プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2014/09/22 10:42 yuccalina

映画「ピアノ・ブルース」とニューオーリンズブルーズ

一応映画のカテゴリーに入れましたが、内容はほぼ音楽の話です。以前、クリント・イーストウッドの「グラントリノ」の話を書いた時(コチラ)、イーストウッドは音楽のセンスが良いな、そう言えば「ピアノ・ブルース」って映画も撮ってたし、、、で、久しぶりに見直してみたんです。

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約10年前にTVで録画して以来、何度見たか分かりません。私のようにちょこちょこ聴いてばかりで、未だにブルーズ若葉マークを卒業出来ない人間には、見る度に新しい発見があるのです。この10年間で、新しく知ったアーティストもいる訳ですから。

YouTubeにはイタリア語字幕の動画が6分割でアップされてましたので、取りあえずPart 1だけ貼っておきますね。



ピアノの前にレイ・チャールズと肩を並べて、音楽談義に花を咲かせるイーストウッドが本当に楽しそうで良いです。レイがブルーズだけでなくカントリーも好きだった話になり、グランド・オール・オプリーという劇場の名前が出てくると、「あそこでロケをしたことがある」とイーストウッド。ピアニスト役をしてる映画のワンシーンが挿入されます。それが「Honkytonk Man(邦題はセンチメンタル・アドヴェンチャー)」です。



彼の甥っ子役をしてる少年が息子のカイル・イーストウッドで、現在はジャズ・ベーシストをしてるとか。ジャズやブルーズにはかなり造詣が深いイーストウッド監督、調べてみたらセロニアス・モンクの伝記映画を撮ったり、スパイク・リー監督の「モ・ベター・ブルース」のプロデューサーもしてたんですね。

で、レイをはじめとするピアニスト達がイーストウッドとトークしながら、影響を受けたり、大好きだったアーティストの映像が挿入されたりして、登場するのはかなりの数になるのですが、今回気になったところをいくつか紹介したいと思います。

レイ・チャールズが影響されたピアニスト中で、とても意外だったのがナット・キング・コールなんです。意外ってか、ピアニストだったことすら知りませんでしたし、元々ナタリー・コールの父ちゃんという順番で知りましたからね。という訳で、ピアノを弾いてる動画をYouTubeで探してみました。



レイ曰く、「おしゃれな感じ」ってのがよく分かります。ピアノを弾く姿にも品がありますね。レイ・チャールズがこういったスタイルに憧れてた、というのがとても意外だった訳です。

そして、ドクター・ジョンへのインタヴューで気になったのは「チャンピオン・ジャック・デュプリー」の名前を上げていたところでした。映像は無かったんですけど、このお方は「ビートクラブ」のDVDで初めて見るまで、気に留めてなかったのです。



ビートクラブのブックレットの解説には「ニューオーリンズ出身だがイギリスやヨーロッパで人気を博した」と書かれてました。アメリカのブルーズメンが本国よりもイギリスで持てはやされた、というのはよくあるパターンだったみたいですが、いやはや、ドクター・ジョンに影響与える存在だったとは、アメリカでの一般的人気よりも重要でないかい?と、ツッコミを入れたくなったんですよ。

そして、当然のことながら、ドクタージョンはプロフェッサー・ロングヘアとヒューイ・ピアノ・スミスの名前も上げておりました。どちらも私が最初に知ったのは、オリジナルでなくカヴァーからだったと思いますが、ドクター・ジョンは勿論、デヴィッド・リンドレーによるカヴァー、R&Rバンド、フレイミング・グルーヴィーズによるもの。



そして、ニューオーリンズスタイルのピアノブルースにハマったキッカケは、何と言っても日本のボ・ガンボス



その独特なスタイルに魔力的なものを感じてしまうのですが、YouTubeで見つけちゃいました。プロフェッサー・ロングヘア、ドクター・ジョン、アール・キングにザ・ミーターズという豪華キャストによる「ビッグ・チーフ」です。



やはり本場モンは違う?先のカヴァー集と比べたら、味がかなり濃厚ですわ。

それにしても、この「ピアノ・ブルース」何度繰り返して見ても飽きないし、いつも新鮮な驚きをもたらす映画です。この先も見続けると思います。

ところで、この映画はイーストウッド同様に秀逸な音楽映画を作ってきたマーティン・スコセッシ監督が総指揮した「ザ・ブルース・ムーヴィー・プロジェクト」のボックスセット(7枚組)に収められていて、ずうーっと買うのを迷っております。

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「ピアノブルース」の他にイギリスのブルーズロックの成り立ちを追った「レッド・ホワイト&ブルース」も録画したDVDを持ってるのですが、どちらも綺麗な画像と良い音で見直したい。また、ヴェム・ヴェンダースやスコセッシ監督の作品も見たいです。取りあえず、アマゾンのディスカウントで約15000円かあ。お昼代を削って捻出してみっか?と考えている今日この頃です。


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テーマ:音楽映画 - ジャンル:映画

2014/02/02 08:31 yuccalina

ビートクラブdeロックな話(22)~MC5とDr.John & The Night Tripper

伝説のロックTV「ビート・クラブ」(ドイツ・ラジオブレーメン製作)のDVD BOX2から、数曲チョイスして紹介するシリーズの22回目です。ディスクもいよいよ8枚目、ラストとなりました。第57回放送分(1970年)の収録内容は以下の通り。

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Disc 8-1 : Beat Club No.57(1970年)
Artist : Title

Atmic Rooster : Save Me
Steamhammer : I Wouldn't Have Thought
Edgar Broughton Band : Apache Drop Out
MC5*
Dr. John & The Night Tripper : Mardi Gras Day*
Jethro Tull : With You There To Help Me
Jethro Tull : Nothing Is Easy
Edgar Broughton Band : Silver Needle
(*印は今回紹介する項目。タイトル無しのアーティストはインタヴューまたは紹介VTR等。)


今回のミニ特集、半裸のねーちゃんが体操してるみたいな変なパフォーマンスがありましたよ。ドイツ人と結婚した知人から、ドイツ人は裸になりたがりというか、人前でもあまり抵抗がないという話を聞いたことがあります。夏になると近所の公園に、トップレスで日光浴する人達が沢山いると。こういうのがテレビに出てきても、全然ドキドキしないんでしょうかねえ。私は最初ドキッとしましたが、段々と薄気味悪くなってきました。

とか文句言いつつ、今回も選曲はスンナリ決まりました。っつーか、私的に響くアーティストが少なかった、というのが現状かな。MC5とDr.John & The Night Tripperの2組です。

MC5は私的にパティ・スミスのダンナ様フレッド・ソニック・スミスのいたバンドとして外せない、つーか一言書いておきたかっただけですが、インタヴューでもデカ頭のヴォーカリスト、ロブ・タイナーが目立っておりました。動画は見つからなかったので、BOX3に入ってる曲を貼っておきます。



MC5と言えば「Kick Out The Jams」。冒頭からいきなり放送禁止用語を叫ぶデカ頭ヴォーカリスト。パンクの走りですよね。勿論グランジにも繋がっていそうです。このビデオは、昔ダイジェスト版で出たレーザーディスクにも入ってたと思います。

そして、ドクター・ジョンですが、ナイト・トリッパー時代の曲は初めて聴きました。こちらも収録されてるものとは違う映像なんですが、ピアノでもギターでもなく、パーカッションを叩きながら歌ってますね。



頭にデカい飾りを着け、顔にペインティングはブードゥー教のキワモノっぽいイメージを演出してるようですが、曲は結構ポップ。タイトルのマルディグラデーとはニューオーリンズの有名なカソリック系のお祭りで、「太っちょ火曜日」という意味。フランスから持ち込まれて独自の進化を遂げたそうです。

そうそう、ニュー・オーリンズってば、名前からして新しい「オルレアン」ですもん。ジャンヌ・ダルクの故郷が由来の地名だったんですね。おフランスの影響を受けつつ黒人文化とも融合した独特なオシャレ感がありますよね。私がニューオーリンズスタイルのブルーズを初めて耳にしたのは、ドクター・ジョンのアルバム「ガンボ」でだったと思います。兎に角ピアノが格好良くて、ぶっ飛びました。そこからプロフェッサー・ロングヘアーとか、ヒューイ・ピアノ・スミスを知ったと同時に、彼等をカヴァーする、デヴィッド・リンドレーとか、フレーミング・グルーヴィーズなんかも同時に聴いてた訳です。



<Flamin' GrooveisによるHuey"Piano"Smithのカヴァー>


そして、日本においてはボ・ガンボスという素晴らしいバンドが生まれました。「魚ごっこ」イントロのピアノのカッコエエこと!



と、今回はビートクラブと関係ないビデオばっか並べてしまいましたが、他の曲がどれも響いて来なかったんで、どーもスミマセン。最近プログレを強化中ではありましたが、ジェスロ・タルはイマイチだったんてすよねー。と言い訳をしつつ、また次回に。


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タグ: R&B パティ・スミス ボ・ガンボス

テーマ:60年代から70年代のPOPs & ROCK - ジャンル:音楽

2012/10/02 08:16 yuccalina

「違う価値観を知ろう」~池田清彦センセイから突然ダンボールとボ・ガンボス

現在大きな社会問題となっているいじめについて、今まで大津での事件などに言及したことはあるのですが、いじめの加害も被害も経験してない私が言える事は、どうしても限られてしまいます。具体的に何をすればいいのかを提案することは出来ませんが、一昨日の朝日新聞で池田清彦先生が、ひとつのヒントになるかもしれない書評を書かれていました。曰く

学校でのいじめが社会問題になって久しい。個々のケースの直近の原因は様々だろうが、閉鎖社会の中での同質性圧力が共通の原因として根底にあることは間違いあるまい。世界は広く、学校の中だけで通用している価値観などたかがしれていることに思い至れば、いじめも少しは減るだろう。少し異なる考えをもつ人たちの本も是非読んでほしい。

2012年9月30日付 朝日新聞 「読むぞ!ホップ・ステップ・ジャンプ」より



尚、池田先生が紙面で紹介されていた本は以下の3冊です。

健全なる精神 (双葉文庫)健全なる精神 (双葉文庫)
(2012/08/09)
呉 智英

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自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン
(2012/05/25)
名越 康文

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【文庫】 「長生き」が地球を滅ぼす 現代人の時間とエネルギー (文芸社文庫 も 3-1)【文庫】 「長生き」が地球を滅ぼす 現代人の時間とエネルギー (文芸社文庫 も 3-1)
(2012/08/02)
本川 達雄

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本川達雄先生と言えば先日「ゾウの時間 ネズミの時間」の話をしましたが、こちらも面白そうですね。また、オードリー若林との対談も面白かった精神科医・名越康文先生は、テレビで見てて私は「この人好きだな」と思ってたくせに、著書はまだ1冊も読んだことがなかったので、是非読んでみようと思っています。池田先生によれば本書は主に「怒り」のコントロールについて書かれてるそうです。広い視野から自分を見つめたり、逆に自信の内側を見つめてみることで、新しい価値観と出会えるかもしれません。

さて、先に池田先生が書いていた「同質性圧力」について。私は幼い頃から自分が人と同じ事をするのが苦痛なタイプでしたので、多少は圧力を感じながら生きてきたかもしれません。しかし、幸運にも?私は自分が誰とでも仲良くなれるタイプでないと気が付いてましたから、1人でも自分を好いてくれる人がいればそれで良いと思っていました。特に中学以降はロックに夢中になっていましたので、高校時代には学校でのつき合いよりも、月に2回のロックファンの集まりに行くのが生き甲斐みたいな生活をしていました。勉強には全く身が入らず、成績は下降線の一途で「いつ学校をやめようか」と思いながら授業をサボって山手線で昼寝したりもしましたが、高校中退して何しようというプランもありません。結局は、何度も追試を受けて、ギリギリのところで卒業しました。

優秀な成績を取ろうなんざ考えもしなかった私ですので、「学校の中で通用している価値観」はかなり早くから捨ててたと言えます。してみると、中学時代にテレビでセックス・ピストルズを見たのも、影響しているかもしれませんね。まー、良い悪いは別として当時の私は、学校で「ザ・ベストテン」の話をしている級友達を尻目に、「長渕剛や松山千春を聴いてる男は最悪」とか「田原俊彦なんてクズ」だと思ってましたから。思ってはいても、口には決して出しませんでしたけどね。

さて、私が思春期に出会ったパンクロック的価値観は、現在ならば、例えば以前取り上げた「神聖かまってちゃん」等を聴いている子達が持っているのかもしれませんね。ロックはとりあえず既成の価値観を否定するところから、始まっていますから。しかし、私にとってはやはり神聖かまってちゃんよりも、「突然ダンボール」の「もう学校へは行かない」の方が、シックリ来ます。



「魂のあり場はここじゃないだろう。もう学校には行かない。」の歌詞にグッときます。実際この曲を初めて聴いた時は、とっくに学校を卒業していた私ですが、「もう会社なんかいかない!」とも歌っていました。ギターのサウンドも私の好きなTelevisionのギタリスト、トム・ヴァ―レインを思わせる刻み方で、今聴いても新鮮です。

それともう1曲、ボ・ガンボスの「目が覚めた」は、「自分が変われば世界も変わる」と歌っています。ただ先にお断りしておきますが、歌詞に「大地震」という言葉が出てくるので、震災を思い出して辛くなる方もいるかもしれません。この曲がレコーディングされたのは阪神淡路大震災よりも前の事でしたので、まるで大地震を予言したようになってしまいました。



とどのつまり、本でも音楽でも違う価値観を知ることで、子供ならば学校、大人になれば会社、主婦ならばママ友達といった、狭い世界だけの話が自分の世界の全てでない、と思えたらもっと楽しく生きていける気がするのです。別に高尚な趣味を持つ必要もありません。これまでにも散々書いてますが「絶対的価値観」なぞ存在しないのですから。いじめをしている人は所詮、小っちゃい世界でしか生きていない人なのです。書物や音楽で世界全体が変わる事はないのかもしれませんが、自身の意識を変える第一歩となる事は、大いに有り得るんじゃないでしょうか。「歌や言葉から勇気をもらった」という人は多いですが、実際はそれらを受け取って勇気という力に変えたのは自分自身なんだと思います。勇気は人から何かを受け取って、自分の中から作り出されたものだと、自信を持って良いのだと思います。



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タグ: 池田清彦 パンク ボ・ガンボス トム・ヴァ―レイン

テーマ:幸せになる考え方 - ジャンル:心と身体

2012/04/27 08:05 yuccalina

病気療養中の尾崎紀世彦とまた逢う日は来るのか? ‐ どんとが歌う「また逢う日まで」他

いきなりタイトルとは無関係の話だけど、「宇宙兄弟」の小栗旬を見て、石立鉄男を思い出すのは私だけだろうか?「おまえはどこのワカメじゃ~?」とか言って欲しいよ。故・石立鉄男が意外にイケメンだったのか、はたまた小栗旬が大したことないのかは、どーでも良い話。ってくらい芸能界にあんま興味ない(お笑いを除く)私の耳にも届いてきたのが、「尾崎紀世彦失踪か?からの病気療養中」ニュースであった。

尾崎紀世彦“失踪報道”実兄が電話で会話

サンケイスポーツ 4月26日(木)9時34分配信

 歌手、尾崎紀世彦(69)の“失踪報道”について、尾崎の実兄、彰彦氏が25日放送のフジテレビ系「スーパーニュース」の電話取材に応じ、先週金曜日(20日)に尾崎と電話で会話していたことを明かした。

 尾崎は2年前の秋に肝硬変の手術を行い、去年春ごろに再入院したといい、20日に彰彦氏が体調を気遣う電話をすると、尾崎は「(調子は)大丈夫だ」と答えたという。尾崎の居場所については具体的に話さなかった。



私の年代だと彼の「また逢う日まで」は小学生時代に親しんだ曲で、学校で替え歌を歌った記憶があるぞ「ふったり~で、まわしシメて~みたいなの。阿久悠(詞)・筒美京平(曲)の手による昭和の名曲である。他に大きなヒットがなかったため一発屋と呼ばれた尾崎氏だけど、ことある毎にその美声をTVで披露し続けてきたんで、やっぱりあの声が聴けなくなるのは寂しいよ~。日本のエエ声ヴォーカリストの第一人者だもんねえ。



私の大好きな映画「メゾン・ド・ヒミコ」の挿入歌でディスコ・バージョン(尾崎紀世彦のヴォーカルでリミックスしたやつね)があるんだが、父親の恋人であるゲイの青年(オダギリ・ジョー)に恋心を抱いてしまう娘(柴咲コウ)、2人のダンスシーンが切なくも可愛らしい、思い出すと胸がキューンとしますわ。



名曲だけにカヴァーされる機会も多いんだけど、私のオススメはクレージー・ケン・バンドっすかね。残念ながらYouTubeで動画は見つからなかったんだが、作曲家・筒美京平氏へのトリビュートアルバムに収録されている。このアルバムには山崎まさよしの「さらば恋人」(堺正章)や柴咲コウの「ブルーライト・ヨコハマ」(いしだあゆみ)など名曲が目白押しなんで、超オススメのアルバムなんであるよ。

<クレージー・ケン・バンドによる「また逢う日まで」を収録>
the popular music ~筒美京平トリビュート~the popular music ~筒美京平トリビュート~
(2009/03/25)
オムニバス、melody. 他

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そしてここでもう1つ紹介したいのが、どんと(ローザ・クルセンブルグ、ボ・ガンボス)によるカヴァー。ギター1本で弾き語りするこの動画は、かなり前から紹介したいと思っていたのだ。ってか、そもそも、このエントリー自体が、どんとの動画から逆算して書いたというんがホントの話なのだよ。



「私が初めてレコードを買った曲」と言いながら、ちょっと照れ笑いで紹介するどんとがなんだか微笑ましいが、「バッパッパラーララのクチイントロがカッコイイぞお。どんとという稀有な才能のアーティストに影響を与えたというだけで、ロックファン、R&Bファンにとってもこの曲の存在意義は相当大きいんじゃないか、と改めて思ったのであった。


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タグ: ボ・ガンボス R&B

テーマ:心に沁みる曲 - ジャンル:音楽

2012/02/02 13:15 yuccalina

坂本慎太郎から神聖かまってちゃん、ボ・ガンボスまで

ちょっと前にこのブログで坂本慎太郎の「君はそう決めた」を紹介したが、この「傷とともに踊る」も素敵な歌だわ。「君はそう決めた」と同系の音作り。軽快なギターのリフとか、イントロや間奏に入るフルートの音が60年代のサイケバンドみたいだなーとか、ま私が説明出来る事は殆ど無いんだが、何つーたって歌詞が良いんだ。小難しい言葉や、格好つけた言い回しが一切無いのが好きなのだ。



ああ 刻まれたままの傷とともに 
仕事したり 
遊んだり 
泣いたり

もう あきらめたい悲しみとともに
テレビ見たり
レコード探したり


傷を癒すのでなく、なめ合うのでもなく、「ともに踊る」ってのが良い。傷ついてたってテレビ見たり、お笑い見て笑ったりする訳で、そんな当たり前を歌ってくれるのが嬉しいのだ。昔読んだ相原コージの4コマ漫画を思い出した。失恋して打ちひしがれた女の子だって、空腹になればお腹が鳴ったり、「プ~」とオナラが出たりする事もあるんだよ、みたいなの。傷ついた自分を笑う事で強くなっていく人もいる。偶然だが、「世界は言葉で出来ている」(フジテレビ・火曜深夜)を見てたら、板尾創路が言ってたよ。

ユーモアを持つための第一段階は、
「この世はすべて冗談で出来ていると思うこと」&「常識を知ること」
だと思います。


「」内が板尾の言葉で、元になったフランソワーズ・サガンの言葉「自分自身を嘲笑うこと」よりも、「常識を知ること」が共感を呼んで最高得点をマークした。最初の「冗談で出来ている」についてはユーモアでもあるが、試練を乗り越える為の処世術にも思える。愛娘の突然死を経験した彼から発せられたからこその、重みを感じてしまった。そして、「常識」無くしてはユーモアでなくただの変な人でしかない。常識からあえて外れることでの楽しみが、彼のお笑いの基本なのね。

話がお笑いに逸れたついでに、以前紹介した又吉直樹の「第2図書係補佐」は、あまりガッツリ集中して読まずに、思いついた時にページを捲る的読み方をしてるんだが、先日野坂昭如の「エロ事師たち」のページで、又吉が長渕剛のファンだと知って、ちょっとガッカリしてしまった。町田康の本を取り上げてた事から、音楽も「メシ食うな」を愛聴してんのかなとか、ハナタラシやボアダムスも好きかな、とか勝手に想像していたからだ。各エピソードから垣間見える、彼の肥大してしまった過剰な自意識。それを「ややこしい」と自分自身で思いながら、そういう自分を抱えながら日々を過ごす又吉には、長渕剛はフツー過ぎるよーな、、。勝手な思い込みだけどさ。

逆に、オードリー若林正恭の口から「神聖かまってちゃん」の名前が出てきた時には、何か安心した。テレビのイメージと違ってダークサイドばかり強調している「オールナイトニッポン」での彼は、かつてのビートたけしをお手本にしてるのかもしれないが、ネガティヴ・パワー全開で妙にホッとしてしまったり。

で、神聖かまってちゃんの話。実を言うと私はつい最近まで、「かまってちゃん」を「かまてっちゃん」と勘違いしていた。かまてっちゃん?オカマのテッチャン=鉄道マニア?若しくは、カルーセル真紀(旧名・平原徹男)をリスペクトしてるバンドか?何故最初見た時に「かまてっちゃん」と読んでしまったのかと言うと、多分、カネテツデリカフーズのキャラクター「てっちゃん」のせいだろう。その昔、故・中島らもが「宝島」で連載していた「啓蒙かまぼこ新聞」というかねてつの広告ページが頭に残ってたんだろうねえ。字ヅラだけで「かまてっちゃん」に読めちゃったんだろうねえ。とにかく勝手な思い込みを持った状態のまま、YouTubeで聴いてみた「かまてっちゃん」じゃなくて「かまってちゃん」の「ロックンロールは鳴り止まないっ」。



YouTubeって凄いね。かねてつのCM動画も発見。


てっちゃん、てっちゃん、かねてっちゃん
竹輪と蒲鉾ちょうだいな~


話をかまてっちゃん、じゃなくて「神聖かまってちゃん」に戻そう。自傷や放尿などスキャンダラスなパフォーマンス(この辺は昔からの伝統を受け継いでるんかな?)の話からして、スターリン、町田町蔵から山塚アイ(ハナタラシ、ボアダムス)などの暴力的な音を想像していた私には、拍子抜けするくらいポップな曲だった。古臭い言い方すれば、「俺にかまうなよ」がロック的スタンスで、「かまって」という甘ちゃんに響くネーミングからしてもロックっぽくないしなー。でも、彼等が「これがロックだ」と言うならロックだと思う。ロックって、明石家さんまのモノマネみたいなもんで、言ったもん勝ちだと私は思ってるから。それだけ自由で良いと思うのだ。

さて、そんな見た目にも小奇麗な現代っ子は歌う、

僕はビートルズを借りた
セックス・ピストルズを借りた
ロックン・ロールというやつだ
しかし、
何が良いんだか
さっぱりわかりません


という歌詞には、「うわっ、並べちゃうんだ」と一瞬拒否反応が、、。ピストルズをリアルタイムで見てた私には、ビートルズと同列にするなんて考えられへんかったからだ。でも、それは全然重要な事ではない。思えば、今の20代にとってはビートルズもセックス・ピストルズも、同じイギリスの昔のロックンロールでしかないのだな。何せ、嵐のCM(au)で、シド・ヴィシャスの曲が平気で使用される時代だもの。ま、自分自身もジュリアン・コープの本を読みながら、裸のラリーズと布施明の曲を一緒にYouTubeで探したりしてた訳だし、似たようなもんかな。違うか?大切なのはビートルズだろうが、セックス・ピストルズだろうが、聴いて何かを感じた事と、それを今ここで伝えたい、歌いたい、奏でたいと思った、って事だ。それが私には十分に伝わってきた。

私はこの曲を必要としてる人達が沢山いるんだなと納得出来るし、共感するのと同じくらいかそれ以上に、嫌悪する人々もいるだろう。私にとっても、決して居心地の良い歌ではないし、毎朝聴きたいとは思わない。自ら無理ににじり寄って「共感するで」と言うのは嘘臭い気がするのだ。それでも、なんとなく「見守ってるで」くらいのスタンスで接して行きたいと思うのは、やはり、彼等が発達障害の傾向を持つ子達の気がするからだ。彼等のプロフィールさえろくに知らないけど、いじめられた経験から出来た歌とか考えると、やはりそっち方向に気が回ってしまうのだわ。音楽家に発達障害が多いのは、今に始まった事じゃない。以前シド・バレットの話でも触れたが、音楽家に神経を病む人間が多いのは、生まれつき繊細な脳神経の持ち主が多いから。彼等が生きて歌い続けられる世の中であってくれれば良いと思う。そして、出来たらFUJIWARAのギャグみたいに、「死ねっ!」と言われたら「生きるっ!」と返すくらいの野太さとユーモアを持ってくれたら良いなと思う。ちなみにセックス・ピストルズのジョニー・ロットンは、ローレンス・オリヴィエ演じる「リチャード3世」の仰々しい演技を意識して歌ってたらしいが、やっぱユーモアって大切よね。

と、あれこれ心配?しつつも、私は彼等のCDを買う事は無いだろうし、YouTubeで聴きまくる事もないだろう。こういった曲で英気を養えるのは、やはり若いエネルギーが有り余った人達だと思う。私は彼等のアルバムのタイトルにある「殺」や「死」といった文字は、出来るだけ使いたくないなー、という日々を送っているからね。それと、もう1つ付け加えておくと、やっぱり若林正恭にはこういう歌を歌って欲しい。彼にはパンク・ロックが似合うと、これまで何度も書いてきた。「ハトのおよめさん」も良かったけど、一度若林が歌う「神聖かまってちゃん」を何か聴いてみたいものだ。

そんなこんなでちょっと考えてみた。自分の20代のロックンロールアンセムって何だったっけ?ピストルズもパティ・スミスも初めて聴いた時の私はまだ12才と幼すぎた。20代の頃、ライヴハウスに通って夢中になっていたのはボ・ガンボスだったと思う。ヴォーカルのどんと(本名・久富隆司 1962~2000)はローザ・ルクセンブルク時代から見ていたが、今でもよく聴き返すのはボ・ガンボスのファーストアルバム。その中から「ダイナマイトに火をつけろ」を紹介したい。

ボ&ガンボボ&ガンボ
(2000/07/19)
BO GUMBOS

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会社づとめつまらねえ
試験勉強イライラするぜ
幸せは全部売り切れ
ハイ ごくろうさん!
だから心ある人よ
この世の真求める人よ
殺される前に ひとあばれするのさ
こんな社会につばを吐き
ダイナマイトに火をつけろ


アルバム発表の1989年、当時の私は24才。うわー、スゲーなこんな歌を口遊みながら、会社勤めしてたんか?エネルギー余ってたんだわね。今じゃ社会に唾を吐くなんてありえないっす。社会福祉のお世話になってる身ですもん。でも、不思議なもので40過ぎても歌えちゃう、ってか歌ってる自分は完全20代になっちゃってるわ。この解散コンサートの動画で、最初3分程はアドリブで歌ってるんだが、ボ・ガンボスの歌にはパワーがありすぎて、歌が現実になってしまった」と言うのは、同アルバムに収録された曲「目が覚めた」の事。まるで阪神淡路大震災を予言するよーな歌詞になってしまったんだが、この歌も含めどんとの歌の素晴らしさについては、また別の機会に紹介したいなと思う。しかし、いつにも増して取りとめのない話になってしもーたわ。

タグ: 又吉直樹 オードリー 発達障害 ボ・ガンボス シド・バレット

テーマ:ロック - ジャンル:音楽

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