プロフィール

yuccalina

Author:yuccalina
自閉症の息子(14才)と、エンジニアの夫との3人暮らしのアラフィー主婦です。45才でヨガ指導者スクールを卒業し、現在地元で極々細やかな教室を開催。

一方、トランシルヴァニア(カロタセグ地方)の伝統刺繍、イーラーショシュのステッチを用いた雑貨『Yuccalina Erdő=ユッカリーナ・エルドゥ』の制作も行っています。

ミンネ・ギャラリーにて作品展示中。

ブログでは主にハンドメイド、ガーデニングに加え、10代から親しんできたロック音楽に、映画、本等について綴っています。

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ユッカリーナのヨガ的雑記帳


2016/02/12 09:02 yuccalina

自分史上一番ザワついたインド映画『めぐり逢わせのお弁当』

私は多分、日本人の映画ファンの平均よりは、多くのインド映画を見てきたと思っております。一番最初に見たのは、20代半ばでサタジット・レイの『大地の歌』『大河の歌』『大樹の歌』のオプー三部作でして、その他『チャルラータ』『見知らぬ人』も見ました。非常に内相的で哲学的で、流石仏教を生んだ国インドだなっ!と唸ったものですが、その後結婚後30代半ば(1999~2000年)に住んでいたマレーシアでハマったボリウッド映画は、針が真逆に振り切ったような作品ばかりで、ビックリしたものです。

リアリティよりも分かりやすさとカタルシスを重視した作品が多く、そこに歌と踊りのミュージカルタイムが挟み込まれるお決まりのパターン。これまでブログで紹介してきた、女性の権利を主張する『マダム・イン・ニューヨーク』や、アスペルガー症候群の青年を主人公とした社会派の『我が名はハーン』でも、それは踏襲されてきました。しかし、この『めぐり逢わせのお弁当』では、全く無かったのですよ。



いや、そもそも映画が幕を開けたときから、画面の色調が押さえ目で、何か違うなー、と言う気はしておりました。フランス、ドイツとの合作だから?かどうかは分かりませんけど、何だかね、ヨーロッパ映画っぽい雰囲気を感じたと。

さて、ストーリーはwikiにありますし、先の予告編でも大体分かるので、詳細には書きませんが、ダンナとうまく行ってない主婦イラ(ニムラト・カウル)と、早期退職間近のヤモメで多分子供なしのサージャン(イルファン・カーン)が、誤配達されたお弁当をきっかけに文通が始まり、いつしか心を通わせると言うもの。

この概略を、私は予め知ってて見たのですが、その心の交流に恋愛的要素があったとは、あまり想像しておりませんでした。普通、男女の心の交流と言えば、恋愛と結び付くのは決して珍しくない、いやむしろ自然なんでしょうが、そこは何たって”インド映画”だったから、どこかで「有りえない!」と決めつけていたところがあるんですね。同時期に日本公開となった『マダム・イン・ニューヨーク』のイメージに引き摺られてたかもしれませんぐ。あそこでは主人公のシャシはフランス男の猛アタックになびかず、それが正にインドっぽいなー!やっぱり、インドは家族第一主義だよねー!とか思いながら、私は見ておりましまので。

ところが、イラとサージャンは

「ブータンは国民みんなが幸せな国。インドもそうだったら良いのに」
「貴女とブータンへ行きたいな」
となって、距離がどんどん縮まって、良い感じになっていく。

そして、ついには、

「私たちは会うべきなのよ」
と、イラからデートに誘う。

と言う展開に、私の心はかなりザワつきましたです。ヨーロッパ映画なら当たり前な展開だけど、これをインドで上映して受け入れられるんだろうか?と言う疑問というか不安?がが。なので、私には予告編の爽やかと言うか、ほのぼのしたナレーションとかに、かなり違和感があるんですわー。

いやー、私が知らんだけで、インド女性の恋愛観及び結婚観も変わってきてるのか?ザワザワ。
インドで公開された時の評判がとっても気になりますわー、ザワザワ。

ちなみに、この映画の動画にあったコメントに、ざっと目を通してみたら、明らかに憤慨してそうなインド人らしき(名前から判断)男性がちらほら。「インド女性はこんなイージーじゃない」とお怒りの模様。

と、男がイラつくのは分かりますけど、女性がどう思っているのかの方が、私にはとても気になるーー!インド女性らしき名前で、好意的コメントも見つかりましたが、そもそもインド人のコメント自体が少ないみたいで、インド人社会での評価がどうなのかは、も一つ分かりませんぐ。

この映画を素晴らしいと褒めてるのは、やはり欧米人が中心みたいですねえ。インドのみならず、イスラム教の国でも批判されそうな内容なんでそね。ま、それもこれも、男側の論理しか表には出てこないんじゃないかと思いますが。

しかし、批判を浴びるということは、この映画がインド映画界のみならず、インド人社会に一石を投じる、重要な作品になる可能性を秘めているのかもしれませんぐ。

結末は見る側に委ねられてはいるものの、明らかに駆け落ちを匂わせていましたからねえ。ザワザワ。

そのラストシーン、(結婚の印である)宝飾品を売り、
「娘が学校から帰るのを待って、夕方の汽車にのるわ」
というイラは明らかにサージャンの元へ行こうとしてるのが分かりますよ、ザワザワ。

「間違った列車に乗っても、正しい場所に着く」
という作品のキーとなるセリフも、イラの進むべき道を示唆してるようにとれます、ザワザワ。

そして何よりも決定的ではと思うのが、挿入されている映画音楽なんですね。主人公サージャンの名にちなんで、映画『Saajan』の曲が流れます。これ、日本公開もされてて、私はBS放送されたのを見ました。日本語タイトルは『愛しい人』ですが、サージャンの名前の意味も同じ。英語ならばDarlingでしょうか。日本語なら愛之助?かどーかは知らんけど、あまり一般的な名前ではなさそうです。

しかも、苗字がフェルナンデスと、明らかにキリスト教徒なんですよ。普通キリスト教徒のインド人は欧米人と同じようなファーストネームが殆どで、ヒンディ語の名前ってのはかなり珍しい。映画のなかでサージャンは自分のお墓を探しに行くシーンがあって、十字架が写されてましたので、キリスト教徒なのは間違いないでしょう。ちなみに、インドのキリスト教と言えば、あのフランシスコ・ザビエルが日本での布教活動の前後にインドに渡ってたのが有名ですね。苗字もラテン系のフェルナンデス、マルティネス、ぺレイラ等、私もかつて何人か知人がおりますた。

と話しが逸れてすみませんが、要するにこのサージャンという名前はかなり重要だと思うんです。孤独な生活をしながら”愛されてる人”という名前。そして、映画『Saajan』の主人公アマン(サンジャイ・ダット)はサーガルというペンネームの詩人で、彼のファンであるプージャ(マドゥーリ・ディクシット)と文通によって、お互いに惹かれあう、というのがあるんです。ですから、イラが上階に住む叔母に「サージャンの曲をかけて!」とせがんで、ウットリしながら聴き入るシーンは、映画『Saajan』と自分自身を重ね合わせてるのでは?と思えるのでした。

ちなみに私は、このイラが『Saajan』を聴く場面が一番ザワザワしますたよ。

マジか~?
惚れてまうやろ!なんか~い?

と言う訳で、挿入歌『Saajan』の動画をここで貼っておきますね。



途中でアマン(サンジャイ・ダット)が幽体離脱みたいになっとりますが、これは彼が想像してるシーンとご理解くださいまし。余談になりますが、主演のサンジャイ・ダット(既婚)とマドゥーリ・ディクシット(未婚)には、当時不倫疑惑があったことも付け加えておきます。

で、動画にもある通り、アマンは片脚が不自由という設定。しかも孤児だったという負い目がありました。親友であり、自分の育ての親の実子である義理の弟アカーシュ(サルマン・カーン)が、同じくプージャに魅かれていることを知ると、身を引いて、プージャとアカーシュをくっつけようとします。しかし、何やかんやあった末、最後はプージャと結ばれる。という映画『Saajan』の結末から考えても、『めぐり逢わせのお弁当』のイラとサージャンはやはり、、、となってしまいますね。サージャンが自分は年老いてて若いイラには相応しくない、と身を引こうとする場面もあったりしましたから。

そして、もう一つ。日本でもヒットした『きっと、うまくいく』のアーミル・カーンが主演した『Raja Hindustani』の曲も出てきました。

電車の中で子供達が音程を外しつつ

ぱるでし ぱるでし じゃなー ねひーーん

と歌うシーンが出てきました。意味は多分「外国へ行かないでーー!」

ってな感じでしょうか。『Raja Hindustani』は残念ながら見ておりませんが、タクシー運転手の青年(アーミル)とお金持ちのお嬢様(カリシュマ・カプール)の身分違いの恋物語だそうで、どう見てもハッピーエンドのお話です。



ちなみに上の動画では分かりにくいかもしれませんが、ヒロインのカリシュマ・カプールは唄ってる娘でも踊り子でもなく、洋装にサングラスかけてうつむいている女性です、念のため。

とまあ、イラとサージャンがくっつきそうな予感をさせる要素が、これでもか、と出てくるものの、ハッキリそうさせなかったのか、出来なかったのか?そこもやはりインド映画ならではなのかもしれませんぐ。

と、ザワザワした話ばかりになってしまいましたけど、サージャンを演じたイルファン・カーンが素晴らしいです。抑え気味の表情が、初老男性の悲哀を感じさせて、私的にはかなり”萌えーー”ですた。『ライフ・オブ・パイ』に出てた俳優さんなんですね。覚えておこうっと。主演の男女がボリウッド映画にありがちな、人工的な美しさをまとっていないのが良いっ!ですし、町の風景にもリアリティがありました。

どうしても恋愛の方に気持ちが持って行かれそうにはなりますが、イラとの文通によって、サージャンの見る世界が違って見えてきたこととか、時間に追われ現代人が失ったものとか、お互いの人生を振り返ってみたりとか、色々と考えさせる場面が多いのも良かったです。

予告編はやはり日本語版じゃない方が、雰囲気が伝わりそうなので、最後に英語字幕付きのを貼っておきますね。





あと、ミュージカルシーンはなくても、音楽の使い方が素敵だなあと思いました。特にお弁当の配達人達が電車の中で、手拍子だけで歌う姿がとても良かった。私がオープニングとエンディングに上品さを感じたのは、多分のこの音楽のお蔭かもしれません。何だかんだザワザワしつつも、私の好きなタイプの映画であることに間違いありません。


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タグ: インド

テーマ:インド映画 - ジャンル:映画

2015/12/18 11:55 yuccalina

進化した?インド映画『マダム・イン・ニューヨーク』

昨年日本でも公開されて評判だったインド(ヒンディ)映画『マダム・イン・ニューヨーク』をCSで見ました。インド映画と言えば、シャールク・カーンがアスペルガーの青年を演じた『マイ・ネーム・イズ・ハーン』(記事はコチラ)以来ですが、こちらも、従来のベタなインド映画の枠を越えた内容であり、同時に都合良く最後にはすべて丸く収まるハッピーエンドなとこがインド映画的でもあり、とても楽しめました。



私がインド映画にハマったのはマレーシアに住んでいた1999~2000年の短い期間でしたが、当事は単純に若い男女の恋愛ドラマや仇討ちモノばかりでした。ところがこの映画の主役は中年の主婦シャシ(シュリデヴィ)。もっと尊重されたいと願い、姪の結婚式での渡米を機に、コンプレックスだった苦手の英語を克服すべく、一念発起のチャレンジという内容。

以下、私が気になった点をいくつか紹介しようかと思います。

最後のスピーチで、シャシは”家族の大切さ”を訴えますが、これはインド映画で度々見られる重要なテーマです。家族は尊重しあい助け合うもの、家族が一番大事と言う意識が非常に高い。でも、その中での女性の立場を訴えたという点が新しいんです。結婚してて子供もいるシャシに言い寄るフランス男ローランは、インド人やパキスタン人のクラスメイトから罵られてましたが、家族の絆に横から入り込む奴なんて信じられん、という感じでしょうか。最後はどうやって収めるのかと疑問に思ってましたが、「あなたに口説かれたお陰で自分に自信を取り戻した」とは、上手く消化したと思います。

しかし、シャシのダンナ様が女性蔑視の酷い男的描写をされてますが、本当にそうなら、最後のスピーチで簡単に心を入れ換える訳ないじゃん、と突っ込みたくなっちゃった。まあ、それだけインドの男女差別は根深いそうで、それを真面目に描いてたら、キツいのでしょうね。なので問題提起も心理描写も雑でアッサリになるのも仕方ないか。ただ、この映画で溜飲を下げたインド女性が沢山いたのなら、とても意義深いことだと思います。バリバリのキャリアでなく、一主婦の不満から炙りだすことで、より共感しやすかったのでは?

それと、シャシがダンナに「なんで私と結婚したの?」と問うと、答えが「一目惚れだった」と言うくだりは二人が恋愛結婚だったことを意味してるのか、気になるところ。インドはまだお見合い結婚が多いと聞きます。何せ身分制度がありますからね。多民族・多宗教の国でもありますし、恋愛結婚するには、色々と大変そう。英語を必要とするビジネスマンをしてる男性のお見合いだったら、英語を喋れる女性を選ぶのでは?と思いました。ちなみにヒンディ語って文字はアルファベットと全然違うけど、言語学的にはラテン・ヨーロッパ語族だから、日本人が英語を学ぶよりはハードル低そうな気がしますです。

さて、映画の冒頭でアミタブ・バッチャン生誕70年の文字におおっ!となってたら、出演してたんですねえ。ニューヨーク便で隣に座ってた親切な老紳士です。かつては政界にも進出したインドの名優も、髭が真っ白でしたねえ。でも、頭髪はミョーな茶色で変でした。髪染はやはりヘナを使用でしょうか?しかし、バッチャンは年とってもデカいなあ。顔もデカいし。



ん?顔がデカいと言えば、、、私のインド映画指南書であったグレゴリー青山先生の『旅のグ』の中に、こんなくだりがありましたわ。

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そうそう、『マイ・ネーム・イズ・ハーン』の時にも思ってたのですが、この映画でも歌と踊りのミュージカルシーンには、クドさを感じませんでした。映像が何か小奇麗なんですよね。



私がインド映画に初めて遭遇したのは、80年代に渋谷のインド料理店『ラージ・マハル』で見た、何度もコピーして砂嵐が起きているようなビデオ。ブラウン管の粗い画面でしたが、その頃を思い出すと、インド映画も随分変わってきたなあと思います。インド映画もインド人以外の観客を意識するようになったってことかしら?例えて言うなら、モータウン・サウンドが白人の聴衆を意識して、余りファンキー過ぎないようにした的な?

と、話が少し外れそうなので、戻しましょう。主役のシュリデヴィについて。私がインド映画にハマってた時期には、既に主役の座を若手に譲ってたので、作品はあまり見てないんですけど、当時から「鼻を整形してる」と噂されてたんで、今回もやっぱ、ついつい鼻に目が行ってしもーた。うーむ、やっぱりタミル系(タミルナドゥ州出身)にしては、高過ぎないかい?ま、もし鼻が少々低かったとして、十分綺麗だと思いますけどね。元々タミル映画出身で、ヒンディ映画で力を持つカプール一族の息子ボニー・カプールと結婚。ヒンディ映画に進出した頃に、鼻を盛ったのではないか?ともっぱらの噂でした。ちなみに義弟(=ボニーの弟)アニル・カプールは『スラムドッグ・ミリオネア』でクイズ番組司会者、インドのみのもんた役をした有名な俳優さんです。

と言ったところで最後にもう一つ、インド映画好き的にツボったのは、パキスタン人のクラスメイトの名前がサルマン・カーンだったこと!クラスメイトのインド男がクスクス笑ってましたが、私も笑っちゃったよ。インド映画界には三大カーン男優ってのがおりまして、一人は最初にチラッと名前を出したシャールク・カーン。もう一人、こちらも日本で評判だった「きっと、うまくいく」のアーミル・カーン、そして残りがサルマン・カーンなんですわ。

つー訳でサルマン・カーンとシュリデヴィの共演動画(ミュージカルシーン)で話を閉じることにしましょう。1994年『Chand Ka Tukda』より。



いやー、『マダム・イン・ニューヨーク』のミュージカルシーンと比べて、何とクドいことか!洋服のシュミも悪い!このディープさこそ、私的にはザッツ・インド映画なんですがが。繰り返しになりますが、最近のはアッサリしてきたと言うか、良く言えば洗練されてきたってことなんかなあ?まあ、グレゴリー青山先生が描いてた”インド人俳優の顔のデカさクドさ”自体が、段々と薄れてきてるような気もしますね。


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タグ: インド

テーマ:インド映画 - ジャンル:映画

2015/05/29 08:50 yuccalina

神保町で会いませう(3)~プチ・エスニック・エリアと『マンダラ』のランチ

チェコの藍染展、ポーランド映画『パプーシャの黒い瞳』に続き、神保町散策話の続きです。

映画の後は1人でランチを取りました。外食する機会は余り多くない生活ですので、何にするかじっくり考えたいところですが、私は岩波ホールの裏側にあるプチ・エスニック・エリアが好きなんですよね。タイ料理が2軒、シンガポール、インドと、何故かエスニック料理店が4つ固まってるんですわ。東京メトロ神保町駅にも近くて、便利ですしね。

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後で調べて見たら、4軒とも同じ『西インド会社』が経営しているそうです。なるほど。

2年前に『最初の人間』を見た後はシンガポール料理『マカン』で食べたのですが、今回はインド料理『マンダラ』を選択。ジプシーの映画を見た後だから、一番近そうなインドを選んだ、と言う訳でもないのですが、ここは以前から気になってるお店だったんです。

中華料理『多味屋』の地下で、一見見過ごしそうですが、

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メニュー写真は結構高級な雰囲気です。

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店内も小奇麗な感じで、価格設定も少し高めかな?って、あくまでも私の地元と比べてですが、、。どれもカレーが1種類でドリンク無しなのがなあ、、。

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私は一番安いCセットで、カレーは野菜を選びました。インド料理は油分が多いため、腹持ちが良過ぎて、私は昼でも食べ過ぎると、夜までお腹が苦しかったりするんですよね。

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ナンもカレーも小さ目に見えますが、ワタクシには充分な量でした。それでも、やはりデザートよりもドリンクを付けて欲しいなあ。私にとっては食後のチャイが、インド飯の楽しみの一つですから。

で、カレーについてですが、私は野菜を選ぶ事が多いんです。チキンやマトン、豆、キーマと言ったカレーは、どこでも具が殆ど変りばえしないのですが、、野菜カレーはどんなのを入れてるかで、結構お店のカラーが出ると思うからです。まあ、普段はカレーを2種選べるようなランチを食べる事が多いから、ってのもありますが、、。

カレーのベースはクリームたっぷりでココナッツ又はカシューナッツが入ってそうな甘さと舌触りがあります。これまで食べた中では一番クリーミーで濃厚。やはり北インド風?そして、具は揚げた茄子、ピーマン(緑)とトマトでした。針生姜のトッピングが私的にとても嬉しい。

これは初めてのパターンで、とても新鮮に感じましたわ。これまで食べた中で、圧倒的に頻度が高い野菜は、ジャガイモ、ニンジン、インゲンで、時々大根、オクラ、カリフラワーといったところ。茄子とピーマンとトマトでは、同類の野菜ばかりで、バランス的にどーなの?と思えなくもないですが、「季節の野菜」ならこれでOKですね。ちなみにトマトって、具でなくカレーベースに入れてる店が多くて、カレーが全体的に赤っぽいのは殆ど入ってるのではないかしら?例えばバターチキンは、赤いのと黄色いのと二つのタイプに分かれますが、前者はトマトの色なんですよね。って自分で作ってみて気が付きました。

一方、主食はナンかナン+小イエローライスしか選べないのが残念でした。私はイエローライスが大好きなんですが、両方だと絶対食べきれないので、仕方なくナンに。しかし、味は結構好きなタイプ。ナンの美味しさって、ギーの美味しさだと思います。なので、きっとイエローライスの味もよさそうな気がしますわ。

もしかしたら頼めばライスオンリーに出来たかもしれません。次の機会(また岩波ホールか?)があれば、是非食べてみたいです。


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タグ: エスニック インド

テーマ:アジア・エスニック料理 - ジャンル:グルメ

2014/11/19 13:01 yuccalina

レオナール・フジタの晩年とデイヴィス&ホワイトのアイスダンス

先日、藤田嗣治の評伝を紹介した記事(コチラ)で、日仏合作映画『FOUJITA』の動画を貼りましたが、その時偶然、過去のテレビ放送の動画を見つけてしまいました。テレビ東京『美の巨人たち』2008年の放送のようです。俳優の小林薫がフランス北部のランス(Reims)にあるフジタ・チャペルを訪ねています。私も1990年にここを訪ねたのですが、全く気が付かなかったことが色々ありますね。外に立つ可愛らしい石像とか、全然覚えていませんでしたよ。

そんな中でも一番印象深かったのが、礼拝堂の壁画に描かれた人々の手にまつわるお話(19:19あたり)。



描かれた人々はキリスト教徒の祈りのポーズとは違う、様々な形で手を組んでいます。フジタのアトリエから仏像の手が残っていて、相当研究をしていたのでは、と紹介されてます。また、チャペルに平和という名前を冠したこと、それは単なる信仰心だけでなく、平和への強い思いがフジタを駆り立てたのではないか、とも。

次回予告で「藤田が訪ねていたマティスのロザリオ礼拝堂」というのも気になるところですが、残念ながら動画は見つかりませんでした。

それで、藤田が描いた仏像の手についてなんですが、ムドラー(印相、手印)はヨガでも、集中を深めるために使われます。特に親指と人差し指で輪を作るOKサインのような「チン・ムドラー」が有名かな?考えてみれば、大仏も菩薩像も皆ムドラーを組んでいたんだわ、と今さら気が付いた訳です。

<手の描き方に仏像の影響が見える壁画(右から2人目は君代夫人)>
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先日の記事では藤田が日本人ならではの価値観で絵を描こうとした話をしました。印度と支那を源流に持つ日本文化への誇りを、自ら語っていたこと。礼拝堂の壁画のなかにムドラーを描き込んだのは、やはり日本国籍は捨てても、その美意識を持ち続けていたのではないか?と、私は何だか嬉しくなってしまいました。

しかし、考えて見れば、キリスト教と仏教が全く関係無いのかと言えば、そうでもないんですけどね。オーム(AUM)とは勿論あのテロ集団のことではなく、ヨガのマントラ(真言)の1つについてですが、それは宇宙を意味していて、キリスト教のアーメン、イスラム教のアミーンの元になっていて、日本の「阿吽(あうん)」も同源と言われていますから。世界の平和を祈った藤田が仏教のムドラーを入れ込んでいたことは、私にとってはとても感慨深いものがあります。

さて、ムドラーと言えばインドの伝統舞踊でも使われてます。色々と組み合わせて言葉を表現するところは、フラとも通じているのが興味深いところですが、インド映画のダンスシーンでも組んでいることが多いです。細かい意味については、不勉強なのでここでは紹介できないのですが、最後はそのインド映画とフィギュアのアイスダンスが融合した動画を紹介して、終わりにしたいと思います。ちなみに、藤田嗣治に始まり、インド映画を通ってアイスダンスに着地する。これがワタクシのブログの持ち味です。



デイヴィス&ホワイトの09-10年シーズンのオリジナルダンス。二人ともインド映画の大ファンだそうで、指先を見ればしっかりムドラーを組んでいました。メリル姉さんは額のビンディもお似合いですね。


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タグ: フランス インド ヨガ

テーマ:art・芸術・美術 - ジャンル:学問・文化・芸術

2014/07/01 08:45 yuccalina

スパイシーフードの季節

関東の梅雨明けには、まだもう少しかかりそうですが、夏の訪れと共にスパイシーフードを解禁するブログ主です。アーユルヴェーダ的食生活を細々と実戦する為には、暑い土地の食べ物は暑い季節に食べたいと。夏野菜が旬の方が、断然美味しいのです。

そんな訳でそろそろ、エスニックフードのレトルト等を購入し始めましたので、紹介しようかな。って、レトルトがアーユルヴェーダと反してるのは、取りあえず置いといてくださいませ。

おっと、その前に、ダンナがインドとタイの出張者から貰ったというお土産をちょっくら紹介。

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左はインスタントのカレーヌードル。右が鶏肉と水だけあれば、バターチキンカレーが出来ちゃうインスタントのカレーペースト。インスタント麺の方を実食してみましたが。

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なーんか、全然インドカレーっぽくなくて、ガッカリでした。それにインド人には石臼でオリジナルスパイスを調合してて欲しい、という勝手な思い込みがあるので、インスタントのペーストも、使ってて欲しくない、と思ったりもしてね。

そしてこちらが、タイのトムヤムクン味プリッツ。

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これは中々イケました。結構好き。日本で出してもソコソコ売れるような気がしますよ。

んで、ここからがワタクシの一人ランチに活躍しそうな、日本で出ているエスニックのレトルトシリーズでして、先ずは無印良品のカレーです。これまで、バターチキンや野菜カレー、キーマカレーを紹介しましたが、まだまだありますよ。左から、ホウレンソウのパラック(サグとも言いますね)チキン、シンガポール風スープカレー、タイのマッサマンです。

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自家製イエローライスと合わせて、パラックを食べてみました。

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クリーミーで辛さもちょうど良い。バターチキンに続きこちらもヒットです。タイのマッサマンも、コクがあって美味しかったですよ。

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そして、シンガポールカレー。

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独特の酸味があって美味しいです。最近買ったボレスワビエツのボールで食べてみました。オサレなカフェで出てきそうな雰囲気?

お次は缶詰ですが、ツナ缶で有名ないなばの「タイカレーシリーズ」は、種類がドンドン増えてます。

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ちょっと甘過ぎるので、私はいつも何か野菜とナンプラーを足しているのですが、お手軽に本格的な味が楽しめて重宝しております。しかし、いつの間にかトムヤムチキンなんてのもあって、「ツナ」が無くなってるじゃないですか?いなばは一体どこに向っているのでしょうか?

とか思ってたら、ニッスイとマルハでも似たような缶詰を出しているようです。

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ムムッ?それほどタイカレーの人気が出てきたってことなんでしょうか?それとも日本とタイの間での経済交流を押す大きな力が働いているのでしょうか?ちょっと気になりますねえ。例えば、ブラジルのワールドカップと五輪が決まって以来、ブラジル由来の食べ物を矢鱈と流行らそうという動きは明らかでした。アサイ―、マテ茶などを一般的に広めようって、ゴリ押ししてたと思うんですよ。この缶詰業界の動向の裏にも何かあるのかなー?なんて、勘繰りたくなる今日この頃です。


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タグ: インド エスニック

テーマ:アジアンエスニック - ジャンル:グルメ

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