プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2016/12/31 19:34 yuccalina

何だか元気になる映画『フランシス・ハ』で書き収め

今年最後の更新は映画にしました。『フランシス・ハ』って結構話題になってた映画みたいですね。情報に疎いので全然知りませんでしたが、、。



上の画像をクリックするとインスタの投稿に飛びますので、よろしかったらどんぞ。



主人公フランシスはモダンダンスカンパニーの研修生27歳。プロのダンサーになる夢もそろそろ怪しくなってきた、微妙なお年頃。片付けが下手だったり、あれこれ話題が変わったり、知らないうちにケガしてたり、注意力欠陥気味なのは、ダンサーによくあるタイプです。それに、自分とも重なる部分があるので、そこで一気に入り込んでしまいますた。

ルームメイトで親友のソフィーを演じてるのがスティングの娘だったり、カンパニーの同僚レイチェル役がメリル・ストリープの娘だったりと、何気に豪華なキャストだったりもしますが、ハリウッドよりも、サンダンス映画の香りがする作品です。現代の話なのに全編モノクロとか、フランシスの日常を淡々と追う展開とかも。やはり私の好きなタイプ。

そして何よりもガツンと来たのが、レオン・カラックスの『汚れた血』のオマージュと思える、デヴィッド・ボウイーの『モダン・ラヴ』のシーンです。ここだけで、何度もリピしちゃいますたわ。



ちなみに『汚れた血』はこちら。



ソフィーには友情というよりは依存気味だったフランシスは、ある日ルーム・シェアを解消され、さらにソフィーの婚約に直面し、独り立ちを余儀なくされます。あっちこっち転がりながらも成長していく姿を見て、何だか元気になりました。

最後はダンサーを諦めて、才能があると言われた振付師の道を踏み出すのですが、モダンダンスを作る人間のキャラ設定としては、ピッタリハマってる気がしました。それは、

ソフィーがフランシスを親友と思いながらも「いつも張り合っていた」と告白するシーンで、キョトンとしてたところ。

人と競争しない、計算しない素直な性格ってのは、自由なモダンダンスの世界にはピッタリなんですよね。綺麗に纏めようとしない方が面白くなる世界ですから。逆にフランシスがソフィーを「いつも人ジャッジしてばかりいる」とクレームする場面もありました。ソフィーはマスコミで働く女性ですので、そうでなくちゃいかん訳ですけど。

こんな二人だからこそ、相性ピッタリなんでしょうけどね。

一時期ルームシェアをしながらもロマンスがなかった男性ベンジーとも、最後は何だか良い雰囲気で、今後の進展を期待させるような終わり方も良かったですが、何と言ってもエンディングの、タイトルの意味が分かるカットに思わずニンマリでした。

あ~やっぱり注意力欠陥ですな~。私もやりそうなミスだな~!

見た後でとっても元気になる映画。そして、またダンスが見たくなっちゃった。そんな訳でインスタでは、アルヴィン・エイリーの画像と組み合わせているのですた。

それでは、皆さま良いお年を。
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タグ: コンテンポラリーダンス

テーマ:何回も見たくなる映画 - ジャンル:映画

2014/12/26 12:13 yuccalina

コンテンポラリーダンス、バレエ、バランシンからフィギュアのこと色々

日本のフィギュアファンの関心事は、先日行われたクリスマス・オン・アイス(浅田真央さん、高橋大輔さんも出演)と、本日開幕の全日本選手権であることは、ワタクシも重々承知しております。私だって日本女王争いに興味津々ですし、まっちー(町田樹選手)の『第九・完全版』も期待してます。しかし、やっぱり最高の演技は世界選手権で見たい。自分のピーキングもそちらに合わせたい。とか、何とかミョーな言い訳をしつつ、ホントは記事をアップするまでに、時間をかけたいタイプなんで、全日本の記事は年明けに改めて、とか既に考えているのです。

と言うわけで、世間の空気を読まずに先ず紹介したいのが、ロシアのマリア・アルテミエワ選手のフリーです。



これ、エリック杯の地上波放送でもオンエアーされて、衣装を見たときにビビッと来たのです。紺のタンクレオタードに透ける素材の白シャツというシンプルな出で立ちは、やはりコンテンポラリーダンス(以下コンテと略)を意識したものではないかと。あの姿には、一夜を共にした彼女が翌朝彼氏のャツを羽織ってる姿、なぞを想像した方もいるかもしれませんが、私としてはストーリー性を排除し、音と身体の動きにより集中するために衣装をシンプルにするコンテの香りを感じたのですわ。クンクン。曲はショパンの前奏曲、革命のエチュード、夜想曲20番のメドレーです。

編曲がイマイチスッキリしてないのが気になりますし、ジャンプでの転倒が多かったり、と衣装の斬新さに相応しい内容と言い切れないのが残念ですが、アームスの所作等はやはり、クラッシックよりもモダンな感じで、カッコイイと思います。振付師として現役の男子シングル選手、コンスタンティン・メンショフが名を連ねているのですが、彼自身も、2年前のショートでコンテなプロを滑ってました。ピナ・バウシュの映画から「Lily On The Valley」です。



この曲、ペアのサフチェンコ&ゾルコビー組やジェレミー・アボット選手のプロは散々取り上げてたのに、メンショフ選手をスルーしてしまってたことに気が付きましたわ。

メンショフ選手って、アルテミエワ選手の恋人でもあるそうですね。あの白シャツもメンショフさんのを借りてるのでは?との噂です。それにしても彼は27歳で初めてロシア王者になりその後グランプリシリーズに参戦、31歳の今も現役を続けているのですね。ロシア選手権でのお二人の活躍に期待しております。

てな訳で、コンテ・プロに反応してしまうワタクシですが、そもそも、フィギュアでコンテっぽいプロを見たいと思った切っ掛けは、フランスのマエ・ベレニス・メイテ選手の登場から始まります。それは私が唯一見た、コンテ的、モダンバレエ的舞台が、アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンス・シアター(AAADT)だったからで、私はメイテ選手のこんな感じのプロを見てみたい!とブログに書いたのでした。



メイテ選手も、カナダのエラッジ・バルデ選手にしても、現在のところアフリカ系に合うハマりプロは、ロックやソウル、ファンクなどに限られてしまっている気がします。私もそういったプロも好きではあるのですが、どうしても大衆的になり過ぎるきらいがあります。アフリカ系ならではの芸術性を示すなら、コンテが良いのにな~!と1人で妄想しているのですが、メイテ選手の今季フリーは、中盤のパーカッションの部分が中々良いですね。



音楽は地元フランスのアーティスト、Yoann Lemoine(Woodkid)。クラッシック要素を持ったバロック・ロックというジャンルに属するらしいです。彼女のダイナミックな滑りとマッチしてるんじゃないでしょうか?

さて、最近AAADTのツアーパンフレットを読んで知ったのですが、アメリカバレエの基礎を作った一人として、バレエリュスのダンサー&振付師だったジョージ・バランシンがいるのですね。実を言うと私は最初、バランシンはブロードウェイミュージカルの振付師だと思っていました。それは、彼の名前を初めて知ったのが、黒人のタップダンサー、ニコラス・ブラザーズのドキュメンタリーだったからです。バランシンが振付けしたミュージカル、『青春一座』にニコラス兄弟が出演した、と言う話でした。その後、グレゴリー・ハインズ目当てで見た映画『ホワイトナイツ』で、どうやらバランシンはバレエ界の人なんだ、と気が付いた訳です。

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バランシンは自身のバレエ団に黒人ダンサー、アーサー・ミッチェルを入団させたり、アルヴィン・エイリーが舞踏家になる後押しもしていたそうですね。黒人ダンサーがナチュラル・ボーン・ダンサーとして、その肉体的特徴を生かすような振付けプログラムを作ったこと、またブロードウェイやミュージカル映画のショーダンスと、舞台芸術としてのダンスとの垣根を取り払ったのも、バランシンの重要な仕事でした。

話が飛躍しすぎかもしれませんけど、私はそこで、日本人のバレエ界での活躍も、バランシンとは無関係でないかも?とか思ったんですね。それまでバレエは白人だけのものだったんでしょうから。そこに黒人ダンサーを加えることで起きる化学反応を、バランシンは芸術家の本能として見抜いていたのかもしれません。

ここで、バランシンがアーサー・ミッチェルの為に振付けた『Agon』のバドドゥ(曲はストラヴィンスキー)を紹介しておきます。初演が1957年ですから、公民権運動が始まった頃でしょうか。そんな時代に、凄い試みですよね。バレエのカテゴリーでこんな作品があったとは、私もまだまだ知らないことばかりです。



時は流れ、現在ではクラッシックバレエにおいても、様々な人種のダンサーを加える擁するバレエ団は、珍しくなくなっています。私がモダン・ダンスやコンテ的表現に魅力を感じるのは、肌の色や体型を選ばない自由さなのかもしれませんが、それは逆にクラッシックバレエの世界に、何らかの影響をもたらしたのかもしれません。今年の春にローザンヌ・コンクールの解説をしてた方が「現在、欧米ではコンテンポラリーに力を入れているバレエ団が多い」と言ってましたし。

話をフィギュアスケートに戻せば、かつて日本人は見た目に欧米人より劣っているというだけで、何かと低い目で見ていたものも、今では嘘みたいな話です。確かに手足の長さ、顔の小ささなど、日本人でも体系的に整ってきた人が増えているし、なによりスケートの技術的な向上があるのでしょうが、バレエやダンスにおける人種の壁を感じなくなる環境が整いつうあるのと、無関係でないような気がしたのです。欧米人の中にアジア系やアフリカ系が混じってることに、目が慣れてきたとでも言いましょうか。そんな中で、日本人スケーター達が、踊り表現することに開眼してきたのかしら、と。ですから、例えば、まっちーは体型的には恵まれてる方ではないですが、彼が美しく舞える振付けが出来るのも、もしかしたら、どこかでジョージ・バランシンと繋がってるかも?なんて、思った次第。ま、彼の振付師フィリップ・ミルズ氏がいたアメリカン・バレエ・シアター、バランシンとの関わりが深いカンパニーですからね。

実を言えば私も、「体の形が美しくても、実際に動きが美しく出来ているのかは別物」と気が付いたのは最近のことです。色んな人種の踊りを沢山見る事で、それぞれの良さが何となく分かってきたところで、以前は手足が長くて顔の小さい白人なら、それだけで綺麗だと思い込んでいたところがあります。しかし、現在、例えば、ラジオノワ選手と宮原知子選手を見比べた時に、一瞬手足の長さに惑わされそうになるのですが、私は宮原選手の方が、指先の使い方など、繊細で美しく見えるんですね。彼女の美しい所作と細やかで神経の行き届いた演技は、日本人の美徳を体現している!と思えなくもないです。

そんな訳で、全日本選手権では、日本人ならではの美しい演技を見逃さない様、心して見る所存でございます。


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2014/12/17 11:53 yuccalina

羽生結弦選手の「バラード1番」と振付師バトルのこと

テレ朝がフィギュア世界一決定戦と連呼するグランプリファイナル(男女フリー)と、かたやフジテレビが漫才師日本一決定戦と謳うTHE MANZAI、どちらも其々フィギュアファン、漫才ファンから「違うだろっ!」と突っ込まれている訳ですが、今年は放送時間がモロに被りましたね。ワタクシがどちらを優先したかと言えば、先のエントリーの通り漫才を見ちゃいました。やはりライヴに勝るものはなしですから。

で、遅ればせながらGPFの話ですが、羽生結弦選手のGPF2連覇は、素直にお喜び申しあげます。ショート、フリーともに鬼門のルッツでミスがあったものの、美しい4Tお帰りなさい。それに負けないくらい華麗な4Sこんにちは。と、まとまった演技を見られたのが嬉しかったんです。それとワタクシご贔屓のセルゲイ・ヴォロノフ選手が銅メダルだったのも良かったですわ。

と、ここでは採点に関する疑問は一切棚上げにします。本当は私、ヴォロノフが2位じゃないの?と思いましたけど、彼はインタヴューでこう言ったそうです。

ジャッジを評価するのは僕の仕事ではない。
僕の課題はクリーンに滑ることだ。


そこで、私は思い出すのです。浅田真央さんが今年3月の世界フィギュアで優勝した時、彼女はこう言いました。

やっぱりフィギュアって良いな。

何故だか彼女にだけ厳しそうに思えた回転不足の減点とか、出し渋られたGOE(出来栄え点)やPCS(演技構成点)に、きっと不満はあった筈です。それでもなお真央さんは、「良いな」と言った。どこか達観しているようで、その姿が私にはとても神々しく見えました。多分ヴォロノフ選手も同じような境地にいるのかもしれません。ですから私も、「フィギュアって良いな」と思える部分を探していこう、と心に決めたんです。点数や順位の話は最小限に止めて行きたいと思っています。

私は前回のフィギュア記事で「ゆづ君の神演技が来るのを待ってる」と書きました。GPFはパーフェクトではなかったけれど、ミスは少なく作品として形が出来てきたのが嬉しかった。今後、全日本でさらにブラッシュアップ、世界フィギュアでパーフェクト演技を期待したいです。

と言ったところで本題へ。今回ショート『バラード1番』とフリー『オペラ座の怪人』を改めて見て、私はやっぱりバラ1が好きなんだわ~!と再確認した件を書きたいと思います。

そもそもこの曲、2011-12シーズンに浅田真央さんがエキシで使用していた曲として、フィギュアファンにはお馴染みですが、実はノイマイヤー振付のバレエ『椿姫』の、”黒のパドドゥ”で使用されています。それも、かなり濃厚な男女の踊りなんです。



それもその筈、叶わぬ恋に落ちたブルジョワの青年アルマンと病の高級娼婦マルグリットが過ごす狂おしい一夜の場面ですから。一口にバレエと言っても、これはモダンですので、クラッシックの型から外れた、個性的なリフト、足さばきに手の表現です。

ただ、元々バレエの為に作られた曲ではありませんので、ストーリーや役柄に嵌める必要性はありません。浅田真央さん、羽生選手、どちらのバラ1もこのストーリーとは関係無しに作られたとは思います。それでも、どこかしら影響は感じられるんです。例えば、真央さんは衣装を黒にしたり、タチアナ・タラソワさんは「バレリーナのレッスン」をイメージして振付けたとも言われてますし。一方、羽生選手の衣装にはまったく椿姫との関係性が感じられないものの、バトルの振付にはモダンダンスのテイストが強い。それは、目を閉じてうな垂れるオープニングから、ひしひしと感じられました。静寂を表わすようなゆったりとした動きや、目線、静止ポーズの中に、そのエッセンスが込められてる気がしたのです。



そこで、私的ポイントの一つがイーグル。4Tを冒頭に持ってきたことで、最初の振付と変わってしまいましたが、イーグル~3A~イーグルという元々のシークエンスには、静~動~静のモダン的美しさがあり、かつ羽生結弦の魅力を存分に引き出してるなー、と私は思ったのです。変更後では、3A~イーグルをしながら、両肘をサッと上げるところ(動画では1:58あたり)が、またポイント高いかな。ハッとさせられて、そこで空気が変るような印象なんですね。全体としては、前半が静、後半が動なんでしょうけど、その他にも細かい静と動の波があり、美しい音を美しく表現しているなあ、と思いました。

羽生選手に一つ注文をつけるなら、最後のステップの時に、肘をやわらかく使えてないのがちょっと残念かな。彼の腕は細くて長いから、難を隠せてますけど、まだブンブンと振り回されてる感じなので、もうちっと気持を入れてもらえると嬉しいなと。まあ、多分最後のコンボで失敗したのが悔しい!と言う気持ちが腕に出ちゃったのかもしれませんけど。

そんな訳で、『パリの散歩道』ではぜーんぜん気にならなかったのに、このバラ1を期に、振付師としてのバトルが気になってしまったワタクシ。彼の作品をちょっと見直してみました。

先ずは、パトリック・チャン選手昨シーズンのショート『エレジー』。



こちらもモダンダンスの香り高い作品だったのですね。いやー、パトちゃんはハーニャと逆に腕が短い分ハンデだと思うのですが、とても良いですよ、これ。彼の滑らかで美しいスケーティングを活かしたプログラムでもありますね。

そして、浅田真央さんとバトル先生のアイスダンス『ボレロ』。



これは、選曲からしてね。勿論大先輩のトーヴィル&ディーン組に敬意を表しつつも、バトル先生はやっぱモーリス・ベジャール好きなんでしょうねえ。
ここで訂正させて頂きます。
コメント欄でボレロの振付けは坂上美紀さんと判明しました。THE ICEの総合演出もされてる方だそうです。バトルは振付師もしてるので、勝手に彼の作品と思い込んでましたわ。恥ずかし~!でも、動画は美しいのでそのまま残しておきますね。

しかし、こうなるとバトルのモダンダンス的プロは、まだ2つしかないのかしら?もし何がご存知の方は、是非教えてくださいませ。


ところで、振付師バトルが気になり始めたのには、もう一つ理由があったんです。それは、ネット上(ニュースソースが行方不明でスミマセン)でバトルから高橋大輔さんへのメッセージにこんなのがあったから。

ダイスケに『In The Middle, Somewhat Elevated』を振付けしたい。

ええっ?何すかそれ?私の夢を叶えてくれるんですか?

と言うのも、私はかつてこのブログで、「フィギュアでコンテンポラリーっぽいプログラムが見たい。高橋大輔選手に何か滑って欲しい」と書いてた(コチラ)んですね。でもって、In The Middle, Somewhat Elevatedはコンテで私の大好きなプログラムの一つなんですよ。こちらの動画既に紹介したことありますが、シルヴィ・ギエム版。



そんな訳でバトル先生、大輔さんに振付け宜しくお願いしたいですわ。フィギュアファンをあっと言わせるやつを是非お願い致します。


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タグ: コンテンポラリーダンス 浅田真央

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2014/06/19 08:20 yuccalina

熊川哲也の言葉、フィギュアスケートとロック~そこかしこで見つけたバレエリュス的なこと

18日の水曜日、六本木の新国立美術館にて、バレエリュス展が開幕しました~!詳細は下記サイトをご覧くださいませ。

balletrusse3.png

魅惑のコスチューム:バレエリュス展

ワタクシももうすぐ友人と見に行く予定なのですが、その前にもっと知りたいバレエリュス、つーことであちこち調べたりしてたのですが、展覧会のホームページには、あの熊川哲也センセーがお言葉を寄せておりますよ。

熊川哲也とバレエリュス

詳しくは上記リンクを読んでいただくとして、かいつまんで説明しますと、彼が所属してた英国ロイヤルバレエの創始者が、バレエリュスの出身であり、プログラムも数多く取り入れていた。その事を知りつつも、若い頃はあまり有り難みがわかってなかったと言う熊哲センセーですが、バレエを深く知るほどに、バレエリュスの偉大さも分かってきたそうです。センセーのバレエリュスコレクションも紹介されておりますよ。

Wikipediaによれば、ニジンスキーの妹、ニジンスカもロイヤルバレエの為にいくつか振り付けを行っていたそうですね。まあ、ミハイル・フォーキン、ジョージ・バランシンなどバレエリュスの振付家達が、ヨーロッパやアメリカで活躍したことを思えば、今日のバレエへの影響は計り知れないものがあるんです。

と、ここで私が声を大にして言いたいのは、

バレエの影響を強く受けているフィギュアスケートだって、当然バレエリュスから、かなりの恩恵を受けいているぞっ

と言うことなんですっ!

まだスケヲタを名乗れない知識量と経験値の私がざっと思い浮かべただけでも、

火の鳥(町田樹他)
シェヘラザード(浅田真央他)
牧神の午後(カロリーナ・コストナー他)


と出てくるんですから。ちなみに、シェヘラザードを作曲したリムスキー・コルサコフは、主宰ディアギレフの音楽のお師匠さんでありますが、これらのプロはバレエリュスが無かったら、存在しないのですよっ!そして、ズバリ「ニジンスキーに捧ぐ」と題された、プルシェンコ選手のプロもあります。芸術点で全員満点という記録を、フィギュアの歴史に残しました。そう、フィギュアとバレエリュスの接点を探せば、いくらでも出てきそうです。



なぞと思いを馳せながら、まっちーの火の鳥@埼玉アリーナを見直してみたりして、ワタクシは展覧会に行く前に気持ちを盛り上げているのでございます。



その一方で、先日「SONG TO SOUL」を見てたら、デヴィッド・ボウイーの「ジギー・スターダスト」の話してて、かつての恩師リンゼイ・ケンプ(パントマイム)が出てたんです。私も昔、リンゼイ・ケンプ・カンパニーの「真夏の夜の夢」を見た事がありますが、確かニジンスキーをテーマにした演目もやっていたような、、、。番組のインタビューでは、「舞台はアートの実験場」と言い、「自らが鳥になったり、風や、木になったり」というレッスンをしていました。

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と言った映像を見ながら、こ、こ、これはやはりバレエリュスから何かを受け継いでいるよーな?とゾクゾク。ケンプは「ディアギレフはジャン・コクトーに”私を驚かせてみなさい”と言ったが、私は彼(ボウイー)の舞台を見て驚愕したよ」なんて、話していたのでありました。

で、リンゼイ・ケンプの弟子と言えば、もう1人思い浮かぶのがケイト・ブッシュです。そ、そう言えば、彼女のPVでコンテンポラリーとゆーか、モダンダンスな映像があったのを思い出しましたわ。「Running Up That Hill」です。



リアルタイムで見てた頃はダンスなんて全然分からなかったんですけど、今見直すと、チョーカッコ良いですわ。

ってな具合に、バレエ以外の場所でも、バレエリュスの痕跡を感じる表現は沢山あるのですね。なので、フィギュアスケートファンも、ロックファンも是非バレエリュス展へ行ってみてくださいまし~!

と言ったところで、1987年残された資料から、バレエリュスの「春の祭典」を復刻した動画がYouTubeにありましたので、紹介しておきますね。、映画「ピナ」でもフィーチャーされていた、ピナ・バウシュ版と合わせてどうぞ。





おおっ、内股で飛び跳ねてます。これはかなり衝撃的だったことでしょう。「ピナ」を見た時は、このバレエリュス復刻版を全く知らなかったのですが、そうか、ニジンスキーあってのピナだったのですね。と、感慨に浸ったのでございました。

そして、今更ですけど、ストラヴィンスキーの音楽は、今聴いても新鮮な驚きがありますねえ。何かパーカッション的に聴こえる管弦楽とでも言いましょうか?打楽器の使い方と、それを強調するような管弦楽は、舞台の原始宗教的内容とシンクロしてるんでしょうけど、クラッシック界におけるファンクミュージック的な驚きがあったのでは?なーーんて考えてしまいました。


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タグ: フランス コンテンポラリーダンス

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2014/05/26 09:20 yuccalina

日本人ダンサー達@ローザンヌ、そしてクラッシックとコンテンポラリーの関係

先日アメリカのプレシャス・アダムズさんを紹介した(記事はコチラ)ローザンヌ国際バレエコンクールの続きです。せっかく日本のダンサーが1位、2位、6位と選ばれたので、紹介しておきたいなと。

1位の二山治雄さん(17歳)はクラッシックでの高いジャンプ、柔軟性と繊細さで観客を魅了してましたね。演技後にブラボーの声も出てました。課題は「ラバヤデール」からソロルのバリエーション。



とても洗練された美しいバリエーションでした。ジャンプでも、ポーズでも体のしなやかさが際立ってたと思います。私が1つ気になったのはノーズシャドウ、あんなに入れなくても良いんじゃないかと。番組後半に前田紗江さんと一緒にゲスト出演した時の素顔を見ると、別段鼻が低い訳でもなかったんです。そういうメイクをすべき演目だったのかな?同じバリエーションを踊った子がいなかったんで、よく分かりません。

2位の前田紗江さん(15歳)さんもクラッシックでの安定した技術と音楽性が際立っていました。同じく「ラバヤデール」第一ソリストのバリエーション。



ジャンプにターン、ポーズ、トウシューズの使い方(特に後半のリピート)、全てが美しいですね。細かい繋ぎも正確で音楽とピッタリはまっています。そして彼女は手足が長く顔が小さくてと、理想的なバランスをしてます。欧米人のダンサーと並んでも遜色ない。フィギュアスケートの浅田真央ちゃんなんかを見てても思いますが、やはり見た目もかなり重要。前田さんも可愛らしい素顔の女の子でした。

そして、今回私が一番魅かれたのは6位加藤三希央さん(18歳)。三面記事的な話は余り好きではないのですが、狩人の兄、加藤久仁彦さんの息子さんだそうです。クラッシックは「白鳥の湖」ジークフリート王子のバリエーション。



これって浅田真央ちゃんのスワンでも、ちょこっと使われてた曲です。最後のステップシークエンス(黒鳥パート)の前に挿入されてましたっけ。

実はルックス的には1位の二山さんの方が私の好み(細面のスッキリ系)であるにも関わらず、踊っている姿では、加藤さんの方がより惹きつけられるものがありました。それは特にコンテンポラリーでして、とても生き生きとした表情で踊っていたのに、心を奪われたんです。気持ちを解放してるような、自然な笑顔ってホントに素敵。先の前田さんの動画見てても、舞台袖で緊張しながら、頑張って作ろうとしてる笑顔と、踊ってる時の表情では、明らかに後者の方が魅力的なんです。課題はリチャード・エアロック振付「ディエゴのためのソロ」。



コミカルな動きにも、良い雰囲気が出てますね。解説していたスターダンサーズバレエ団の小山久美さんも、加藤さんをとてもお気に入りな感じしました。「踊りに清潔感があって、表情がとても良い」って。

で、その小山久美さんのお話で、とても興味深かったのが、コンテンポラリーダンスについてです。ローザンヌが提携してるとあるバレエ学校の校長によると、授業はクラッシックとコンテを半々にするくらい、欧米ではコンテを重視する傾向にあるそうです。それは、クラッシックのルールから外れ自由な表現をすることで、クラッシックを踊るときに良い影響があるってことなんでしょうか。クラッシックの基本はとても大切な土台で、常に磨きをかけておきつつも、コンテで型を破ることで新たな発見があるとか。ちょうど「NHKバレエの饗宴」の話(記事はコチラ)で取り上げたのが、コンテンポラリー(島地保武)とクラッシック(酒井はな)のダンサーがコラボしたアルトノイと、コンテの世界で活躍する中村恩恵さんが、クラッシックの基本を大切にした振付したという「The Well-Tempered」でした。ルールの中で基本に忠実に踊るクラッシックバレエと、枠を取り外して自己表現するコンテンポラリーダンスは、相反する様でいて、互いに刺激し、高め合う関係でもあるんですね。

さて、番組では最後に、二山さん前田さんを迎えてのトークがありました。2人とも「コンテはまだ苦手で、自分をどう出したら良いのか分からない」って言ってましたっけ。特に二山さんのコンテに関しては、まだクラッシックの枠から抜け出し切ってない印象が、私にはありました。ちょっと綺麗過ぎて、どこか遠慮がちに思えたのです。でも、それはこれから表現面での伸びシロが沢山あるってことかもしれませんし、今後色んなことに挑戦して、自分の世界を広げていって欲しいなと思いました。

二山さんはサンフランシスコ・バレエ・スクール、前田紗江さんは英国ロイヤルバレエ団附属の学校に留学が決定してるそうです。番組に出演されてなかった加藤さんはどこへ行くのかな?ネットの情報では、モンテカルロバレエ団(モナコ)の学校に留学中なので、そのまま1年プロ研修ではないかとのことですが。

前田さんの選んだロイヤルバレエには日本人ダンサーが複数所属してますし、スクールにも日本人は多いのかな?彼女の愛らしい雰囲気は、吉田都さんとも重なるものがあり、ロイヤルバレエで踊る姿が想像でき、とても楽しみです。

で、ローザンヌに英国ロイヤルバレエ、と言えばやはり思い浮かぶのは熊川哲也センセーな訳ですが、彼の伝説のパフォーマンスは今見ても驚異的です。



観客が演技中に思わず拍手してしまうのも当然って気がします。今回のローザンヌでドン・キホーテを踊った子が2人いましたが、熊哲のバジルを見た後では、やはりもの足りませんでした。

そう言えば、熊哲センセーもコンテンポラリーに挑戦してるのを、テレビで見たことあります。確か「情熱大陸」だったかと思いますが、中村恩恵さんの振付けだったんですよね。熊哲センセーもきっと、コンテから沢山のインスピレーションを得たんでしょうね。


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タグ: コンテンポラリーダンス

テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術

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