/31)
シド・バレット

商品詳細を見る


ジャケット写真と言い、ビョーキな雰囲気をプンプン振りまく本アルバムにおいて、「Here I Go」はかなりの異色作ではないでしょうか。例によってイントロダクションの演奏はなく、いきなり語りから入りますが、コード進行が普通っぽいんです。歌詞の中でも「キャッチ―だろ~?」と言ってますが、以下はオリジナル歌詞と日本語訳です。

This is a story about a girl that I knew
She didn't like my songs and that made me feel blue
She said, "A big band is far better than you"

She don't rock 'n' roll, she don't like it
She don't do the stroll, well she don't do it right
Well every thing's wrong and my patience is gone
When I woke one morning and remembered this song
Kinda catchy

I hope that she will talk to me now and even allow me
To hold her hand and forget that old band

I strolled around to her pad
Her light was off and that's bad
Her sister said that my girl was gone
"But come inside boy, and play, play, play me a song"

I said, "Yeah" here I go
She's kinda cute don't you know
That after awhile of seeing her smile
I knew we could make it and make it in style?

So now I've got all I need
She and I are in love, we've agreed
She likes this song and my others too
So now you see my world is

'Cause of this tune what a boon this tune
I tell you soon we'll be lying in bed, happily wed
And I won't think of that girl and what she said

これは私が知っていた女の子のお話です
彼女は私の歌を好きではなかった、それで私は憂鬱になった
彼女は「あのビッグなバントの方があなたよりもずっと良いわ」と言った

彼女はロックンロールしない、彼女はそれを好きではない
彼女は散歩をしない、彼女はそれを正しくできない
さて、すべてが間違っていると私も我慢出来なくなってくる
私はある朝起きてこの歌を思い出した
ちょっとキャッチー

彼女が私に話しかけてくれますように
彼女の手を握らせてくれ、あのビッグなバンドを忘れてくれるように

私は彼女のパッドに周りの散歩
彼女のライトが消えた、それは残念だ
彼女の妹は彼女は去ったと言った
「でも、中へ入って、ボーイ。そして私に歌を演奏して」

私は 「うん」と言った。さあ、行こう。
彼女はちょっとかわいいです、あなたは知らない
しばらく彼女の笑顔を見た後
私たちはそれを作って、形にできると分かっていた?

だから今、私は必要なすべてを持っている
彼女と私は恋をし、私たちの気持ちは一致しました
彼女はこの曲が好きで、私の他の曲も好き
だから今見える私の世界は、、

この曲が原因で、この曲のお蔭で
すぐに私たちはベッドに横たわるだろう そしてしあわせな結婚
私はもうあの女の子のことも彼女が言ったことも考えはしまい


日本語の方は自動翻訳が余りに変だったので一部自分で訂正しましたが、間違ってるところがあったら是非教えてください。ってか国内盤に日本語訳付いてるなら、是非知りたいですわ。何のことか分からず、カタカナ英語のままにした部分もありますが、これって経験談なんでしょうかねえ?ビッグなバントとはビートルズのことかしら?

シド・バレットに向かって「あんたの曲は好きじゃない」とか言う女がいたのでしょうか?で、シドは彼女の気を引きたくて「キャッチ―な曲書いたるで~!」の結果がこれなの?そんで、彼女とは上手く行かなかったけど、その妹と相思相愛で結婚、って言う事実はないと思いますが、「この曲も他のも好き」と言ってくれる女性と出会ってハッピーエンド、というストーリーは良いですね。

とか思いつつ聴いていると、ますます可愛らしい曲に聴こえてきます。曲がポップな上に歌詞もキッチリと仕上がってるのは、やはり珍しいんではないでしょうか。

と言ったところで、今回引きだされた自閉症的考察は、

シド・バレットは自分が変わった人間だと自覚してた

と言うこと。自閉症に限らず、発達障害の人々には、周囲との違いに気が付き、頑張って合わせようとしてストレスをためてしまうパターンが多いらしいのですが、シドの場合はどうだったのかしら?と今更気を病んでも仕方ありませんが、変わってるところに興味を持ってくれたり、そのままで受け入れてくれる人がいることはとても大切です。

歌の中では受け入れてくれる女の子が登場しましたが、実生活ではどうだったんでしょうかね。まあピンク・フロイドの面々はシドの特異性に敬意を持って接してくれていたと思いますけどね。だからこそ「炎~あなたがここにいてほしい」と言う名作が生まれたんだし。

それでは、また次回。
(いつか続く)


お読み頂きありがとうございました。
↓良ろしかったらポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン

タグ: シド・バレット 自閉症 発達障害

テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽

2014/07/14 09:06 yuccalina

新説「シド・バレットは不思議王子?」その(3)~サビ抜きかはたまたワサビの握りか?の「Baby Lemonade」

自閉所児の母目線で、アスペルガー男子シド・バレットを見つめるシリーズの第3回です。前回の「Bike」編から短いインターバルで取り上げるのは「Baby Lemonade」という曲です。実は「Bike」と一緒に取り上げようかと思ってたんで、考えは大体固まっておりました。ちなみに初回と2回目は以下。

今、再びの新説「シド・バレットは不思議王子?」その(1)
新説「シド・バレットは不思議王子?」その(2)~突然歌い出したり、曲調が変わったりの「Bike」

前回書いたのは、シド・バレットの曲にはイントロが短かったり全くなかったりが多い、という話だったのですが、その対極として取り上げたいのが「Baby Lemonade」なんです。

最初のギターソロが、全く別の曲をくっ付けたみたいに浮いている、と言いましょうか。曲の中心へ導く雰囲気が全く無いのです。実はギターソロは別の曲で、その後に入るキーボードからがイントロ、と言っても良い様な感じ。

ってな訳で、実際曲を聴いて確認して頂きたいです。冒頭から0:40くらいまでギターソロ、その後キーボードが入り曲調が変ります。



これ、絶対後から付けたんでしょうねえ。

とか思ってたら、簡単に確認できましたわ。最近は旧譜に別テイクのボーナストラックを加えた「デラックスエディション」ってやつが流行ってますが、シド・バレットも御多分に漏れず出てました。そこにはやはりありましたよ、「Baby Lemonade」のテイク1バージョンです。

その名はバレット(SHM-CD/紙ジャケット)その名はバレット(SHM-CD/紙ジャケット)
(2014/07/23)
シド・バレット

商品詳細を見る




ギターソロがすっぽり無いんです。で、口笛から入ってシドのアコースティックギターでスタート。こっちの方がしっくり来ると言いましょうか、シドらしい感じしますし、十分カッコイイじゃないですか?どういう経緯でああなったのか、知りたいですねえ。シドの思いつきでくっ付けたんでしょうか。

そして、もう一つ、私がこの曲を面白いと思うのは、同じメロディをずーっと繰り返してて、かなりシンプルな作りなとこです。まあ元々、シドの曲には、どこがサビなのか分からんものが多いのですが、これは、もっとも展開しない曲なのではないかしら?つまり、

サビ抜きの寿司なのか、それともワサビだけをてんこ盛りにした握りなのか?
どっちなんだよー?


と突っ込みたくなりますわ。

そして、歌詞についてもちょっとだけ言及しておきましょう。日本語は自動翻訳です。

Baby Lemonade (Barrett) 4:10

In the sad town
cold iron hands clap
the party of clowns outside
rain falls in gray far away
please, please, Baby Lemonade

In the evening sun going down
when the earth streams in, in the morning
send a cage through the post
make your name like a ghost
please, please, Baby Lemonade

I'm screaming, I met you this way
you're nice to me like ice
in the clock they sent through a washing machine
come around, make it soon, so alone...
please, please, Baby Lemonade

In the sad town
cold iron hands clap
the party of clowns outside
rain falls in gray far away
please, please, Baby Lemonade

In the evening sun going down
when the earth streams in, in the morning
send a cage through the post
make your name like a ghost
please, please, Baby Lemonade

悲しい町で
冷たい鉄の手拍手
外部のピエロのパーティ
雨は遠く灰色に落ちる
ベイビーレモネード、お願い、お願い

夕日がダウン中
地球は午前中に、内のストリームとき
ポストを通してケージを送る
幽霊のように自分の名前を作る
ベイビーレモネード、お願い、お願い

私は叫んだ、私はあなたにこのように会った
あなたは氷のように私に親切にしている
クロックは、それらは洗濯機を介して送信さ
これだけでは、すぐにそれを作る、集まってくる...
ベイビーレモネード、お願い、お願い

悲しい町で
冷たい鉄の手拍手
外部のピエロのパーティ
雨は遠く灰色に落ちる
ベイビーレモネード、お願い、お願い

夕日がダウン中
地球は午前中に、内のストリームとき
ポストを通してケージを送る
幽霊のように自分の名前を作る
ベイビーレモネード、お願い、お願い


日本語にするとハチャメチャな感じしかしませんが、英語の方を見れば韻を踏むのが大好きなのが分かりますね。2コーラス目のpostとghostや、you're nice to me like iceとか。洒落や言葉遊びが好きなのもアスぺの特徴です。まあ、詩の世界で韻を踏むのは当たり前なんでしょうけど、その組み合わせの意外性を取りたてて意外と思わずに、フツーにやってのけるところが、アスぺ的ではないかと思う次第です。

と言ったところで、また次回。


お読み頂きありがとうございました。
↓良ろしかったらポチお願い致しますm(__)m

blogram投票ボタン

タグ: 発達障害 自閉症 シド・バレット

テーマ:洋楽ロック - ジャンル:音楽

ご訪問ありがとうございます
最新記事
最新コメント
カテゴリ
検索フォーム
最新トラックバック
ユーザータグ
フリーエリア
RSSリンクの表示
Web page translation
QRコード
QR